ドラクエ8の主役は○○だ!!   作:賀楽多屋

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今回はDQ8サイドのみのお話です。
因みにイベントは、オリジナルばかりとなってますのでお気をつけください。


既に物語は軌道を逸れている

 その怪しげな一団がトラペッタに到着したのは、逢魔が時が訪れる少し前のこと。

 

 朱のバンダナを頭に巻いた青年が一人、旅慣れた格好をしていながらも品よく立ち竦むその姿は、まるで何処かの貴族のご落胤かと思う程だが、彼の泥まみれの長靴を見た瞬間にそんな憶測は散ってしまう。

 

 そんな青年に寄り添う毬栗帽の背丈の低い男は、壮年に差し掛かりそうなオヤジだ。乞食のようなみすぼらしい格好をしており、見ているだけでも芳しい匂いを嗅いでる気分になる。ハッキリ言って、例の青年と並ぶと月とすっぽんという諺しか出てこない。

 

 そんな青年達の後ろを車輪を回してついてくる一台の馬車に繋がれた白馬は、隅々まで手入れの行き届いた名馬だ。絹のような手触りをしているだろう体毛が輝かんばかりに美しい。

 

 その馬の傍にある御者台に座っているのは、人間とはとても思えない醜悪な顔つきをしており、これまたオヤジだ。皮膚がおどろおどろしい緑色で、ギョロりと爬虫類を思わせる目が気持ち悪い。

 

 橙の旅装をしているが、どう見ても人間を装うための格好にしか見えず、トラペッタの住人達は彼らを避けるようにして端へと寄っていく。

 

 そんな彼等からの視線には気づいていないらしいバンダナの青年が、困ったぞとばかりに袖のないチュニックのポケットから折り畳まれた紙を取り出す。

 

 それはこのトラペッタの地図であり、彼が故郷から持ち出してきた数少ない品物の一つであった。

 

「陛下、確かこの街では例の男の師匠を探す───とのことでしたね」

 

 青年が首だけで振り向き、化け物としか思えないオヤジに尋ねる。何故かこの青年はこの化け物擬きのことを“陛下”ととんでもない敬称で呼んでいるようだが、渾名のようなものだろうか。

 

 化け物擬きは、そのとんでもない敬称で呼ばれることには慣れているようで、鷹揚に頷いて見せる。

 

「そうじゃ。あの忌まわしきドルマゲスの師匠であるマスター・ライラスを訪問することが今回の目的じゃ」

 

 青年は地図を端から端まで見渡し、「ふーむ」と息を吐く。彼の隣で毬栗帽の男が「この街で人探しとは、なかなか鬼畜なもんでげすよ」と既に嫌な顔をしている。

 

 彼等がそこまで渋い顔をしているのには訳がある。

 

 このトラペッタは、主に上と下で街が別れているのだが、その上下の行き来だけでもかなり複雑な道程となっているのだ。もし、此処にコネシマ達がいるとしたら、『梅田駅みたいな造りやなぁ』と零していたに違いない。

 

「エイト、儂はここで待っておるからの。マスター・ライラスの住居を発見したらすぐに報告を頼む」

 

「御意。夜も近いですから、陽のあたる場所で待っててください。お体を冷やしては毒です」

 

 青年───エイトは、片足の踵を二度鳴らして右胸を同じ回数叩く。そして、小さく頭を下げるや化け物擬きの体調に気を配ってからその場を離れた。

 

 エイトの形式ばった敬礼に、化け物擬きが柔らかな表情を浮かべている。

 

「お前さんはまこと、トロデーンの民じゃのう」

 

 微かな独白に呼応するように、馬車を牽引する白馬が鳴いた。

 白馬のその嘶きに化け物擬きがよしよしと首を撫でてやる。白馬を撫でるその手つきは我が子に触れるような優しさで、彼のギョロ目は不思議なことに慈愛に充ちているようにさえ見えた。

 

 

 

 颯爽とトラペッタの広場から離れていくエイトに付き従うように歩く毬栗帽の男は、短い足をえっほえっほ動かして「兄貴!」と呼ぶ。

 

「いつ見たって、兄貴がああいう格式ばったことをあのオッサンにしている光景は見慣れねぇでげす」

 

 何処か不満げな毬栗帽の男がじとりとエイトを見上げる。

 そんな声を受けて、エイトも苦笑混じりだ。

 

 彼が()()()()に忠誠を誓っていることは、自身のみならず、彼の仕える主とて存じていることだ。

 

「まぁ、トロデ王のあの姿しか見たことがないヤンガスにしたらそうだろうね。でも、僕にとってあの方はとっても尊きお方なんだ」

 

「……アッシは、兄貴のそういう所が好きでがす。本当なら、アッシにもオッサンを敬うように言うところでがすよ」

 

 ヤンガスの尊敬に充ちた円な瞳がエイトには眩しくてしょうがない。故郷にいた時ですら、此処まで純真な気持ちをぶつけられたことは無い───まさか自分よりも一回りも年上の男に崇められるとは、旅に出るまで予想することなど出来なかった。

 

「うーん、それはきっと陛下の望んでることじゃないから。あの御方は、口では『敬え』だとか『儂の臣下としての気構えを持て!』とか言うけど、別に本気でそう思ってるわけじゃないんだよね。だから、形だけでも敬われるような態度を取られたらすっごく落ち込んじゃうんじゃないかな」

 

 エイトの考えに考えたものをヤンガスに披露してみるが、日頃の主の行いが災いして、ヤンガスには一欠片も信じて貰えない。純真な光を湛えた眼が一瞬にしてジト目に様変わりだ。

 

「そんな殊勝なモンにはまーったく見えねぇでがすがねぇ」

 

「ははは。そんなに簡単に陛下の御心を察せられたら臣下の僕達は形無しさ────さぁ、行こうか。陛下や姫様をあまり長く待たせるのはいけない」

 

 これ以上、ヤンガスと問答していてもしょうがないと切り上げることにしたエイトは、近くにあった武器屋に入る。

 

 ヤンガスもエイトの背後をついてくるように武器屋に足を踏み入れると、今日はもう店仕舞いの時間でもあるからか、自分達以外の客は見当たらない。

 

 店のカウンターで暇そうにブーメランを研いでいた武器屋の店主が、最後の客かと言わんばかりに嬉しそうな表情で彼等を出迎える。

 

「いらっしゃい! この街じゃ見ねぇ顔だな。旅人かい?」

 

 格闘牛を模した荒くれた人間だけが被りそうなマスク越しに声を発する店主に、エイトは(わぁ、目抜きから瞳だけがキョロキョロと動いている)とよく分からないところで感心する。

 

 エイトとほんの僅かに旅を共にしているヤンガスは、エイトの子どもっぽい言動を度々目にしているので、彼の楽しそうな目の輝きは碌でもない所に着眼しているのだろうなぁと思い至っていた。

 

「ああ。実は人探しをしていてね。おやっさんは、マスター・ライラスって御仁を知らねぇでげすかい?」

 

 武器屋の店主は、その名を耳にした途端に急に前のめりにしていた姿勢を元に戻した。

 

「……なんだ、あの偏屈爺にご用かい」

 

 突然に態度を変えた店主にエイトとヤンガスは、つい互いの顔を見合わせる。

 

 彼等がこの街に来るまで聞いたマスター・ライラスの噂は、『ご高名な魔法使い』だったはず。遠くの街まで名を馳せる魔法使いとくれば、その街の住人からは尊敬の念を集めていても可笑しくは無いのだが、どうやら彼は特殊なパターンのようだ。

 

 これは、何かある! と直感が告げたエイトは、引いた店主の分を補うようにカウンターへと歩み寄る。

 

「あの……マスター・ライラスは高名な魔法使いと伺ってきました。ですが、貴方の態度は臭いものに蓋をしたいように感じる。良ければ、その訳を教えてはくれませんか?」

 

 そして、チュニックのポケットから小袋を取り出した。それは、チャリンと音を響かせてカウンター上へと投げ置かれる。

 

「おおきづちを一つ」

 

「あ、兄貴! アッシの装備はこれで充分で───」

 

「ヤンガス。君は、トロデーン近衛兵の舎弟になったんだよ。そんなお粗末な武器じゃ僕の沽券に関わってくる」

 

 いつもよりも低いエイトの声音に、ヤンガスがぶるりと身を震わせる。自分のデカい体を活かしてこんぼうをそっと隠してみたのだが、使い古して棘が丸くなっていることは、近くにいるエイトが一番よく知っている。

 

「───アンタ、トロデーンの兵士さんかい。ってことは……」

 

 武器屋の店主は組んでいた腕を解いたかと思えば、天から糸でも吊り下がっているのかと見紛うような美しい姿勢に正し、片側の踵で二度地面を鳴らす。

 

「ま、まさか……それは」

 

 ヤンガスがあまりの驚きで棒立ちになっているが、それがなんだと言わんばかりに武器屋の店主は右手で同じ回数胸を叩く。

 

 それは、トロデーン式の最敬礼だ。

 

 あんぐりと舎弟が大口を開けているが、生憎今は彼のフォローに回れるほどエイトも余裕はない。

 

 気持ちが驚く程に高まっているのを感じるが、それを相手に悟らせないようにするため、彼は高揚を押し込めて主に見せたものと同じ最敬礼を披露した。

 

「所属は?」

 

「トロデーン近衛兵第二師団、エイトであります!」

 

「そうか。兵士を辞めてなかったら、俺が敬語を使わなければならない立場だったよ」

 

 ふぅと小さく嘆息を零した店主は、カウンターから出てきたかと思えば、出入りの玄関を少し開けて『OPEN』の札を『CLOSE』に引っくり返す。

 

 そして、一通りの店仕舞いをし終えた彼は、「よっこらせ」と一思いに荒くれマスクを脱いだ。こんなにもあっさりと素顔を拝見することになるとは思わず、ヤンガスとエイトがおどおどと店主の顔に視線を行ったり来たり彷徨わせる。

 

 だが、二人は店主の素顔を拝むことで、彼がどうして荒くれマスクをしていたのかの理由に気付くことが出来た。

 

 店主の顔には右コメカミから鼻筋を横断して、左口角に達するまでの大きな裂傷があったのだ。これは、確かに素顔を晒して歩くのも憚られる古傷だ。

 

「俺は、トロデーン騎馬師団に所属していた」

 

「……騎馬師団っていったら、兵士の花形じゃないですか!」

 

「それは、鎧馬に乗れるような将軍位の連中に限った話さ。ただの軍馬に乗った俺らなんて歩兵と何ら変わりない」

 

 武器屋の店主は、カウンターの向こう側へと戻ると窓際の傍にある椅子に深く腰掛けた。それから、ズボンのポケットから葉巻を取り出すや、燦の傍においてあったマッチで先っぽに火をつける。

 

「まぁ、ちょっとした事故でこの傷を負い退役したって訳だ。今は実家の武器屋に就職して一国の主になってる……この生活もなかなかに悪かねぇんだ。俺は、武器を振るうよりも手入れする方が向いてたった話さ」

 

 口に銜えていた葉巻を離して、窓の隙間に向かって紫煙を吐き出す店主からは悲壮さなんて僅かにも感じられなかった。本当に武器屋としての第二の人生を楽しんでいるようで、そのことが後輩であるエイトとしても救われるような気がした。

 

「そうでしたか……貴方とこの地で会えたのは僥倖でした。久しぶりにトロデーンを知っている方と話せて楽しかったです」

 

 故郷(くに)を出てから、真新しいことばかりに晒されてきたエイトにとって、出戻りとは言えトロデーンの元兵士に会えたことはかなり気の休まるイベントになった。

 

 一度もトロデーンを出た事がなかったエイトはこの旅を楽しんでいるが、()()()()()で旅立った訳では無いからだ。

 

「なんでトロデーンの近衛兵様があの偏屈爺を探してるのかって言うのは、きっと薮蛇なんだろうさ」

 

 歩兵と変わらないと卑下する彼は、やはり聡い人だ。

 

 エイトが笑みを深めるだけで答えを返せば、店主はぷかりと紫煙で輪っかを作る。

 

「マスター・ライラスは、先日弟子がとんでもねぇ不始末をやらかした。何でも奴の指導に我慢ならなくなった弟子による謀反とかで、奴の家周りが延焼するっていう火災が起こった。タダでさえ、近所の連中からも近寄り難いって言われてたのに、今回のことでそれが決定的になったっつーことだ」

 

「……つかぬ事をお聞きしますが、その弟子の名前は?」

 

 ヤンガスが今にも口走りたそうな顔をしているが、エイトはそれを手で制して店主からの返事を待つ。

 

 店主は、また紫煙で輪っかを生み出した。

 

「ドルマゲスって奴だった」

 

 

 ▹▸▲▼

 

 エイトが主達を迎えに行くと、ジリジリと主の周りを不穏な空気を醸し出した住民達が囲うようにして様子を伺っているのが見えた。

 

(なんだか嫌な感じだ。これまでは、人の少ない村や町ばかり寄っていたから良かったが、どうやら人の多い場所に陛下を連れ出すのは得策では無いようだね)

 

「オッサン! マスター・ライラスっちゅー爺の居所が発覚したでげすよ!!」

 

 エイトの物思いとは裏腹に、溌剌とした声と大袈裟に振られる丸太のような片手が存在感大のヤンガスのお陰で化物擬きと白馬の視線が即座に彼等を捉える。

 

 噴水の傍らで暇そうに白馬と戯れていた化け物擬きは、ヤンガスから齎された朗報に顔を明るくさせる。

 

「まことか!? でかした、二人とも!! 流石、儂の臣下じゃのう」

 

「……アッシがいつオッサンの臣下になったんでげすか?」

 

「お主はエイトの舎弟なのじゃろう? ならば、エイトは儂の臣下じゃ。つまり、臣下の臣下は儂の臣下になる」

 

「相変わらず、とんでもねぇことを普通の顔して言うでげすね……」

 

 ふんすと得意げな化け物擬きに、ヤンガスは最早諦観の構えだ。何を言っても無駄なことは分かりきってるとばかりの表情には、流石のエイトでさえもなんだか申し訳ない気持ちになってくる。

 

「という訳で、陛下。早速ですが、彼のお宅を訪問した方が良さそうです。直に夜ですしね……そろそろまともな布団で眠りましょう」

 

「おお、そうじゃのう。儂もこんな体になったからといって、腰痛や背中の痛みと無縁になったわけではないみたいじゃ。こんなことなら、それぐらいのサービスをしてくれても良いものだろうにの」

 

「……陛下、まさか、かなり痛みを我慢していませんよね?」

 

「ああ、ミーティアや。早くあの男の師匠とやらを拝みに行くとするか。今日こそ、屋根のある場所で寝かせてやるからの」

 

「陛下? 陛下? へ・い・か?」

 

「兄貴、顔がどえらい事になってるでげすよ。馬姫様ですら、怖がってるでげす」

 

 狂犬チワワや不人気ですら裸足で逃げ出しそうな真っ黒な笑みを浮かべて、化け物擬きの後を執拗に追い掛けるエイトには、凛々しく佇んでいた白馬───ミーティアですら引いている。

 

 これは流石に見ていられないと思ったヤンガスが、化け物擬きからエイトを隔離させたのだが、彼はヤンガスという枷を振りほどく為に腰に差している剣を引き抜く構えすら見せている。

 

「あ、兄貴……! 先ずはマスター・ライラス……! マスター・ライラスのお家に行くでげすよ────!!!」

 

「陛下ぁぁあああ! ご無理をなされてはいけません!! 貴方はそうやっていつもいつもこの小姓にすら隠されるのですから!!!」

 

「お主はもう小姓でもないわ! ったく、エイトの奴……。近衛兵になってはや二年は経つというのに、まだ小姓気分でおりよるわ……」

 

 なんとか新調してもらったおおきづちでエイトを宥めることに成功したヤンガスだが、彼の頬には真新しいバッテン傷が出来上がってしまった。

 

 

 そんなすったもんだがあったエイト一行だが、武器屋の店主の案内に従ってなんとかマスター・ライラス邸らしき家の前に来る事が出来た。

 

 エイトとヤンガスは周りを見渡してみるが、どうにも主人の情報と食い違う特異点がある。

 

「店主の話では、確かドルマゲスが暴れ回った代償として、マスター・ライラス邸の周りは延焼したとのことだったけど……」

 

「そんな跡はこれっぽっちも見当たらねぇでげすね。地面に生えてる草木にすら焦げ後なんて見つからねぇ」

 

「……僕達がこの街に向かたのって───確か、一ヶ月丁度くらいだよね。だったら、やっぱりそれ以降に起こった事件としても何かしらの痕跡が残っていても可笑しくないと思う……んだけど」

 

 地を這うようにして、丸い団子鼻をくっ付けて草木の様子さえ見ているヤンガスに化け物擬きが「街中で野生を解放するんのはやめんかい!」とかなんとか叫んでいるが、勿論彼は無視である。

 

 だが、化け物擬きとて一月近くをヤンガスと共にしているため、彼の処理方法などとうに確立している。

 

「ほい!」と景気よく御者台から飛び降りた化け物擬きは、トテトテとマスター・ライラス邸の玄関まで近寄ったかと思えば、今度は勢いよく玄関戸を叩き始めた。ドンドン叩かれた玄関戸からは、若干軋んでいる音がする。

 

「マスター・ライラス殿! 在宅であるか!?」

 

「あ、陛下。そのような事は僕が致しますのに」

 

「お主は、少々集中しすぎるところがある。それが美点でもあるのじゃが、せめて儂の声くらいは聞こえていて欲しいものよ」

 

「も、申し訳ございません! 陛下のお声を聴き逃していたなんて、なんて不敬な……!」

 

「良い良い。それよりも、そこの汚らしい猪を起こしてくれ。このまま野生に帰られては困るでの」

 

「誰が汚らしい猪でげすか!? オッサンこそ、アッシとそう変わらねぇ見た目をしていることを忘れてるみたいじゃねぇか!?」

 

 やいのやいのと三つ巴で騒いでいる光景には、離れたところで見ているミーティアも困り顔である。長い睫毛を伏せて首を振る様がとても人間臭い。

 

 すると、化け物擬きが叩いた玄関戸がギィと開いた。

 開いた戸の隙間から外を伺い見るのは、二つの双眸。

 

「どこの誰か知らんが、儂の家の前で喧嘩しないでくれないか?」

 

 嗄れた年寄りの声音は、非難の色濃くエイト達に降り掛かる。

 

 すっかり用件を忘れてしまっていた三人がハッと促されるようにして、声の主の方へと体を向ければ、そこにはヤンガスと同じくらいの背をした老人が訝しげに彼等を注視していた。

 

 直ぐに行動に移したのはエイトだ。

 ゆっくりと胸の前に片手を当てて敵意が無いことをアピールしながら、彼が探し人なのか尋ねる。

 

「あ、貴方がマスター・ライラス殿でしょうか?」

 

「如何にも。儂がマスター・ライラスじゃ」




✤主人公のキャラクター設定
・エイト
トロデーン王族命。子どもらしい素直な感性と、大人らしい狡猾さを併せ持つ。ちょっとぼんやり屋。

様々なエイトをこれまで書いてきましたが、今回の彼が1番それっぽいのではと思っていたり。

いつか、DQ8一本で物語を書いてみたいなー(いつも同じことばかり言ってるような・・・)


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