やはり伝説の餓狼達が俺の師匠なのは間違っているだろうか。   作:佐世保の中年ライダー

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ひょうき○懺悔室…………。

牧師「罪深き迷える子羊よ入りなさい」

私入室。

牧師「心ゆく迄懺悔なさい」

私「神様私事、佐世保の中年ライダーは調子に乗って前話に於いてネタ次回予告をかましましたが、執筆中に当初予定していなかったエピソードを加えた為其処まで書くことができませんでした、神様どうかお許し下さい………」

牧師「神に祈りさい」

私「神様どうか許して下さい」(拝む)

BGM『チャー♪ラー♪ラー♪」

神様「✕!」

私「この季節に水を頭からは厳しいのでお湯で勘弁してください」

天井から『ザッパーン!』 





やはり俺があの人の視線に恐れを抱くのは間違っている。

 坂崎のご隠居とサキサキによる演舞とパフォーマンスも終了し、以て花火打ち上げ開始前のプログラム全て終え後はそのメインイベントである打ち上げの開始を待つばかりとなった。

 演舞を終えた普段着に着替えた坂崎のご隠居とサキサキも俺達と合流してそれぞれにイベント会場に設えられた折りたたみ椅子に思い思いに腰掛けて、今俺はと言うと。

 

 「はい、八幡君もうあまり熱くは無いけれど猫舌君の貴方にはこれ位が適温ではないかしら。」

 

 とても良い微笑を浮かべたゆきのんさんが俺の右隣から、十センチ弱程の長さの竹串にタレと青のりと粉末鰹節と辛子マヨネーズと刻んだ紅生姜が乗った外はカリカリ中はすこしふわっとした、割と大きめのサイズのたこ焼きを俺の口元付近にそっと差し出し。

 

 「は〜い、はちくん此方もまだまだ美味しく食べられますよ♡」

 

 と小悪魔的な笑顔のいろはすさんが左隣から、割り箸にこれまたタレと青のりと粉末鰹節とマヨネーズを乗せて一口大に切って差し出されたのは、お好み焼きの一片だ。

 因みに中は定番のキャベツと玉子と刻み紅生姜が生地に練り込まれていて豚肉が割とたっぷり使われている、所謂みんな大好き豚玉ってだ。

 この状況は例のアレだ、男子たる者が一度は憧れるであろう女子による嬉し恥ずかしの『あーん』だ。

 

 「………………うぐっ、粉モンによる左右からの同時攻撃か……。」

 

 そうその嬉し恥ずかしのあーんなのだが、この大勢の人に囲まれた中で致されるのはどうにもその嬉しいだとか恥ずかしだとかをブッチギリで飛び越えて、何かある種の拷問を受けてる気分になっているまである。

 

 「もう、何ですかはちくんは、かわいいかわいいいろはちゃんと雪乃先輩二人にあーんとかやって貰える男子なんて、世界広しと言えどはちくん以外にいないんですからね、だから此処はもっと喜ぶ場面じゃないんですか!」

 

 「いろはさんの言う通りよ八幡君、それとも貴方もしかして何か私達に攻撃を受けても仕方の無い様な『おいた』でもしたのかしら?だとすると私としては不本意なのだけれど、躾けと言う物をしなければ行けないのかしらね。」

 

 ぷくっと頬を膨らませていろはが言うと雪乃が続けて躾け等と恐ろしい事をチラリと結衣の方に一瞬目を向けて言うってか何だよ『おいた』って、俺は別に何もやって無いからね……って、いや、まぁアレだ、とっても柔ら……っといかん想像するのは止めておこう。

 

 「ううーっ、二人共ズルいよぉ!あたしもハッチンにあーんとかやってあげたいのにぃ〜っ。」

 

 いろはの隣に座っている結衣が不満気に言うんだが、ちょっと其れはマジで止めて頂きたいんだが。

 

 「あら結衣さん貴女は十分に二人の時間を堪能出来たのでしょうその不埒な物まで有効活用して、なので当然今は私達の時間よ。」

 

 雪乃が若干苛つきの混じった声音で持って結衣を制する、そして雪乃の言う結衣の“不埒な物”を嫉妬の目を向けて。

 

 「ですよね〜っ、結衣先輩ってば私達が居ないのを良い事にずっとはちくんの事独り占めしていたんですから、此処は私達に譲るのが当然だと思うんですよねぇ、なので此処は自重して下さいゴメンナサイてゆうか結衣先輩って第一食べ物買ってないじゃないですか。」

 

 いろはもいろはで結衣に追撃をかけるが久し振りに聞いたわいろはの早口ゴメンナサイ、そしてやっぱりいろはも結衣のそこに嫉妬の目を向けている。

 

 「うっ!?そっ、それはまぁえっと、そのぉなんと言いますか、えへ、えへへぇ〜っ…ってちょっと待ってゆきのんは兎も角いろはちゃんはその後あたしと一緒にハッチンと此処まで来たじゃん。」

 

 二人からの反撃にたじろぐ結衣だったが己の最大の武器に同性の雪乃といろはに嫉妬される事に満更悪い気はしないの だろう、ちょっと得意げになってるし。     

 

 こんな感じの俺たちを周りのみんなの色々な思いを込められた視線が向けられている、アンディ兄ちゃんや舞姉ちゃんの微笑ましく見守ってくれているぽい感じの眼差しとか。

 『オノレ八幡、我を差し置き一人だけリア充ハーレムを築きよって』と怨嗟の言葉をブツブツと呟くアイツとか。

 『べーっ、流石比企谷君しょ、マジパネェっ!』とか『ヤリおるのう八坊、これは儂も負けては居れんぞい』とか『うむぅ、沙希坊も負けてはならぬぞ』とかまぁ色々とな。

 つか坂崎のご隠居はその肝心の沙希坊の今の状況見てますか。

 元来結構恥ずかしがりやな面がある川崎が、幼い頃からお世話になっている坂崎のご隠居や極限流空手の為且つ未来の門下生確保の為に、その羞恥心を押し込んで表舞台にたったは良いが。

 

 「…………くっ、やり過ぎた、恥ずかしい……。」

 

 思いっ切り後悔している様だ、まぁ美形の川崎があんな凛々しい姿を大々的に世間に知らしめした訳だしな、もしかしたらこれから先マスコミとか格闘関係のイベントとかに超絶美少女空手ガールとか持て囃されて五月蝿い事になるかもだし、更にはシスターズも勢力拡大してしまうかもだし。

 

 「川崎………ドンマイ。」

 

 これから先のサキサキの事を思うと俺はなんと無く同情心とかシンパシーを感じてしまうのだった、と俺としては此処で締めたいんだが。

 

 「はい、八幡君あーん。」

 

 「おっ、おう……っ!?」

 

 こうやって雪乃が俺に対して何らかのアクションを起こすと、その度に実はさっきから俺は殺気の様なものが籠もった視線を感じている……さっきと殺気を別に掛けている訳では無いって事は先に述べておく、ふへ面白くないですかそうですかそうですよね。

 

 「…………(ジーーッ)……。」

 

 雪乃が差し出したたこ焼きを咀嚼しながら右側後背から感じる気配に、俺はそれがメッチャ気になって遂にそのそちらを振り返って見た。

 

 「…………あの、どっ、どうかしましたか雪ノ下さん……。」

 

 そこに居たのは俺に含みのある視線を送っている一人の女性、ご両親の名代としてこのイベント開催の挨拶をし終えて此方に合流した雪乃の姉、雪ノ下陽乃さんであったってか俺達が此処へ到着し時にはもうその挨拶も終えてこの場に居たんだけど。

 

 「……別に何でもないよ比企谷君。」

 

 いや、貴女の今の表情とか眼力とか声音とか放たれている強烈なプレッシャーとか諸々、別にって感じじゃ無いんですけどねぇ。

 例えるならアレですよシロ○コの乗るドゴス○ギアをメガ○バズーカ・ランチャーで狙撃しようとして何度も外したクワトロ○バジーナ大尉が感じたプレッシャー、それが今の俺には凄く理解出来るんですけど。

 

 『アレに乗っている男のプレッシャーか……。』てな気持ちだよ、まぁ雪ノ下さんは女性なんだけどな。

 

 「いや、別にって感じが全くしないんですけど、それって気の所為とか言わないですよね。」

 

 「気の所為だよ、気の所為。」

 

 どうやらこのお姉やんはあくまでも気の所為だと言い張るおつもりの様だ、嗚呼もうどうか面倒な事にならないでくれたら良いんだがと神頼みでもしいた気分だわ。

 

 

 

 

 

 午後七時を回り空の色も良い具合に夜の色に塗り替えられている、流石に夏至を過ぎお盆も終わると日が沈むのも早いものだ。

 

 「やっぱりお盆も過ぎると日が暮れるのも早いな。」

 

 俺達の後方にひとかたまりとなり椅子に腰掛けていた葉山グループ、そのリーダーの葉山がどうも俺と同じ事をこの空を見上げて感じた様だ。

 うわっ、マジかよまさか葉山と同じ様な感慨を抱くとかメッチャ嫌なんですけど……いや別に葉山に対してどうとかでは無くてだな、此処で俺と葉山が同じ事を考えてたなんて知られた日には赤いフレームの眼鏡を掛けた悪魔がなぁ……。

 だが今はその葉山に対して戸部が合いの手入れてるから、彼女のその矛先は俺の方を向いていないし取り敢えずは良しとしておこう。

 

 精神的安寧、これ大事だからね。

 

 話を戻すと、もう日が暮れたしそろそろ花火の打ち上げが開始されるだろうと思われるんだが未だその気配が無いってことも無いんだろうけども、現在舞台上では司会進行役の人が何やらマイクパフォーマンスをやっていらっしゃる。

 多分この会場に詰め掛けている観客達はこう思っているだろう『そんなのいいから早く花火やれよ』ってな、誰だってそーだろう、俺もそーだ。

 しかし現金な物でその司会者の次のセリフで俺は華麗に手のひらを百八十度クルッとする事になる。

 

 『えー、間もなく花火の打ち上げが始まりますがその前に一つスペシャル、と言いますかとある方からのメッセージ動画がこの会場に届けられております。

 でありますので、皆様には花火の打ち上げを今暫くお待ち頂く事になりますがご容赦頂きたく願います。』

 

 その司会者の言葉に会場の彼方此方から不平不満の声、ブーイングが響き渡るのだが、その次に告げられた事に依って事態は変わる。

 

 『では、会場特設モニターにてメッセージの再生を開始致します。

 メッセンジャーはこの方、世界トップクラス実力を誇る格闘家、伝説の狼、そしてサウスタウンヒーローッ!

 テリー・ボガードさんです!!』

 

 伝説の狼、サウスタウンヒーロー、テリー兄ちゃんの名が告げられると会場に詰め掛けた観客の大半が歓声を上げた。

 正にそれは割れんばかりの喝采って形容がズビシっと当て嵌まると言っても過言じゃない、それ程観客のテンションはバク上がり現象(フェノメノン)が発生したって感じだ。

 

 そして始まるメッセージの再生、それは先に開催された十年ぶりのキングオブファイターズに於ける、テリー兄ちゃんの試合のダイジェストムービーから始まった

 

 『カモンゲットシリアス!』

 

 『ハッ!シュッ!ロック・ユー!バーニング!キックバット!ゴーバンッ!ライブワイヤー!ゴーバンッ!アーユーオーケー!バースッウォーッ!』

 

 それはおそらく一回戦から決勝までの闘いに於いてテリー兄ちゃんが繰り出した必殺技や超必殺技のシーンを編集した物だった。

 それをノリの良さげなBGMとともに映し出され、その迫力ある映像に会場の観客も大いに沸く。

 改めてやっぱりテリー兄ちゃんのファイトスタイルは派手で豪快でそして見る者を興奮させてくれるんだよな、それに見たところ身体も技も初めて出会った頃と変わらずキレてるし、そこに更に円熟味が加わって増々強くなっている。

 

 「やっぱりそうでなきゃな、テリー兄ちゃん。」

 

 俺の目標の人がまだまだずっと遥か高みに居る、改めてそれを確認出来て俺のテンションは水面下でバク上がりだ。

 へっ?どうせなら水面上で上がって見せろって、嫌だよそんなのどうにも俺のアイデンティティがクライシス帝国でその時不思議な事は起こりませんでした。   

 まぁ要するに俺は潜水艦の様に深く静かに潜航してたまに空気の入れ替えの為に浮上する位が丁度いいんだよ、今の処はな将来的にはどうなるか知らんが。

 

 「ほほう、流石は伝説の狼と呼ばれるだけの事ははある様じゃな、何とも奔放な闘いをする男だ。

 フフフっやるではないかこれではマルコが勝てぬ筈じゃ。」

 

 坂崎のご隠居もテリー兄ちゃんの闘いの様子に唸り高い評価を与える、マジっすか何かそれって俺メッチャ嬉しいんだけど、何たって元祖無敵の龍に俺の兄貴分が認められてんだからな!

 

 そしてオーブマニングのダイジェスト映像も終わり遂にテリー兄ちゃんのメッセージの再生が始まる。

 

 特設モニターに大きくバストアップで写し出されたテリー兄ちゃんは、右手の人差し指と中指を立て米上の辺りで軽く振り。

 

 『よお、千葉の皆、はじめましてってヤツも居れば久し振りってヤツも居るだろうが、そうだな俺はテリー・ボガードだよろしくな。』

 

 テリー兄ちゃんの挨拶に会場のあちらこちらから挨拶を返す声が響く、まぁ流石に衛生生中継とかネット配信とかじゃ無いからそれがテリー兄ちゃんには届いては無いけどな。

 テリー兄ちゃんは三十路を越えて、それまで自身のトレードマークだった赤いキャプをかぶるのを辞め、腰の辺りまであった長い髪を肩の辺でバッサリと切りそして赤いジャンパーからブラウンカラーのボア付きのフライトジャケットを着用する様になったんだよな、その姿もバッチリ決まってカッケぇんだよこれが。

 

 『皆が俺のこのメッセージを聴いている日は花火大会ってヤツの開催日だってな、そして俺達のサウスタウンと皆の千葉とが姉妹都市提携ってヤツを結ぶって事が発表されたんだよな。

 そんなハッピーな日にあんまり長々と話をするのも何だからまあ簡単に纏めさせてもらうよ。』

 

 テリー兄ちゃんの発言に会場の観客達がどっと湧き上がり、会場中にテリーコールが木霊する。

 

 『俺にとって日本、それに千葉って所はすっげぇ馴染みの深い場所でな、まずは俺の弟のアンディと舞が暮らす国ってのが一つだな。』

 

 『それと千葉には八年前に初めて行ったんだが、あの時は千葉のスタジアムで開催された格闘大会の決勝戦に出場する為だったんだが、その当日に俺は一人の小さな少年と出会ったんだ。』

 

 『その子供と出会って色々あって俺はそいつに俺の格闘技の技を教える事になったんだ、まあ言っちまうとソイツは俺の弟子であり弟みたいなヤツかな。』

 

 その言葉に会場がざわ付き始める『テリーの弟子で弟だってマジかよ!?』とか『どんな奴なんだ』とか疑問の声が湧き上がる。

 てかそれって俺の事なんだけどねこんな奴ですけど、何かすんません。

 

 『それから、ソイツの妹や親父さんお袋さん達とも家族同然の付き合いをするようになって、俺と俺が面倒を見ているロックってヤツと一緒に一年ばっかり千葉で暮らしてたんだ。』

 

 『誰が面倒見ているだって、面倒見られてるの間違いじゃないのかテリー』とモニターからは見切れているがロックが突っ込みを入れる声が聴こえ、会場の皆も大笑いだ。

 まぁ確かにガキの頃は兎も角今じゃロックの方がしっかりしてるし、生活環境はロックが守っている様なモンだしな。

 それから『俺知ってる、トレーニングしているテリー達を見た事ある』『俺も知ってるよテリー!』なんて報告が相次いぐ、べぇーっマジ俺見られてたのか。

 

 『その後も毎年俺とロックは時間を作っては千葉に来てるんだ、それに行きつけの飯屋のタイショウやオカミさんに飲み屋で知り合って一緒に酒を飲む飲み仲間のオッチャンや地元の格闘技道場の師範とか門下生とか沢山のダチが居る千葉って街は俺にとってもう一つのマイカントリーだぜ。』

 

 テリー兄ちゃんがそう言うと会場全体から『WOOOOOOO!!!』怒号とも歓喜ともつかない程に響き轟き渡る大歓声が圧力となって空間を揺るがしている様に感じられる、会場は正に興奮の坩堝と化したって感じだ。

 

 『そんな俺のもう一つの故郷千葉と俺達の街サウスタウンの姉妹都市提携のイベントを、9月にやるそうなんだが俺もそれに参加するから皆ッ9月に千葉で会おうぜッ、それじゃあな!』

 

 サムズアップから二本指のヒビキさん風敬礼ポーズを決めテリー兄ちゃんはメッセージを締め括られ、映像の再生は其処で終了した。

 

 『テリー!テリー!テリー!……』

 

 映像は終了したが観客達の歓喜のテリーコールが会場全体に木霊しそれは暫く止まなかった、メインイベントの花火の打ち上げを前にこれは最高のビッグサプライズだ。

 九月か、その日に向けて俺もテリー兄ちゃんが帰って来た時に落胆され無い様にしとかなきゃだな、俺は響き渡る巨大な歓声の中密かに決意する。

 だってな、此れだけの歓声を以て迎えられる程のファイターの弟子として弟分としては、その顔に泥を塗る様な真似は出来ないからね。

 

 

 

 

 会場を包み込んだ大歓声もやがて静まり始め、もう間もなくすると本日のメインイベントである花火の打ち上げも始まるだろう。

 俺の周りの皆も割と控え目な声でテリー兄ちゃんの事を語り合っている、中にはアンディ兄ちゃんの事にまで言及する人もいる様だ。

 まぁ女子陣は大概格好いいとな素敵とかそう言う感想が殆なのは仕方あるまいってところだな、実際兄弟揃ってマジでハイレベルのイケメンだし。

 

 「あら、だけど八幡君だって負けてはいないわよ。」

 

 「うん、あたそう思うよハッチンはカッコいいって。」

 

 「そうですよはちくん、私達のはちくんは世界一ですよ。」

 

 と、三人は言ってくれているけど、こう言うのって所謂贔屓の引き倒しとか蓼食う虫も好き好きとか痘痕も靨とかって言うんだよな、まさかナチスの科学力じゃ有るまいし世界一は無いと思うわ八幡知ってる。

 しかしそれよりも俺はまたしても感じられた右側後背からの冷気とも付かない気配が気になっているんだが、何なんでしょうかねさっきから雪ノ下さん……。

 

 「八幡師匠は格好いい………。」

 

 俺の後ろの席に座るルミルミが俺の服の背中を軽く摘んでポソリと呟く様にそう言ってくれた、これは何とも今の俺にはとてもありがたい。

 うん、だってねぇ怖い気配を感じた直後だし留美のぽそりとした一言が癒やし効果がグンバツだわ。

 

 「ありがとうなルミルミ、そう言ってもらえて俺感激だわ。」

 

 後ろに身を捩り俺はゆっくりとルミルミの頭を撫で癒やし成分をいただく、撫でられながらルミルミは『ルミルミじゃ無い留美。』と頬を膨らませ少し赤く染めて留美は言う、どうやら俺は留美を怒らせてしまった様だ。

 

 「まあまあ留美ったら、ふふふ。」

 

 鶴見先生は微笑みながら留美を暖かく見守っているけど何か娘さんを怒らせてまってすいません。

 

 

 

 

 そしてそれから数分後いよいよ花火の打ち上げが始まる。

 

 




すいません次こそは………。
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