この小さな母娘に幸福を!   作:赤いUFO

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カズマの選択

 胸を刺されて倒れたアイリス王女。

 侍女の悲鳴を合図に動いたのはクレアだった。

 

「貴様ぁっ!!」

 

 腰に下げている剣を抜き、スズハに襲いかかる。

 横へと一閃させた斬撃は後ろへと大きく跳躍して避けられる。

 だが、スズハがアイリスの傍を離れたことで指示を飛ばした。

 

「レイン! アイリス様をプリーストに! 早くっ!?」

 

 急所が外れているのか、それともアイリスの高い資質のお陰か。

 胸を刺されて倒れたアイリスだが、まだ息をしていた。

 レインは即座にアイリスを抱えてその場を後にする。

 クレアは剣を構えてスズハを睨む。

 

「どういうつもりかは知らないが、アイリス様を傷付けて無事に居られると思うな!」

 

 怒りで沸騰しそうな頭。

 逃がすまいスズハの僅かな動きを注意深く観察する。

 しかし、スズハは後ろに逃げることも、クレアに向かって来ることもしなかった。

 横の窓ガラスを破壊し、そのまま飛び降りた。

 相当な高さのある2階から飛び降りたスズハをクレアが慌てて見るが、スズハは地面に叩きつけられることもなく平然と着地し、クレア達の事を見ることなく立ち去っていく。

 

「此方を馬鹿にするのか……!」

 

 侮られたと感じ、クレアは歯を食い縛ると近くの使用人達に指示を飛ばしてスズハを捕らえるように命じた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「スズハの奴、結局戻って来ねぇじゃねぇか!」

 

 朝、イライラしながらカズマは食堂へと歩いていた。

 すぐ戻って来ると言っておきながらスズハが昨夜から戻って来る事はなかった。

 おそらくはアイリスと一晩中話していたのだろうと思うが、赤ん坊を放置は無いだろう。

 朝目を覚ますとヒナが泣き出してしまい、育児経験のある侍女を呼んで泣き止まさせてもらったのだ。

 

「だー。久々の徹夜で眠ぃ……だりぃ……」

 

 いつの頃からか、規則正しい生活が染み付いていたので久しぶりの夜更かしに目がショボショボする。

 それも、ヒナの様子を見て、という理由なだけに疲労感が強い。

 スズハに会ったら文句を言い、アクセルの街に帰ったら寝てしまおうと決めた。

 そんな事を思いつつベビーカーを押していると何やら城の中が騒がしい。

 何か事件でも起きたのかと思う。

 

「何だよいったい……」

 

 チャペルでも鳴らしているのか、鼓膜に届く大音量にカズマは顔をしかめた。

 すると、カズマを呼ぶ声が届いた。

 

「カズマ、さん……?」

 

 弱々しい、スズハの声にカズマはそちらを向いた。

 

「おいスズハッ! お前一晩じゅ────」

 

 何をしてた、と聞こうとしたが、スズハの様子に言葉が止まる。

 城から借りていたローブは埃が被って汚れており、顔色もいつもより悪い。頭痛がするのか、頭を押さえて深呼吸をしている。

 壁に体重を預けて近づくスズハにカズマが移動した。

 

「おいどうした! 何か遇ったのか?」

 

「それが、わたしにも何が何やら。昨日、アイリス様の部屋を出て……それから、部屋に戻る途中でアルコール薬の臭いがして……」

 

 そこから記憶がなく、今さっき空き部屋で目を覚ましたと言う。

 

「そりゃあ、どういう……」

 

 とにかく、城の人間に診てもらおうと提案する。

 だが、そこでゾロゾロと武装した騎士達が殺気立てて集まってきた。

 そこそこ広い通路で前後を取り囲むようにして騎士達が道を塞ぐ。

 先頭にいたクレアが抜き身の刃を向けてくる。

 

「よくもまぁ、逃げ出さずまだ城内に留まっていたな。あぁ、成る程。その男と合流してから逃げる手筈だったのか。舐めてくれる」

 

 隠しきれない憤怒の感情を向けてくるクレア。

 突然の事に訳が分からず混乱しながらもカズマが声を上げて訊く。

 

「何だよこれっ! いったい何の冗談────」

 

 カズマが最後まで言う前に、クレアが剣を振るった。

 

「冗談だと? ふざけるなっ!? その娘がアイリス様に今しがた何をしたのか、知らないとは言わせんぞ!!」

 

 クレアから感じる怒りに身震いしたスズハは後退りると後ろにいた騎士が腕を掴んで捻りあげた。

 小さく呻き声を出すスズハにカズマが止めに入る。

 

「おい、何すんだ!?」

 

「それは此方の台詞だ! アイリス様を刺し殺そうとした罪、ここから生きて出られると思うな!」

 

「は……?」

 

 クレアの言葉にカズマとスズハは目を丸くした。

 刺し殺そうとした? 誰が? 

 顔を青くしたスズハが叫んで問う。

 

「刺されたって……アイリス様が……? アイリス様……アイリス様は御無事なのですか!?」

 

「白々しい! 貴様が刺したのだろうがっ」

 

「はぁ!? スズハがか! そんな事するわけ────!」

 

「捕らえろ!」

 

 聞く耳持たないとばかりにクレアからの命令に騎士達が動く。

 迫ってくる鎧の群れ。

 その手が、ベビーカーに眠る赤子(ヒナ)に伸びようとしていた。

 

「────火精霊(サラマンダー)!!」

 

 スズハが声をあげると、オレンジ色の蜥蜴、火精霊(サラマンダー)が現れ、カズマとヒナを騎士達から阻むように炎の壁が作られた。

 

「アッチッ!?」

 

「カズマさん! ヒナを連れて逃げてください!!」

 

「はぁ! バカか! お前はどう────」

 

「早くっ!!」

 

 有無を言わさず逃げろと言うスズハ。

 この場にいる何人かのウィザードが消火の為の魔法を使おうとしていた。

 ここに留まり続けるとどうなるか。

 自分やスズハ。それに赤ん坊のヒナは? 

 ぐるぐると悪い方向へと想像が掻き立てられ、カズマが選んだ選択は────。

 

「クソッ!」

 

 ベビーカーからヒナを引き上げ、近くの部屋へと入り、その窓から逃亡した。

 

「チッ! 逃がすな、追えっ!」

 

 クレアの指示で騎士達がカズマを追う。

 しかし、火精霊(サラマンダー)がさらに炎を広げようと動く。

 だがそこで、廊下一帯に大量の水が被せられた。

 

「申し訳ありません。少々雑な消火になってしまいした」

 

「ジョージか」

 

 現れたジョージが精霊の力で水を生み出し強制的に沈下させる。

 そのせいで廊下に居た者達は皆、頭から濡れてしまった。

 ジョージはスズハの火精霊(サラマンダー)を見て驚いた様子で目を大きく開けたが、すぐにクレアに視線を移す。

 

「アイリス様の事は聞きました。大変な事になりましたね」

 

「あぁ。私の落ち度だ。だが、アイリス様を刺した張本人は押さえた。後は仲間を追い、ダスティネス家にも使いを出す」

 

 言うと、騎士によって腕を後ろに捻られ押さえつけられているスズハに近づく。

 

「残念だよ。お前は、アイリス様の良き友になってくれるかもしれないと思っていたが」

 

 クレアは自身の持つ剣先でスズハの首にプスリと刺さり、血の線が流れた。

 

「シラカワスズハ。アイリス様を殺害しようとした罪で、貴様を拘束する!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あー! あー!」

 

「泣くなよ! 見つかるだろ!」

 

 窓から逃げたカズマは潜伏スキルを使ってどうにか城の兵士をかわしていたが、スズハの危機を察してか、泣き出し始めた。

 

「頼むよ、今見つかったら……!」

 

 どうにか城の外へと逃げようと兵士のいない場所を探す。

 置いてきてしまったスズハの事や刺されたというアイリス。

 何がどうなっているのか分からずに唇を噛む。

 

「クソッ! どうなってんだよ!」

 

 それでも今はただ、逃げることしか出来なかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 昼頃になり、城下の街では昼食を摂ろうと多くの人が行き交っていた。

 屋台が建ち並ぶこの場も例外ではなく、そこには短い銀髪に顔に傷がある冒険者の姿もあった。

 

「おじさーん! 串焼き2本ちょーだーい!」

 

 快活に注文するその冒険者に屋台の店主はあいよ、と串を焼く。

 肉と葱が交互に刺された串焼きが焼かれ、濃厚なタレの匂いが加わって食欲がそそる。

 

「はいよ! 1本多くおまけだ! その代わり、また寄ってくれよ、坊主!」

 

「わ! ありがと……って坊主!? あたしは女の子だよ!」

 

 最近ちょくちょく性別を間違われる彼女は頬を膨らませて抗議する。

 それに店主は悪い悪いと笑いながら謝罪した。

 串焼きを1本食べ始めながら店主に質問する。

 

「ねぇ? なんか城の方が騒がしくない? あたし、今さっき王都に着いたばかりで、門の警備の人にも厳しく質問されたりしたんだけど?」

 

 少女の質問に店主は言いづらそうに声のトーンを落として話し始める。

 

「何でも今朝、城の客人に王女様が刺されたって話だ。犯人の1人は捕まえたらしいんだが、もう1人は現在も逃げてるって話だ」

 

「王女様が!?」

 

 少女の驚きに店主は頷く。

 

「何でも犯人は、王女様と同じくらいの歳の女の子だそうだ。本当かは知らんがね。だから城の騎士達はピリピリしてんだよ。仲間も捕まってないしな。だからお嬢ちゃん、怪しい行動は取るなよ? 捕まっちまうぞ」

 

「うん。分かったよ。教えてくれてありがとう」

 

 お礼を言って屋台から離れる。

 大変な事になってるな、と思いながら空を見上げた。

 

「それにしても、犯人は王女様と同じくらいの歳の女の子、か……」

 

 該当する知り合いが居て少女は鼻で笑い飛ばす。

 

「まっさかねー」

 

 紙袋から2本目の串焼きを取り出した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 何とか城下町までたどり着いたカズマは目立つスーツの上着を脱ぎ捨てて路地裏に座り混んでいた。

 泣き疲れたのか大人しくなったヒナを見て溜め息が漏れる。

 

「おっもいなーお前……」

 

 それは体重的な重さではなく、1つの命に対する重さだ。

 か弱く、目を離したら失ってしまいそうな命。

 

(スズハの奴、今までずっとこんな重たいのを背負ってたのか……)

 

 自分が守らなければいけない立場になり、息がつまりそうだった。

 しかし、カズマの言葉をどう解釈したのか、ヒナが頬を引っ張ってきた。

 

「なんだよヒナ。一端のレディー気取りか? そりゃあせめて話せるようになってから……」

 

 ぐきゅるるるる

 

 突然カズマの腹の虫が鳴った。

 もう夕方。

 昨日の夜以降何も食べてないのだ。

 緊張の糸が緩んだ事で、空腹を自覚する。

 

「……何か食うか」

 

 幸い、財布はポケットに入っている。何か腹に入れないと倒れてしまう。

 

(そういや、ヒナに何を食べさせればいいんだっけ?)

 

 蜂蜜は駄目で。でも何なら食べられるのか。

 そもそもスズハは何を最近食べさせてた? 

 記憶を掘り返すが上手く出てこない。

 

「ミルク、で大丈夫だよな……?」

 

 何を食べさせても不安が残る。

 どうするかとその場をぐるぐる回っていると、声が聞こえた。

 

「居たぞ! サトウカズマだ! 捕らえろ!」

 

「うおっ!? ウソだろ!」

 

 兵士に見つかり、即座に逃げるカズマ。

 しかし、重たい鎧を着込んでるにも関わらず、騎士達との距離は少しずつ詰められて行く。

 

(もっと狭い道に入るか?)

 

 鎧が邪魔になるくらい狭い道に逃げ込もうと辺りを見渡した。

 しかしその些細な動きですら騎士達との距離が縮まる原因になってしまう。

 もう少しで騎士の手がカズマに届きそうになった時。

 

「そのまま、脇目も振らず走る!」

 

 聞き覚えのある声がして、全力で前だけ向いて走った。

 すると、逃げるカズマと騎士達の間に玉が投げられ、赤い煙が発生した。

 

「こっちだよ! ヒナを落とさないようにしっかり持って!」

 

「クリスッ!?」

 

 上から飛び下りてきたクリスがカズマの手を引く。

 後ろからは騎士達がの悲鳴が聞こえた。

 

 

「ぎゃあああああっ!? 目が! 目が!?」

 

「染みるっ!? 染みる!?」

 

「唐辛子の粉末入りの煙玉だよ! 少しは時間を稼げるから!」

 

「容赦無ぇな!?」

 

「文句言ってないで走る!」

 

 クリスが手を放すと見失わないようにカズマは必死に後を追いかけた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 その日、処刑される死刑囚を見ようと人が集まっていた。

 手には鎖付きの手枷が填められ、裸足で引き摺るように歩かされている。

 そんな少女の姿を住民達は誰も同情をせず、怒りを向けていた。

 誰かが、歩かされている少女に石を投げた。

 頭に石が当たると血が流れると良い気味だと声が上がる。

 広場に着くと、用意された断頭台に無理矢理スズハの首が置かれた。

 その処刑場に行こうとカズマは走る。

 人だかりをかき分け、処刑を止めようとするが、どんなに足に力を入れて走って近づこうとしてもその分だけ遠退いていく。

 

(やめろ! やめろ! やめろ!!)

 

 断頭台の刃を固定している縄にナイフが当たる。

 

「スズハァアアアアッ!?」

 

 縄は切られ、刃はスズハの首へと落とされていく。

 刃が落ちる音と共にスズハの首が体から離れて飛び、カズマの足下へと落ちた。

 生首となったスズハは血の涙を流してカズマの顔に視線を合わせていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「────っ!?」

 

 ベッドから起き上がったカズマは額から目に落ちた汗を拭った。

 

「夢……」

 

 限界まで肺に空気を入れて吐く。

 

(昔見たアニメの処刑シーンをスズハに差し替えて見た。最悪)

 

「おはよう。と言っても、今は深夜だけどね」

 

 部屋にいたクリスがカズマにタオルを投げた。

 

「ビックリしたよ。宿に案内した途端、ベッドに倒れるんだもん」

 

「あ、あぁ……わるい……」

 

 追っていた騎士達を撒いた後、クリスに宿へと案内されたカズマは昨夜から寝てなかった事や城の騎士に追われる疲労で意識を失ったのだ。

 

「ヒナは!?」

 

「そこだよ。宿の人に赤ちゃん用のベッド、借りといたんだ」

 

 見ると、ヒナはベッドの上で眠っていた。

 

「さっき、ご飯を食べさせたら寝ちゃったよ」

 

「そっか。悪い。俺、何食べさせたら良いかも分かんなかったから」

 

「これでも、エリス教会の孤児院で子供の面倒を見ることもあるからね」

 

 偉いでしょ? と胸を張るクリスに少しだけ心が軽くなった。

 それから、クリスが屋台で買ってきたゲバブに似た食べ物を食べてクリスに説明を求められる。

 

「それで、何があったの? 城下では王女様が刺されて倒れたって噂になってるけど。もしかして────」

 

「そんなわけないだろっ!!」

 

 途中でカズマがクリスの言葉を遮る。

 驚いているクリスの顔を見て頭が冷え、悪いと謝罪した。

 

「スズハが……あいつが、そんな事するわけ無いんだ、絶対に……」

 

「そうだよね。あたしもそう思う。でもなんでそんな事になってるのさ?」

 

 クリスの疑問にカズマはこれまでの事を話し始めた。

 王女から食事に誘われ、ダクネスの実家で冒険譚を話したこと。

 カズマ、スズハ、ヒナの3人はアイリスに気に入られ、強制的に城へと招待されたこと。

 そこでアイリスと数日過ごしたが、スズハの誕生日が近づいた事でアクセルの街に帰る事にした。

 そして今日の朝、アイリス王女が刺されたと捕まりそうになり、スズハが応戦してカズマとヒナを逃がしてくれたこと。

 

「……俺、逃げたんだ。スズハがヒナを連れて行けって言って。だから……スズハを残して……!」

 

 話している内に懺悔するように体を折る。

 体は震え、ズボンには透明な液体が落ちた。

 

「……」

 

 そんなカズマの姿にクリスはずっと黙っていたが、不意にその頭に手を置く。

 

「ヒナの為に逃げるしかなかったんでしょう?」

 

 赤ちゃんであるヒナを安全な場所に移す為に逃げたのだ。

 カズマが顔を上げると、そこには労るように微笑むクリスがいた。

 

「スズハを置いて行かなきゃいけなかった。それは辛い選択だったね、カズマ」

 

 その姿と声が、誰かと重なったような気がした。

 

「あ────」

 

 流していた涙が、勢いを増す。

 一度拭って止めようとしたが、止まず、頭を抱えて泣き続けた。

 そんなカズマを、クリスは泣き止むまでずっと頭を撫でて待ち続けた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「これは……!?」

 

 寝台で苦しそうに呼吸をするアイリス。服が開かれた胸を見てクレアは絶句した。

 刺された箇所を中心に赤い紋様が広がっている。

 レインが説明する。

 

「傷の方は塞がったわ。でも、アイリス様を刺したナイフには呪いが付与していたみたいで」

 

 僅かに間を置いてからレインは続ける。

 

「刺した本人が死なないと呪いが消えないらしいの」

 

「もしも刺した者が死ななければどうなる?」

 

「……長くて1週間。もしくはもっと早く、アイリス様は呪いにその身を蝕まれて……死ぬことになるわ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




アイリス刺される。
カズマ逃亡。
クリスと合流。
ダクネス達は新聞でアイリスの件を知る。

こういう順番です。

読者さんがこの作品で好きな話は?

  • 序盤
  • デストロイヤーから裁判まで。
  • アルカンレティア編
  • 紅魔の里編
  • 王都編
  • ウォルバク編
  • 番外で書かれた未来の話
  • その他

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