バイオハザード~終わりまでのカウントダウン~ 作:特殊作戦群
教員当直室
優希はバックの中から埃を被らないように袋に分けて詰めていたHk416を取り出し、組立作業を行い、銃声を抑制するためにサプレッサーを装備し
「よし・・・」
本体を組み立て、テーブルに置き、SIG226・サムライエッジを取り出し、マガジンを装着。同じようにしてDE50にもマガジンを装着し最後に組み立てたHk416にマガジンを装填しチャージングハンドルを引く。MP7以外は安全装置をかけバックに戻す。
「生きててくれよ・・三人とも」
バックを肩から下げ、ホルスターにM45 MEU customを入れ
「行くか」
俺は外に出る。外はあの時と同じ光景だ。ラクーンの時と同じ・・・進行上の邪魔になる奴に照準を付けるが
「{・・・・・・・撃てない・・・撃てるはずがない・・・・}」
Hk416を下ろした。無理もない、今までほんの数分前まで此処にいる感染者達は皆「学友」だったのだ。それぞれに夢を描き・未来を想像していた。明日を生きる権利があったのだ。
それでも
「{・・・すまない・・・・}」
俺は少しためらい引き金を引いた。少し間の抜けた銃声がし放たれた5.56mm弾は女学生の頭蓋を破壊する。何も言わずにひたすら、進み彼女らが居るとしたらどこかを考えて動く。そして二階の階段を上りきった、曲がり角で
「!!」
「!!」
翼と鉢合わせた
「{生きてやがったな}」
小声で言い
「{ええ、モチです。合流しないと俺もやばいですから}」
翼はMP5を握っていた。そして俺が握っているHk416を見て
「{俺も買っとけばよかったHk416}」
翼は言い
「{場所を変えよう}」
俺は耳元で小さく言い
「{了解だ}」
翼は言った。近くの教室に入り、
「翼、腕出せ」
俺はバックからお馴染みのT-ワクチンを取り出し、アンプルを注射器にセットし
「やっぱりなのか・・・・」
翼は言い腕を出しアルコール消毒の施された脱脂綿で拭き
「我慢しろよ」
言い終わるのと同時に針を腕に突き刺した。
「うっ」
翼は痛みに顔を顰めたがお構いなしにワクチンを打ち
「終わったぞ」
針を抜き。注射器を片付ける。
「翼、子林さんと六花見てないか?」
俺は言い
「俺もこの騒ぎが起きてすぐに人があまり寄らない所に行って身を潜めて弾薬の節約と身の安全確保するのに精一杯だったので」
「そうか・・・・」
俺も若干落胆したが
「何はともあれ合流できてよかった」
翼に言い
「俺もだ」
翼も言った。その後、俺も翼も武器の再確認を行い
「じゃぁ、行くか」
再び、廊下に出た。その時だった。
パァーーーンッ
銃声が聞こえた。
「!!」
「!!」
俺も翼も顔を見合わせ
「「今のって・・・部室棟からだッ」」
ハモリ俺達はそのまま走り出す。組み付いてこようとする連中を銃床で殴りつけながら行き、部室棟に入り
「まだ銃声が聞こえる。近いぞ」
俺達はその断続的に聞こえる9mm弾の連射音を頼りに部室棟二階に行くとそこに壁際に追いつめられている子林さんがいた。
翼にハンドサインで指示を出し
俺はサプレッサーを外し翼は後ろを向き俺はそのまま、子林さんに当たらないように感染者にだけ発砲する。Hk416特有の甲高い銃声が響き渡る。翼はケツからくる連中に相互に守り合うこうでもしなければ生き残れない。なんとか一面の感染者を片付け
「行くぞッ」
子林さんの腕を掴み、ほかの感染者が来る前に部室棟からおさらばする。
「はぁ・・・はぁはぁ・・翼どう?」
周囲を警戒している翼に聞き
「ここらへんは大丈夫だ」
翼も構えているMP5を下げ
「これで、二人目だ。子林さん無事で良かった。それと・・・」
俺が言うより早く
「一ノ瀬君、そのバックの中に入ってる「T-ワクチン」が必要ですッ近藤さんが!!」
子林さんは慌てながら言った。彼女はどうやら六花が感染者と接触、感染したためワクチンを持っていいる俺を探し回っていたらしい。
「分かった、六花はどこに?」
俺が聞くと
「私の部屋、急いで」
彼女に腕を引っ張られ俺と翼は女子寮にいく、子林さんの部屋に入りベットを見ると苦しそうに立花が横になっていた。
「りっ・・・六花・・・・」
噛まれた者の末路がどうなるかわラクーンで俺も散々ん見てきた、人としての尊厳が奪われ、自らの自我さえ消えてしまう。
俺の存在に気づいたのか
「はぁはぁ・・・ゆう・・・優希・・ゴメン・・感染しちゃったのかな・・・・」
苦しそうに言い
「一ノ瀬君、まだ・・・まだ間に合うよね。ねぇ」
真理は言い
症状を見るが
「噛まれた箇所と時間による・・・ワクチンが効くかどうかも・・・・」
正直な所・・・五分と五分だと思った。あの悪魔のウィルスが体を蝕むスピードは個人差にもよるが恐ろしいくらいに早い。二人を見つつも
「六花、最善は尽くす・・・だが万が一の時は・・・わかるな」
俺は六花に言い
「うん・・・・優希にこんな事させたくはないけど・・・もしダメな時はひと思いに頼むわ」
六花は気丈に答えた。どうなるかわ神様次第と考えつつも六花にもワクチンを投与し傷の手当てを行った。そして日が暮れようとしていた。その時小室からメールが着ていた事に気づいた。
「なになに・・・「今日は車泊」かそれは大変だな」
思いつつこっちも返信をうった。そして
「翼、六花の容態は?」
聞き
「熱は下がったようだけど・・・・・依然として苦しそうな状態が続いてるよ」
翼は言い
「そうか・・・だが俺達に出来る事はした・・・後は六花次第だ。酷なことを言うが」
俺は言った。だが内心では平常心でいられる訳がなかった。この日は子林さんの部屋で夜を明かす事に・・・・
次回~眠れぬ夜~を予定しています。