誤字脱字報告ありがとうございます。
ようやく書けました。
最初の方のお話がちょっと、コスモ・バビロニアの背景を語るだけのものになってまして、思う様に書けなくて、毎日消しては書いての連続でしたが……、まあ、マシなものにはなったかと……自信無し><
というわけで続きをどうぞ。
モノケロースは難を逃れ、地球圏外延部宙域に待機中の平行世界(マクロス側)の高速機動輸送艦と接続してから1カ月が経とうとしていた。
その間地球圏は静かなものだった。
バナージとオードリーが潜伏し、地球連邦からの独立を目指す新サイド6も大きな動きを見せていない。
同じように各サイドや月面都市も大人しいものだ。
それどころか、地球圏の今の状況を作ったコスモ・バビロニアも、建国以降、行軍どころか軍を大きく動かしていない。
しかし水面下では、各サイドや月面都市は地球連邦とコスモ・バビロニアの動向を注視しつつそれぞれの思惑で動いており、コスモ・バビロニアも他のサイドの取り込み工作や、連邦政府の内部からの切り崩しの準備を着々と進めていた。
さらに、コスモ・バビロニアの国王となったマイッツァー・ロナは、国是ともいえる自ら掲げたコスモ貴族主義を国民に浸透させ、全世界に知らしめるべく、様々なメディア戦略を行っていた。
コスモ貴族主義とは、貴族の責務・ノブレス・オブリージュ(高貴なるものは、その地位に見合った責務を全うしなければならない)を根本に置いた思想であった。
マイッツァーは『高貴たる者、戦時には民衆の盾となり国のために剣となり戦い、平時には自らを律し民衆を導く存在とならん』と語っている。
貴族主義とはあるが中世の貴族主義とは異なり、『有能な者こそが高貴たれ』と、血筋よりも実力が伴ったものこそが、貴族となるべきだと。
要するに、有能で優れた精神性を持った人間は、それ相応の身分となる事が出来ると言っているのだ。逆説的に言えば、貴族は常に有能であるべきだと言っているのだ。
さらに、『人間は生まれや立場が違えど平等である』とも語っている。
解釈としては、有能な人材はそれ相応の身分(貴族)に取り立てる。
但し、身分に応じた精神性と重責を担い、全うできなければ、剥奪するという物だ。
貴族主義といいつつも、封建社会を目指していない。
自由資本主義経済を基本としつつも、身分制度のような縦割り制度のような物が存在した。
嘗てギレン・ザビが提唱した国家概念とも共通するものがある。
要するにいいところ取りであった。
このコスモ貴族主義がどの様に機能し有用であるかは、今後のコスモ・バビロニアの歴史が語るだろう。
マイッツァー自らも貴族主義を体現するため、自ら先頭に立ち、諸悪(連邦政府)に立ち向かう姿勢をメディアを通じて国民や全世界に示していた。
マイッツァーは貴族主義を体現するため、軍事力という分かりやすい形でそれを指し示す。
それが私設軍隊クロスボーン・バンガードであり、現コスモ・バビロニア王国軍であった。
だが、マイッツァーは優秀な企業人でもあり経済戦略家でもある。
軍事行動だけでは、地球連邦政府を抑える事が困難である事も十分理解している。
そもそも、モビルスーツなどの機動兵器の性能の差があるとはいえ、コスモ・バビロニアと連邦軍の戦力物量差は7~8倍以上の開きがあるのだ。
単純には計算できないが、艦船の数だけで比較すると一年戦争時のジオンと連邦軍よりも、物量差は激しい。
マイッツァーの真骨頂は金と経済を動かし、経済的な策略を仕掛けていき、じわりじわりと相手にダメージを与えていく経済侵略戦こそ彼の得意とするところだ。
新サイド4 フロンティア・サイドを軍事的に占拠せしめる数年前から、その下地は出来上がっていた。
地球連邦政府や連邦軍、アナハイム・エレクトロニクスを始めとした各財界などにも彼の手が入り、裏工作を万全に行ったうえでの軍事行動であった。
連邦駐留軍の被害を拡大させるだけの無意味な抵抗はあったものの、大きな混乱もなく、新サイド4 フロンティア・サイド中央議会を掌握し、短期間で建国宣言まで成しえた事からも伺える。
コスモ・バビロニア建国から2カ月が経とうとしていたが、コスモ・バビロニアに対し、連邦軍は纏まった動きを未だに見せていない。
その理由の一つに、連邦軍の大元である連邦議会では、コスモ・バビロニアを独立国と認めるか否かを、議会内部で未だに意見が分かれ、大荒れし、決定が大幅に遅延しているためだ。
議会の意思決定がなされないこの状況下では、連邦軍はコスモ・バビロニアに対し、正式に攻撃が出来ないのだ。
これもマイッツァーが各方面に裏から手を入れ、内部工作を行った結果であった。
もう一つの理由は、連邦宇宙軍は各サイドの独立阻止のために7つあるサイドの内、サイド1、サイド2、サイド3、新サイド5、新サイド6、さらに月面都市群の駐留艦隊を動かす事が出来ないのだ。
独立気風が高いサイド1、新サイド6やサイド3には駐留艦隊以外にもまとまった艦隊を送り込まなければならないため、フロンティア・サイドやルナツー奪還のための大規模艦隊を編成するだけの余裕がないのだ。
特に宇宙要塞であるルナツーを初手で占領されたのは連邦にとってかなりの痛手だった。
連邦宇宙軍は政治的にも軍事戦略的にも、ほぼ動きを封じられたに等しい状況に置かれていた。
ここまでの事は、凡そマイッツァーが練った戦略通りであった。
優秀な人材を集め、事前に何度も戦略を検討し、繰り返しシミュレーションを重ね、最適解を出した上で、今回の軍事行動からの建国に踏み切ったのだ。
そんなマイッツァーだが、カロッゾ・ロナの暴走と死、ベラ・ロナの行方不明は想定外だった。
この事が後にじわりじわりとマイッツァーを締め付ける結果となるのだが……
そして、マイッツァーの戦略は第二段階へと移行する。
それは宇宙の掌握だ。
その手始めとして、コスモ・バビロニア一国で連邦と対峙するのではなく、地球圏全体を巻き込み、連邦とスペースノイドのより強力な対立構造を作り出そうとしていた。
それを連邦政府内部が混乱し足並みがそろっていない内に、各サイドと月面都市をコスモ・バビロニアに取り込み、コスモ・バビロニアが宇宙側の最大勢力として、宇宙側の意思を取りまとめる地位に持って行く事だ。
そのためには、各サイドや月面都市の従属又は同盟、若しくは独立させ、宇宙全体を連邦と対峙させる必要がある。
直接コスモ・バビロニアの傘下に収めなくとも、全てのサイドと月面都市が連邦政府から独立出来たとすれば、地球連邦軍は宇宙における力を大幅に弱める。
マイッツァーは各サイドや月面都市の動向を常に注視していた。
オードリー・バーンが各サイドに宇宙圏で連携を取る様に働きかけていた事は、勿論知っている。そのオードリー・バーンの正体が何者かもだ。
マイッツァーは時世を読み、この今のタイミングでフロンティア・サイドに独立国家を立ち上げれば、他のサイドと月面都市は、地球連邦政府に反旗を翻す可能性が高いと踏み、実行に移したのだ。
そして現在、コスモ・バビロニアは宇宙における最大拠点である宇宙要塞 ルナツーを抑え、月面都市 グラナダも抑え、さらに要所要所の資源衛星や軍事衛星なども抑えている。
それだけでも連邦宇宙軍は身動きが取りづらい状況に陥っている。
各サイドと月面都市が一斉に独立に成功すれば、それこそ宇宙における拠点は連邦宇宙軍の支配下にあるサイド7と宇宙要塞のゼダンの門(ア・バオア・クー)、コンペイ島(ソロモン)、ドーザぐらいだ。
サイド7は同じL3宙域にある宇宙要塞 ルナツーをコスモ・バビロニアが占領しているため、睨みを利かす事が出来る。
各要塞はゼダンの門がサイド3のL2宙域、コンペイ島がサイド1と新サイド6のL5宙域外延の月との間にあり、ドーザがサイド2、新サイド5のL4宙域、月寄りの位置にある。
上記の各要塞は、月面都市と各サイドが独立すれば、身動きは取りにくく、実質地球からの補給のみが生命線となり困難な状況に陥る。
連邦軍参謀本部もその事を理解し、最悪のシナリオとして予想していた。
そうなる前に、現在、連邦宇宙軍は各サイドやその宙域と月面都市に纏まった戦力を置き、独立を阻止するために奔走している。
必然的に、各宇宙要塞の戦力が薄くなるのは致し方が無いが、月面都市や各サイドが独立されて、補給線がか細くなるよりはましだ。
マイッツァーはそんな連邦宇宙軍の動きも読み、各サイドの独立の動きを読みつつ、個別に戦力が薄くなった宇宙要塞の攻略を狙っている。
宇宙要塞全てをコスモ・バビロニアが手にすれば、各サイドや月面都市が従属しなくとも、軍事力で睨みを利かす事が出来る。
スペースノイドと地球連邦政府の対立構造も相まって、各サイドと月面都市はコスモ・バビロニアとの対立は避けるだろう。
コスモ・バビロニアは宇宙における発言力が高まり、宇宙に置いて優位な立場を手に入れる事が出来る。
そうして、徐々に宇宙における実効支配を強めていき、最終的には各サイド、月面都市を掌握する。
これがマイッツァーのこれからの第二段階のシナリオだった。
連邦軍も今のままでは、戦力的には圧倒的に優位に立っていても、戦略的不利である事は把握している。
この戦略的不利を解消する一番シンプルなやり方は、一年戦争時のジオンの様にサイドの二つや三つ壊滅させることだ。
独立し対立する可能性のあるサイドをコロニーごと、有無も言わさずに艦隊の一斉攻撃で壊滅させれば、近い将来の敵も減り、守るべき場所も減るため、戦力の分散も避けられる。
よって、コスモ・バビロニアに対しての反攻作戦のための戦力を集結させ大規模艦隊を形成させることが出来るのだ。
地球連邦政府はかつてのジオン同様、多量殺戮の汚名を受け、スペースノイドと地球連邦政府との決別は決定的なものとなるだろう。
だが、効果は非常に高いのも事実だ。
コスモ・バビロニアを早期に叩く事も可能となるだろう。
さらにコスモ・バビロニアを叩いた後の、宇宙における実効支配も楽になるだろう。
反抗すればいつでもコロニーを焼くと、見せしめともなる。
そこには、恐怖による支配が蔓延るだろう。
人の幸せがそこにあるのかは甚だ疑問ではあるが……
だが、今の地球連邦政府や地球連邦軍にそれ程の大胆かつ苛烈な手段を、覚悟を決め実行できる人物は居ない。
過去には、グリプス戦役時のティターンズ、その首魁であったジャミトフ・ハイマンならば躊躇なく実行できただろうが……。
よって今の連邦宇宙軍は各サイド、月面都市の独立阻止に躍起になっており、連邦議会はコスモ・バビロニアに対しての対応について、荒れに荒れている。
議会はマイッツァーの内部工作によるものだけでなく、コスモ・バビロニアを独立国家として容認させる派閥もある。
独立を認め、国交を開く代わりに、ルナツーとグラナダを返還させる交渉を行うという考え方だ。
だが、その交渉はマイッツァーは絶対に受けないだろう。
マイッツァーの理想は連邦政府を打倒し、コスモ貴族主義を世に浸透させることなのだから。
今の地球圏は、まさに嵐の前の静けさだった。
そんな中、モノケロースでは……
「反応が遅い、相手の初動をよく見ろ」
「はい、ハヤセさん」
「セシリー、ファンネルの調整はどうだい?」
「まだ思うようには……」
「焦る必要はない。徐々に慣れていけばいいさ」
アムロはシーブックとセシリーにモビルスーツの訓練教育を行っていた。
シーブック達だけでなく、モノケロースのパイロット全員に指導を施していたのだ。
実戦経験がほぼ無い若いパイロットばかりなため、シミュレーターではなく、モビルスーツによる実戦演習が主だった。
アムロはそれ以外にも情報収集のため、YF-5で無人機を引き連れ、地球圏に足を運んでいた。偵察に特化した無人機を地球圏の各所に待機させ、リアルタイムで情報収集を行っている。
それと……
「アムロ君!!サイコフレームの調整を行いたい!!これはとんでもないものだ!!この世界の兵器はなぜこうもアンバランスなのだろうか!!ミノフスキー粒子もそうだがこのサイコフレームは別格だ!!脳波を拾うだけのシステムなら、ゼントラーディの兵器網にもそう言った技術が現存する。だがこれはそんな生易しいものでは無い!!まるでゼントラーディの過去の記憶の断片にあるプロトデビルンなる敵が使用する未知の現象を起こすエネルギーのようだ!!」
「中将……ここでは、ハヤセでと何度もお願いしましたが」
「はははははっ!失敬失敬!そんなどうでもいい事は直ぐに忘れてしまってな!!それよりもだ!!ミノフスキー粒子理論は理解した!!応用も効きそうだ!!あれならば、量産機の低出力エネルギーでもピンポイントバリアを展開出来る!!いや、いずれはバリアでバルキリー全体を覆う事も可能だ!!しかもサーベル状に変形収束させる事によって、ビームサーベルがこちらの技術でも再現できる!!いや、バリアサーベルとでも名付けるか!?いや、いや、ビーム理論はほぼ同じなため、わざわざバリアをサーベルにしなくともよいのだが!!時にはロマンも必要だろう!!しかし、モビルスーツはエネルギー効率が悪い。最大出力が劣っている私が開発したバルキリーの方が機動力や連続航行能力、連続戦闘能力、最高速度と全て上回っている!!私が開発したバルキリーが如何に優秀かわかるだろうアムロ君!!」
タカトク中将は相変わらずだった。
モノケロースのサナリィ技術開発スタッフを巻き込んで、1日中居座っているのだ。
しかも、開発途中であったF92をサナリィ技術開発スタッフと共に組み上げだしていた。
F92の開発コンセプトは可変モビルスーツの小型化だった。
要するにF90シリーズのZタイプ版と言ったところだ。
だが、その変形機構を小型化するのに難航し、中々開発が進まなかった。
中々進まない中、複雑な変形機構をあきらめ、リ・ガズィのように飛行ユニット脱着型にする案も出ていたが、開発室長であったジョブがZガンダムに拘り、それを許さなかった。
ジョブの言い分として、F90シリーズは最高機体を目指したもので、妥協などあり得ないという物だった。
だが、そこに可変戦闘機であるバルキリーを開発したタカトク中将が首を突っ込んだのだ。
あのZガンダムより複雑怪奇な変形機構を持ち、さらに新世代型小型モビルスーツよりもサイズが小さいバルキリーの開発を行ったタカトク中将だ。
そのノウハウは誰よりも持っていた。
タカトク中将はF92の開発に最も難航していた変形機構問題をあっという間に解決して見せたのだ。
さらに、長距離移民船団から資材開発用の大型3Dプリンターのような装置を取り寄せ、フレームパーツまで作り出していく。
「中将……無闇にこちらの技術を見せてしまうと、混乱をきたします」
「はははははっ、十分承知している!心配無用だ!!使用している鋼材や資源は全てこちらのものだ!!限定された資材と技術で新たな物を組み上げるのもまた一興!!さらに、こちらの技術体系も理解できるという物だ!!そもそもF92とやらのメインジェネレーターの試作品だけは出来上がっていたのでな!!ジェネレーターの核融合炉には少々問題があるが!!いいだろう!!」
「それならばいいですが、……核融合炉に問題とは?」
「なーに!!ジェネレーターの燃料バイパスを破壊され圧縮燃料が大出力エネルギーに晒されれば、大規模核爆発を起こす危険性をはらんでるだけだ!!」
「それはまずいのでは?」
理論上はモビルスーツのジェネレーターの核融合炉が破壊されたとしても、燃料の核反応は凍結するため、通常、核爆発等は起こらないとされているが、一年戦争時のモビルスーツは核反応による爆散を起こしていた。
モビルスーツ用のジェネレーター自身が急造品で十分な検証が行われないまま、投入されていたため、欠陥品が紛れていたとか、設計段階で問題があったとか、そもそも耐久度が低いとか。
だが、一年戦争後はその欠陥を解消されていた。
「確かにそうだ!!だが安心したまえ!!君のνガンダムとやらは核融合爆発はしない!!よっぽどの事が無い限りだ!!このフォーミュラ計画やF90シリーズとやらの開発コンセプトやら、設計思想を閲覧したが!!ジェネレーターの小型化に失敗したのではないか!?いや、小型化させ、出力をさらに高めたための弊害という物だろうか!!技術者は時には更なる高みを目指すために、多少のリスクにも目を瞑るものなのだろう!!はははははっ!!」
確かに小型化された第二期モビルスーツ群の小型ジェネレーターの核融合炉には欠陥があり、そう言う危険性を伴っていた。
特にF90シリーズの最新の高出力小型ジェネレーターに顕著に表れている。
「中将、その欠点を向こうの技術者に指摘されたんですか?」
「うむ!!やつら焦っていたぞ!!やはり知っていて搭載しているようだ!!」
「何とかならないでしょうか?」
「君は不用意な技術提供は如何のだと言っていたではないか!!だが、安心したまえ!!指摘し、改善案を連中に示した!!次からはマシなものが出来るだろう!!」
「現行の小型モビルスーツは今もその危険性を?」
「特に顕著なのはF90シリーズだけのようだ!!なーに、危険度が高いと言うだけだ!!要するに撃墜されなければどうってことは無い!!どうせ脱出機構も惰弱な兵器だ!!その上に、メインジェネレーターとコクピットは近い位置にある!!撃墜されれば、核爆発云々の前に、パイロットはお陀仏だろう!!その点、私のバルキリーは素晴らしい!!そんな懸念はまったくない!!まあ、撃墜する程のダメージを喰らえば、どんなことをしてもパイロットはお陀仏だろうが!!」
「………」
「ジェネレーターシステム管理ソフトを多少弄った!!それだけではあの欠点を完全には払拭できはしないが!!マシにはなるだろう!!」
「ありがとうございます。中将」
なんだかんだとタカトク中将は天才肌の技術者である。
「それよりもだ!!νガンダムとやらは君が譲り受けたモビルスーツなのだろう!!」
「そう言いましたが」
「そうかそうか!!」
タカトク中将はアムロのその答えに満面の笑みで大きく頷いていた。
その頃、レアリー・エドベリはモノケロースの艦長代理から正式に艦長を名乗る事となった。連邦軍から裏切りの烙印を押された今では、連邦軍の階級や役職など意味をなさなくなったための処置だ。
ブライトの勧めもあって正式に艦長を名乗る事となったレアリーは、モノケロースの今後の方針について、サナリィの上級士官や職員とブライトを交えて、何度も話し合いを行っていた。
因みにアムロはこの話し合いに一度も参加していない。アムロは飽くまでも外部協力者という扱いだからだ。
モノケロース及び乗組員は連邦軍からは賊艦や反逆者扱いされているため、このままだと地球圏に戻る事すら出来ない状況だ。
そんな中様々な意見が飛び交う。
まずは、地球に戻り連邦に降伏するという意見だ。
降伏した後、サナリィがコスモ・バビロニアと手を結んだのはデマだと、身の潔白を明かすというものだ。
ただ、既にアナハイム・エレクトロニクスが根回しをし、連邦軍も大々的にサナリィをコスモ・バビロニアと手を結んだ裏切者と公表しているため、身の潔白を明かすのは困難だろう。
もし、身の潔白を明かす様な証拠があったとしても、連邦軍がそれを認めないだろう。
そうだとしても、降伏さえすれば即殺される事は無い。
だが、レアリー以下サナリィ所属の元連邦軍士官は軍事裁判をかけられ、処刑されるのはあり得るのだ。
また、レイ・ハヤセが所属する民間軍事会社にこのまま受け入れてもらうという意見もでた。
特に技術系の職員にその意見が多い。
確かに現状のこの場所は安全ではある。生活物資にも困らない。
だが、いつまでもここにというわけにもいかないだろう。
故郷に戻りたいものも多数居る。
各サイドが独立した後に、どこかしらのサイドに身を寄せるという意見も出る。
いっそ、コスモ・バビロニアにという意見もあった。
連邦に降伏するよりはましだろうと言う事だった。
確かに、サナリィの技術者や技術はどの勢力も喉から手が出る程欲しいだろう。
連邦よりも優遇されるかもしれないという期待もある。
だが、コスモ・バビロニアのコスモ貴族主義に対しては、拒否感が出てくるのは否めない。
どこかしらのサイドに身をよせるのなら、コスモ・バビロニア以外でという意見も多い。
ただ、どのサイドが良いのかは検討の余地がある。
地球連邦から独立したサイドが、連邦やコスモ・バビロニアに攻め込まれ、直ぐに落とされるかもしれない。もしかするとサイドが連邦やコスモ・バビロニアに屈した場合、その手土産としてモノケロースは売られるかもしれないなど、不安の種は尽きない。
最も過激な意見として、月のサナリィ基地を奪還し、徹底抗戦という物もあった。
結局、答えが纏まらず。一か月以上が過ぎていた。
ブライトはこの話し合いに毎回参加はしていたが、自らの意見は一切語らず、質問された事に対して答えるのみだった。
地球圏で動きが無い中、アムロはブライトとミライをメガロード01の自宅に招く。
フォールドブースター搭載の中型連絡船で、長距離移民船団が身を隠しているアステロイドベルト帯に到着したブライトとミライは、メガロード01の超大型艦船の前方3分の2がガラス張りに覆われた街が形成されている姿に「まるで半分コロニーのような艦船だな」「でも何かしら、幻想的な感じがするわ。空に浮かぶ浮遊城みたいよ」と驚いていた。
メガロード01のドックから居住区間へと入り、アムロが住むマンションまで電動自動車で中空道路を移動中に、ブライトとミライは街並みを眺めていた。
「随分と近代化された街並みのようだ」
「山城や城塞のような印象ね」
ブライトが言う様に、この居住区表層階層の街並みは、巨大なビルやショッピングモールのような建物が並んでいるような姿だ。ここが人々が生活を行う空間だ。
ミライが山城や城塞という表現を使っているのは的を射ている。
メガロード01の居住区はコロニーと異なり、艦船の下部に重力装置が設けられ、幾重の階層が積み重なった構造を形成していた。
住民の生活圏である表層部は段々畑のような構造となっている。
内部階層には工場や農地、畜産場、各種生産施設などが形成されており、表層部の下方には緑地帯や公園など設けられている。
「ああ、メガロード01は大気圏内でも活動できるようにと、重力装置は下部に設置されてる。コロニーに比べればかなり手狭な全長1200m、幅300m程の空間にはすべての機能と各種施設を積み込み、できるだけシンプルな形にと設計したがために、このようなデザインとなっている。この艦は最初の長距離移民船の1番艦だ。試験要素が多分に含まれている。この1番艦の教訓を生かし、既に作り始められているだろう2番艦は居住区間の横幅が倍以上の規模になり、緑地部分を大幅に増加させる予定だ」
アムロはブライトとミライにそう説明する。
メガロード01は初の長距離移民船であり、いろんな試みが施されている。
ノウハウは殆ど無い状態で、参考は宇宙を漂うマクロスの内部に形成された街の運営ぐらいだった。
「街に行く人々は、俺達と変わらんようだな」
「本当ね。平行世界の人と言っても全く私達と同じよね。耳がちょっと尖っている人達が、巨人族の人達かしら?」
「遺伝子的には俺とあちらの世界の人間は全く一緒だ。それと巨人の…ゼントラーディ人も根幹の遺伝子情報は変わらない。色々と分かって来た事だが、過去に存在したプロトカルチャーなる人類が、戦闘に特化するために遺伝子操作して生まれた人種のようだと言う事だ」
街行く人々を見たブライトとミライの感想にアムロは真面目に答える。
自宅マンションに到着したアムロ一行を、私服姿の未沙が出迎える。
「ようこそ、お越しいただきました。アムロさんの妻の早瀬未沙です」
「前は通信越しでしたが、ブライト・ノアです」
「ブライトの妻のミライです」
「まさか、こうしてアムロさんのご友人を出迎える事が出来るなんて、思いもしませんでした」
「私もこうして、アムロから伴侶を紹介される日がくるなどとは、ついこの間まで思っても見ませんでした」
「可愛らしい奥さんねアムロ。未沙さん、私達はアムロが15の頃からの付き合いだから、聞きたいことがあったら何でも聞いてね」
「是非お願いいたします。私も昔のアムロさんの事を聞いてみたくて、この日を楽しみにしていました」
「未沙……ミライさんも、お手柔らかに」
挨拶もそこそこに、困り顔のアムロを余所に、そんな他愛もない会話から楽しい一時が始まった。
アムロは、未沙に昔の事を知られ、気恥しい思いをする。
特に一年戦争時のアムロの話題は尽きない。
はしゃぎ疲れた双子の我が子をベッドに寝かしつけた後、未沙はブライト夫婦に夕飯を振舞うためにキッチン入る。
「そういえば、カイは今頃木星ね」
ミライが思い出した様に話し出す。
カイとは一年戦争での嘗ての仲間、カイ・シデンの事である。
一年戦争後は軍を辞めジャーナリストを生業としていた。
「カイさんが?」
「木星の動きが気になるとかなんとか、2年位前かしら、家に来てそんな事を言っていたわ」
「そういえばそうだな。彼奴もいい年なのに、相変わらず世界中を駆け回っている」
「カイさんらしい」
因みにミライは、セイラとフラウについては既にアムロに語っていた。
セイラは今は地球で静かに暮らしている。大資産家であり、独り身との事だった。
フラウは地球で養子のキッカの家族と一緒に暮らしているとの事だ。
「カミーユは月のグラナダだったな、コスモ・バビロニアに占拠されているが、無茶をしなければいいが」
ブライトはカイの話題が出た事により、アムロと面識があるカミーユの事を思い出す。
「カミーユが?…その、カミーユは」
アムロはカミーユの状態の事を気にしていた。
カミーユの繊細な心は、肥大化するニュータイプ能力と戦争に溢れる悲しみに耐えられず、心が壊れてしまったのだ。
アムロがまだこちらの世界に居た頃には、精神は完全には戻ってきていなかった。
「ああ、あの0093年のシャアとの戦いの後、カミーユは元に戻った。その後大学を出て、グラナダで医者をやってる。ファの献身によるものだ。二人は結婚して子供が1人いる」
実はカミーユは、アムロとνガンダムが起こした地球を覆うサイコフィールドの煌めく希望の光が、目から脳裏に投影し、精神奥底に沈んでしまった自我を再び呼び起こし、覚醒したのだ。
「そうか…カミーユは……しかし、グラナダか」
アムロは安堵と共に、ブライト同様にカミーユがまた無茶をしなければと言う思いと、当時のカミーユの顔を思い出していた。
「アムロ……お前に話しておきたいことがある……息子の………」
先ほどとは打って変わって、ブライトは沈んだ表情を見せ、言い淀む。
横に座るミライも自然と俯く。
「いいんだブライト」
アムロはブライトが次に語ろうとする内容を察し、ブライトが話すのを止めるために、正面に手を掲げ、左右に首を振り、ブライト本人の口から言わせまいとしたのだ。
ブライトが語ろうとした内容は、息子のハサウェイ・ノアの死についてだろう。
ブライトとミライにとって辛い記憶であり、一生消えない心の傷だ。
だが、アムロには伝えるべきだとブライトもミライも思ったのだろう。
既にアムロはサナリィのデータベースにより、ハサウェイの死の概要を把握していた。
ハサウェイはマフティー・ナビーユ・エリンと名乗り地球連邦政府に反旗を翻し、そして捕まり、父親ブライト・ノアに処刑されたと……。これがアムロが知る概要だ。
だが、真実は異なっていた。ブライトはマフティー・ナビーユ・エリンの銃殺処刑に立ち会ったに過ぎず、しかも、マフティーの正体が息子のハサウェイ・ノアとも知らずにいたのだ。
「………アムロ」
「分かっている。だからいいんだ」
どちらにしろ、アムロにとっても、その事実はショッキングであることは確かであった。
それを、ブライトとミライの口から言わせるわけにはいかなかったのだ。
未沙が明るい笑顔を振りまきながら、皆をダイニングテーブルへと誘い、食事を始める頃には、暗く沈んだ雰囲気は払拭され、また、和やかな時が過ぎていく。
ブライト夫婦はメガロード01に4日程滞在し、モノケロースに戻る。
アムロはというと、メガロード01にしばらく残っていた。
地球での報告と、こちらはこちらでメガロード01の行く末について等、考えていかなくてはならない事が山ほどあったためだ。
その間、地球圏での情報収集は各宙域に配置させている無人機が行っていた。
情報収集と言っても、各サイドの電波や光通信の情報をジャックし、解析する程度のものだが、大まかな情勢の予測が立つ。
2週間後……
アムロがモノケロースに戻ってすぐに、アムロの部屋にブライト夫妻が訪れ、ブライトはアムロにこう切り出した。
「アムロ……モノケロースを頼めるか?」
「ブライト?」
「俺は、地球に戻る」
「どういうことだ?」
「モノケロースは地球圏に戻り、新サイド6に合流するつもりだ。それは地球連邦ともコスモ・バビロニアとも敵対することを意味する」
「なぜブライトが1人、地球へと?」
「……連邦をのさばらせ、今のこの地球圏の状況を作ってしまったのは俺達、老人の責任だ。彼ら未来ある若者がこんなところで命を賭けるのは間違っている。彼らはここで戦乱が収まるのを待つべきだ」
「一人で戦うつもりか?」
「俺は新サイド6に向かう。バナージとオードリーと合流するつもりだ。この老骨に何が出来るかわからんがな」
「いや、しかし……」
「モノケロースの事は頼む。レアリー艦長は有能な士官だ。戦乱を乗り切った後に、彼女のような若い人材が必要となる。こんなところで死なせるわけには行かない」
モノケロースをアムロに託し、ブライトは一人地球圏に戻り、バナージとオードリーに合流し新サイド6の独立運動に参加するつもりなのだ。
アムロは困惑気味にブライトと寄り添うミライを交互に見据える。
ブライトはミライの顔を見つめてから、意を決したように語りだす。
「アムロ、聞いてくれ。……俺はハサウェイを信じてやれなかった。今になって思う。あいつがやりたかった事を……、連邦の暴走を止めたかった事を………だが、俺はあいつの心の奥底に眠る熱い思いを気づいてやれなかった。………その結果、あいつを…息子を死なせてしまった」
そして、ブライトはあのマフティーの動乱の真実を語りだす。
「………」
アムロは黙って聞くしかなかった。
アムロはサナリィ本部の過去の資料からハサウェイ・ノアの死の顛末を知っていたが、ブライトが語る真実とは異なっていたのだ。
「息子は18年前に死んだ。ハサウェイ・ノアとしてではなく、地球連邦を混乱に陥れた反逆者マフティー・ナビーユ・エリンとしてだ。
ハサウェイは今の地球圏の未来を見据えていたのだろう。こうなる事を……。やり方は褒められたものでは無かったが……あいつは本気で連邦の暴走を止め、地球と地球圏に住む人々を救いたかったのだと思う……伝え聞いた話だが、息子は処刑される間際まで、地球圏の行く末を案じていたそうだ」
「………」
「今の地球圏をあの世とやらから、ハサウェイが見ればどう思うだろうかと……」
「………」
「モノケロースの若い連中を見てふと思う。あの時ハサウェイと腹の底を割って語り合うべきだったと……」
ブライトのハサウェイを死なせてしまった後悔の念がアムロの心に突き刺さる。
「………ブライト」
「アムロ……俺を新サイド6に送ってくれ」
ブライトはアムロに頭を下げる。
「待ってくれブライト。ミライさんもそれでいいのか?」
「……私もブライトを止めたい気持ちは有るわ。でも………」
「モノケロースの連中やレアリー艦長には話したのか?」
「いいや……」
「……俺は、ブライトにはモノケロースの未来ある若者たちを導いて欲しいと思っている」
「……アムロ、だが俺は……」
「どうしてもか、ブライト」
「ああ」
「ふぅ、水臭いぞブライト、俺について来いとぐらい言ったらどうだ?」
「いや、お前には向こうの世界の人々を導く役目があるだろう」
「俺だって、この世界の人間だ。それに今のこの地球圏の状況を作ったのがブライト達だと言うのであれば、俺にも責任がある」
「いや…しかし……」
「それに、モノケロースの連中は若いが、自分の信念を持って戦いに身を置こうとしているんじゃないのか?かつて、ブライトや俺がエゥーゴやカラバに参加し、ティターンズの世に地球の未来は無いと信じて戦ったのと同じだろう。彼らは戦えない子供じゃない。自分たちの未来は自分達で切り開こうとする気骨が伺える。確かに、経験不足や若さゆえの過ちなどもあるだろう。だが、その彼らを正しく導くのも老骨の俺達の役目ではないのか?」
アムロは少なくとも、訓練等で接してきたシーブックやセシリー、それにモビルスーツ隊の隊員や整備兵からは戦う意思を強く感じていた。
「……アムロ」
「いざとなれば、身を挺してでも彼らを守ればいい」
「アムロ……いかんな、年をとるとはこういう事か……。彼等を若輩者と見くびっていたのかもしれん。わかった。だがアムロ、本当にいいのか?」
「確かに俺に迷いがあった。だが、νガンダムが俺の目の前に現れた際に悟ったよ。俺にはこの世界でまだやるべきことが残っているという事を……、未沙やメガロード01の皆にも俺がこれからこの世界の戦いに出ると話をつけてある。だからといって、俺は死ぬつもりなど毛頭ない、子供や未沙を悲しませるわけにはいかないからな」
「アムロ、お前は……」
「ブライト、レアリー艦長やモノケロースの皆と腹を割って話し合うべきだ。それと、俺はアムロ・レイとして参加させてほしい」
「わかった。だが覚悟しておけ、俺はお前を遊ばす様な真似はしないぞ」
大きく頷くブライトは、まるで30年前に戻ったかのようなギラついた眼をしていた。
「そういうブライトこそ、早く勘を取り戻せ、ブリッジで叫ばないブライトはブライトらしくないからな」
アムロもアムロでブライトに言い返す。
横でその様子を見ていたミライは、何故か微笑ましい物を見るような目をしていた。
こうして、ブライトは改めてモノケロースと共に戦いに身を置く事を決意し、アムロもこの戦いに身を投じる事を覚悟する。
アムロはモノケロースへの本格参加表明をする前に、やっておかないといけない事があった。
そのために、アムロはモノケロースのモビルスーツデッキへと向かったのだ。
そう、モノケロースに入り浸っているタカトク中将を、メガロード01、少なくとも高速機動輸送艦には戻ってもらわないといけないのだ。すでに多少関わりを持ってしまってはいたが、この世界の戦いにマクロス世界の人間を巻き込むわけには行かない。
タカトク中将が素直に戻ってくれるとは思ってはいないが、ここから始めなければ、アムロがこの世界の戦いに安心して赴く事が出来ない。
アムロ自身はこの世界の人間としてアムロ・レイを再び名乗り、νガンダムで戦いに赴くつもりだったのだ。
「タカトク中将……モノケロースは暫くして地球圏に向かう予定です。中将はメガロード01に戻ってください」
だったのだが………
「アムロ君!戻ったか!!サイコミュシステムとは中々のものだった!!君がハロと脳波だけで意思疎通出来ていた理由とそのシステムが理解出来た!!」
νガンダムの前で何やら調整を行っていたタカトク中将は満面の笑みでアムロにこう答える。
「中将……νガンダムに何をしたのですか?」
しかし、タカトク中将が今調整を行っているνガンダムは、3週間前とはどこか様相が異なっていたのだ。
「この世界の機動兵器にこちらの技術は使用するなと言っていたのは君ではないか!!確かにそれには理解できる!!この世界においてパラドックスが起きかねん事案だ!!だがこのモビルスーツは君の物なのだろう!!君の物であれば、私の物でもある!!だから改装を施した!!いや、実にいいデータが取れた!!ジェネレーターは総入れ替えを行った!!搭載スペースは有り余るほどあってな!メインにYF-5用の交換用ジェネレーター2機とサブにVF-4用のジェネレーターを合計4つ搭載した!!これで推進力は3倍、戦闘持続能力4倍だ!!突貫改装のためここまでだ!!もっと時間があればよかったのだが!!ファンネルラックにも独立させた超小型ジェネレーターを搭載!!関節部の負担を軽減させるため!!バルキリーのフレームに一部変更!!ビームライフルもV.S.B.Rの理論を再構築し!私なりに改造を施してみた!!はははははっ!!この君のガンダムは生まれ変わった!!いわばHi-νガンダムと言ったところか!!実に有意義であった!!これでYF-5を超える次世代バルキリーが構築できる!!私はメガロード01に戻り、早速設計に掛かる!!」
そう言って、タカトク中将はスタスタと、高速機動輸送艦に戻って行く。
「遅かったか……」
アムロは茫然とνガンダム……いや、Hi-νガンダムを見上げていた。
やばい、なんだかんだと長期連載に><
三話ぐらいでさくっと終わるつもりが><
ついにHi-νガンダムがって……あれ?
配色はνのまま、形はHi-νガンダムなんだけど。
中身は僕が知ってるHi-νガンダムじゃない;;
F92が遂に完成。
ZタイプのF90シリーズってどうなのよ?
天才(変態)科学者がとんでもない事を……。
次回は再び地球圏へ。
もちろん戦闘シーンあります。
訂正があります。
ペズンは0123年時点で消滅していたので、ペズンを消して、ドーザとい勝手に宇宙要塞を作らせてもらいました。L4宙域を抑える宇宙要塞は連邦にとって必要ですよね。