やはり俺のGBNはまちがっている。   作:八重垣八雲

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初投稿です。


本編
prologue


GBNー

 

正式名称 ガンプラバトル・ネクサスオンラインと呼ばれるそれは、電脳仮想空間を舞台としたオンラインゲームである。

世界的な人気を誇るガンダムのプラモデル。それをスキャンすることにより、 電脳空間上とはいえ実際にMSが操縦できる。ぼくのかんがえたさいきょうのガンダムが動かせる。

そんなある種の人類の夢を叶えた本作は、瞬くの間に世界中で話題の中心となった。

 

老若男女、猫も杓子もGBN。

 

それは俺、比企谷 八幡も例に漏れず、GBNのダイバーである。

 

 

幼少よりひとりでいることが多かった俺は、趣味であるガンプラ作りにのめり込んだ。

その甲斐あってか、ガンプラ作りに関してはそれなりの腕と自負している。ガンプラはぼっちに優しいホビーです。

 

自分が作ったガンプラが動かせる。当時中学生だった俺のクラスでも話題に上がった。話し相手がいたのかって、言わせんなよ恥ずかしい。寝たふりして聞き耳たててただけだよ。

何にせよガンプラ作りは俺の得意分野である。 それをメインに据えたゲームならば、大活躍をして目立つことが出来るかもしれない。もしかしたら友達も出来るかもしれない…

 

 

 

 

そう思ってた頃が俺にもありました。

 

クラス連中にいいとこ見せようと空回りしたあげく、まわりがドン引き。余計にぼっちになっただけだった。認めたくないものだな。自分自身の若さゆえの過ちというものを。

 

 

それ以来、俺はソロでプレイをしている。

ミッションは充実しているため、ソロであっても困ることはない。人手が足りなくとも、いざとなったらNPDをりようすればいい。運営様々である。

 

 

ソロは強い。繋がりを持たないという事は守るべき者を持たないということだ。

守るべきもの、言い換えれば弱点が存在しない。かのニュータイプ ララァ・スンも、シュラク隊のケイト・ブッシュも守ろうとして破れた。

したがって弱点のない、守るべきもののない、繋がりのないものが最強である。

 

つまり、俺、さい…「せ~んぱ~い」

 

繋がりのない…「ヤバイです。ヤバイです~」

 

守るべきもののない…「助けてくださ~い!なんかいっぱい囲まれています~」

 

 

 

弱点のない俺、最強!の筈だったんだが…

 

「ハッ!なんですかもしかして囲まれて痛め付けられている私を見て興奮していますかどんな性癖でも受け入れたい所存ですが先輩以外には触れられたくないのでご期待に添えられませんごめんなさい」

 

「あぁ、分かったからそこから動くな、一色」

 

この一色いろはという一人の少女によって、俺の平穏なぼっちプレイは脅かされつつある。

どうしてこうなった…

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