バディファイトif〜臥炎キョウヤに弟がいたら〜 作:楠木東弥
まぁ、俺は『フューチャーカード バディファイトデッド』の作者、スラ☆Kさんの前書きで初めて知ったほどの情弱なんですけどね(宣伝大使)
唯一やっていたTCGが無くなるのはいやーキツいっす。
というわけで神シリーズのやつも含めたゲームをスイッチかなんか発売して、どうぞ。
調べたけどそんな話題なくて密かに泣いたゾ……。
インフレ嫌い死ね兄貴の気持ちもわかるけど、俺もそのインフレ環境の中デッキ回してみたい……みたくない?
スマホアプリでも良いからさぁ!アプデしてさぁ!
あ、アプデといえばオレカバトルの新章追加早よ(話題脱線)
イナズマイレブン?あれって意外と書くの難しいんだぜ?(むしろバディファイトが簡単すぎる)
「僕の先行だ。チャージアンドドロー」
タスクのデッキは典型的な《武装騎竜》にジャックを混ぜたデッキだ。
しかし、《ガルガンチュア・パニッシャー!!》を牙王に譲渡したため彼のデッキは僅かに変更されている。
チャージカード……《ジャックナイフ・チャージ》や登場するだけでゲージを+2出来るカード、《ジャックナイフ”バーンエナジー》を減らし、攻撃カードを増やしているのだ。
だが、
(このデッキはまだチューニングをしていない……いや、大丈夫。扱いこなしてみせる!)
どのデッキにも微調整、チューニングというものは必要だ。
そうすれば必要なカードと不必要なカードを選別でき、簡潔に言えばより強くなれる。
タスクほどの実力を持つファイターならチューナーがいるのが普通なのだが、彼は雇わない。
「キャスト、《ジャックナイフ・ジョイント》。手札のジャックナイフと名の付くモンスター一枚を捨て、ライフ+1してツードロー」
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《ジャックナイフ・ジョイント》
ワールド:ドラゴンワールド
属性:[緑竜][ドロー]
コスト:手札のカード名にジャックナイフを含むモンスター1枚を捨てる。
■君のライフ+1して、カード二枚引く。
『2人で分かち合えば、痛みは半分、恩恵は2倍だ』
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捨てたカードは《ジャックナイフ “ゲヴァルト”》。
効果で破壊されないという効果を持つカードで、今はさほど必要のないもの。
しかし、タスクには《ゲヴァルト》を捨てる気などない。
「ライフ1とゲージ1を払い、センターに《サークルナイフドラゴン》をコール!登場時、ドロップゾーンの《ゲヴァルト》を手札に戻す!」
「あぁ、なるほど」
タスクのそのプレイングに、ジェネシスは納得がいった。
恐らく、タスクは初手の手札に《ジャックナイフ・ドラゴン》がなかったのだろう。
そして、ドラゴニック・クロニクルは起点となるジャックがいてこそ初めて機能するデッキ。
そのため容赦なく《ゲヴァルト》を捨て、しかしすぐに手札に戻した。
その行為が意味するものは、
「レフトに《ブッシュナイフ・ドラゴン》をコールし、そしてバディコール!《サークルナイフドラゴン》を押し出して、《ジャック》をライトに!」
「ウォォォォォォ!!」
「ジャックナイフ・ジョイント》で、《ジャックナイフ・ドラゴン》が手札に回ってきたという事だ。
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《ブッシュナイフ・ドラゴン》
ワールド:ドラゴンワールド
属性:[緑竜][武装騎竜]
サイズ:1
打:2/攻:2000/防:2000
■君がカード名にジャックナイフを含むモンスターを手札からコールする場合、コールコストに書かれているゲージを払わなくて良い。
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《ジャックナイフ・ドラゴン》
ワールド:ドラゴンワールド
属性:[緑竜][武装騎竜]
サイズ:2
打:3/攻:5000/防:6000
コールコスト:ゲージ1を払う。
【起動】:ゲージ2を払って良い。払ったら、君のデッキからカード名にジャックナイフを含むモンスターをこのカードの上に重ねてコールし、デッキをシャッフルする。
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「さらに、《ジャック》の上に《ゲヴァルト》を重ねる!そのままアタックだ!」
「キャスト、《本気で来いよ!》。攻撃を無効化してライフ+1です」
「ぐっ、ターンエンドだ」
《ゲヴァルト》の打撃力は破格の4。
決まれば一気に試合が傾くその攻撃は、アッサリと防がれてしまった。
(だけど、まだ予想の範囲内だ)
★タスク ライフ11/手札3/ゲージ2/ライト:《ジャックナイフ”ゲヴァルト”》/レフト:《ブッシュナイフ・ドラゴン》
「ドロー、チャージアンドドロー。キャスト、《ヒーローエナジー》。そして……ファイナルフェイズ」
「なっ……に!?」
メインフェイズ、さらにアタックフェイズを、《ヒーローエナジー》を使用するだけで終わらせた。
そんな馬鹿な、とタスクは心の中で叫ぶ。
バディファイトは、モンスターやアイテムを装備しなければ始まらない。
手札事故とも考えられたが、タスクはすぐさまその考えを放棄する。
なにせ、目の前で悠々とした笑みを浮かべているジェネシスに焦った様子がないのだから。
そして、
「――必殺変身」
その予想は的中している。
ジェネシスが掲げたカードが白く光り、彼の体に変化をもたらす。
黒と黄色を基調とした《ダークヒーロー》のような鎧を纏い、紅き翼を生やしたそのモンスター。
それは周囲に炎、風、土、水のエレメントを浮かべながら、ジェネシスに装備……いや、必殺変身された。
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《フォースエレメントマスター ゼータ》
ワールド:ヒーローワールド
属性:[ダークヒーロー][火][土][風][水]
サイズ:3
打:2/攻:8000/防:4000
コールコスト:ゲージ3を払う。
■君がこのカードに変身しているなら、場のこのカードと必殺モンスターは破壊されず、手札に戻せない。さらに、君は必殺モンスター以外のモンスターをコール出来ず、1ターンに何回でも必殺モンスターをコール出来る!
■このカードが攻撃した時、君のドロップゾーンの[火]と[水]と[土]と[風]一枚ずつを君のデッキの下に好きな順番で置いて良い。置いたら、相手にダメージ3!
必殺変身:ゲージ2を払う。
『悪いがこれで幕引きだ。戦う時間すら惜しいのでな』
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必殺モンスター。
それは、悠斗を通してタスクも知っていた。
しかし、それをまさかジェネシスが使うとは思っていなかったためしばらく放心してしまう。
『ククク、随分と気味の悪いものを作ったな。ジェネシスよ』
そんな中、エーヴィヒカイトがジェネシスに向けてそう言葉をかける。
悠斗以外には感じるのが不可能なほどの、その瞳に薄い殺意を込めて。
「えぇ、これこそが私の傑作の一つ、ゼータシリーズです。まぁ、これを作るのは随分と骨が折れましたが」
『大した執念と狂気だ。まぁ、狂っているからこそ貴様がここにいるのだろうが』
必殺モンスターを作るには、それこそ何十年という年月が必要となる。
いやそもそも、必殺モンスターは作れるようなものではないのだ。
アジ・ダハーカと対等な赤き太陽神でやっと作ることが出来るほど、高次元な存在。
現在各ワールドの深部に位置する必殺モンスターは、ただ一つの例外なく赤き太陽神の欠片を飲み込んだモンスター。
それを人工的に作ったジェネシスは間違いなく狂っており、下手したら臥炎キョウヤ以上の――
「必殺コール、《風鬼 アウラー》をライトに」
エーヴィヒカイトの思考を中断するように、ジェネシスのライトエリアに必殺モンスターの証が空中に刻まれる。
そこから風のエレメンタルを持つ必殺モンスターが現れた。
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《風鬼 アウラー》
ワールド:ヒーローワールド
属性:[風][ダークヒーロー]
サイズ:1
■”鬼童の策略”:このカードが攻撃した時、君の手札2枚までを捨てて良い。捨てたら、捨てた枚数分カードを引く。”鬼童の策略”は1ターンに一回だけ使える。
『それは、エレメンタルが意志を持たされた存在。されど、その性質は精霊とは違う』
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「《アウラー》、《ブッシュナイフ・ドラゴン》にアタックです。能力発動、手札2枚を捨て、ツードロー。そして、私で貴方にアタックだ」
「くっ……!」
これでタスクのライフは9となって攻撃は終わる――という常識は、必殺モンスターには通じない。
なにせこれはアタックフェイズではなく、ファイナルフェイズなのだから。
「必殺コール、《水炎鬼 ヒュドピュール》をレフトに」
レフトエリアに再度必殺モンスターの印が刻まれ、そこから一体のモンスターが現れる。
体の右半分が炎、左半分が水で構成されたその必殺モンスター。
それは現れると同時、――ジャックを破壊した。
「「なっ……!?」」
唐突な出来事に、タスクとジャックの口からそんな声が漏れる。
それは《ゲヴァルト》の能力、『効果で破壊されない』が発動されなかったのかと困惑したため。
しかし、すぐにそうではないと察する。
《ヒュドピュール》はジャックを破壊したのではなく、ソウルを抜いたのだ。
「効果で破壊されない、という能力を持つモンスターはごまんとありますが、ソウルを捨てられないという能力を持つモンスターはさほどいません。意外と盲点ですが、ソウルを起点とするデッキには刺さるものです。貴方のように、ね」
「……あぁ、どうやらそのようだ。僕はお前と、あまり相性は良くないらしい」
ジャックは、ソウルを増やしてこそ真価を発揮する。
そのため、ジェネシスとの相性はさして良くないとタスクは判断したのだ。
ちなみに、《ヒュドピュール》の正確な能力は『相手の場のモンスター1枚のソウル1枚をドロップゾーンに置き、そのカードを破壊する』というものなので、《ゲヴァルト》でなければジャックは完全破壊されていた。
「《ヒュドピュール》、タスクにアタックです。そのままターンエンド」
★ジェネシス ライフ:10/手札:2/ゲージ:4/ライト:《風鬼 アウラー》/レフト:《水炎鬼 ヒュドピュール》/変身:《フォースエレメントマスター ゼータ》
「僕のターンだ。ドロー、チャージアンド……ドロー!」
タスクの手札は4枚と、ドローカードに乏しいドラゴンワールドでは心許ない。
特にタスクのデッキは多く手札とゲージを消耗するタイプのため、早めにケリを付けなければ勝ち目はどんどん小さくなっていく。
それに、
(ジェネシスはまだ、切り札を切っていない)
それは、《ゼータ》に変身したジェネシスの側で浮遊している《ジェムクローン》が切り札だと半端確信してこその予想。
タスクは《ジェムクローン》がどんなモンスターなのか、どんな能力を有すかを知らない。
(けれど、僕のデッキはあまりにも知られてしまっている。少し検索エンジンを使うだけで筒抜けになってしまうほどに)
ましてや、今のタスクは《ガルガンチュア・パニッシャー!!》を牙王に譲渡してしまっている。
その状態でジェネシスに勝てるかどうかは怪しい。
だから、
「装備!」
タスクは牙王とのファイトですら使わなかったアイテムを装備した。
瞬間、光に包まれるタスクの右手を見て、ジェネシスは顔を歪める。
まだ切り札を残していたことへの驚きと、それを見れることへの歓喜に。
「さぁ、見せてください!龍炎寺タスク、貴方の力の全てを……!」
そして、光はタスクの右手に収束する。
黒光りする握りと柄に、海賊を連想するカットラスのように歪曲した刀身。
タスクはその切っ尖をジェネシスに向け、アイテムの名を宣言する。
「《超竜剣 ジャックナイフ・グローリア》。僕はこれで、お前を倒す」
ジャックナイフ一族の
それはタスクの刃となり、未知なる敵を斬り裂かんと刀身を光らせた。
今回は二週間以内に更新できて良かった良かった(達成感)
次回更新?ストックなんてないから俺も知らん。
あ、そういえばこの前バディファイト小説でジェネシスさんのやつ見てきたけど、別に敬語でもなんでもなかったっすね。
……馬鹿野郎お前6年ぐらい前のやつなんて覚えてるわけないだろ!?
それと、やっぱ小説って取捨選択が難しいって気付きました。
書きたいことを書いていっても読者には伝わらず、ただ文字量が連なっていくだけの駄文となる。
俺はそんなの読んでても苦痛なだけだし、それが心の底から好きなんて物好きはいない。
別に短ければ良いってもんじゃないけど、やっぱ、うん、難しいわ。
あ、それと《超竜剣 ジャックナイフ・グローリア》はオリカです。
でも元になるアイテムがあって、それが《超竜剣 エターナルブレード》だった気がする(曖昧)
グローリア?グローリアってもしかして《三極竜 グローリア》!?って思った人とは友達になれる(確信)