バディファイトif〜臥炎キョウヤに弟がいたら〜   作:楠木東弥

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前回感想くれ!って言ったら沢山感想くれて、滅茶苦茶嬉しかったです。
特に書くこともないので、俺がこの小説を書くまでの過程を。
最初は、「もしかしたらハーメルンでバディファイトの二次創作ってあるんじゃないか?」と思い検索したら、普通にあったのですよ。
そして総合評価順に見ていくと、どれも他作品とのコラボや神の続編ばかりで、無印を題材にしたやつがあまりなかった。
それでも確かに楽しめたけど、どこか物足りなくて、自分で書こうと奮起しました。
んで、俺はバディファイトの女性キャラでソフィアが一番好きだったので、ソフィアをヒロインに置き、臥炎キョウヤの弟を主人公としたこの作品を書き始めたのです。
あ、長くなったので続きは後書きで。


第12話 耐え抜け!これがAの力だ!

「ドロー、チャージアンドドロー!《魔竜の眷属 ゴライオウ》を捨て、ゲージ+2!そして《ヴィー》の能力発動!」

「フン、自らのライフを削らなければまともに戦えんとはな」

「世の中にはこう言う言葉がある。失う事を恐れるな。君に与えられるモノは、その代償より大きな力だ」

「《大器竜成》か」

 

へぇ、流石ランキング1位。

割とコアなカードのフレーバーテキストを覚えてるなんてな。

 

「《センターにコール!《紅晶竜 カンパーリ》!」

 

センターに幾重もの魔法陣が現れ、それがグルグルと回転して一体のモンスターを召喚する。

紅と付く通り、紅い結晶で構成された竜。

そのフォルムは美しく、見る者を思わず感嘆させるような魅力を持っていた。

 

======

 

《紅晶竜 カンパーリ》

ワールド:スタードラゴンワールド

属性:[プリズムドラゴン]

サイズ:3

打:3/攻:8000/防:7000

コールコスト:ゲージ3を払う。

■このカードが登場した時、君のライフを+4!

■このカードが登場した時、君のライフが10以上なら、そのターン中このカードは2回攻撃を得る。

『美しい宝石の輝きは、見る者の心を癒す』

 

======

 

ライフ+4され、16になる。

普通なら多いと思えるが……今回ばかりは、そうは思えない。

なにせ、相手はあの荒神ロウガ。

1ターンで20ダメージを叩き出せる、バケモノ中のバケモノだ。

これ以上のライフがあれば安心できる、というラインがない。

 

「アタックフェイズ。《カンパーリ》で」

「クククッ、クハハハハッ!」

「……何笑ってるんだ」

「笑っている、だと?これが笑わずにいられるか!今この瞬間、俺の勝利が決定づけられたのだからな!キャスト!《暴君の束縛》!」

 

瞬間、僕のセンター、レフト、ライトエリアにいくつもの鎖が現れた。

その鎖は僕のモンスター達を幾重にも縛り付け、身動きを取れなくする。

これは一体……。

 

「おおっとロウガ選手!ここで《暴君の束縛》を使ったァァ!ゲージ1とライフ4を払う事で、相手の場のモンスターとアイテム全てを強制的に攻撃不可にさせる、超強力魔法です!」

「なっ!?」

 

それじゃあ、これでアタックフェイズが強制終了した、って事なのか……!?

ロウガのライフは9に減っているが、本来なら4にまで減少させれていたはずなのに。

クソッ、まさかそんな隠し球を持っていたなんて……!

 

「他にする事はあるか?魔法の使えない貴様に」

「ぐっ……ターンエンドだ……!」

 

★悠斗 ライフ:16/手札:2/ゲージ:1/センター:《紅晶竜 カンパーリ》/ライト:《超越竜王 エーヴィヒカイト》/レフト:《舎弟見習い ゴーゴー・剛》

 

「俺のターン!ドロー、チャージアンドドロー!キャスト、《裂神呼法》!2ドローだ」

 

======

 

《裂神呼法》

ワールド:デンジャーワールド

属性:[闘気][ドロー]

使用コスト:ゲージ1を払い、ライフ1を払う。

■カード1枚を引く。さらに、君が《武器》を装備しているならカード1枚を引く。《裂神呼法》は1ターンに一回だけ使える。

『神に近づくために鍛えるのではない。神すらねじ伏せるために、己を鍛えるのだ』

 

======

 

大丈夫、《ケルベロスA》の”ガルチャージ”はゲージが3も必要で、今のロウガのゲージは1だけだ。

最悪の事態だけは、起こらない。

が、限りなく最悪の事態というものは、割と起こり得るものらしい。

 

「《アーマナイト・リトルドレイク》をライトにコール!能力発動、手札を1枚捨てることでドロップゾーンの《アーマナイト・ケルベロスA》を《天抉り》のソウルに入れる!これで《天抉り》の打撃力は6だ!」

「先程の打撃力10に比べると見劣りしますが、それでも2回攻撃により合計12を叩き出せます!止まらない!荒神ロウガ選手の猛攻が止まらないぞぉぉ!!」

 

======

 

《アーマナイト・リトルドレイク》

ワールド:デンジャーワールド

属性:[アーマナイト]

サイズ:1

打:1/攻:4000/防:1000

■このカードが登場した時、君の手札一枚を捨てて良い。捨てたら君のライフ+1し、君のドロップゾーンのカード1枚を君の場のカードのソウルに入れて良い。

『お前、オイラをバカにしたな!?許さない!絶対に許さないぞ!』

 

======

 

これでロウガの手札は0。

これ以上ソウルが増えないということだが……それでも十分だろう。

僕のライフを削り切るには。

 

「《天抉り》で《カンパーリ》にアタックだ!」

「ぐっ……!破壊だ!」

「クハハッ!ついに防御カードが尽きたか!貫通で6ダメージだ!!」

「ぐぅぅっ!」

 

ライフが10に減少。

 

「2回攻撃!《リトルドレイク》も続け!」

「ライフだ……!」

 

これで、ライフは3。

あの時……イーター戦並みに、この状況はマズい。

だがそれでも、可能性だけは捨てない。

それが、ファイターというものだ。

 

★ロウガ ライフ:9/手札:0/ゲージ:2/ライト:《アーマナイト・リトルドレイク》/装備:《崩滅槍 天抉り》

 

スタートフェイズを終え、メインフェイズ。

手札にチャージカードはなく、今のゲージは2。

これじゃあ、高火力のカードが来てもコストが払えない……!

いや、待てよ……まだ勝ち目はある……か?

 

「ヴィー、お前の出番は終わりって言ったらどうする?」

『フン、聞くまでもない。我の力不足ゆえ、マスターの役に立たなかった。それだけのこと。さっさと我を破壊し、切り札を切るが良い』

「さっすが、僕のバディだよ!《エーヴィヒカイト》を破壊し!センターにコール!《灼熱の鉄甲番長 デュエルイェーガー》!」

 

デュエルイェーガー。

それは、エンシェントワールドに古より存在する海の番長。

そんなモンスターが今、センターに降臨する。

 

「さらに、ライトに《魔竜の眷属 デストラクタ》をコール!ライフ2を払い、ツードローだ!」

「悠斗選手!手札は3枚に増えたがライフはとうとう1にまで減ってしまった!やけくそのようにも見えますが、その瞳は未だ闘志に燃えている!まだこのファイトを諦めていないようだぁぁーー!!」

「フン、無駄な事を」

「無駄な事かどうかは、確かめさせてやるよ……!《デュエルイェーガー》!ロウガにアタックだ!」

 

《デュエルイェーガー》の拳がロウガに直撃し、打撃力3が叩き込まれた。

これで、ロウガのライフは6となる。

さらに《ゴーゴー》と《デストラクタ》も続き、ライフは4へ。

 

「クハハハハッ!これだけか臥炎悠斗!まだ俺は生きているぞ!」

「そうです!ロウガ選手は未だピンピンしています!ですが、悠斗選手に攻撃できるモンスターはいません!さらにドラゴン・ツヴァイの特性上、必殺技も使う事が出来ない!これで終わりなのかー!?」

 

ハハ、見事なフラグ建築とお膳立てだなぁ。

後パル子さん、僕は確かに必殺技はないけど、必殺モンスターはあるぞ。

まぁ、必殺モンスターはまだ限られた人間しか認知してないから、知らないもの無理はないけど。

そして一番重要な事だが、僕はまだ、攻撃できるモンスターを残している。

 

「《デュエルイェーガー》の能力発動!」

「なにっ!?まだ何かあるのか!」

「手札のサイズ3のモンスターを捨てることで、このモンスターは何回でも攻撃する事が出来る!」

 

瞬間、ステージ中から歓声と驚愕が入り混じったような、そんな声が響いた。

 

「《デュエルイェーガー》!ロウガにアタックだ!」

「クソォッ……!」

 

またも、《デュエルイェーガー》の拳がロウガに振り下ろされた。

これでロウガのライフは、僕と同じ1。

そして、僕の手札にはサイズ3のモンスターが後1枚残っている。

もし防がれたらその瞬間、僕の敗北が決定するがその心配はいらない。

だって、

 

「ロウガ、お前の手札は0枚だからな……《デュエルイェーガー》!止めを刺せぇぇぇーーー!!」

「覚えていろ……!!臥炎悠斗ォォォーーー!!」

 

ロウガのライフが0となり、バディファイト結界が解除される。

瞬間、『game end. winner 臥炎悠斗』というホログラムボイスと、煩いぐらいの大歓声が耳朶に触れた。

 

「臥炎悠斗選手!まさかまさかの大逆転!1ターンでライフ9を削り切り、ロウガ選手相手に勝利を収めましたぁぁあ!!」

 

はぁ、疲れた。

ロウガとは久しぶりに戦ったけど、まさかここまで強くなっているとは。

少し間違えれば、負けているのは僕の方だった。

 

「悠斗せんばぁぁぁぁぁい!!」

「おーーーう!!どうした!?牙王!!」

「アンタ、やっぱすげぇや!!ファイトが楽しみだぜぇぇぇ!!」

「僕もだよぉぉぉ!!……ゲホッ」

 

ロウガに勝った喜びからか、大声で叫んだせいで喉が痛い。

そして、UFOに乗ったパル子さんがマイクを僕に向けながら近づいてきた。

 

「えぇっと、悠斗選手。牙王ちゃんとファイトするというのは?」

「ん?まんまだよ。僕とロウガ、勝った方が牙王とファイト出来るんだ」

「……えっと、マジ?」

「マジたけど」

 

瞬間、パル子さんはステージを飛び回り、僕とは比べ物にならない声量で叫び出した。

 

「ななななんとぉ!中等部ランキング1位を下した悠斗選手が!続けて牙王選手とファイトだぁぁ!!ロウガ選手とは牙王選手とのファイトをかけて戦っていたそうです!!」

 

えぇぇ……そんなに驚く事だろうか。

まぁいい。

未門牙王、君が僕と兄さんに立ち向かえるかどうか……確かめさせてもらうぞ。




正直言って、書き始めた頃はただの惰性でした。
でも、1話しか投稿してない時点で高評価してくれた人がいて。
その後感想とかをくれる人がちょくちょく現れて、モチベーションがうなぎ上りになって今に至ります(ほぼ毎日投稿)
そして気付けば赤のカラーバーまで付くようになり、嬉しいことに総合評価で一番上になりました。
それはそれで嬉しいのですが。
バディファイトの作品を見て、数百単位で感想をもらっている作品があって、俺もこんなに感想欲しいと思ったのですよ。
お気に入りの数が増えるより、高評価を貰うより、感想が書かれる方が俺は嬉しいので(もちろん前者2つも嬉しい)

つまり何が言いたいかと言うと、ありがとな!ってことです。
これからも気が向いた時に投稿するので、暇な時にでも見てくださいや。
あ、《デュエルイェーガー》の情報は次回貼っときます。
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