白銀の討ち手   作:主(ぬし)

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これにて『白銀の討ち手』第一部、完ッッッ!!


3-7 希望

 波一つない久遠の海に仰向けになって浮かんでいる不思議な感覚。音など聞こえず静穏としているが、決して寂しさは感じない。自分はどうなったのかと考えるが、意識もはっきりとせず、思考もうまくまとまらない。……ああ、きっとこれが死の世界だ。もっと凍えていて寂しい場所だと思ってたけど、やけに温かくて穏やかな場所だ。誰かが手を握ってくれているような、そんな錯覚までしてしまう。

 

「―――ぅじ、悠二」

 

 シャナの声が聴こえる。悠二、とボクの名を呼んでいる。なぜ聴こえるのだろう?ボクは死んだはずなのに。これが死ぬ間際に見る幻聴なのだろうか?だとしたら、ずいぶんとサービスがいい。

 

「本当に悠二なの?ねえ、答えてよ……!」

 

 グラグラと肩が揺すられる。ゴリゴリと後ろ頭が地面に擦れてとても痛い。幻聴でも、もう少しボクを気遣ってくれてもいいと思う。

 

「……うう。シャナ、お願いだから、起こすならもっと優しく起こしてよ。いつも言ってるじゃないか」

 

 息を呑む気配とともに揺れがぴたりと止まる。でもまだ後頭部がひりひりする。痛い―――痛い?痛みを感じているのか、ボクは?なら、もしかしてボクは、

 

「―――生きてる?」

 

 鉛のように重い瞼をなんとか持ち上げて、茫洋とした目で辺りを見回す。ずいぶんと荒れたところに寝かされている。そこら中の道路や建築物がまるで空爆にでもあったかのように業火に燃えて消し屑と化している。灰燼と呼ぶに相応しい惨状だ。どうしてこんなことになったのかと疑問に思って、自分がやったんだと他人事のように思い出す。とすると、ここはボクが“白銀の討ち手”サユとしてシャナたちと戦った場所……?

 

「ああ、お前は生きている」

 

 もう聴くことはないと思っていた、地鳴りのような低い声。その声はホッとした安堵に満ちて、そしてどこか満足気だ。

 

「テイレシアス?どうして、ボクはたしか……」

 

 靄がかかったような視界に、人影が映る。ボクを囲むようにして四人の人影が膝を突いてボクを見下ろしている。目を凝らしてそれが誰かを探る。ヴィルヘルミナさんと、マージョリーさんと、悠二と―――シャナ。皆が心配そうな瞳でボクを見ている。なぜだろう?ボクは彼女らにひどいことを……。

 

「お前は過去の悠二に救われた。お前が機知に富んでいたように、過去のお前もまた才知に長けていたのだ」

「悠二に……?」

 

 悠二の方に目をやると、朗らかに破顔して微笑を返してくる。ボクが悠二に救われたとはどういうことだろう?ボクの腹部にはたしかに『贄殿遮那』が突き立ったはずなのに。痺れる手で腹を擦って傷を確かめようとして、違和感に気づいた。そこにはなんの傷もない。ただ痛みの残滓があるだけで、かすり傷一つ見当たらなかった。

 状況をまったく飲み込めないボクが混乱していると、テイレシアスが苦笑しながら一部始終を話してくれた。

 

 

 ‡ ‡ ‡

 

 

 シャナが矢の如く驀進し、サユとの距離を一瞬で縮める。その瞬き一つにすら満たない刹那の時間の中で、悠二の思考は目まぐるしく回転していた。

 最初は疑問からだった。

 サユの力を以ってすれば自分を一瞬で切り裂いて『零時迷子』を奪うこともできたはずだ。なぜそれをしなかったのだろう。サユとの一対一での戦いで、悠二は思った。まるで自分を鍛えているようだと。もしも、その直感が正しければ?

 そう仮定すれば、戦いの中でサユが見せた安堵の微笑にも説明がつく。シャナの弱点を突き、常にギリギリのところで圧倒していた。しかし、決してトドメは刺そうとはしなかった。本当にシャナを殺すつもりだったのなら、最初から『アズュール』を使ってシャナの意表を衝くなりして、そこを攻撃すればよかったはずだ。でもしなかった。

 とどのつまり、サユはシャナと自分に()()()()()()()()()()のだ。

 炎の翼から眩いフレアを放出させて敵に迫るシャナの背中越しに、サユの表情が目に入る。一向に防御や回避に移る気配を見せない彼女の表情は、まるで小走りで駆けてくる愛おしい人を抱き締めようとしているかのような柔和な微笑みだった。そこでようやく、察知能力に長けた悠二はサユに存在の力がまったく残されていないことに気がついた。

 

(まさか、あの娘は最初から殺されるつもりで―――!?)

 

気づけば、声を張り上げて叫んでいた。

 

「シャナ、殺しちゃダメだ!!」

 

 悠二の思考はたしかに常軌を逸して速かった。しかし、一度撃ち出された銃弾は止められない。弾丸と化したシャナは非情なまでの加速を続けた。

 

 

 

 悠二が叫んだ、殺してはならないと。それにはなにか理由があるに違いない。私はそれを信じる。

 シャナが瞬時の判断で急速に後方へ流れいく地面に足先を突きたてて減速を試みる。が、自らの全力の一撃を相殺するには至らない。ガリガリと大地に二条の傷跡を刻みながら、シャナの速度はなおもあがり続けた。一方、こちらが躊躇いを見せたのに、“白銀の討ち手”は回避も防御も行おうとしなかった。

 

(どうして、避けないの!?)

 

 減速の努力虚しく、ついに『贄殿遮那』の切っ先が無防備な少女の腹に深々と突き刺さる。ズブ、と生身の人間の肉を抉る嫌な感触が手に伝わり、それが自分と瓜二つの人間であることに、シャナは思わず目を逸らした。

 ふと、囁くような小さな声が聴こえた。

 

「シャナ、ありがとう」

「え―――?」

 

 自分と同じ声質のはずなのに。だというのに、その優しい声はなぜこんなにも()に似ているのか。

 『贄殿遮那』はその威力を微塵も衰えさせることなく着実にサユの身体を抉っていく。皮膚を破り、筋肉を裂き、内臓を破裂させ、骨を砕く。それはいつもなら勝利を確信させる手応えなのに、今はどうしようもない悪寒を背筋に奔らせる。

 お願い、誰か止めて、とシャナが強く願う。

 

 その願いは、どこからともなく現われた桜色のリボンによって叶えられた。

 

 シャナの胴体に巻きついた力強いリボンが岩のようにグッと引き締まり、一瞬にしてスピードを相殺する。それが誰のリボンなのか、シャナには考えるまでもなく理解できた。

 

「ヴィルヘルミナ!」

 

 振り返れば、いつになく表情を強張らせたヴィルヘルミナがリボンを手にして上空から軽やかにに着地していた。見上げれば、神器グリモアに乗って闇夜に群青色の弧を描くマージョリーの姿もあった。ついに結界を突破してきたのだ。

 戦闘機の曲芸飛行のように急旋回して地上に滑空するグリモアからマージョリーが飛び降りる。重力を感じさせない動きで華麗に降り立ったマージョリーだったが、『贄殿遮那』が胴体に突き刺さったサユを見て顔を青くする。もはやサユの意識は失われ、瞼を閉じた表情は青ざめていた。全身から力が抜け、風を失った旗のようにぐったりとしている。いかに頑強な肉体を持つフレイムヘイズでも、致命傷を免れないことは明白だ。シャナが焦り、ヴィルヘルミナに助けを求める視線を送る。今、焦って『贄殿遮那』を引き抜けば間違いなく鮮血が噴き出して数秒と持たずに失血死してしまうだろう。だが、このままでもいずれ失血して死ぬのは明らかだ。シャナには誰かを回復させる能力はないし、治療の手段も持っていない。

 

「“()()”、気をしっかり持つのであります……!」

 

 シャナの視線に先んじて、焦燥を隠さずに走り寄ってきたヴィルヘルミナがリボンでサユの腹部を締め付けてこれ以上の失血を防ぎ、『贄殿遮那』をゆっくりと引き抜いて横たえさせる。またたく間にリボンがどす黒い血色に染まり、血の気の失せた小さな口からごぼりと大量の血が溢れ出す。それを見たヴィルヘルミナの唇がいつになく感情を表にしてわなわなと震える様子に、駆けつけてきた悠二も顔を蒼白に染める。

 

「“白銀”!……“贋作師”、貴様、なぜ己のフレイムヘイズを回復させない。見殺しにする気か!」

 

 アラストールが強烈な怒気を孕んだ怒声で咎める。それに対し、テイレシアスは落ち着き払って静かに応える。

 

「もう、我らに存在の力はこれっぽっちも残されてはいない。それに、我がフレイムヘイズは最初からこうするつもりだったのだ」

 

 それは、戦いの前にアラストールと激しい言葉の応酬を重ねた者とは思えない、まるで愛しい死者を追悼するような厳かな声だった。

 

「お前たちをより強くする。そのために自分が殺されることも厭わない。それがサユの願いであり、決意だった。俺はそれを尊重すると誓った。まさか、最後に()()()()()()()()に看破されるとは思ってもみなかったが……」

 

 テイレシアスの告白に、シャナもアラストールも愕然とした。自分たちが手の平の上で踊らされていたということよりも、この強敵が殺されることを受け入れていたということに。

 その理由を問い質そうと口を開こうとして、真横から放たれたマージョリーの怒声に遮られる。

 

「ふざけんじゃないわよ!それでアンタらが納得できても、私はちっとも納得できないのよ!」

 

 声を荒げるマージョリーの姿を見慣れていない他の者たちが唖然とする中、マージョリーがテイレシアスに詰め寄る。冷たくなってゆくサユの頬をそっと撫でる。時間がない。

 

「それに……あんたも、本当はこの娘を失いたくはないんでしょ?」

 

静かな、しかし強い問い掛け。本心を突かれたテイレシアスがハッと息を呑む。

 

(そうだ。俺は常に、俺がやりたいと思うことをやってきた。何者にも縛られなかった。何者にも。ならば、今も同じように、やりたいようにやればいいではないか……!)

 

「―――坂井悠二、お前の存在の力を寄越せ!お前のであればぴったり適合する!俺なら、この傷を治せる!」

「あ、ああ!わかった!」

 

 安堵に頷くマージョリーの傍らで、悠二がサユの手を握る。ひやりと冷たい小さな手に焦燥を感じながら、意識を集中して循環する存在の力をイメージし、その流れをサユに向ける。存在の力は、まるで自分の身体のように驚くほどすんなりとサユの身体に馴染み、吸収されていく。途端、白い炎がサユを包み込んだ。澄んだ金属の音色を立てて、白銀の戦装束が飛沫の如く飛散する。テイレシアスがそれらの維持に使われていた存在の力も根こそぎ傷の修復に回したのだ。見事な拵えだった戦装束がなくなると、そこには見るも無残な状態になった紺色の給仕服を着た少女がいた。悠二にはその姿がどうしようもなく儚げに見えた。

 握る手の平に温かみが戻ってくる。血の気を失っていた青白い肌は元の健康そうな白い柔肌に戻っていく。腹の傷も見る見るうちに癒えて、皆の顔に安堵の表情が浮かんだ。

 傷が癒えるのを確認したシャナがヴィルヘルミナとマージョリーにさっと目を転じる。それは説明を要求する視線だった。その清冽な眼差しを、ヴィルヘルミナは珍しく目を背けて直視出来なかった。それを見たマージョリーはひどく困惑し、苦い顔をした。古くからの友人が、何か途方もない秘密を押し隠していることを悟ったからだ。だが、誰かが説明してやらなければ、この少女は絶対に引き下がらない。マージョリーは小さくため息を吐いて気を整えると、意を決してゆっくりと口を開く。

 

「その娘はね、」

 

一呼吸だけ置いて、シャナの目をまっすぐに見据える。

 

「―――未来の坂井悠二なの」

 

 

 ‡ ‡ ‡

 

 

「……そっか。ばれちゃったのか」

 

 テイレシアスの説明を聴いてようやく把握できた。ボクが坂井悠二で、どんな最期を迎えて、どうしてこの姿になってここにいるのかも、全てばれてしまった。ボクが二人を襲った理由も、テイレシアスが話したという。ヴィルへルミナさんに支えられながら重たい半身をどうにか起こして、目の前に膝をつくシャナを見つめる。その瞳は明らかに戸惑いの色に染まっていた。ボクが坂井悠二だと聴かされれば、当然だと思う。なんと言えばいいのかわからないけど……とりあえず謝っておくべきだと思った。

 

「ごめん、シャナ」

 

 シャナの肩がびくりと震える。それに思わず苦笑してしまいそうになるのをなんとか我慢して、言葉を続ける。

 

「ホントは知られたくなかったんだ。シャナはきっと悲しむと思ったから」

「……本当に、悠二、なの?」

 

 震える声とともに小さな繊手がボクの顔に伸ばされ、優しく頬を触れられる。ああ、シャナの手だ。二度とこうして触れることはできないと思っていたのに。シャナの瞳をしっかりと見つけて返事をしようとしているのに、視界が涙でぼやけてシャナの顔が見えない。熱い感情が胸の内から込み上げてきて、喉がしゃくりあげ、声が震えてしまいそうになる。笑顔を作ろうとしているのに、うまく作れない。くそ、かっこ悪いな。

 言葉が途切れてしまわないように、一文字一文字ゆっくりと紡いでいく。

 

「うん、そうだよ、シャナ。ボクは―――坂井、悠二だ」

 

 シャナの綺麗な目から流れ出た一筋の涙が頬を伝う。その頬に手を伸ばして、そっと撫でた。とても温かい涙だった。迷いからも苦悩からも解放され、胸の内のすべての疵が癒されていくのを感じる。

 ああ、きっとこれでよかったんだと、唐突に悟ったような気がした。手の平に伝わるこの温かさを噛み締めながら、ボクはずっとシャナを見つめていた。

 

 

 ‡ ‡ ‡

 

 

 御崎市でも群を抜いて高い高層ビル、依田デパートの屋上階で、ボクは一人で朝焼け前の街並みをぼうっと眺めていた。あの日、この場所で、シャナと一緒に戦って、フリアグネを倒した。完全に修復されたここにはその戦闘の名残は少しも残ってはいないけれど、目を閉じれば昨日のことのように一連の情景全てを思い出せる。

 不意に、地平線が胸を焦がすほど眩いオレンジ色を発した。空と大地の境界線から、もう見ることはないと思っていたはずの夜明けの光が差してくる。それは、この星ができてから毎日飽きることなく続けられてきた自然現象だというのに、ボクにはとても美しいものに感じられた。白い光が夜空を優しく抱き、癒やしていく様子は巨大なタペストリーのようだ。

 

「悠二」

 

背後から小さな声が聴こえた。

 

「なに、シャナ?」

 

 ゆっくりと振り返ると、そこには悲しげな表情をしたシャナがいた。ボクはそれに笑顔で応える。シャナが何を伝えたいかは察しがついていた。シャナは幾度か視線を泳がせて言い淀んでいたが、やがて彼女らしい強い意志を秘めた瞳で真っ直ぐにボクを見据えて、言う。

 

「私は、たぶん、悠二のことが好きだと思う」

「うん、わかってる」

「でも、私が好きな悠二はお前じゃない。お前が大事に想ってくれたシャナも、私じゃない」

「……うん、わかってる」

 

 悲しくはない。シャナははっきりと悠二が好きだと言ってくれた。この世界のシャナも、僕を認め、想ってくれている。それだけで、ボクは幸せだ。

 

「ボクは大丈夫だよ。ありがとう、シャナ。それに、ボクが君を好きになっちゃったら、()()()()()()に浮気だって怒られちゃうからね」

 

 ボクのニヤケ顔の惚気に、シャナは頬を可愛らしく桜色に染めて満面の笑みを浮かべてくれた。吹きこぼれるほどの至福が心に満ちて、ボクも負けじと心のままに朗らかな微笑みを返す。歓喜の余韻に浸りながら、踵を返して朝日に向かって歩む。防護フェンスがなくなった屋上の縁まで歩み寄ったところで、もう一度だけ振り返る。

 

「それじゃあシャナ、()()()()()()

「うん。またどこかで。サユ(・・)

 

 最後にそれだけ言葉を交わす。それだけで、ボクとシャナには充分だった。

 怖じることなくそっと地面を蹴って空中へと身を躍らせ、完全な垂直を維持したまま直線軌道を描いて落下する。

 

「さあ、どこへ行く?我がフレイムヘイズ」

 

胸元から響く、地鳴りのような低い声。

 

「そうだね。とりあえず、」

 

 背に意識を回し、自分の背で炎の翼が羽ばたく様子をイメージする。途端、夜気に冷えた大気を燃やして()()()()()()が背に顕現する。それを大きく羽ばたかせて揚力を掴み、一気に空へと舞い上がる。

 

「飛びながら考えよう!」

「ははっ!それはいい考えだ!!」

 

 

 

 

 純白の雲を突き破って遥か高空へと舞い上がっていく白銀のフレイムヘイズを、シャナは何の憂いもない笑顔で見送っていた。あれほどに悠二を夢中にさせられたのだから、きっと未来の自分は悠二に告白することができたのだろう。それはシャナにとって素晴らしい未来だ。後は、サユが示してくれたように、二人でもっと強くなればいいだけだ。

 

「私も、カズミに負けないように、頑張って悠二に―――」

「え?僕がなに?」

「ひゃっ!?」

 

 いつのまにか隣にいた悠二に、シャナが驚いて跳び上がる。意表を突かれた心臓が破れんばかりにばくばくと収縮する。

 

「シャナ?」

「あ、えと、その、だから……!」

「シャナ?炎髪灼()になってるよ。風邪でもひいたの?」

 

 そう言って優しく額に当てられた大きな手の平に、ぼん!とシャナの頭が爆発した。気がつけば悠二の内懐に滑り込んで、胴体に思いっきり寸勁を叩き込んでいた。「ちにゃ!」と潰れた蛙の悲鳴と共に悠二の身体が木の葉のように軽々と吹き飛び、防護フェンスを突き破って宙を舞う。

 

「うるさいうるさいうるさーい!!悠二のくせに―――って、あれ?悠二は?」

「たった今お前が吹き飛ばしたぞ」

 

 遠雷のように低い呆れ声。さあっとシャナの顔が青くなる。慌てて炎の翼を顕現させ、シャナも悠二の後を追って宙へと身を躍らせた。

 

 

 

 

 その様子を遥か高空から見ていた“白銀の討ち手”サユが、ぽりぽりと頬を掻きながら苦笑してぽつりと呟いた。

 

「……もう少し、ここにいた方がいいかもね」




加筆修正、楽しかったです。次回はドイツ編。お楽しみに!

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