蒼き鋼のアルペジオ もう1人の大和   作:古手雅樹

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第7話 大和の名前

残された豪邸ではまだ話し合いが続いていた

だか途中からどんどん爆発音が聞こえてくる

 

「私もイオナを渡す気には慣れません」

 

「そうか…なら401と大和はここで捕獲してもらう」

 

「な、なにを⁉︎」

 

突然後ろから捕縛される

だが一機の飛行機の攻撃を喰らい

こっちに墜落してくる

 

「なあっ⁉︎」

 

だが、そこに一本のビームが

墜落して来てる飛行機に命中した

 

「な、何があった⁉︎」

 

周りがわけがわからなく飛んできた方向を見ると

そこには初めて見たと同じ姿の戦艦大和であった

 

 

 

数分前

 

 

「まったく。あの長官腹立つな。」

 

「何かあったのですか?」

 

「大和を日本政府がくれだとさ、当然断ったけどな」

 

「そ、そうですか。」

 

そう言って大和は息を吐いた

そんなに日本政府の方に行きたくなかったんだな、

まあ、そりゃそうだな。自分が実験台になるんだから

ため息もでるわな…しかしここで大和が何かに気づいた

いや探知したのだ、大和についている22号対水上電探から

何かを捕らえたのだ

 

「艦長!横須賀に接近する戦艦アリ!この反応は霧の戦艦級!」

 

「なんだと!?」

 

「それは本当なんですか!?」

 

「はい!」

 

「401と白鯨、それと横須賀コントロールにも通達!

響さんこれから大和は緊急発進します。あなたは白鯨に移動してください」

 

「わかりました」

 

「戦艦大和!発進準備!」

 

「了解!発進準備!」

 

発進するため白鯨と共に注水される

 

「注水確認」

 

「よし!ハンガーアーム解除!前進微速…戦艦大和発進!」

 

「ハンガーアームの解除を確認!戦艦大和!発進します!」

 

ハンガーアームが解除されゆっくり斜めになるがすぐに元にもどり

姿勢を立て直しゆっくり前に進む

 

「っ!艦長!401クルーがあそこに!それに上空から飛行機が墜落!」

 

「主砲粒子砲に切り替え!即座に照準!」

 

「了解!粒子砲に切り替え即座に照準…標準完了!」

 

「ってぇ!」

 

 

 

ズキュゥゥゥン!

 

 

 

「命中!」

 

「よっし!敵艦を捕捉しろ」

 

「了解、敵艦捕捉、これは・・・敵艦判明!キリシマ!ハルナです!」

 

「霧の大戦艦級のお出ましか・・・大和、401が来るまで暴れるぞ」

 

「了解しました!」

 

「戦闘準備!」

 

「了解!」

 

「大和あれを使うぞ」

 

「あれをですか?」

 

「ああ」

 

「了解しました、全主砲!三式弾装填!」

 

 

 

徹甲弾から三式弾に変更され再装填される

 

 

「装填完了!」

 

「目標!大戦艦キリシマ及びハルナ!」

 

「目標!大戦艦キリシマ及びハルナ!」

 

主砲が大戦艦キリシマとハルナに向ける

 

「主砲発射準備完了!」

 

「全主砲!フルファイヤー!」

 

「全主砲、斉射、始め!」

 

 

ズドォォォン!

 

大和の全主砲が火を噴いた。そして・・

 

 

 

横須賀は戦場となった

 

 


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