マスターとシャルロットの気ままなFGO生活 作:焼き鳥タレ派
「今日はFGOやらないんですか?日曜だから気兼ねなくプレイしていいんですよ?」
「ああ、シャルロット君……。実は俺、FGOブルーなんだよ」
「FGOブルー?あんまり興味ないですけど聞くだけ聞いてあげます」
「AP半額キャンペーンが終わってマナプリズムもそこそこ貯まったから、
バビロニアの攻略に戻ろうかと思ったんだが……。なんか憂鬱なんだよ。
あの強敵だらけの章をまだまだたくさんクリアしなきゃいけないと思うとね。
話の続きは気になるんだが、今は毎朝ログインボーナスをもらうだけの毎日だ」
「丁度いい機会じゃないですか。
ゲームなんかやめて英検のひとつでも取れっていう主のお言葉ですよ。
4級からチャレンジしてみましょう」
「君はそれでいいのか!?
俺がFGOをやめたらサーヴァントである君の存在も消えてなくなるんだぞ!」
「時々消えてなくなりたいとは思っていたので別に」
「大体、FGO以外に娯楽なんてないじゃないか。この山奥に」
「読書なんかはどうですか?よろしければ、マスターにぴったりの本を朗読して差し上げますよ。
太宰治の“人間失格”」
「絶対タイトルだけで選んだだろう……。
やる気が戻るまで、今日は俺とFateの関係について再確認しようと思う」
「無理をしてまでやらなければならないゲームは存在しないんですよ?」
「まず俺がFGOの大元であるFateシリーズについて知っていること」
「相変わらず人の話を聞かないんですね。はぁ、もう勝手にすればいいじゃないですか」
「箇条書きにしてみた」
1・セイバーという女騎士が可愛い
2・なんかみんな聖杯の取り合いをしてる
3・「体は剣でできている」というセリフ
4・YouTubeで見た“タイムアルター”っていう能力を使う渋いおじさん
5・2chでライダーっていう人がいるという情報を見かけた
「こんな断片的な知識だけでよくFGOに手を出す気になりましたね」
「流行ってるからなんとなく。それぞれについて分析してみるよ?
まず1番だけど、彼女はゲーム内でちょくちょく見かけるんだが、
どういうわけか何種類もいるんだよ。白いのとか黒いのとか子供だったり。性格も全然違う。
話はそれるがジャンヌ・ダルクはその傾向が特に顕著だ。
なぜ同一人物が何パターンも存在しているんだ?」
「さあ」
「つづいて2番だが、聖杯って1個しかないから取り合いになってるんだよね?
FGOでは1ステージクリアするごとにもらえる、
というより正月では特に何もしてないのに1個もらえたんだがなんでたくさんあるんだ?
ナイチンゲール・サンタさんをLv100にして鈴鹿御前くんをLv90にできた上に
手持ちがひとつある」
「よかったじゃないですか。もらえるものは何も考えずにもらっておけばいいんです」
「3番については何もわからん。ググったら負けな気がしてな」
「知らないことを調べることの何が負けなんですか?
くだらない見栄にしがみついてるからいつまで経ってもバカなんですよ」
「4番は少し知ってる。概念礼装の“起源弾”に彼が描かれている。俺も1枚持っている。
イマイチ使い所を見定めることができてないから未使用だが」
「それで知ってるうちに入るとでも?」
「最後の5番。2chが5chになる前の昔の情報だが、
当時検索をしたところ目隠しをした美女がでてきた。知っているのはそれだけだ」
「さっきググるのは負けだって言いませんでしたか?」
「当時はこれほどFateに入れ込むとは思ってなかったんだよ!」
「その程度のやる気で入れ込んでるとかほざいたら古参の方に怒られますよ。
気が済んだら続きをやるかFGOを削除するかさっさと決めてください」
「ま、待て!待つんだシャルロット君!早まった真似をすれば本当に君とお別れになってしまう!
それでいいのか、よく考えるんだ」
「マスターこそ自分の人生これでいいのか真剣に考えてください。
サーヴァントとして最後のアドバイスです」
「わかったって……。しばらく充電したら再開するから。まだエルキドゥに仕返ししてないし」
「結局やめられないんですね。
悩むのは勝手ですが、これからはワーワー騒ぐのはやめてください」
「そうそう、昔Vita版の原作をプレイしたんだがテキストの多さに挫折したんだ。
今と同じくFateブルーに陥ってな。決して面白くなかったわけじゃないけど、
フローチャートで結末までの道のりを見て落ち込んでそれきりだ」
「Fate舐めるのもいい加減にしてください」
続かないかも