あの日見た景色 ~Be My Idol~ 作:小早川 リッパー
ネタは考えてるんですけどなかなか執筆できない・・・寒いからね仕方ないね
あ、あらすじはないです
~数日前~
窓から射す光は赤く、夕方ということを示していた。
ここはレッスンルーム。765プロダクションの所有する劇場の中にある。
アイドル達が日夜公演に向けてレッスンをしている。
「はぁ・・・つ、疲れたわぁ・・・」
「おつかれ莉緒ちゃん、最近すごいレッスン頑張ってるわね」
「おつかれ歌織ちゃん~、あらドリンクありがと♪」
ドリンクを受け取った莉緒はレッスンルームの端に座る。隣に歌織と呼ばれた女性が座る。
彼女は桜守歌織。百瀬莉緒と同時期に765プロダクションに入ったアイドルで
なおかつ同い年のため二人が一緒にいることは多い。
「ねえ莉緒ちゃん?最近頑張ってるみたいだけど大丈夫?」
「えぇ、大丈夫よ。ありがとねっ」
そう言って彼女は笑う。しかし歌織にはそれが作り笑いということが
すぐ分かったが、あえて何も言わなかった。
「じゃあそろそろ私は営業があるから・・・莉緒ちゃん、あんまり無理しちゃだよ?」
「大丈夫よ、ドリンクありがとね~」
歌織はその場から去る。その表情は曇っていた。ドアを開けると歌織と同身長程の女性がいた。
「ごきげんよう、歌織さん」
「あら千鶴ちゃん、お仕事終わったの?」
このセレブリティに溢れる女性は二階堂千鶴。歌織や莉緒よりも2歳下のアイドル。
二人からよく飲みに連れてかれている。
「あちらには莉緒さんがいらっしゃいますわね・・・最近根を詰めすぎてるようで心配ですわ」
「うん・・・どうしちゃったのかしら、聞いても何も教えてくれないの」
「このみさんとか知っているのではないでしょうか?」
「そうね・・・かもしれないわ・・・ってやだ、ごめんなさい千鶴ちゃん。私この後営業があったの」
「それはいけませんわ、足を止めさせてしまい申し訳ございません」
そういって歌織は急ぎ足で営業に行った。
「さて・・・そろそろ出てきても良いのではなくて?プロデューサー?」
千鶴が廊下の曲がり角の部分を見るとそこにはプロデューサーがいた。
「何か莉緒さんに用事でも?」
「あるっちゃあるんだが、それはまた後日で。莉緒の様子を見に来たんだよ。
あいつ最近頑張ってるからな、飲みにでも誘おうかなって。千鶴さんも来る?」
「いえ、わたくしは遠慮しておきますわ」
「・・・やっぱり千鶴さんには居酒屋なんかには合わないか・・・ごめん」
「え、えぇそうですわね・・・おーっほっほっほっ・・・ゲホッ、ゲホッ・・・では失礼いたしますわ」
そう言って千鶴は帰っていった。あたりは先ほどよりも暗くなっていた。
次はもう少し早く投稿したいですね・・・頑張ります