バイオハザード~終わりまでのカウントダウン~ 作:特殊作戦群
第一話~ラクーンシティーの悪夢~
1998年 9月 某日 ラクーンシティー
手に握られているのは、M92Fカスタム事サムライ・エッジ。銃砲店で譲り受けたものだ。周りを見渡すとそこは既にこの世の地獄だった。
「何処に逃げりゃーいいんだ・・・」
俺は途方にくれていた。周りを見渡す限り、ゾンビ・ゾンビ・ゾンビ。まるで映画の中に入ったような気分になった。
「{翼ともはぐれちまったし・・・}」
警官の死体から拝借した9パラのマガジンの手持ちを確認する。なんで俺がこんな目に遭い自分の行いを後悔しているかというと数日前
「えっ!、アメリカ!ラクーンシティーに旅行!!」
そう驚いているのは学生マンションのルームメイトの平野コータだ。彼とは高校入学から気が合いよく銃器関連の話や、旅行に一緒に行き実弾射撃等などを楽しんだりする。案の定
「ハイハイ」
平野は手を挙げるが
「すまん、今回は無理」
俺は手を合わせると
「そんなッ!」
この世の終りのような顔をする。そして
「あんまりだよ、一ノ瀬~」
平野が項垂れる。あんまりにも可哀想だったので
「お土産は買って来てやるって」
そう言ってると
「おーい、居るか?優希~」
「優希~居る~」
ひと組の男女が入ってきた。一人は同期の小室孝。もう一人は幼馴染の近藤六花だ。俺が旅行バックにあれやこれやと荷物を詰め込んでいるのを見て
「あれ、一ノ瀬連休どっか行くのか?」
小室は言い
「え、そうなの?」
残念そうに六花は言い
「小室~、優希の奴俺を放置してラクーンシティーに旅行に行くなんて今の今まで隠してたんだよ、あんまりだよー」
平野は相変わらず、悔し泣きをしている、しかし
「優希、ラクーンシティーに行くって今言ったよね」
六花の顔が真剣な顔になり
「ああ、そうだけど?」
答えると
「だったら、悪い事は言わないわ止めといた方がいいかも。」
言い
「なんでだよ?」
答えると
「これ見ても?」
六花は新聞の切り抜きを俺に渡す。そこには
「解決の道筋見えず」 「連続異常殺人」 「食人病」
などいろいろな記事があった。そして
「そんな物騒な所に旅行に行かないで私と一緒に映画でも見に行かない?」
チケットを出してくるが
「悪い、そんなニュースやワイドショーの言う与太話は信用しない主義だしそれに今回は翼と二人でお金折半してるからキャンセルは無理だわ」
そう言うと
「空気読めよ・・・・優希」
小室に言われ
「ないわ~」
いじけている平野にも言われる。そして
「しょうがないか、じゃぁ友達誘って行く事にするよ」
六花は若干寂しそうに言った。こうして、俺と翼はラクーンシティーに旅行にきたのだが・・・・・・・・・全力でその選択を今後悔している。あの時六花と映画館に一緒に映画を見に行っていれば良かったと
「クソッ」
あっという間に15発の入のマガジンを撃ち尽くし再度マガジンを交換し、迫り来るゾンビ共に9mm弾をお見舞いするがいかんせん数の暴力にはかなわない。
「ヘッドショット決めてもこれじゃキリがない」
銃声と共に周りのゾンビが寄ってくる。焦りと恐怖から徐々に照準がズレあっちこっちに弾がそれる。
カチッ、カチッ・・・
気づけば弾倉は空になりスライドストップが掛かっていた。慌ててポケットに手をいれるが手が震えマガジンを取り落としてしまう。
「あ・・・・・・」
目の前のゾンビに死を覚悟した時
「伏せろッ」
声が聞こえ伏せると同時にけたたましい銃声が響き、銃声が止み顔を上げると
「驚いたモノだ・・・・まだ生存者がいたとは・・・」
手にはM4が握られホルスターに銃砲店で譲ってもらった同じサムライ・エッジを入れているベストに「S.T.A.R.S.」と書かれており、サングラスをかけているため表情は読み取れなかった・・・・・・・・・・・・。
第二話~真相~を予定しております。