短めになります
「………」すぅすぅ
アルゴさんとPTを組んで、人と話して、人に甘えて寝る。
あぁ、まるで夢みたい。夢なら覚めないで…
そんなことを願ったからか。はたまた、はしゃぎ疲れたからか。彼女は夢を見る。
ただし、今彼女が生きてるのは
ならば、夢に見るのは
___そう、彼女は悪夢を見た。
今は遠い、
***
朝起きると、父親に怒鳴られ、殴られる。
最早日課のような、儀式のようなもの。
開口1番は決まってこれだ。
「なぜお前はまだ生きてるんだ…!さっさと死ね!!」
「……」
私はただ、何も言わず、何も出来ず殴られることしか出来ない。そう、毎日毎日毎日毎日……
何故ここまで排斥しようとするのか…不思議に思う人もいるだろう。
結論は簡単で、私が『忌み子』だからである
私の父親は国会の議員でいわゆるエリート。母親も大学教師で、兄と姉も夫々医者や弁護士に就職。とても頭のいい1家だ。
ただ、私と父親、兄、姉は血は繋がって居ない。
…母親が暴漢に襲われて、生まれた子供。それが、私。
私が生まれても捨てられなかったたのは母親のおかげ…らしい。
父親は権力にしがみつき、暴漢のことをもみ消した。そして私を捨てようとしたのを母親が引き止めたのだ。
…その母親は交通事故で死んでしまったが。
母親が死んだことで、私は捨てられるはずだった。死ねるはずだった。なのに…私は生かされた。
理由はこれまた簡単で、父親いわくお前みたいな糞野郎は死ぬのなんて生ぬるい。もっと苦しめていたぶってやるだとか。
それは口実で、ただ政治関係の仕事のイライラを全て私にぶつけているだけだ。兄姉は知らんぷりで、早々に家を出ていって戻ってくることは無い。
…なんで、私は生きてるの?さっさと殺してよ、もう_
__希望なんて、とっくに捨てたよ
学校も父親の息のかかっている場所だ。
しょっちゅう生徒指導室に呼ばれては父親の部下の先生に殴られる。そして、それは私が悪いことをなにかしたということになる。周りの子にも、理解されずに私は悪者になる。そして、私はいじめられる。
さらにはGPSがつけられていて私が変なことをしようものならいつも以上に、殴られる。
痛いの、怖いの、痛いの、怖いの
周りなんて、信じられない
もう、痛いのはいや
だから、私はいつしか声を上げることをわすれ、自分の力で生きることを考えて__
急に、なんだか抱きしめられたように暖かくなる。
温かさに包まれ、目の前も真っ白になって……
気がつけば、意識は遠のいていた
***
「……んぅ?」
…覚えていないが、とても嫌な夢を見た気がする。
でも、温かかった気もする……
起きて隣を見ると、アルゴが寝息を起てていた。
うん、時間はまだある。朝ごはんでも作ろう。
そうして、私は身支度を整えてキッチンに向かうのだった