バディファイトif〜臥炎キョウヤに弟がいたら〜 作:楠木東弥
じゃけん俺も投稿しましょうね〜。
今回は3200字と少ないけど、その分次回伸ばすから許して(なお未定)
あ、そうだ(唐突)
コラボ小説なるものを読んで、なんとなく良いなぁ、と思いました。
バディファイトでもあったけど、更新停止されてるから悲しいなぁ。
コラボって響きに憧れを感じるのは俺だけじゃないはず。
誰かやってくれても良いんですよ?(謎すぎる上から目線)
何故こうなったのだろう。
ソフィアは心の中で頭を抱えながら、そう思った。
「ねぇねぇ、貴方ってバディがいないんでしょう?なら、私がバディになってあげても良いわよ。この大魔術師、スターウィザードがね!」
早口で捲し立てるのは、スターウィザード キヌース・アクシア。マジックワールドとレジェンドワールドに所属する、魔術師だ。
ちなみに、男である。
女のような口調で話すが、れっきとした男である。
エンシェントワールドの[ドラゴンロード]のように、性別がないわけでもない。
「私にはちゃんとバディがいる。出てきなさい、《星神 アストライオス》」
ディザスターフォースを発動し続けているソフィアは、アクシアの煩い口を止めるためにバディモンスターをコールした。
太陽を模した円盤に人間の顔のパーツがあり、その周りを黄色い星々がグルグルと公転している。
まさしく、天体のように。
ソフィアの側で静かに浮かぶ《アストライオス》を見て、アクシアは、
「何よこのだっさいモンスター」
オブラートなど殴り捨てて酷評した。
これには自らのバディモンスターにある程度の自信を持っていたソフィアも、僅かばかり眉が動く。
だが、アクシアはどこ吹く風でさらに辛辣な言葉を述べる。
「モチーフは良いと思うわ。天体、なんてロマンチック!でも顔よ。顔がダメね。だって人間の顔なんて、ミスマッチにも程があるわ!」
アストライオスはあくまで、ディザスターフォースでバディにしているに過ぎない。
それに意思はなく、よって肯定も否定も、まして感情など抱かない。
だからこそ、アクシアも容赦なく言葉を吐くのだ。
「そ、こ、で、提案があるの」
「結構よ」
「まだ何も言ってないでしょー!?」
「バディにしろ、でしょう。何回も聞いている」
これで累計、8回目。
ソフィアが闘技場に転移してから40分ほど経っているため、5分おきに言っている計算だ。
流石のソフィアも、ため息の一つや二つ吐きたくなる。
「でも私、強いわよ」
これも8回目。
アクシアが口を開くと、結果的にバディ結成の話に収束する。
だからソフィアはアクシアと離れたいのだが、
「……いるわ。この先……まぁこの世界にハッキリとした距離なんて概念はないけれど、扉を超えた先に。数は一体ね」
離れられない理由がこれだ。
アクシアは魔術師、つまり魔術を研究している。
その魔術の名は、星占術。
流石のソフィアも詳細はわからないが、未来を占う術だと聞いている。
それでアクシアは未来を知り、戦闘をなるべく回避出来ているのだ。
ちなみに、星占術にも欠点がある。
それは、現時点で最も可能性が高い未来しか見る事が出来ないという事だ。
ソフィアとアクシアがこの闘技場で死ぬ未来、可能性はある。
だが、その未来となる可能性は低いためアクシアは見れない。
もちろん、これもソフィアは知らない事だ。
「一体なら、どうにでもなる」
「そうね。貴方が弱かったらどうしようかと懸念したけど、心配要らなかったもの。貴方は強い。それは私が保証するわ」
そしてソフィアは《ギュミルの杖》を構えながら、扉に手をかざす。
「準備は良い」
「……あぁ、問いかけ?私は良いわよ。というか、語尾に疑問符くらい付けなさい。わかりにくいわよ?」
さて、星占術の欠点は一つの未来しか見えないというものだが、もういくつかどうしようもない欠点がある。
一つは幾つもの下準備が必要で、今のアクシアには数分先の未来までしか見えないという事。
本来なら教会などの特殊な場所で行い、幾つもの触媒が必要なところを魔力だけで補っているのだから、それは致し方ない。
そしてもう一つが、
「っ!待ってソフィア!扉を開けないで!」
「え……?」
未来など、個々人の意思によって簡単に書き換わる。
ソフィアが開いた扉から、一体のモンスターが勢い良く弾き出された。
「《知識の盾 テトラピプリオン》!」
咄嗟にソフィアが発動した魔法で、そのモンスターは彼女たちの眼前で止まった。
だが《テトラピプリオン》にヒビが入っており、かなりの速度でぶつかったというのがわかる。
「《アーマナイト・バハムート》……どうしてここに……」
デンジャーワールドのサイズ3モンスターは、死んでいた。
胴体に大きく抉られた穴を刻んで、死んでいた。
「何よこれ……こんなの、さっきは見えなかったはずなのに……」
「アクシア、行きましょう。このモンスターを殺した奴をなんとかしないと、私たちも死ぬ」
何度も視線を潜り、慣れているソフィアが先導して《バハムート》がいた闘技場に入る。
別の闘技場より一回り大きいそこは、見渡す限りの地獄だった。
地面に臓物が転がり、壁一面に血が付着し、凄まじい臭いを放っている。
それが《バハムート》だけか、それとも《バハムート》を殺したものの血なのかは定かではないが、確かに血に濡れていた。
「フン、この程度か」
「そう言うな。キョウヤの野郎は消費しても良いやつしか俺たちに回さねぇ。所詮こんな程度だ」
そして、闘技場の中心で一人の人間とそのバディが佇んでいる。
アクシアは誰かわからないが、ソフィアには心当たりがあった。
というか、知り合いだ。
そしてその人間はソフィアの方に振り向き、血に濡れた顔でニヤリと笑った。
「ククク、クハハッ!そうか、そういう事か!《バハムート》は前座、ソフィアが本命という事だな!キョウヤ!」
「荒神ロウガ……」
ソフィアが呟くと、血塗れの人物、ロウガは赤く染まった顔面でさらに口角を上げる。
まるで、ケモノのように。
「では死合うぞ!どちらかが果てるまで!」
「っ、うくっ……!」
赤き三叉、《崩滅槍 甘抉り》を装備したロウガが一瞬でソフィアの眼前に移動し、なぎ払う。
それを《ギュミルの杖》でガードするも、呆気なく吹き飛ばされ壁に激突した。
男女の力量差もあるが、ロウガはディザスターフォースを全て身体能力に回しているためにこれほどの力がある。
「ソ、ソフィア!?大丈夫なの!?生きてる!?」
「貴様はソフィアのバディか?ならば喰らえ!《ケルベロス》!」
「ひっ!?」
慌ててソフィアの元に駆けようとするアクシアだが、《甘抉り》からケルベロスが現れて道を塞ぐ。
その圧倒的な威圧感にアクシアは尻餅を付くが、それも仕方ない事だろう。
なにせアクシアは肉弾戦が苦手な魔術師、常に命を懸けて戦うケルベロスとは、生きてる世界が違うのだ。
だからこそ、
「ディザスターフォース!」
ソフィアは守ると決意した。
咄嗟に張ったディザスターフォースの幕に、ケルベロスの動きが止まる。
それも無理はない。
今ケルベロスがアクシアに爪を突き立てても、一切のダメージを負わないのだから。
「これは……バディポリス結界か」
「えぇ、バディファイトをしないと出られない結界。それを張った」
「フン、小賢しい」
本来、バディポリス結界はソフィア一人では張ることができない。
それを可能としたのは、バディポリスから拝借した小型の機械によるもの。
本来なら宇宙に存在する衛星電波を受け取り結界を張る機械を、ディザスターフォースで無理矢理稼働させたのだ。
「……結界を壊すのは容易い。だが、ファイトで決着を付けるというのも悪くない。やるぞ、ケルベロス」
「あぁ!俺たちの新たな力、見せてやろうぜ……!」
ロウガはこの”余興”に付き合うと決め、黒い槍型のダークコアデッキケースを地面に突き刺す。
「エースの力がお前を砕く!ダークルミナイズ、エース・デフィート!バディは《アーマナイト・バスター・ケルベロス”A”!」
「夜空よ凍れ、歴史よ止まれ。ダークルミナイズ、冬のダイヤ。バディは――」
「私、《スターウィザード キヌース・アクシア》よ!」
結界がアクシアをバディとして認識したことにより、《アストライオス》はデッキに戻っていく。
ロウガは怪訝な顔をし、ソフィアも内心驚いた。
「なぜ」
「貴方、私のバディは嫌なんでしょ?なら、証明してあげるわ。私が使える女だって事をね」
「……好きにしなさい」
貴方は男でしょう、という言葉を飲み込み、ファイトが開始する。
先行はソフィアからだ。
ここだけ読むと小卒先輩ただのキチガイ野郎で草。
ま、まぁ《バハムート》を殺してテンションがハイになってたって事で。
それと、最近ダンボール戦機が一挙放送されたのをご存知でしょうか。
見てた兄貴、俺もソーナノ。
あれに感化されてダンボール戦機の小説も書いてみたいけど、正直キャパオーバー感が否めない。
俺の体、分身しても良いんだぞ。
んじゃ、押忍!ありがとナス!