蒼き鋼のアルペジオ もう1人の大和   作:古手雅樹

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第3話 シャトル防衛

戦闘後。俺達は太平洋に出て瀬戸内海を通り現在元広島県呉市の方に来ている

 

「広島・・か。」

 

「ここが私が生まれた場所なんですね。」

 

「そうだな・・」

 

「でもなんで呉港に?」

 

雅人は軽く説明をする

 

「何年か前に霧の艦隊がここを破壊して行ってここはもう誰もいないらしい。

だが調べたところなぜ霧の艦隊がここを攻撃した理由はその中に

お前と同等またはそれ以上の戦艦大和級を作ろうとしたらしい。」

 

「え?」

 

「だが。霧の艦隊により建造放棄。ドックはそのまま生きてるから。

ここを拠点に色々活動しようかと思っている。内陸に上がれば色々あるかもしれないからな。」

 

「そうですか」

 

「大和。そっちでコントロールできるか?」

 

「やってみます」

 

大和からピンク色の輪が出てきて演算処理をしているそうだ。

すると正面に大きな扉が現れ大和をまるごとしまうことができるほどの大きさだ。

船を180度回頭をして大和を固定し排水が行われもう1つ扉を開くと

そこは大戦艦用の機密ドックがそこにあったそしてとなりには建造途中の戦艦が1船が見える。

 

「さて、修理できるものなら修理するか。・・大和何見てんの?」

 

「え?艦長。実はこれ・・ナノマテリアルが船全体を包んでいるらしく・・」

 

「何?」

 

「しかもここに大量のナノマテリアルが保存されています」

 

「まじで?そんなのありうるの?」

 

「それが本当なんです。」

 

「なら。とりあえず戦艦大和の弾薬の補給それと装甲の補強をたのむ。」

 

「了解です」

 

「俺は疲れたから。1回眠らさせてもらうよ。」

 

「はい。おやすみなさい」

 

雅人は艦長室に移動し眠るとした。

そして起きた頃には全て修理されていて

新品同様になっている。

 

「あーよく寝た。それじゃ・・広島市に買い物に行きますか。」

 

地上に出るとそこは廃墟になっているがそこから広島市内に行けば

食料やそこらへんまでも売っているところがある

トラックを借りてそのまま市内を走り回りできるだけの食料を買った。

 

「なに?兄ちゃんこれからパーティかい?」

 

「ええそうなんです。人が多いですからいろいろ必要なんで」

 

「そうかい。ならこの魚も持って行きな」

 

「ありがとうございます!」

 

「おうよ!またな!」

 

「はい!」

 

俺は荷物を買うとトラックごとエレベーターに乗って戦艦大和に詰め込んだ

 

「とりあえずこれで食料は問題はないっと。」

 

「おかえりなさいです!」

 

「おう。ただいま」

 

「これは食料ですか?」

 

「ああ。俺はさすがに人間だから食わないと死んじゃうからなぁ」

 

「そうですか」

 

「さてトラック返してくるから戻ったら出航をしよう」

 

「はい!ですがどちらに?」

 

「とりあえずナガラ級巡洋艦が佐賀県宇宙センターに向かってるそうだ。

俺達はシャトルを守りに行く」

 

「っ!はい!」

 

雅人はトラックを返した後戦艦に戻った。

だけど帰ってきたんだがそこには大和がいない。

 

「大和?どこだ?」

 

「あ、艦長。こちらです」

 

「どこ行ってたんだ?」

 

「実はCICというものを作って見ました。」

 

「CICだと?」

 

 

 

※CICとは戦闘指揮所の略語であり戦闘になったときの指揮をするところであり

船が故障した時はすぐにわかる所なのだ

 

 

 

 

雅人はすぐに中を見た。そこには沢山のコンピューターとかレーダーがあり

ちゃんとしたCICがある。奥には艦橋に登るエレベーターが設置されてた

 

「そうかありがとう。それじゃ行くぞ」

 

「はい!」

 

雅人は艦長席に座る

 

「リフトアップ。次に第1ゲートまで移動」

 

「リフト上昇します」

 

リフトが上がり第2ゲートが開きそのまま前に進み第1ゲートまで移動する

 

「注水開始」

 

「注水します」

 

水が流れ込み水がたまり始めるある程度溜まったら止まった

 

「アーム解除」

 

「アームを解除します」

 

戦艦が浮かび上がる。

 

「第1ゲート開放!前進微速・・戦艦大和!発進!」

 

「微速前進大和発進します!」

 

 

 

「さらばーちきゅ」

 

 

 

スパァン!

 

爽快な音がCICに響き渡った

 

「こんな時に歌わないでください!せっかくのいい雰囲気が台無しです!」

 

「むう・・」

 

「むうじゃありません!まったく・・とりあえず佐賀に行きましょう」

 

「ああ。そうだな」

 

俺達はシャトルの打ち上げが行われる佐賀県宇宙センターに向けて移動を開始をした

 

「シャトルの発射は明日の早朝になります。今日の夜中には着くでしょう」

 

「ああ、わかった。またしばらくは休めるといいんだが・・」

 

「現在レーダーにはなんにも写ってはいませんが」

 

「まぁいいとりあえず戦闘待機。すぐにでも発砲できるように準備だけはしておいて」

 

「了解。」

 

「とりあえず佐賀県宇宙センターに向けて最大全速」

 

「了解」

 

こうして俺達は佐賀県宇宙センターに向かった

 

 

side???

 

 

「霧の艦隊こちらに接近。」

 

「了解。発進するぞ全員戦闘配置イオナ行くぞ」

 

「了解。イ401発進」

 

「よっし!一発ぶちかますか!」

 

「今回の俺たちの依頼は霧の進行を阻止をしあるいは撃沈し。

SSTの打ち上げを成功させること。イオナデータを」

 

「ん・・」

 

メイン画面にデータが映し出される

 

「あそこに居る系統は軽巡洋艦ナガラ型と重巡洋艦アオバ型の2つで

ここに来てるのはナガラ型3アオバが1です。」

 

イオナが軽く説明をすると杏平がつぶやいた

 

「かぁーいきなりこれかぁ」

「そう言うな。任務は任務だ」

 

「そうだな。よっしやるか!」

 

「ああ。戦闘開始だ杏平。1から4に魚雷5から8に侵食魚雷装填」

 

「了解。1から4に魚雷5から8に侵食魚雷装填!」

 

各魚雷が装填される

 

「侵食魚雷全弾発射!」

 

5番から8番までの発射口から侵食魚雷が発射される

しかしそれと同時にナガラ級からも魚雷が発射された

 

「っ!高速推進音!魚雷4!その後方に魚雷10!」

 

「気づかれてた。」

 

ナガラ級軽巡洋艦1船は先に伊401を先に捕らえていた

 

「1、2、3、4スナップショット。発射後すぐに装填!機関停止潜れ!杏平当てろよ!」

 

「了解!」

 

「きゅーそくせんこー」

 

401が機関停止すぐに下に潜った

魚雷同士がぶつがるが2つは当たらずこっちに向かってくる

それに気づいたイオナ。

 

「クラインフィールド展開」

 

クラインフィールドを展開し防衛をする

 

ドォォォン!

 

船体が揺れる

 

「ぐっ・・・」

 

「魚雷命中まで5!」

 

「4!」

 

「3!」

 

「2!」

 

「1!」

 

「ナガラ級クラインフィールド展開!」

 

「遅い!」

 

ナガラ級の1船に侵食魚雷が命中し爆発した

 

「続いてこちらに魚雷10!」

 

「1から8全魚雷装填魚雷に向けて発射!」

 

「発射!」

 

魚雷8本が発射され魚雷へ命中する

 

 

 

 

 

 

しかし1本だけが残りイオナへ向かっていた

 

「クラインフィールド展開」

 

「間に合うのか!?」

 

しかしここでソナー・センサー担当の静が何かに気づいた

 

「っ!?10時方向から発射音!これは!・・砲撃です!」

 

「なに!?全員何かに捕まれ!」

 

 

ドッカァァァァン!

 

 

魚雷がどこから来た砲弾が命中し爆発が起きた

 

「なんだ!どこからの砲撃だ!?」

 

「っ!センサーに感!こ、これは!?」

 

「どうした!?」

 

「モニターに出します!」

 

 

「「「「んな!?」」」」

 

「あれは!」

 

「なんであれがこんなところに・・」

 

上から静か以外の全員、いおり、僧の順番で喋った。

 

 

 

 

 

「・・・戦艦・・大和・・」

 

 

 

 

 

 

sideout

 

 

sidein 雅人

 

 

「目標に命中!」

 

 

そう大和が徹甲弾を使い魚雷に命中させたのだ。

 

 

「おっしさすが大和!。次主砲!一斉射撃!始め!」

 

「大和参ります!第一・第二主砲、斉射、始め!」

 

46cm3連装砲がナガラに向け砲撃を開始した

 

 

ズドォォォン!

 

 

ヒュゥゥゥゥゥン

 

 

ドッカァァン!

 

 

「ナガラ級に命中!アオバ型からミサイルきます!」

 

「対空防御。次!後部甲板からVLS!全弾!アオバ型に向けて発射!」

 

「ミサイル発射します!」

 

シュパァッ!

 

アオバ型に向けてミサイルが向かっていく

 

「っ!アオバ型クラインフィールド展開!」

 

「今更!」

 

 

ドッカァァァン!

 

 

「後部甲板に全弾命中。アオバ沈みます」

 

「戦闘終・・・あれは・・」

 

そこにはアオバ型のメンタルモデルと思われた女性と

海の中から出てきたのは1つの青い潜水艦であった

 

「女の子・・あと後ろの方はたしかあれはイ401・・横須賀から脱出したと聞いたが・・」

 

「伊401から通信が来てます」

 

「つないでくれ、後あの女の子の回収を頼む」

 

「了解」

 

メインモニターに1人の男が映し出される

 

「こちら戦艦大和どうぞ」

 

《こちら蒼き艦隊。伊401艦長・・千早 群像です》

 

「これはどうも。戦艦大和艦長。夕賀雅人です」

 

これが2人のファーストコンタクトであった。

 

 

 

 

 

 

 




2月1日修正完了。

アオバにメンタルモデルを登場させました。


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