バイオハザード~終わりまでのカウントダウン~ 作:特殊作戦群
テラス
「皆仮眠を取り始めたよ」
テラスに行くとコータがAR-10をSR25に改造したスナイパーライフルで通りを監視していた。
「さっきのは参ったよな」
テレビ放送でイカレた連中が橋に繋がる所で叫んでいたがもうどうにもならなくなり沈黙してしまった。つまりは「死んだ」という事だ。
「地獄だな・・・・・」
双眼鏡で周りを覗くとあちこちでゾンビが死体を貪る、または襲われて生きたまま食われるどの道鮮血地獄だ。
「ラクーンの再来・・・とはこの事だな」
俺はしゃがみ込みHk416をチェックする。
「優希は逃げ切れると思うかい?」
コータは言い
「逃げ切れなければ死ぬだけだよ」
俺は言い再度テラスから双眼鏡を覗く。そこに
「二人共、お疲れ様~」
後ろを振り返ると子林さんがマグカップを持ってきてくれていた。
「眠らなくていいの?」
俺は聞き
「こんな異常事態の中眠れる人が居るとすればそれは頭のネジが外れているわよ」
子林さんは言い
「はい、ココア」
俺たちの前においてくれる
「眠れなさそうだから私も手伝うわ」
言われるが
「いいや、大丈夫だ俺とコータで足りてるよ、休める内に休んだほうが良い目を瞑るだけでも違うぞ?」
俺は言い
「うん・・・分かった」
若干不満そうな顔をしつつ戻っていく。
「どうだ?、コータ」
ライフルのスコープを覗いているコータに聞き
「異常なしだよ、ホントに静か過ぎて怖い・・・・」
コータは言っている。俺も正直怖い。ラクーンの時も最初の数日で悲鳴が亡者の呻き声に変わっていた。それが此処床主でも起きているのだ。
「・・・・・・・・・・・・」
Hk416につけたホロサイトにブースタを装備し
「何処も畏もゾンビまみれか・・・・」
言いながら監視していると
「優希、優希」
コータに呼ばれ
「どうしたよ、」
俺は身を潜めそのままコータの近くまで行くと
「とんでもない、化物がいる。そっとね・・・あれ多分・・・じゃないかな」
コータは言い
「そこの俺のバックからCCDカメラ持ってきてくれ、録画する」
コータに言い直ぐに近くある俺のバックからCCDカメラを出す。コータは手早くセットし俺の横に並び
「撮影開始」
CCDカメラで怪物を撮影する
「なんだ・・・・ありゃ・・・」
「ありえない・・・・」
俺もコータも言っていた。顔は人の顔をしておらず全身に黒いコート?を纏いそして左手に
「ありゃぁ・・・ロケットランチャーだぞ」
俺は小声で言い
「そうだね・・・別名スティンガーミサイル、携帯用地対空ミサイルだよ」
コータも言っているそんな中
「い・・・ちのせ・・・・・た・・・かも・・と」
断片的にではあるが俺と翼の苗字をあの化物は呟いており
「あのク○製薬会社・・・この混乱に乗じて俺と翼を消すために刺客寄越しやがったな」
俺は唸る。
「という事は・・・・・」
横でコータも言い
「ああ、「アレ」はBOWだよ。それもかなりタチの悪い」
コータに言いつつも見つからないようにその背中を見送る。
「・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・」
俺もコータもその怪物を見送った後
「エライ事になったな・・・・あんな化物俺達が現有する銃火器で倒せるか否か、もっと強力な重火器が必要になる可能性も非常に高い・・・」
俺は言い
「待てよ・・・すると優希や翼と一緒に行動してるとあの怪物に目を付けられる可能性も」
コータは言い
「ああ、最悪は二手に別れないといけないだろうな。でなけりゃ全滅する可能性もある」
俺は頭を抱えつつ答えた。どうやら「アンブレラ」は業務停止命令を受けても尚小賢しい真似をする。ならば戦うまでだ。ここで死ぬつもりなど毛頭ない。俺と翼に出来る事はあの怪物を殺して此処を脱出することだ。そんなことを考えていると
「優希、最後までお供するよ。親友見捨ててまで生き残る事にどれ程度の価値があるのやら」
コータは言い
「全く、お前は・・・」
俺は言い
「まぁ、翌日に皆に話そう」
俺は言い
「そうだな」
コータは頷くのだった。
次回~決断~を予定しています。