バディファイトif〜臥炎キョウヤに弟がいたら〜 作:楠木東弥
……すみません許してください何でもしますから。
取り敢えずいつも通り駄弁りたいことを駄弁っていくゾ〜。
高校生活忙しスギィ!
友達姉貴に一緒に演劇部入ろうよ!って言われるけど小説書く時間とか宿題とか塾行く時間とか諸々合わせると厳しい……厳しくない?
投稿が別作品合わせて一ヶ月に一回ぐらいだったら演劇部入ったと思っといてください。
あと、ソフィアさんと四角炎王バーンノヴァのバディ、リッキーが同じ声優ということを最近知って驚きました。
花子ちゃんと斬夜の弟こと暁くんも同じ声優だけど全く気づかんかったし……声優ってすげーな(畏怖)
それと、最近マジでバディファイト投稿する人がいなくて悲しい……悲しくない?
もうバディファイトもサービス終了するからかなぁ(しみじみ)
「喰え、イーター」
僕の命令に応じて、イーターが六本の腕をそれぞれの方向に伸ばす。
そして無造作に闘技場のモンスターを掴み取り、まとめて口に運んだ。
様々なモンスターがイーターの口の中で混ざり合い、中々に不快な音を醸し出している。
グチャグチャ、ゴリゴリ、バキバキ、ブチブチ。
その中には、モンスターの悲鳴も混じっていた。
そしておそらく、イーターは味わっていない。
ただ、消化しやすくしているだけだ。
より素早く体内にエネルギーを蓄え、僕の支配から抜けるために。
「普通、意志やらなんやらも封印されるはずなんだけどな……ほんと規格外だよ、お前」
強制的にカード化したモンスターは、その力や特殊能力と共に思考能力すら封印する。
だが、イーターは違う。
SD化した分身を常に還元させ、さらには命令していないことをこなしたり、命令無視も珍しい事ではない。
まぁ、世界を喰らったモンスターの片割れなのだ。
それくらいは出来てもおかしくないだろうし、むしろ封印できている事自体が奇跡だろう。
……一度、ドーン伯爵が言っていた淵上一族を訪ねてみるか?
ヤミゲドウを封印していた過去を持つらしいし、何かヒントになるかもしれない。
「これがイーター……所有者は君だったのか」
「あれ、知ってたのか。イーターの存在」
残りのモンスターをイーターに任せ、タスクと他愛無い会話をする。
まぁ、仲間に引き込んでおきたいからある程度までは情報を吐いても良いだろう。
もちろん、まだディザスター関連は話せないが。
「あぁ、コマンダーIから聞いていた。あくまで聞いていただけだけど……」
「ビビったか?これでも弱体化されてるんだぜ?」
「これでもか……ハハ、僕じゃどうしようもないな」
と、自嘲するように、心の底から悔しそうにタスクは言う。
だからだろうか。
無意識のうちに、ポツリと言葉が漏れた。
「ガルガンチュア・パニッシャー」
「え……?」
「……気づいてなさそうだから言わせてもらうが」
言ったところで、特に問題ないだろう。
今は、タスクの手元にないのだし。
「ガルガンチュア・パニッシャー。あれならイーターも殺せるはずだ。今の弱体化してるのも、弱体化する前のも」
流石にイーターとヤミゲドウが融合した存在まで殺せるかはわからないが、まぁレジェンドワールドで封印されていたイーターぐらいならなんとでもなるはずだ。
アジ・ダハーカは……どうだろうか。弱らせたならワンチャン、と言ったところか。
「つまり、牙王くんがフューチャーフォースに目覚めたら……」
「間違いなく、僕が知る中で最強と成る」
これはあくまでもしもの話だが、いずれ現実に変わるだろう。
フューチャーフォースの存在を知る人は少なく、さらに研究までしている人間はそこまで多くない。
だがいくつか説が提唱されており、最も有力なのが”心に起因する”というものだ。
詳しい事は省くが、フューチャーフォースに覚醒する者は自らの中に確かな正義を持ち、そして力を望むらしい。
あくまで説なので信憑性のほどはわからないが、あながち間違ってもないと思っている。
つまり、自らの中に確かな正義を持つ牙王はフューチャーフォースに覚醒する可能性がある、という事だ。
「ハハ……もしもの時、僕は守られるのか。年下の牙王くんに……」
ふむ、そんなに悲観する事だろうか。
僕なら、頼れる存在には全力で頼る。
それが一番安全で、一番確実だから。
というか、《ガルガンチュア・パニッシャー》を渡したのはお前だろうに……。
『マスターよ、戦闘が終わったぞ』
「ん、わかった。イーター!戻れ!」
イーターが描かれているカードにディザスターフォースを込め、無理矢理カードに戻す。
だが、それでもおたまじゃくしのような分身は残ってしまう。
厄災の種だが、今すぐ殺すわけにもいかない。
せめて、兄さんの計画を阻止してからでなければ。
「臥炎悠斗、君がソフィア・サハロフを探していて、君の方が闘技場に詳しいと理解した上で訊く」
「なんだ」
「このまま無鉄砲に探すのは効率が悪い。だから分散した方が良いだろう。君も早く見つけ出したいはずだ」
まぁ、確かにタスクの言うことは一理以上のものがえる。
だが、この闘技場にはタスクより強いモンスターだってごまんとおり、そんなのと遭遇したら目も当てられない。
タスクはフューチャーフォースに目覚めた人間で、唯一接点のある存在。
おちおちと死なせるわけにはいかない。
だからこそ、こちらにも考えがある。
「オーケーわかった。ここからは分散でやるが、タスクには僕の指示に従って貰いたい」
そこで言葉を区切り、ヴィーに念話を送る。
それを受け取ったヴィーは、空中に映像を映し出した。
スタドラの世界では初歩的な技術で、プロジェクションマッピングと似たようなものだ。
そしてその映像には闘技場を簡略化した地図が表示されていて、僕らの現在位置なども事細かに見ることが出来る。
それを見たタスクは、呆れたように映像とジャックを見比べた。
「……ほんと、君のバディは多芸だな」
「タスク、いくら私でもこんな芸当は出来ないぞ」
「はは、わかってるよ、ジャック」
そう言い合う二人に対し、僕は説明を開始する。
◆◇◆◇
「タスクよ、なぜ臥炎悠斗に協力する?私にはその理由がわからない」
悠斗が説明を終え、扉から出て行った矢先。
ジャックナイフ・ドラゴンが、バディであるタスクにそんな事を尋ねた。
タスクはその質問を予想していたようで、特に驚いた様子はない。
「彼は、臥炎財閥の関係者だ。バディポリスが掴んでない情報も、彼なら知っている。僕はそれが知りたいんだ」
「だが、敵の可能性もある。それに、奴は平気で人もモンスターも殺せる人間だ。タスク、私はそんな者と関わりを持って欲しくない」
タスクとジャックは、いわば子供と保護者のような関係だろう。
ジャックは、ただ単にタスクに危険な目に合って欲しくないのだ。
タスクと平穏に、何事もなく過ごせれば良いと思っている。
だが、タスクは違う。
いや、正確にはそれとは別に望みがあるのだ。
その望みのせいで、彼は戦い続ける。
誰もが認める、大人となる為に。
「それでもウルフ……荒神ロウガを探るには彼と同じ力に目覚めている臥炎悠斗に訊くのが一番なんだ。頼む。納得してくれ、ジャック」
「……あぁ、わかった」
ジャックは納得いかなそうだが、タスクが言っても聞かないことは理解しているため形だけは理解を示しておく。
まぁ、全てタスクに筒抜けだが。
『表面上だけでも理解を示してくれた事、感謝する。マスターも、其方たちには信頼を置いて欲しいと思っているのだ』
瞬間、タスクの側にいたエーヴィヒカイトが口を開く。
今回、悠斗は万が一を考慮してエーヴィヒカイトをタスクにつかせた。
これが一番アンパイな策だと、悠斗はそう考えている。
「私たちも、別にあの少年を疑っているわけではない。私たちが悠斗少年の敵ならば、とっくに殺されているだろうからな」
「だけど、彼は僕たちの味方でもない」
『ふむ……あながち間違いでもない、か』
エーヴィヒカイトは悠斗の目的、”龍炎寺タスクを仲間にする”を話そうか悩んだが、結局口を閉ざした。
まだ早いと、そう判断を下して。
「じゃあ行こうか、ジャック。早くソフィア・サハロフを見つけ出そう」
「応、ここの地図は頭に入っているぞ、タスク」
そして、タスクは一枚の扉に手をかけた。
サイズに比べて非常にスムーズに動く扉を潜り、また新たな闘技場に足を踏み入れる。
しかし、そこは今までのようにモンスターはいなかった。
血眼になって、死に物狂いでタスクたちを殺しにきていた、モンスターがどこにもいない。
その事にタスクが違和感を覚える前に、エーヴィヒカイトは確信する。
配置場所が変わっている、と。
しかし、それも無理はない。
何せ、悠斗がディザスターを辞めたのは四年前の大災害の直後。
四年も経っていれば、闘技場の配置だって変わっていて当然だ。
そして問題なのは、今までの雑魚モンスターに代わり、何が配置されたのか。
エーヴィヒカイトが高速演算でそれを算出する前に、闘技場の主がその姿を現した。
奇怪なモンスターに、
「っ!《ドラゴニックシュート》!」
明確な殺意を乗せて。
タスクの顔面を狙って、どこからか水晶突起を備えた触手が高速で迫った。
しかしタスクが放った魔法により軌道がズレ、水晶の触手は地面に突き刺さる。
各々が各々で警戒を強める中、触手の主が地面から
「なんだ……このモンスターは……」
「おかしいぞ、タスク。このモンスター、まるで生命力を感じられない。限りなく無機物に近い」
『ふむ、無機物のモンスターはいるにはいるが……これは、それらのどれとも違うらしいな。それらより遥かに気味が悪い』
ソレは、全身が水晶のような青と紫色の鉱物で構成されたモンスターだった。
ソレは、全身から不規則に触手を生やしていた。
意思を感じられないソレは、しかし確かな殺意をもってタスクを攻撃した。
「ふむ、攻撃速度は上々。ちゃんと急所も狙えていますね」
そして、ソレの背後から一人の人間が現れる。
いや、違う。
正確には、ソレから生えてくる触手のように、赤髪の男は出てきたのだ。
「……お前は誰だ。臥炎悠斗の仲間か」
タスクが《竜剣 ドラゴブレイブ》を構えながら、悠斗と話すときよりドスのきいた声で問いかける。
しかしそれに対し、赤髪の男は口に指を当て”黙れ”とジェスチャーした。
「私には時間がありません。よって、君の質問に答える気はありません。ですので、貴方に必要な情報を簡潔にお話ししましょう」
そして、赤髪の男は指を一本立てる。
「その一、私は貴方とファイトしに来ました。ちなみに、拒否権はありません」
二本目。
「その二、君が勝てば、ソフィア・サハロフの居場所をお伝えしましょう」
三本目。
「その三、私が勝てば、貴方のバディ、ジャックナイフの遺伝子情報を頂きます。これが貴方に必要な情報の全て。あぁそれと、私は悠斗くんの元仲間です」
たった三つ。
たった三つだというのに、タスクの中では膨大な数の疑問が浮かび上がった。
自分とファイトする意味とはなんなのか、お前はアジ・ダハーカの関係者なのか、なぜジャックの遺伝子情報を必要とするのか、臥炎悠斗の元仲間とはどういう事なのか、どういう組織の仲間だったのか。
「……ハァ、時間が惜しい。先にルミナイズしておきましょう。括目して見よ。これが新時代の…革新的バディファイトだ。ダークルミナイズ、イノベーション・オブ・ゼータ」
赤髪の男はタスクがルミナイズすると確信しているのか、いち早く準備を終えた。
しかし、タスクの脳内では戦うメリットとデメリットが天秤に乗せられ……デメリットの方が圧倒的に重く、このファイトを受けないつもりでいる。
その際は謎のモンスターがタスクを狙うかもしれないが、そういう時のために【エーヴィヒカイト】がいるのだ。
「受け――」
受けない、と宣言しようとするタスクの声を抑え、ジャックが咆哮する。
思わず、赤髪の男ですら耳を覆うほどの声量で。
「ジャ、ジャック……?」
「タスク、恐れるな。たとえ何があろうと私がついている。敗北など考えるな。君はただ、前を見て走れば良い」
「……でも、でも僕は!怖い!ジャックを失うのが怖いんだよ!」
「狼狽えるなタスク!君は大人になるんだろう!モンスターである私すら守れる、立派な大人になりたいのだろう!」
その言葉に、最愛の家族であるジャックの言葉に、タスクはハッとした。
そして数秒の時を置いて両手で頰を叩き、深く深呼吸をする。
赤髪の男を見据えるその目に、最早怯えはない。
後は、最善を尽くすのみ。
「…… 集え、未来を切り開く竜の軍団!ドラゴニック・クロニクル!ルミナイズ!」
「「オープン・ザ・フラッグ」」
「ドラゴンワールド!バディはジャックナイフ・ドラゴン!」
「ヒーローワールド。長い無駄話は終わりですか」
「あぁ、おかげさまでね。わざわざ待ってくれたのには驚いたよ」
「私は最高のパフォーマンスでファイトをしてもらいたい。1分ほどなら待ちますよ」
そこで赤髪の男が言葉を区切り、
「私のバディは《複製模倣兵器 ジェムクローン》。そして私の名前はJ・ジェネシスです。さぁ、ファイトを始めましょう」
タスクの先行で、ファイトが開始した。
やせいの ジェネシスが あらわれた!
今回の話を要約するとこんな感じ。
ジェネシスはバディファイト原作者である池っち店長が作ったキャラクターじゃないけど、そんなん知らね。
俺は出したいキャラを出してくんだよオルァ!
あ、ちなみにジェネシスはこのファイト終わったら当分出てきません。悲しいなぁ。
それと、いつの間にか感想が50手前になってたゾ。
はえ〜この作品も5ヶ月ぐらい続いてるけど、いつの間にかこんなに増えたんすね〜。
みんなのワクワク度はイーター!?ヤミゲドウの半身!?合体フラグ!?がピークかと思いますが、これからもこの作品は続いてくんだで。
終わり?んにゃぴ……んまぁそう……。
ていうかバディファイトって完結してる作品少なくね?あっ(察し