白銀の討ち手   作:主(ぬし)

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『Fate/Imitation Sabre』なんですが、あの面白さは本当に異常。異次元レベルで面白い。当時も、もちろん今も、熱狂しております。ホームページの交流掲示板では、最新話が更新されるたびにファン同士が思い思いに妄想を書き連ねてて、時たま作者様が現れては次回に向けての構想をチラッと漏らしてくださって、それに一喜一憂しておりました。その時の僕のハンドルネームは『C&C』でした。いやはや、懐かしいです。本当に懐かしい。


1-8 敗北

 テイレシアスさんの台詞を理解できず、僕はその場に凍りついて立ち尽くしていた。

 

(僕は、戦えない……?)

 

 僕の根底を揺さぶった紅世の王の言葉を心の中で何度も反芻する。しかし、思い当たる節はない。そんなバカな、と笑い飛ばしたかった。だが、テイレシアスさんの口調はとても冗談を言っているようには思えなかった。シャナの振るう神通無比の大業物、贄殿遮那も持っているし、炎の翼も難なく出せる。さっきだって、この細身の脚でなんの苦もなくアスファルトを粉砕した。この身は人の何倍もの速さと膂力で敵を圧倒するだろう。そこらの燐子ならば、簡単に返り討ちにできるという自負に満ちている。だというのに……戦えないというのは何故なのか?

 僕が理解できずに黙っているのを見て、テイレシアスさんは「やはりな」とため息をつく。

 

「案の定、わかってはいないようだな。お前はその身体を過信している。いいか、坂井悠二。お前は(・・・)シャナ(・・)なのか(・・・)?」

「え……?」

 

僕がシャナか、だって?たしかにこの身体はシャナそのものだ。それがいったいどうしたというのか?

 

「テイレシアスさん、それはいったい、」

 

 

 どういうこと、と続けようとした瞬間―――唐突にそれ(・・)は起こった。

 

 

 ズン、という腹の底に響く重低音と、それに続いてやってくる震動。空気が氷結し、あれほど凶悪だった夏の熱気が突如降りた暗黒の帳に遮断される。巨大な半球に覆われるように周囲が暗黒の天に包まれる。驚愕のうちに見上げれば、街の一角を囲った闇空には見たことも無い紋様がプラネタリウムのように刻まれ、濃灰色(ダークグレー)に燃える炎がその紋様を怪しく照らしていた。賑やかだった街の喧騒がピタリと途絶え、息苦しいほどに陰鬱な静謐が広がる。道行く老若男女は完全に静止してマネキンと化す。まるで時が止まったかのような、世界から隔離された(・・・・・)という直感。手を差し出せば感じ取れそうなほどの緊迫感が大気に満ちている。僕はこの現象に何度と無く遭遇したことがある。これは間違いなく、

 

「封絶!?」

「そのようだな」

 

 “封絶”―――結界の内部を世界の流れから切り離すことで外部から隔離、隠蔽する因果孤立空間を作り上げる、紅世の住人の自在法。これが展開されたということは即ち、フレイムヘイズが戦闘を始めるか、あるいは紅世の(ともがら)が人間を襲って存在の力を喰らい始めるということに他ならない。この状況に、僕の記憶がありえないと叫ぶ。悠二は確かにダンタリオンらによる襲撃から一週間程度しか経っていないと告げていた。この街の様子も、破壊から立ち直り始めてわずかしか経っていないことは明白だった。僕が知っている限り、この日、街に堂々と封絶が張られたという事実は無かったはずだ。さらに、封絶は使い手によってそれぞれ紋様や炎に特徴がある。この封絶は僕の知っている誰のそれとも一致しなかった。つまりこれは、僕の全く知らない何者かによる封絶。僕の知っている過去とは異なる事態が起きている。僕の出現によって未来への時間の流れが変わってしまったのか。封絶から降り注ぐ檻のような凶悪なプレッシャーが飽和状態になりつつある思考をさらに焦らせ、こめかみが痛む。

 

「この封絶……まさか……!」

「ああ、お前が考えている通りだろう」

 

 周囲を見渡せば、この封絶の目的は嫌でも察しが着いた。休日の街には大勢の人間が千単位でひしめき合っている。存在の力を効率よく奪うのなら最適のタイミングだ。

この場所に偶然居合わせただけで人々は外の世界の住人に喰われてしまう。家族が、恋人が、友人が、理不尽によって亡き者にされる。平井ゆかりさんのように。―――僕のように。握りしめた手の甲が乳白色に染まる。

 

(止めなきゃならない!)

 

 封絶を外から発見するのはフレイムヘイズでも難しい。そもそもが隠蔽工作のために創られたものなのだ。自在法に秀でているマージョリーさんなら見つけられるだろうが、「こんな暑い日にわざわざ外に出るなんてアホらしい」なんてボヤいて今ごろは佐藤の家で呑み潰れているだろう。なら、僕以外に駆けつけられる者はいない。全身の筋肉が使命感に火照り、引き絞られた弓のようにざわめく。敵の存在を察知して臨戦態勢へ移行しようとしているのだろう。瞳の奥で炎が燃え、総身に力がみなぎって来る。

 

(心配ない。戦える。シャナなら、戦える)

 

 そう確信すると、僕は封絶の中心へと駆け出した。踏み込んだ一歩目は道路の舗装を踏み砕き、二歩目は店舗の屋根を穿つ。速く走ろうと意識すればするほど、顎が地面に触れるか否かと姿勢が低くなっていく。硬直する人々の間を紙一重の差ですり抜け、速度を寸毫たりと落とすことなくビルとビルの隙間をまたたく間に駆け抜ける。この身はまさに狂乱する疾風と化し、人々に害を為す悪食(あくじき)を倒さんと猛獣の如く疾駆する。速い、速い。でも、まだ速くなれる。絶大な信頼を寄せていたフレイムヘイズと同じ力を手にして、僕は武者震いに似た感覚を覚えた。

 

「……いいだろう。あくまで戦うというのなら好きにするが良い。敢えて止めはしない。だがな、坂井悠二。お前に忠告しておこう。俺はお前を気に入っている。しかし、お前がヘマをすれば俺は即座にお前を見限る」

「なっ!?」

 

 慄然として屋根から脚を踏み外しそうになるのをなんとか堪える。初めて聴く冷たい声で、紅世の王はなおも続ける。

 

「俺には大儀も使命もない。己の欲が満たされるのなら、人喰いにもなる。俺がお前と契約したのは、そうすることで俺の欲が満たされると踏んだからだ。お前と心中する気など毛頭ない。それをゆめゆめ忘れるな」

「……わかりました」

 

 その忠告は、僕に対する最終警告を孕んでいるように思えてならなかった。当然だ。彼もまた、今から戦おうとしている理不尽の権化の一人、紛れもない『紅世の王』なのだ。アラストールのように悪道に落ちた紅世の王たちを討滅することを目的としているわけでもなく、マルコシアスのようにひたすら戦闘を目的としているわけでもない。彼の目的は、多くの宝具の贋作を創ること。僕はそのために利用されているに過ぎないし、フレイムヘイズとは本来そういうものなのだ。一方は人間の復讐心を、一方は紅世の王の力を利用し、結果的に世界のバランスを保つ。だから、紅世の王は人間が役に立たないと分かれば簡単に切り捨てて、別の有望な人間を見つける。あらためて、自分が既知の常識から逸脱した外なる世界の『王』と契約したことを思い知らされ、頬を汗が伝い落ちた。

 

「おう、あれだな、この封絶の主は」

 

 その声に、正面に意識と目を凝らす。優れた視力は500メートルほど離れた空中に浮かぶ異変(・・)を容易に発見した。立ち並ぶビルを背景に、灰色の衣を幾重にも纏った女性が宙にピンで縫いとめられたかのように静止していた。ローマ彫刻を思わせる、優美なウエストラインを誇示する美貌の白人女性。その両手はまるで古代西欧の巫女が天からの祝福を望んでいるかのように優雅に拡げられている。しかし、彼女が見上げているのは暗黒の空であり、彼女の上空に描かれた自在式には次々に人魂のような光が吸い込まれていく。それが街の人たちの存在の力だと気づいた瞬間、

 

「やめろぉおおおおお!!」

 

 半身を捻るように背に手を回し、短い柄を掴んで一気に引き抜く。身の丈ほどもある分厚い刀身を持った大太刀『贄殿遮那』が稲妻のような鋭い輝きを放つ。贄殿遮那を上段に構え、僕は最後の跳躍を全力で実行すると眼前の敵へと一跳びで斬りかかる。僕に気づいていないのか、灰色の巫女は身じろぎ一つしない。刀身が彼女の細身を袈裟斬りにせんと翻り、

 

 

クスッ

 

 

「ッ!?」

 

 刹那、女の顔に浮かんだ亀裂のような微笑みに背筋を悪寒が走った。本能が警戒を呼びかけ、五感を超越した第六感が背後からの攻撃を察知する。後方へ向き直れば敵に背後を見せることになる。回避の余裕はない。こんな時、シャナならどうしたか。―――答えはすぐに出た。

 流水の流れを変えるように存在の力を自分の肉体ではなく衣服に浸透させ、変異させる。瞬間的に学生服が紺色から漆黒に染まり、太ももまでしかなかった裾が全身を隠すほどに広がる。学生服を基礎にすることで再現した『夜笠』だ。「ほう」と感嘆の息がペンダントから聞こえたが今は笑顔を返す余裕はなかった。シャナが使う本来の夜笠は、アラストールの翼の皮膜を部分的に召喚して外套にしているものだ。テイレシアスさんに翼があるかどうかは知らないがそれを尋ねる余裕がなかったので咄嗟の判断で創ったのだ。眼球が血走るほど夜笠に意識を集中させ、ギリギリまで強化する。直後、衝撃が総身を揺らす。すぐ背後で爆弾が爆発したかのような激震。

 

もう一人いたのか(・・・・・・・・)!)

 

 いつまでも止みそうにない炸裂音が連続して耳朶を突く。このねちっこい意図を隠さない打擲(ちょうちゃく)はただの遠隔攻撃ではない。別の敵が隠れていたのだ。気が付かなかった浅はかな自分への怒りをが募る。シャナなら、きっと気がついていた。一度押し負けそうになるが、歯を食いしばってその場でなんとか堪える。

 

「ぐぅッ───だぁあッ!!」

 

 倍返しにする気迫で疑似夜笠を叩きつけ、背後からの(・・・・・)もう一人の強襲者(・・・・・・・・)を弾き飛ばす。視界の端に吹き飛ぶ濃灰色(・・・)を捉えつつ、勢いを殺さず身体を回転させて贄殿遮那を横に一閃。存在の力を集めていた女を斬り付ける――――が、剛剣の刀身は何もない空間を横薙ぎにするだけだった。女も自在式も姿を消している。

 

「くそっ!」

 

 ぜえ、と大きく息を吐く。周囲を油断なく警戒しながら呼吸を必死に整える。おかしい。シャナなら、さっきの襲撃なんて軽々と跳ね返して息も乱さずに一瞬で二人とも切り伏せることができたはずだ。こんなはずでは、と不安にさせる焦燥感が足の裏から腰への這い登ってくる。

 

――――当たり前じゃないか。

 

ふと、心のどこかで別の自分があざ笑った気がした。その声を頭を振って否定する。

 

(まだこの身体を上手く使いこなせてないだけだ。大丈夫だ、すぐに慣れる。慣れてみせる!)

 

「ふ、ふふふ……あははははははは!!」

 

 女性特有の甲高い笑い声がビル群の間で反響する。しまった、これではどこから攻撃が来るかわからない。一旦態勢を立て直そうと翼を拡げて、

 

「―――させないわ」

「ぅあッ!?」

 

 今度ばかりは自分の身に何が起こったのか理解できなかった。視界の隅に雷のような光を視認した瞬間、横腹を強烈な衝撃が襲った。重く鋭い爆発音が鼓膜をつんざき、身体をくの字にひん曲げる。一拍置いて襲いかかるあまりの激痛と息苦しさに炎の翼を維持できなり、身体が急激に浮力を失う。くるくると錐揉みしながら落下し、そのまま頭から眼下の家屋に墜落した。瓦屋根をぶち破り、基礎の柱を破壊してフローリングにハエたたきのように叩きつけられる。

 

「――――……ッ!」

 

 鉄槌を食らったかのようなダメージに目眩がする。苛烈な刻苦に意識が溶融しそうになるのを歯を食いしばってなんとか踏み止まる。夜笠に目をやると、横腹の部分が完全に溶けてなくなっていた。坂井悠二だった頃の肉体なら今の攻撃だけで胴体を抉られてバラバラに吹き飛んでいただろう。想像してゾッとする。

 

「ぐぅ、ぁ、ぇううっ……!」

 

 立ち上がろうと四つん這いになって四肢に力を入れるが、口から嗚咽と涎が漏れるばかりで立ち上がることができない。肋骨に守られていない腹部を狙われたせいで、内臓にダメージが及んだに違いなかった。ボタボタとこぼれ落ちる涙と涎がフローリングを汚していく。呼吸すらままならず意識が朦朧とする中で、僕は自分の弱さに歯噛みする。まだシャナの力を少しも引き出せていない。シャナがこんな不様にやられるはずがないのだから!

 

「――――――」

 

テイレシアスさんはずっと沈黙したままだ。もうすでに僕を見限り始めているのかもしれない。どんどん焦りが募る。

 

「まだ、まだぁ……!」

 

 ふらつきそうになるのを踏みこらえ、贄殿遮那を杖のように支えにして緩慢な動きで立ち上がる。シャナの身体は回復能力も高いはずなのに、まるで追いついていない。この肉体(ハード)が贋作で創られたものだからか。いや、きっと中身(ソフト)のせいだ。情けない。

 

「なぁにぃ?“炎髪灼眼の討ち手”がこんなに弱かったなんて拍子抜けだわ。せっかくここまでお膳立てしてあげたのに。これなら私一人でも出来たじゃない」

 

 ぎくりとするほど近くから発せられた酷薄とした声に、反射的にそちらを睨み上げる。そこには、さっきの濃灰色の巫女が衣を揺らめかせながら悠然と浮かんでいた。その張り付いたような無機質な笑顔が作り物の能面のようで、思わず背筋がぞっとする。

 

(僕をシャナと勘違いしてる。この封絶は、シャナを誘き出すためのものだった。そして敵はこいつだけじゃない。ならば目的は、)

「狙いは零時迷子か!」

「正解よ、可愛い“炎髪灼眼の討ち手”さん。あなたが都合よく一人で行動していたからわざわざこうやって誘い込んだのよ。私じゃ勝てないと思ってたから時間稼ぎくらいの予定だったんだけど……どうやら楽しめそうね。ふふ、なんて素敵なボーナスなのかしら」

 

 袖を口元に当ててクスクスと愉悦に微笑む。人間離れした艶を宿す肌が、この女が紛れもない紅世から来た化物だということを表している。零時迷子を狙っているということは、こいつも『仮装舞踏会』の一人の可能性が高い。だとしたら。僕の胸に槍を突き刺す『千変』シュドナイの姿を思い浮かべ、唇を噛む。

 

(『仮装舞踏会』の幹部であるあいつも来ているかもしれない。ここにいないということは、シュドナイは零時迷子を直接狙う気か!)

「お前なんかに構っている暇はない!そこをどけ!さもないと……!!」

 

 姿勢を低くして、爆発的なまでの力を脚部に溜める。紅蓮の髪が一層灼熱の輝きを増し、眩い火花が散る。灼熱する火炎となった僕に呼応して周囲に散乱していた木製品が火だるまとなり、瞬く間に赤熱する炭と化す。この距離で全力の一撃を与えれば、どんな紅世の王とて無傷では済まない。敵はもう一人いるようだが、この間合いなら邪魔が入る前にこいつを真っ二つにできる。一人を片付けることさえ出来れば、きっと勝機は見えてくる。そうだ、シャナならそうしてる。シャナなら、それが出来るはずだ。

 常人なら聞いただけで震え上がるような怒気を孕んだ僕の警告に、しかし、目の前に浮かぶ女は「おお、怖い」とそよ風に吹かれたかのような笑みを浮かべる。柄をガチャリと握り直し、贄殿遮那を最適な構えに整える。顔面に貼り付いた笑顔のまま女が大きく首を傾げる。

 

「さもないと、どうするのかしらぁ?」

 

そんなこと―――決まっている!!

 

「斬るッ!!」

 

 脚部の力を解放する。地面がクレーター状にえぐれ、火薬に押し出された弾丸のように僕の小さな体躯が射出(・・)された。炎の翼を逆Vの字にしてさらに加速し、突き出した贄殿遮那の先端が巨大な爆竹のような轟音と共に音速の壁を突き破る。自在法を含めたあらゆる力の干渉を受け付けない特性、いかなる攻撃であろうと絶対に破壊されることがない耐久性を併せ持つ最強の法具、贄殿遮那に殺せないモノはない!

 

 ふと、女の手にいつのまにか長大な弓が構えられていることに気づいた。でも遅い。あと1秒もせずに、その弓ごと斬り伏せられるのだから。構えられた矢と贄殿遮那が寸分足らずの精確さで互いの切っ先を衝突させる。その瞬間、雷のような閃光が辺りを包み―――

 

 

 

「そん、な」

 

 

 

信じられなかった。信じたくなかった。

無限に思える一刹那の中、あってはならない光景に自分の目を疑った。

 

 

  どうして、吹き飛んでいるのが僕の方なのか

     どうして、相手は無傷で、笑っているのか

        どうして、この手に握る贄殿遮那が、砕けているのか―――

 

 

 視界がぐるぐると回転してどこが上でどこが下なのかもわからない。何度も頭に鈍痛が走る。何かにぶつかって跳ねたのか、回転がさらに不規則になる。神経が断線し、本格的に意識が遠のいていく。切りさいなまれた疑似夜笠が力を失ってはためく。奇妙な静寂(しじま)が身を包む。聴覚が働いていない。三半規管も麻痺している。猛烈な勢いで迫る地面に、天に向けて突き立つ木柱を視認する。先の戦いの余波で破壊された家屋の残骸がその恨みをはらさんと、槍騎兵のようにこちらに矛先を向けている。引き伸ばされた知覚の中で、鋭いそれらがゆっくりと近づく。避けられない。

 

だから言ったのに、と心のどこかで誰かが蔑んだ気がした。

僕ではシャナのようには戦えないのか。しょせん、僕はこの程度なのか。

 

(ちくしょうっ)

 

目をぎゅっと瞑り、この小さな身体に槍が突き刺さる痛みから目を逸らし―――

 

 

 

「……?」

 

 ふわりとした柔らかい感触を後頭部に感じた。暖かい。誰かに包まれているかのようだ。今度こそ本当に死んだのかと、ゆっくりと重い瞼を開く。

 

「なにやってんのよ、チビジャリ」

 

そこには、長身の美女、フレイムヘイズ“弔詞の詠み手”マージョリー・ドーの姿があった。




交流掲示板で自分勝手なつまらない三次創作の長文を書き連ねるのはやめるんだ、C&C!!そこは交流掲示板なんだ!!迷惑だろ!!

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