やはり伝説の餓狼達が俺の師匠なのは間違っているだろうか。   作:佐世保の中年ライダー

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それでも葉山隼人と言う男は。

 「…ほぉん、カラーギャングにラフプレイヤーに三股野郎ね。」

 

 俺は耳の穴に右の小指を突っ込みつつそう口にした。

 幾ら千葉っても今時カラーギャングなんて居るのかね、戸部は葉山のグループで俺が唯一話をした事がある奴だよな。

 俺の印象としては葉山んトコのメンバーの賑やかし担当のチンドン屋みたいな奴って感じか、だが人は見掛けによらずって事もあるし…あるかあいつに?

 

 何かあんまり印象に無いんだよな大岡って奴は…ラフプレイっても、実際にそんな事やったら審判に注意を受けるだろうし、度が過ぎると判じられたら退場処分か、下手を打つと学校自体が公式戦出場禁止とかの重罰に処されるかも知れないのに、そんなリスクの高い事やるか?

 

 大和ってのは、あのガタイのデカい奴か…三股掛けられる程の見てくれ良いとは思えんのだがな、それともあれかR18指定をしないと言え無い方面のテクニックが凄いとか…無いか、まぁ他人の下半身事情なんか興味無いし。

 けど三股って他の二人に比べると罪は軽いよなカラーギャングだのラフプレイだのってのは警察或いは学校からの処罰の対象に為りかねないけど、三股なんてのは所詮は他人事、当事者間でどうにかしなさいってレベルの事柄だもんな。

 

 しかしゆきのんさんや、お前さんの三人に対する評価、本人聞いたらきっと泣いちゃうぞ!

 雪ノ下曰く、騒ぐだけしか脳が無いだの、人の顔色を窺うだけの風見鶏だの、反応が鈍い上に優柔不断って、本人達が聞いたらきっと『しおしおのパー』だぞそれ!

 

 「このメールが流れ始めたのは、先週末からなのよね、その頃に何か変わった事があったのかしら。」

 

 「う〜ん、先週末って言えば、今度の職場見学のグループ分けが…あっ!もしかしたらそれかもだよ!」

 

 由比ヶ浜が言うには、職場見学のグループが一チームに付き三名と決まった為に、男子が四人居る葉山のグループはその中から一人があぶれてしまう事になる為に、もしかするとそのあぶれる一人になりたく無い犯人が、あぶれ者にならない様に流したんじゃないか、との事だ。

 

 「う〜ん、なる程ですね、でもこのメールじゃ三人皆の悪口書かれているじゃないですか、それだと三人全員が嫌われたり弾かれたりして意味があまり無い様な気がしないですか?」

 

 確かに一色の言う事にも一利あると俺も思う、仮に犯人が葉山グループの三人の内の一人だと仮定して、自分の悪口まで書いてしまう事はいわば諸刃の剣と為りかねない。

 それによりこの葉山グループそれ自体が疑心暗鬼に陥り空中分解してしまう事だってあり得るだろうし、更には他の人間に蔑まれシカトされ相手にされ無くなったりって事だってさ、そのリスクをこの犯人は考慮してるんだろうか…。

 

 

 「まぁ取り敢えず、今日の所はお開きで良いんじゃないのか、現状此処でアレコレ言っても仕方無いから、そうだな葉山は勿論の事としてゆ、ゆ…いは三浦とあの赤眼鏡の娘とか、他のクラスの女子にそれとなく当たってみてくれ、俺はクラスで話をする相手って戸塚位しかいないんだよなぁ、どうすっかな…。」

 

 くっ、やっぱり慣れねぇ、どうすれば慣れる事が出来んの?って葉山の奴そう言やグループの女子二人共名前呼びしてたよな…しかも極自然に、コイツって実は凄い奴だったのか。

 

 「!?、どうしたんだい比企谷、俺の顔に何か付いているのかい?」

 

 夫遺憾…オッとイカン、思わず葉山の顔を見入ってしまった…『ハヤハチキマシタワ−』なんて声は聞こえません、聴こえた人は耳鼻科へ行く事をお勧めします!

 

 「…あぁ、右肩の所に水子の霊が憑いてるぞ、いやもしかするとチープトリックが取り憑いてんのかもだが、葉山お前背後からなんか奇妙な囁き声とか聴こえてないか?。」

 

 俺はこの発言により女性陣からの最大級の非難と蔑みの目を向けられてしまいました。

 ヤッちまったよ、気まずさを誤魔化そうとしたとは云えど今のは無いわな、確かに此処は素直に詫びて遺憾の意砲を撃っておこう、それが処世術って奴だ。

 

 コラ又またどういう訳だ♪

 

 世の中間違っとるよ〜♪

 

 誠に遺憾に存じます♪ てへ。

 

 …あぁ、またてへとか言ったよキモい八幡たら十二分に知ってんのにさ。

 

 

 

 

 

 

 雪ノ下により部活終了宣言がくだされ俺達全員が部室より退出、後は帰路に着くだけだ。

 

 「すまん、悪いが先に行っててくれ、ちとトイレへ行ってくるわ。」

 

 「俺も付き合うよ。」

 

 と何故か葉山がトイレへの同行を申し出てきた、止めろよな、こんな所見られたら…特にお前のトコの腐女子がまたぞろ発作を起こしちまうでしょうが!

 何だってんだよ、いっちょ男の友情連れションでもするかぁ!とか言わないよな、元から俺と葉山の間に友情なんて存在してないからよ。

 

 

 

 

 「比企谷、教えてくれないか。」

 

 トイレにて出す物を出してスッキリ爽やかコカ・コーラな気分を味わった後、手洗い場で漸く葉山が話しを切り出してきた。

 

 「あの時、あのテニスコートでの君のサーブ…あれは一体何だったんだ?あんな目視確認も出来無い程のボールの速度と風圧、それに衝撃によって破裂してしまったボール、あんな事を人が出来る物なのか…それと、あんなに生き生きとしている雪乃ちゃ…雪ノ下さんを見たのは久しぶりだよ、君が彼女を変えたんだろう…一体君は何者なんだ?」

 

 何だコイツはあの時の事を気にしてたのかよ、そう聞かれてもな別にそれをコイツに話してヤル義理も無いからな。

 

 「…何者かって言われてもな、この学校に来てアイツらと出会う前までは、ただのボッチでありふれた非リアだった男だ。世界最強じゃねぇけど。」

 

 「それにボールの破裂だって、出来るモノは出来るとしか言いようがねぇし、お前もやりゃ出来んじゃね、俺は知らんけど。」

 

 そんなに簡単に出来る事じゃ無いだろうと、葉山は言うが多分あれ位なら材木座だって出来るだろう、ビビって無きゃだけど。

 まぁあと、サキサキなら確実に出来るな。

 

 「それと雪ノ下の事だが、何となくアイツとお前が以前からの知り合い同士だと言う事は解る、が別にそんなのは俺にはどうでも良い事だ、けどな葉山、何も俺が雪ノ下を変えたなんてことは無い、アイツが自身で変わろうとしている、いや成長しようとしているって言った方が良いか、まぁ俺や由比ヶ浜や一色の存在がその切っ掛けの内の何%かにはなったかもだけどな。」

 

 初めて雪ノ下と出会った入学式とその後の俺ん家での二度目の対面、雪ノ下はおそらくそれ迄の経験によって他者に対する壁を作っていたんだと思う。

 それに加えてあのおっ母さんの存在だよな、あの人はあの人なりに娘の行末を案じていた部分もあるんだろうが、本人が有能過ぎて恐らくはこれまで何事も失敗無く会社運営その他諸々運んで来たもんだから、それを我が子に当てはめて多少…いやもしかしたらかなり高圧的だったのかもだが、娘に押し付けていたのかもな。

 しかしその雪ノ下の母ちゃんも、あの時了承してくれたんだよ雪ノ下の成長を見守るってな。

 それと特に由比ヶ浜だよな、アイツは雪ノ下にほぼ初対面にも拘わらず、何の計算も打算も無くただ単に本物の友達になりたいと願って雪ノ下の懐に飛び込んで行ったんだよ。

 その由比ヶ浜の行動は雪ノ下にとってもしかすると初めての経験だったのかも知れない、心を許す事の出来る同性同年齢の友達…。

 

 「…そうなのか、彼女は良い出会いをしたんだな。」

 

 良い出会いね、訳知り顔で言いやがって、葉山よ…雪ノ下はお前に対して、ひどく不信感を抱いている様な態度をさっき見せていた様だったが、お前は雪ノ下に何かやったのかよ?その上での今のセリフか…。

 まぁ、それも含めて俺には関係ないわな、これから先雪ノ下から何か言ってくるなら別だけどな。

 

 「それはそうと葉山、お前はマジで出来ると思ってんのかよ、今回の件を穏便に収めるなんてよ?」

 

 「……俺は、そうしたいと…思っているよ。」

 

 それで何もなせなかったとしたら、お前は単なる偽善者だぜ。

 解ってんのかよ、葉山隼人さんよ。

 

 

 

 

 

 「ふぁ〜ぁ…」

 

 何だか今にも雨が降り出しそうな、少し憂鬱な気分にさせられそうな、そんな朝も早よから、教室のいつもの席で欠伸一発かましました、比企谷八幡です。

 別にヘアーの乱れをせっせとせっせと整えたりはしていません。

 ポマードもベッチョリ付けてないしクールでバッチリ決められる様な性格でも無いしな。

 何よりも俺はロックンローラーじゃ無いしね。

 などと昭和の時代の迷曲の歌詞を否定しながらなんとはな無しに、葉山グループの男子連中を視界に入れて眺めていると…。

 

 「あっ、おはよう八幡!」

 

 その時銀鈴の如き美しい声音を響かせて、天使が俺に声を掛けて来てくれた。

 あゝこの天使の声だけでハチマンは後十年は戦える!

 マ・クベの鉱山なんぞ無くてもな。

 

 「おはよう戸塚、俺が18になったら一緒に市役所へ行こう!!」

 

 言った、言っちまった比企谷八幡、一世一代のプロポーズの言葉を!

 

 「市役所に何をしに行くの八幡?」

 

 「そりゃ決まってんだろ、婚姻 「あっ!やっはろーヒッキー、彩ちゃん!」けを提出…。」

 

 くっ!由比ヶ浜めぇ…邪魔をしやがってぇ〜。

 せっかく俺が泣けなしの勇気を総動員して…。

 

 「わぁ!どっ、どうしたのヒッキー、何でどうして泣いてんの!?大丈夫?」

 

 お前が邪魔をしたからですよ由比ヶ浜結衣さん、人の恋路を邪魔する者は馬に蹴られて…。

 

 「…何でもねぇから気にすんな。」

 

  ハァ、良いやもう…本当にもう!

 

 「あのさ八幡、今大丈夫?。」

 

 「おう、お前に対して閉ざす扉を生憎俺は持ち合わせていないからな。」

 

 そうだ、24時間365日何時だって俺は待ってるぜ。戸塚♡

 

 「あのさ八幡、今度の職場見学、僕と一緒に行ってくれないかな?」

 

 おっしゃあー!やったぜ八幡!

 

 天使からのお誘いが来たー!

 

 「勿論だ戸塚!一緒に行こうぜ、何処までだって俺達は一緒だぜ!」

 

 俺は感激のあまり戸塚の両手を掴んで互いの胸の辺りに持ち上げてしまっていた。

 

 『トツハチキマシタワー!ぐふッ』

 

 『ほら姫菜擬態しろし!ほらティッシュ、ちーんしな。』

 

 ん?!何だ!誰か何か言ってんのか、気のせいだよな、うん!気のせいだ。

 

 「いっ、痛いよ八幡!」

 

 はっ!イカン強く握り締め過ぎてしまったのかよ、馬鹿野郎俺、俺のバカヤロー、危うく天使を怪我させてしまうところだったじゃないか!

 

 「すまん戸塚、感激のあまり我を失いそうになっちまった…怪我してないよな大丈夫だよな!?」

  

 俺のせいで戸塚に怪我なんかさせた日には、俺は腹割っ捌いて詫びなければならん!介錯は、くそっ材木座位しか居ねえ〜。

 

 「アハハっ大丈夫だよ八幡、でもやっぱり凄いね八幡は、流石僕のスーパーマンだね!」

 

 た…助けてくれ、天使が、天使が俺を萌死にさせようとしている。

 日輪をも超える眩い輝きを背負って、この教室に降臨あそばした天使が、俺をキュン死させようとしていらっしゃる。

 助けてシティーハンター冴羽僚!

 

 「由比ヶ浜!!」「ひゃ!?なっ、何ヒッキー!?」

 

 「今すぐ新宿駅へ行って伝言板にXYZと俺のケー番を書き込んで来てくれ、頼む今直にだ!」

 

「ええ〜っ!無理無理、無理だよヒッキー!今から授業が始まるんだから、ってか何で新宿駅なの、千葉駅じゃ駄目なのってかあたしの事名字じゃ無くて名前で呼んでって言ったじゃん!」

 

 おのれ由比ヶ浜、やりもしないで否定から入りよって、使えぬ奴め!それにお前シティーハンターは新宿駅って決まってんだろ、だから千葉駅には居ないの、お分かり?

 てかしゃあないだろ今のは、俺半ばメダパニってたんだから。

 

 

 

 四時限目が始まって間もない頃、遂に空全面を覆っていた雨雲が涙を滴らせ始めた。

 天気予報に依ると、この涙は次第に強くなり今夜半まで降り続くとの事だ。

 今日はバイトもあるしな、帰りの事を考えると気分のテンションは下降の一途を辿るってものだ。

 

 今日は俺と由比ヶ浜は葉山グループの様子伺いの為に昼休みを教室で過ごすつもりで居たんだが。

 

 「はい、せんぱい今日のお昼は私のお弁当ですよ!」

 

 「はい比企谷君、紅茶は私が用意して来たわ、どうぞ。」

 

 「えへへ、皆でウチのクラスでお昼食べるって何か新鮮だよね、ヒッキー!」

 

 「僕も一緒に食べるのって、皆に特訓を手伝ってもらった時以来だね。」

 

 二年F組の俺の席の周りは華やかに咲き誇る花達(たおやかなる、とは言わない…だってコイツラと意外と強かだからな)と天使が一同に会していた。

 

 「悪いねあーしらまで仲間入れてもらってさ。」

 

 「愚府府、こんな間近でトツハチを拝めるなんてキマシタワー!」

 

 プラスアルファで三浦と腐女子さんも加わっている…。

 あのさ君達(奉仕部の女子)俺達今日は葉山グループの動向を探る任務が有ったんじゃないのかな、俺と由比ヶ浜がさ。

 でもねこんな状況じゃそれどころじゃ無いよね、しかも肝心要の葉山グループの女子まで居るしぃ…更には。

 

 「何かアタシは凄い場違いな所に居る気がすんだけどさ、良いのかい?」

 

 サキサキまでもが、居たりなんかするんだなコレが…。

 ああもうね、何かささっきっからヒシヒシと伝わって来るんだよな、他の男共の嫉妬に塗れた視線がさ、そりゃな分るよ俺だってさこの場に俺じゃない別の男が居たとすりゃさ、クタバッちまえクソリア充が!て思うだろうからね。

 

 「勿論良いに決まってんじゃん、サキサキ!たまには皆で食べるのもさ、ねぇヒッキー!」

 

 「由比ヶ浜、サキサキって言うなって言っただろうが、もう!」

 

 「何?あんたサキサキってあだ名だったん?プッ…。」

 

 「あ〜ん、そんなもん由比ヶ浜が勝手に呼んでるだけだから、アタシにゃ関係ないんだよ!」

 

 …あ〜、もうほら一部険悪ムードになり掛けてる所もあるし、何か俺此処離れたいんですけど…駄目ですかね?

 

 まぁちょっと現実逃避がてら、今日俺が観てみた葉山グループについて考察してみようかな。

 先ず基本的に葉山グループは休み時間の度に男士四人或いは女子も合流して六人で居ることもある、たまにその中に由比ヶ浜や他の女子が話し掛けたりしている様だが、三浦に遠慮しているのか他の女子は葉山にはあまり話し掛けず、最初は三浦にことわりを入れてから話し掛けている様に見える。

 

 まぁそこいらは関係ないか、今回のメールの件には。

 問題は男子四人でいる時だな、ニ限の終わりの休み時間、葉山を中心に四人が集い会話が始まる。

 始まって、戸部が賑やかして他の奴らに振る、大抵は葉山が突っ込み、ほか二人がそれに肯定の意を示す。

 まぁ大体そんな感じで、回っている様だ…しかし、そこでその四人の中から葉山が抜けてしまうと、たちまちそれが崩れてしまう。

 葉山がトイレその他でグループを離れてしまった途端に、他の三人は互いに話し合うことなくそれぞれが別行動を取ってしまっているんだ。

 それぞれがそれぞれにスマホを取り出しいじり始める、そして葉山が戻って来るとまた四人での絡みが始まる。

 

 それから導き出される事実、それは葉山グループの男四人は葉山という鎹があって初めての繋がりが出来ているだけのバラバラの板って事だ。

 その鎹が無けりゃ戸板としての体も為さない、ただの板切れだ。

 

 と言う事を皆にメッセージで報告し、序に葉山にも話しておいた、その結果が今のこの状況だ。

 雪ノ下達もそれを確かめたいと言ってこの教室へ昼飯持参で参上したという訳である…以上現実逃避の現場からカメラは一旦お返しします。

 

 『比企谷君、本当に貴方の見立て通の様ね彼らは…』

 

 昼食を摂りながらも、雪ノ下は葉山達の動向を観察していた様で、小声でそう話し掛けてきた。

 流石部長、見るべきところはは見ていたんだな。

 でも、あまり見過ぎるなよ、お前みたいな美少女に見られていると気が付いたら勘違いする奴って絶対現れるからな。

 

 『だろう…それが分かったのは良いけど、ここいらで少し引っかき回して見るのも良いかもな。』

 

 『せんぱい達、何やろうとしているんですか?』

 

 コソコソ話に一色も交じってきた、まぁそんな大層な事をしようって訳じゃ無いから心配すんなよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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