やはり伝説の餓狼達が俺の師匠なのは間違っているだろうか。   作:佐世保の中年ライダー

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留美の成長の為のもう一つの布石。

 千葉村から千葉へと『ジェダイ』の如く、嘘ですゴメンナサイ、カッコつけたかっただけなんです…帰還して早ニ日、いががお過ごしでしょうか、比企谷八幡間もなく十七歳です!

 あいにくワタクシ喜久子お姉ちゃんでは無いので『オイオイ!』は不要に願います。

 

 あの日あの後、雪乃を乗せた雪ノ下家の車を見送った後の事を少しばかり説明せねばなるまい!(CV富山敬様)

 

 ハッ!今俺は何を?………まぁいいか深く考えたら負けな気がする。

 

 総武高校の校門前で俺達は解散する予定になっていたのだが、どうせなら皆を自宅の最寄り駅まで送ろうと平塚先生が申し出てくれ、ではお言葉に甘えてそうしてもらおうと(平塚先生としてはジョーあんちゃんと離れ難かったんだろうな、おっとコイツは言わぬが花って奴だな)車に乗り込む直前、校内より一人の女性が現れた!

 

 察しの良い読者諸氏にはもうお解りだろう(メメタァ!)

 そうその方は俺達が挨拶に赴かねばと思っていた、留美のお母さんでありこの総武高校家庭科教師でもある鶴見先生だった。

 

 『そんな畏まった挨拶なんて良いのよ比企谷君、そして皆さん。  

 それよりも留美の事本当にありがとうございます。』

 

 俺達が今回の出来事を掻い摘んで説明し、それに対して鶴見先生はそう答え、深くお辞儀をして下さった、そして。

 

 『それから比企谷君、留美が此れから君にお世話になると思いますが、迷惑で無ければ宜しくお願いね。

 あの子は一人っ子だから、きっと比企谷君の事を兄の様に思い甘えて来るかも知れないけれど、聞き分けが無い時はどうか叱ってやって下さい。』

 

 鶴見先生から留美への指導のお墨付きを頂き、俺は留美に対して今朝から指導を始めた。

 とは言え、留美は格闘技の経験も無くまた、スポーツの経験者でもないので嘗て俺がテリー兄ちゃんに指導してもらった時と同じく、基礎体力作りから始める事にした。

 しかしこう言った基礎ってのは地味だからな、この段階で投げ出す初心者も多いんだよな…まぁ俺は何処かの道場に通っていた訳じゃ無いから実際にそんな人見てないけど。

 

 

 

 そして今日……。

 

 昨日は俺が朝から六時間程バイトに入っていた為皆と会えなかったが、今日は夕方からなので時間が取れる、なので俺達一行は。

 おっといかん、メンバーの紹介をしていなかったな。

 先ずギターは、って何でバンドメンバーの紹介みたいに言ってんだよ…スマン皆、今のは忘れてくれ。

 

 俺達奉仕部の四人とジョーあんちゃんに舞姉ちゃん、そして……。

 

 「ねぇ、八幡師匠、どこに行くの?」

 

 今朝から共にトレーニングをしている留美も一緒である……のだが、小町は予備校の夏期講習の為、そして戸塚も部活に参加する為今日はこの場に居ないのだった。

 嗚呼、我が心の二大天使が不在なのだよ!この場にな………。

 

 「まぁ、着いてからのお楽しみだ、良い所だから期待していいぞ。」

 

 「ふぅ〜ん…。」

 

 察しの良い読……さっきこのネタやりましたね。

 まぁ留美にはこれから何処に行くかを内緒にしていたりする訳なんだが、それはさて置き目的地へと向う道中いきなり突然爆弾発言をカマしてくれた御仁が居られる、それは…………。

 

 「あっ!ねぇねぇハッチン、実はねあたしママに報告したんだ!あたし達がハッチンに告白した事!」

 

 皆さんご存知、壊滅的なネーミングセンスと奉仕部女子随一の豊かな峰を育む童顔少女。

 お、俺にとって大切な女性の一人…そぉのぉ名ぁは〜コンバトラーV、V♪…

って誰が身長57M体重550tもある女子が居るんだっての!

 そんな彼女とか怖いなんてもんじゃねぇわ恐いし強い……って、彼女かぁ…そう言っても良いんだよな…結衣の事。

 

 若干パニクってしまったが、改めて…爆弾発言の主は言わずと知れた由比ヶ浜結衣その人だった。

 

 「…そ、そうか…。」

 

 「それでね、ママってば『あらあら、だったらヒッキー君だけじゃなくて、ゆきのんちゃんといろはちゃんもうちの子になるのね。』なんて言うんだよ、えへへぇ。」

 

 …あぁ…何と言いますか、結衣の母ちゃん、結衣ちゃんママさんなら言いそうだよなぁ。

 

 「…左様でございますか…。」

 

 なんか他に言葉が出ないわ、あの大らかな気性の結衣ちゃんママさんが、ニコニコしながら結衣にそう言ってる様子が俺にも見えるよ…。

 

 「ぷっ…ナァハハハハッ!どうやら結衣嬢ちゃんのお袋さんは相当な大物みたいだな!」 

 

 「フフフッ、ホントにねぇ私もそう思うわ結衣ちゃん、会ってみたい物よね結衣ちゃんのお母さんに。」

 

 ジョーあんちゃんと舞姉ちゃん、その二人が結衣ちゃんママさんを大物と評したが、それはあながち間違いじゃないと俺も思う、あの人は…なんと言うか周りを穏やかに包み込む様な、そんな雰囲気の人だしな、そしてその器は相当にデカいんじゃないかと俺は思ってる。

 

 「はちくん、はちくん!実は私もですね、お母さんに話したんですよ。

 そしたらうちのお母さんこう言ったんです『お母さんは八幡君は信じられる男の子だとは思うし、いろはが好きになる気持ちも理解出来るからそれに付いては反対しないけど、それはきっと世間一般から見ると異端視されて、悪意を持って後ろ指を指される筈よ、それをいろは達が乗り越える覚悟があるのならお母さん何も言わないわ、頑張りなさい。』ですって。」

 

 結衣に続いていろはまでもが、お袋さんに話してたのかよ、しかも結衣ちゃんママさんに次いでいろはちゃんママさんも肯定派なのかよ、こりゃいよいよ以て俺は中途半端は出来無いな!

 

 そして…結衣、いろはと来て次は、当然皆の視線が一人の少女に向けられるのは必然だろう。

 

 「当然ながら私も一昨日、母さんに話したわ……貴方は聞きたいかしら、八幡君。」

 

 ハイ来ました、ある種期待を裏切らない女、雪ノ下雪乃嬢も此処にスタンバりましたですハイ。

 

 「おう…そうだ、な…後学の為にも是非とも拝聴しましょうかね…。」

 

 聞かせてもらおうか、ゆきのんママのお言葉とやらを!

 

 「そ…そう、では話すわね…『貴女の覚悟の程は理解出来ました、ならば雪ノ下家の女として八幡君の正妻の座は何としてでも貴女が勝ち取りなさい、いいですね雪乃。』と家の母さんはそう言ったのよ…。」

 

 ま…マジでママさん三人とも肯定派なのかよ、参ったな。

 しかしゆきのんママって何なんですかね、正妻の座を勝ち取れとか…。

 あれですかこの世に生がある限り常に心は「常在戦場」なんですか!?

 やっぱ地方とは云え議員の婦人で建設業界に名を馳せる程の人って、其れだけの覚悟を持ってなければ務まらないのか。

 

 「ハハハッ、コイツはあれだな女は強しされど母は尚強しとでも言うべきだろうな、ホントに凄え母ちゃんばっかじゃねぇか八幡!」

 

 ジョーあんちゃんェ…他人事だと思って高笑いしやがって、俺の身にもなってくれよ……。

 家の母ちゃん以外に、俺は将来恐ろしい母ちゃんが三人も出来るかも知れないんだぜ。

 

 

 

 

 

 そんな、おれにとっては恐怖により恐れ慄く様な話を効きながら歩く事暫し。

 俺達は目的の場所へ到着した、そこは皆様ご存知、お馴染みの。

 

 「着いたぞ留美、此処が俺達の目的の場所だ。

 格闘技のメッカ、多くの格闘家が集う事で有名な、尤もこの日本じゃまだそれ程でも無いけどな。

 けど此処の食い物と飲み物はすっげぇ美味いぞ!」

 

 「…ふうんパオパオカフェ?面白い名前…でも大きいお店。」

 

 パオパオカフェ日本一号店、ジョーあんちゃんは普段タイで活動しているので当然ながら此処に来店出来なかった訳だが、舞姉ちゃんとアンディ兄ちゃんは。

 

 『それがね、北斗丸が大会へ出場するって言い出したから、アンディが付きっきりで修行を付けていたのよ、だから顔を出せなかったのよ』との事だった。

 しかしあのちびっ子が大会にね、彼奴大丈夫なのか、あんなちっちゃいのに、出場者の身長制限とか有ったら引っかかるんじゃないのか!?

 

 「おう!留美嬢ちゃん、此処のは何でも美味いぞ、特にオススメはワニの唐揚げとステーキだ!」

 

 …あ、うん…あれは美味いよね、俺もそう思う。

 肉の味も案外サッパリしていて、食べやすいんだよな。

 

 

 

 

 

 店内へ入店し周りを見渡し、俺は目当ての人物を探した。

 この店へ初めて来た、ジョーあんちゃんと舞姉ちゃん、留美は店内の様子に感心しきりだ。

 

 「おお!随分とデカいリングだな、本場のサウスタウンのより一回りはデカいんじゃねぇのか。」

 

 「ホントね、此れだけ大きければ、色んな戦術が組み立てられそうね。」

 

 名うての格闘家たるお二人さんの関心はやはり此処のリングへと向いたようだな、流石だよなこう云うところは。

 

 「………凄いね、八幡師匠。」

 

 一方留美は、リングもだが店内全体の規模とその雰囲気に感銘を受けている様だ。

 まだ昼食の時間には早い為客の入は疎らなので、中央入口から店内全体をよく見渡せる状況だからな、そこからこの店が客で埋まった状況を想像でもしたのかな。

 そんな状態を想像してしまって、もし将来自分がリングに上がったらなんて考えて、圧倒されてしまいそうな感じでも味わってるのか……。

 

 しかし、今の所客の入が疎らではあるんだが、その疎らな中でも取り分け若い女性の姿がかなり多く見受けられる、しかも何人かは学校で見かけた事がある女子の姿も確認出来た、一体何だってんだろうな。

 なんて俺が疑問に思っていると、一人の女性の声が店内に大きく響いた。

 

 『きゃ〜ぁ来たわぁ!お姉さまよぉぉぉッ!!」

 

 ああ………はい、納得です。

 

 此処に居る女性客の大半のお目当ては彼女だ、そしてこの女性客は殆どが総武高校の女子生徒で………。

 

 店のスタッフルームの扉方向から現れた一人の店員。

 それは長い青み掛かった長い髪をポニーテールに結い上げ、女性にしては比較的長身ですらっとスリムに見えるが出る所は出ていて、まぁ結衣や舞姉ちゃん程では無いが…女性ながらバーテンダーの衣装に見を包む、まさに男装の麗人と呼ぶに相応しい雰囲気を醸し出す、一人の少女……一見、その見た目から成人していると言われても疑う者は居ないだろうと思われる風貌だが、彼女はれっきとした俺達と同い年の高校二年生の少女。

 

 「ほう、あの嬢ちゃんがそうなのかよ八幡。」

 

 「なるほどね、女の子達が騒ぎたくなるのも解るわ。

 あれだけ美人で男装が似合う娘なんてそうそう居ないでしょうからね。」

 

 ジョーあんちゃんが俺に確認し、舞姉ちゃんが彼女が醸す雰囲気をそう評価する。

 川崎沙希、それが彼女の名だ…って勿体ぶって解説したけど皆知ってるよね。

 

 きゃあきゃあと、川崎を囲み声を掛けてくるシスターズに、微かに戸惑いの表情を見せながらも、手を振りそれに応えながら川崎は仕事の定位置でもあるカウンターへとスタンバった。

 と、それによりシスターズ達も皆カウンター席に陣取るのかと思いきや、何と彼女達はそれをせず各々数人ずつに別れテーブル席へと着いた。

 

 おお、何と!やるなシスターズ、キチンと川崎の仕事を妨害する事が無い様に統制されているんだな、八幡思わず感心しちゃったよ。

 

 「とま、此処で突っ立ってるのも何だし行ってみようか。」

 

 「おう!」「ええ!」

 

 川崎と話すべく俺は皆へカウンター席に向かう様に促し、ジョーあんちゃんと舞姉ちゃんが返事をし、他の皆は無言で頷き、俺達は川崎の居るカウンター席へと向った。

 

 

 

 「いらっしゃいませ……って来たね比企谷。」

 

 店員として客に来店の挨拶をする川崎だったが、それが俺だと知って川崎は微妙な顔になってしまった。

 あれぇ、俺昨日事前に川崎に今日会いに来るって連絡したよね…なのに何でそんなお顔をするんですかね、八幡解かんない?

 

 「よう川崎来たぞ、仕事中に悪い。」

 

 まぁ、それについては考えるのを止めよう、カウンター席を俺達で陣取りながら俺も一応川崎に挨拶を返しておく。

 

 「で…何の用なのさあんた達……っえぇまさか、ジョー・ヒガシ……さん…ですか?」

 

 俺と一緒に席へ着いたメンバーの一人がまさかのムエタイチャンプだと知った川崎は驚きの声を上げようとしたが、仕事中の為か理性でそれを抑え込んだ。

 この女やりやがる!俺は今プロフェッショナルの心粋ってヤツを見たぜサキサキよ、まぁバイトなんだけどねサキサキは…。

 

 「おう!そうだぜ、嬢ちゃんは極限流の遣い手なんだってな、話は八幡から聞いてるぜ…かなりのやり手だってな。」

 

 キッと、今のジョーあんちゃんの一言にサキサキは表情をきつくした、あっこれはもしや挑発されたとでも思ったのかなサキサキさん。

 

 「あらぁ、ちょっと八っちゃん!近くで見ると尚更綺麗な娘じゃないの。」

 

 舞姉ちゃんも身を乗り出してサキサキの顔をじっくりと見つめ、綺麗だと評価する、まぁ確かにそいつは俺も否定出来ないんだよな、実際サキサキはかなりの美人だと思うし。

 

 「……不知火舞さん…ですか…。」

 

 「ええそうよ、宜しくね川崎沙希ちゃんで良いのよね。」

 

 絶世の美女と呼んでも過言では無い程の美人である舞姉ちゃんに綺麗だと評され、頬を紅に染めながらサキサキは「はい宜しくお願いします…。」と返事を返した。

 

 そして、再び俺にキッと視線を固定しこんな話は聞いてないんだけど、とでも言いたげなお顔で俺を睨みつけていらっしゃる……もし俺にドMの属性があったら、とても堪らない表情に思えた事だろう。

 

 

 

 

 取り敢えず、俺達は一旦サキサキにそれぞれドリンクを注文し喉の乾きを癒やしてから、改めて話す事にした。

 

 「で、比企谷…あんたが昨日言ってた頼み事ってのはまさかアタシとヒガシさんか不知火さんと手合わせでもしろってのかい?」

 

 まさか俺がジョーあんちゃんと舞姉ちゃんを引き連れて此処へ来るとは考えも付かなかっただろうサキサキは、訝しげに俺を見ながら、若干冷たさを感じる声音で尋ねてきた。

 まぁそう思われても仕方が無い面もあるよな、ってかもしかするとサキサキ自身も或いはベテラン格闘家である二人と手合わせをしてみたいと云う思いを抱いているかもしれないが…。

 

 「まぁ…いやそれも見てみたいと個人的には思うんだが、そうじゃないんだ。

 今日サキサキに会いに来た目的はこの娘の事についてなんだ。

 名前は鶴見留美、訳あって今日から俺が格闘の手解きをしているんだ。」

 

 「留美、この姉ちゃんは川崎沙希って言ってな俺達の同級生で極限流ってすっげぇ強い流派の空手の遣い手なんだ。」

 

 俺はサキサキの質問に、隣に座る留美の頭に手を乗せて留美の事を紹介し、また留美にもサキサキの事を紹介した。

 極限流と云う空手の遣い手でとても強いお姉さん、そう聞いて留美はサキサキの事をキラキラとした目で見ている、まさか留美までシスターズ入りしないだろうな!?

 

 突然小学生と思われる小さな少女を紹介されてサキサキは、とても冷酷な目で俺を睨めつけておられる、いやはやこいつはトンデモナイ勘違いをされているんだろう…と八幡は思い至った!

 

 「おいサキサキ、誤解がない様に先に言っとくけど、俺と留美は決して事案が発生する様な関係じゃあ無いからな!

 いいか断じて違うんだからなハチマンウソツカナイ!」

 

 「ハン!どうだかね、後サキサキって言うなって言った筈だよね!」

  

 サキサキ…川崎の誤解を解くために俺は留美との出会いの経緯と今日から格闘の手解きを始めた事を…説明しました。

 決して、断じてやましい関係に無い事を理解していただく為にね!

 その甲斐有ってか、漸くサキ…川崎も理解してくれた、ふぅヤレヤレだぜ。

 

 「なる程ね、それは分かったけどさ、それとアタシがどう絡む訳さ?」

 

 「それでなんだが川崎、出来ればお前にも留美の指導を頼みたいんだよ、お前がバイトのない日とかで構わないから頼めないか。」

 

 川崎に留美の指導を頼む事、其れこそが今日此処に川崎に会いに来た理由だ。

 しかし川崎は将来の進学の為にバイトをしているから無理には頼めないけど。

 

 「何で其処でアタシに頼むのさ、そこの所を聞かないで返事なんか出来る訳ないだろう。」

 

 はい、それは御尤もで御座います。

 

 「其れはな、留美は格闘技の経験者でも無いしスポーツをやっていた訳でも無いんだ、だから先ずは基礎体力作りをメインにしたトレーニングから始めているんだが、なんせ俺は今迄誰かを指導した事なんてある訳ゃ無いし、第一俺は男だろう…だから当然男女で身体の造りも違うにも関わらず俺が留美に対して男目線での女子にとってはあまり有効では無いトレーニングを果してしまう可能性もあるだろう。

 それに女性特有の男には話せ無い悩みとかもこれから出て来るかもしれないしな。

 だから、その為にも川崎から女性目線での指導の協力して欲しいと思ったんだよ…頼む川崎、どうか力を貸してくれないか!?」

 

 俺は自身の考えを川崎に説明し、カウンターの椅子に座っている状態ではあるが、頭を下げて留美のトレーニングに対する協力を依頼した。

 

 「……はぁ〜、全くアンタは…まぁアンタ達には借りがあるし、鶴見先生にと個人的に色々とアドバイスをもらったりしてお世話になっているからね。

 その先生の娘さんが相手じゃあ、断りきれる筈無いじゃないのさ、良いよアタシもこの娘のトレーニングの手伝いの協力させてもらうよ。」

 

 ヨシ!サキサキが了承してくれた、正直に言ってやっぱり女の子を指導するってのは、今の経験不足な俺だけでは満足な指導をしてやれないって始める前から思っていたからな、そう言った現実問題も鑑みてどうすれば良いかと考えりゃ当然女性の協力を仰ぐって事に行き当たる訳だ。

 そうすれば自ずと、極限流の遣い手で実力もあり、更に長女として下の弟妹達に対する面倒見も良く、また女性としての繊細さも併せ持つ川崎はまさにうってつけだ。

 

 「ありがとうな川崎!留美の事、これからよろしくな。」

 

 川崎の助力を得られる事になり、これからの留美の指導も充実した物に出来るだろう。

 

 「あ…あの、よろしくお願いします、沙希師匠!」

 

 早速留美は川崎に対しても師匠呼びを始めた、キラキラとした無垢な瞳に見つめられ川崎は紅くなった頬を誤魔化す様に無愛想を装いソッポを向いた。

 

 あらやだぁ、サキサキったらカ・ワ・イ・イ・!

 

 ………さて、では…川崎の仕事の邪魔にならない程度にトレーニング方法に付いて、話を詰めるかな。

 

 

 

 

 

 

 

 




と云う訳で、サキサキにはルミルミのもう一人の師匠になってもらいました。
ルミルミが二人の教えにより順調に強くなったら餓狼と龍虎のハイブリッドガールへと成長するでしょう。
その際に彼女がマスターするであろうオリジナルの超必殺技は…。
ハリケーンアッパー以上スクリューアッパー未満の小竜巻により相手を空中へ飛ばし、落下して来た処へリョウの天地覇王拳張りの正拳をぶちかますと云う恐ろしい技です。
して、その技名は『烈風正拳突き!』です。
残念ながらルミルミは人間なので巨大なトレーラーへと変形は出来ませんけど。
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