やはり伝説の餓狼達が俺の師匠なのは間違っているだろうか。   作:佐世保の中年ライダー

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そして女の闘いは開始される。

 

 赤コーナーと青コーナー、対角線上に位置する二人が互いに見つめ合う、闘いに慣れている舞姉ちゃんは兎も角まだまだ実戦経験の乏しい川崎の心境たるや如何な物だろうか。

 もしかしたら口からは心臓が飛び出しそうな位に緊張し、身体を硬くしているのか、それとも悟空のように『オラわくわくすっぞ!』な気持ちなのか…。

 

 司会を努めた店員さんがリングを降りた事を合図とするかの様に、二人の美女が闘いに向け構えを取り、そしてゴングが打ち鳴らさた。

 

 さて、どう出る…サークリングしながらゆっくりと様子を観つつ接近する、俺なら出だしはそうするかもだが。

 

 「龍ぅ撃拳!」

 

 なっ…開幕一発川崎の奴いきなり気弾を撃ちやがった。

 そいつは不味いんじゃねぇのか、この距離じゃあ舞姉ちゃんはどうとでも回避動作を取れるし、更に避けつつ攻撃に繋げられるだろう…へっ?

 まっ、舞姉ちゃん何で回避しないんだよ、もう川崎の気弾が目前に迫ってるだろう!

 

 しかも舞姉ちゃんは、迫りくる川崎の気弾を前に不敵な笑みを浮かべそして。

 

 「龍炎舞!」

 

 川崎の気弾を龍炎舞により相殺、それは良いとして舞姉ちゃん…川崎は気弾を撃ち出した体勢から既に次の動作に移ってるよ!

 

 「飛燕龍神脚!」

 

 空高くジャンプし空中から斜め前方へと降下しながら放つ脚技、飛燕龍神脚、この技は遠距離から相手への接近と攻撃を同時に行える中々に優れ物の技だ。

 思えばあの日、材木座と共に学校の屋上で初めて川崎の黒レースと御対面が叶ったあの時、川崎が棟屋からジャンプして俺達に対して放った蹴りこそこの技だったのだろうな、まぁ今の状況には関係無いですね…対して未だ龍炎舞を出した体勢のままの舞姉ちゃん、このままじゃ迎撃は出来ないだろう。

 さっきの気弾を龍炎舞で相殺するんじゃなくて、回避していたらこの飛燕龍神脚に対して舞姉ちゃんは飛翔龍炎陣で迎撃出来ただろうにさ、どうする気だよこの状況?

 

 そして川崎の飛燕龍神脚の着弾音が鈍く響く、だがそれは舞姉ちゃんのガードに阻まれクリーンヒットとはならなかった。

 川崎もそれを理解しているだろう蹴りの反動を利用し、反撃を食らわない距離へと離れ防御体勢を取る、取りながら舞姉ちゃんから視線を外さず睨めつける。

 

 ウォーっ!と観客からの歓声が沸き上がる、今の一連の二人の攻防に皆が熱狂を以て応えた。

 

 「凄い…沙希師匠本当に強いんだ、八幡師匠…。」

 

 「だろう、本当に凄えんだよ川崎は、しかもまだまだこれからもっと強くなって行くだろうしな。」

 

 だが…そういう事かよ舞姉ちゃん、川崎の実力の一端を知る為に舞姉ちゃんは敢えて川崎の技を受けたって事なんだよな、マジでおっかねぇ事するなぁ…。

 

 「ふ…ふぅん、やるじゃんアイツ。」

 

 あーしさんも今の一連の川崎の攻撃に対して驚きを隠せないで居る様だが、なんか無理して強がって見せてんな。

 まぁ、クラスメイトでたまに一緒に昼飯を食べている女子が、あんな凄い技を放つ、ルーキーとはいえ格闘家だと知って衝撃を受けたんだろうな。

 しかもそれを憧れの女性に対して放ったんだからな。

 

 

 

 

 

 

 「流石ですね不知火さん、アタシの龍撃拳と飛燕龍神脚を敢えて受けたんですよね、アタシの事を試したって事ですよか。」

 

 フフフっ…流石にバレちゃったか、まぁ我ながら少しわざとらしかったかな。

 けど沙希ちゃん、今の一連のやり取りで解ったわ。

 

 「今の気弾と脚技、沙希ちゃんが普段から確りと鍛錬を積んでいるって事が手に取るように感じられたわ、本当に楽しみな子達が台頭し始めているのね。」

 

 八っちゃんに沙希ちゃん、それから八っちゃんの友達のサイキョー流の子にロックと、それから北斗丸はどうなのかしらねアンディ…。

 これからこの新たな若い子達の時代が始まるのかしら、でも私達だって格闘家としてまだまだこれからなんだからね、負けてなんかいられないわ。

 

 「…ありがとうございます、けどまだアタシはこんな物じゃないですよ、だから不知火さんの力も見せてください!」

 

 うふふ…全くもう、あの日のジョーの気持ちが改めて解ったわ。

 八ちゃんと手合わせをして、その成長の程を自身の身を持って、肌で感じられてジョーも嬉しかったのよね。

 その事を知ったらテリーお兄ちゃんもアンディもきっとジョーの事を羨ましがるでしょうね、フフフッ。

 

 「ええそのつもりよ、行くわよ沙希ちゃん!」

 

 さて、それじゃあ次は私から行かせてもらうわ。

 

 

 

 

 

 舞姉ちゃんと川崎、何か話していたみたいだが…何となくその話の内容が解るような気がするのは俺とそしてリングの上の二人も同じ人種の人間だからなのかな…。

 

 「フッ、やるじゃねぇかよ沙希嬢ちゃん、しっかし舞の奴やけに嬉しそうにしやがんな。」

 

 俺達の傍らにで観戦しているジョーあんちゃんが自分も又嬉しそうな顔をしながらリング上に居る舞姉ちゃんをその様に評する。

 

 「…そういやジョーあんちゃん、何気にスルーしてたけどさ、あんだけ舞姉ちゃんにシバカれて放置されてたのに、もうピンピンしてっけどさ、一体誰に復活の呪文を入力してもらったんだよ?」

 

 「ああん、馬鹿野郎俺はバックアップ機能の無いファミコンソフトじゃ無ぇんだってんだ、ダメージが引きゃあ立ち上がれるに決まってんだろうが!」

 

 おっと、珍しく俺のネタが通じたよ…つかジョーあんちゃんってファミコン世代じゃあ無いよな、はっ!?まさかあんちゃん歳を誤魔化していたのか、昔のた○きんトリオのトシ○ゃんみたいに?

 

 「…なぁジョーあんちゃん、あんちゃんってもしかして、四十路超え「その疑問そっくりそのままお前ぇに返してやるぜ、ったくよぉお前ぇは四十路どころか五十路過ぎじゃねえのかよ?」……」

 

 「それにお前が兄貴の、あの謎呪文を書き連ねたノートを見つけた時、俺も一緒に居ただろうかよ!」

 

 そうだったっけ?まぁいいや、この話題はこの辺までにしておこう、どうにも我が身にブーメランが突き刺さりそうだからな。

 因みに俺が復活の呪文ネタを知ってたのは、親父の部屋から発掘した訳の分かんねぇひらがなの羅列が書き記されていたノートを発掘したからなんだが…。

 それが、親父曰くDQⅠとDQⅡの復活の呪文を書き記していたノートなのだそうな、中には書き損じて『復活の呪文が違います』とかなって、それからは一度のセーブの度に3パターン位のパスワードを書取るようにしたそうだ。

 

 『復活の呪文が違いますとか表示された時に、思わずコントローラーを床に叩きつけてしまったのは、今では良い思い出だぜ…。』とは親父のコメントだ。

 まぁその後親父はばあちゃんにしこたまどつかれたのだそうだ。

 いやさぁ、そりゃあそうだろうさ、だいたいがコントローラー投げつけちゃ駄目だろう、せめて2Pコンのマイク機能で絶叫シャウトする位で留めとけよ。

 

 

 

 

 

 不知火さんが手にした扇を縦横に振るい、更には合間に蹴りをも加えて来る。

 その動作が素早くて、技の出処も掴み辛いものだからアタシは防戦を強いられている。

 

 「はっ!やっ!…とう!」

 

 くっ…流石に女性ながら、幾度も大きな大会に出場して好成績を残しているだけあるわね。

 一発の威力は然程でも無いけど、中々スキが見当たらない…。

 

 「…くっ…。」

 

 とは言ってもこのままじゃジリ貧だよね、此処らで一つ流れを変えなきゃいけないのにっ…て、しまった、思考にばかりソースを割いてしまって動きが疎かになってた!? ガードが弾かれそう、いや違う…

 

 「くあぁっ!」

 

 

 

 

 

 舞姉ちゃんの攻撃の前に防戦一辺倒の状態に追い込まれた川崎の、そのガードのスキを突き遂に舞姉ちゃんの攻撃が川崎を捉えた。

 

 『いやぁ〜っお姉さまぁぁ!!』

 

 不利な状況に追い込まれた川崎の姿にシスターズが悲痛な叫びを上げる、だが彼女らが叫んだところで状況に変化があるわけでも無く。

 

 「やっ!はっ!はあっ!」と舞姉ちゃんの連撃が川崎にヒットし、ダメージにより川崎は体勢を大きく崩し仰け反り、そこへ。

 

 「はっ!陽炎の舞!」

 

 扇を口に咥え指で印を結び、技名を唱え舞姉ちゃんがニ柱の火柱を発生させその周囲を周回、川崎はその火柱に呑まれそして吹き飛ばされた。

 

 「くぁーっ…」

 

 うめき声とマットへと叩きつけられた音とを響かせながら…………。

 

 

 

 

 

 

 くっ…不知火さんの技をまともに食らってしまった、いくら相手が自分よりも格上だからと云えど情なさ過ぎだわ、アイツが見てるのに…だから、だからさ立たなきゃね。

 アタシは身体を起こしながら、ふとリンクサイドに目を向けアイツを探してしまった…何で、何でアタシはこんなにもアイツの事が気になるんだろう、今のアタシはリングの上であの伝説の女性格闘家と対峙しているってのにさ、どう考えても変だよね。

 そしてアタシの目はアイツを捉えた、周りには同性のアタシから見ても可愛い娘達を従えて…イラッ!

 

 「ああっ、もう!イライラするっ!」

 

 立ち上がりざま、アタシは思わず声を荒げてしまっていた…。

 

 「ちょっ…沙希ちゃん大丈夫!?」

 

 あっ…ヤバい、アタシが大声出したばっかりに不知火さんにまで要らない心配を掛けてしまったみたいだ…。

 もう、アタシとした事がどうしたってのさ…それもコレもみんなアイツのせいだっ、もう!

 

 

 

 

 

 

 立ち上がりざま感情も顕に大きな声で叫んだ沙希ちゃんに、ちょっと心配だから声を掛けて見たんだけど。

 

 「…試合中にすいません…。」

 

 なんて私に詫びながらも、チラチラとリングサイドに視線を向けている…ははぁん、なる程そういう事なのね。

 もう、本当に八っちゃんってば罪作りな子よね、フフッ。

 そうね年長者としてここは一つ沙希ちゃんの事応援してあげなきゃだわね。

 

 「沙希ちゃん、そんなに気になるんなら今此処で頑張ってイイとこ魅せなきゃね、大変よあの三人は纏めて一緒にお嫁入りする気でいるんだからね!」

 

 「はぁ………はぅぅ……。」

 

 私の贈ったエールに、あらあら沙希ちゃんったら慌てちゃって顔まで真っ赤にしちゃって、もう可愛いんだから。

 さぁて沙希ちゃん、八っちゃんにもだけど私にも見せて頂戴、沙希ちゃんの実力をね。

 

 

 

 

 

 いきなり大声を出したりして、一体どうしたんだ川崎の奴。

 よっぽど舞姉ちゃんの攻撃に対処出来なかったのが悔しかったのか、けどな川崎、いくら悔しいからって冷静さを失うなよ、冷静さを欠いてしまっちゃあ要らぬスキをを作る事になりかねないからな、こういう時こそステイ・クールだぞ。

 まぁけど悔しがる事が出来るってことは川崎の奴がまだまだ闘志を失っちゃいないって事だろうからな、だから川崎、こっからが踏ん張りどころだぞ!

 

 一声叫んで少しはスッキリしたのか、川崎は再度構えを取り舞姉ちゃんと対峙する、そしてジリジリと少しずつ前進し距離を詰める。

 あいにく俺からは今、川崎の後ろ姿しか見えていないからその表情までは見て取れないけど、舞姉ちゃんの表情から察するに…多分川崎の表情はやるぜって言う感じで闘志が漲っているんだろうな。

 

 「沙希師匠、頑張って!」

 

 留美がそんな川崎を心配してか、決して大きな声では無い控え目な声音で川崎を応援する。

 その小さな拳をぎゅっと握り締め、その目はリングの上の川崎を確りと見据えて、その留美の肩に俺はそっと静かに手を掛け、気休めだが川崎は大丈夫だと告げてやる、本当に気休め程度の言葉でしかないんだが、留美はそれに小さくコクリと頷く。

 

 小さな留美の応援の声が川崎に届いた訳では無いと思うが、決意を新たにしたのだろう川崎は自ら舞姉ちゃんへと向かい距離を詰め接近、攻撃を仕掛けた。

 

 「やっ!ハッ!ハァッ!!」

 

 ロー、ミドル、ハイ、と高速の蹴りを放つ川崎だがそれは舞姉ちゃんのガードによりクリーンヒットとはなら無い、それでもお構い無しにしつこい位に蹴りの連打を放つ、ロー、ローと続け様に同じ場所を狙って放ったかと思えばミドルと見せかけてフェイントを交えてハイと巧みな技巧も見せる、マジで凄えよ川崎…。

 

 

 

 『…くっ、ハアッ…なんて、しつこいのよ沙希ちゃん!?』

 

 川崎の蹴りを的確にガードしている舞姉ちゃんだが、その連撃には些かながら辟易とし始めた様だ、いやホントに良くバランスを崩さずにあれだけの蹴りを放てるもんだよな、それだけ川崎の体幹バランスが優れていて、そして相手をよく見ているんだろう。

 

 「しかしマジでやりやがるな沙希嬢ちゃんはよ、さっき迄は舞の手数とトリッキーな動きに翻弄されていたってのに、もうそれに対応出来て逆に舞の動きを封じてんだからな。」

 

 「だよな、あれだけ素早くしつこく食いつかれたらいくら舞姉ちゃんでも反撃もままならないよな。」

 

 そしてそのしつこさが遂に川崎に好機を与える事となる。

 おそらく舞姉ちゃんは、ガードに徹させられている現状を打破しようとしたんだろう、川崎の蹴りのタイミングに合わせてバックステップで距離を開け体勢を整えようとしていたのかも知れない、だがその一瞬、後方へと離れようとしたその一瞬を川崎は見逃さなかった、いや或いはそれを狙い追い込んでいたのかも知れない。

 

 舞姉ちゃんの後退にタイミングを合わせたかの様に川崎もまた半歩程前身、ここぞとばかりまるで測ったかのようなタイミングで技を発動する。

 

 「幻影脚!」

 

 幾重もの残像を曳きながら放たれる無数の蹴りは、まるで舞姉ちゃんの身体を吸引するかの様に引き寄せた。

 それは恰も吸引力に自信がある某掃除機の如く。

 

 川崎の蹴りに引き寄せられ、空中に固定されたかの様になってしまった舞姉ちゃんの身体に、川崎が放つ無数の蹴りが叩きつけられる。

 『ビシビシビシビシ』と甲高い打撃音を響かせて、おそらく十数発の蹴りが舞姉ちゃんの身に叩き込まれた事だろう。

 そして止めとばかりに最後の一打で舞姉ちゃんの身体は空高く跳ね上げられ、そこに川崎の追撃が加えられる。

 

 「せい、やぁーっ!」

 

 それは俺がかつてリュウさんと仕合った時に食らった最後の技「昇竜拳」と良く似た、何なら材木座の「晃龍拳」とも似ていると言っても良いかも知れない。

 アッパーカットを放ちながら己も空高く飛び上がる強烈な一撃…確かガルシア師範の技名は「龍牙」だったかな、川崎は基本がガルシア師範の流れを組むスタイルだから今のはやはり「龍牙」なんだろうな。

 

 「あぁぁ……っ…」

 

 バコーン…と鈍くしかし強烈に響く打撃音が収まる頃、舞姉ちゃんの身体はその口より漏れ出た悲鳴の声と共にマットに叩き付けられた。

 

 

 

 

 

 

 『キャーお姉さまぁ素敵ぃ〜っ♡』

     

 『うわぁっ!?舞さぁーんっ!!』

 

 シスターズの嬌声と、舞姉ちゃんのファンのヤロー共の悲痛な叫びが混ざり合ってリングの周りは一種の騒音公害の発生現場の如く成り果てている。

 

 「ヒ…ヒキオ、ヒガシさん舞さんが、舞さんが…大丈夫なん?舞さん大丈夫なんヒキオ、ヒガシさん…」

 

 千葉村以来すっかり舞姉ちゃんを慕うようになったあーしさんは、舞姉ちゃんの身を案じ不安感に苛まれ今にも泣きそうな表情で俺とジョーあんちゃんに尋ねる。

 

 「おう、大丈夫だぜ優美子嬢ちゃん、結構今のでダメージ食らったけどよ、まだまだ舞はやれる、寧ろ沙希嬢ちゃんがあれだけやれた事を喜んでるくらいかもしれ無ぇな!」

 

 俺もジョーあんちゃんの言に同意だ、何だかんだと舞姉ちゃんも格闘家脳の持ち主だからな、今頃は良い攻撃を食らったにも関わらず内心喜んでるだろうからな。

 

 「ほら、見てみな…舞のやつもう立ち上がろうとしているぜ。」

 

 ジョーあんちゃんが言う様に舞姉ちゃんは、ゆっくりとだが確かに起き上がろうとしている、やっぱりそれなりにダメージは食らってしまったって事だよな、だけど、立ち上がりかけている舞姉ちゃんの目と表情は。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 くぅ〜っ……痛ったぁ、全くもう本当に、沙希ちゃんってば、何て娘なのよ…でも、フフフッ。

 

 「ふぅ〜っ、やるわね沙希ちゃん、今のは結構効いたわよ、でも私だって負けていられないのよね。」

 

 痛みはまだ残ってる、ダメージも結構受けた…でも久しぶりにこんなにも強い娘と相見えられるんだから、何時までも倒れたままじゃいられないわ。

 

 「はっ、よっと!」

 

 良しちゃんと立ち上がれたわ、それじゃあもう一度構えを取り直してと、確りと目を離さずに相手を見なさい私!

 まだもうすこし時間は残っているわ、沙希ちゃん…先輩として貴女に見せてあげるわね。

 

 「フフッ沙希ちゃん、伝説は伊達じゃ無いってところをみせてあげるわね!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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