バディファイトif〜臥炎キョウヤに弟がいたら〜 作:楠木東弥
期末や夏休みの宿題で言い訳するにしても流石に長すぎるんだよなぁ。
あ、それと最近ダークゲーム異伝を買って読んだゾ(高速話題転換)
最初に見えた死神が《バーリアル》なのは盛大に草生えましたねぇ。
あんなクソザコモンスターが死神とか涙が出、出ますよ。
それとなぜダークゲーム異伝の話をしたかというと、この話にもダークゲームの彼らを絡めてみたいなぁ、って。
この小説も暗い雰囲気なのが多いし、悪くない……はず。
作業量?ウーン……誰か俺の代わりに書いてくれませんかね?
《ジャックナイフ・ドラゴン》。
その本名は、ジャックナイフ・ドラゴン・ファンダード100世。
ドラゴンワールドに古くより存在する竜の末裔で、その歴史はドラムバンカー・ドラゴン・ファング・スレイド・テレストリアル一族よりも遥かに長い。
幾百にものぼるドラゴン族でも、一ニを争うほどに。
そんなジャックナイフ一族の存在理由は、ドラゴンワールドの秩序を守り、災厄を滅し、調和を保つ事にある。
そのためならば同胞をも殺し、《魔王竜 バッツ》などの殺しきれない存在は封印してきた。
そんな数々の偉業を為し、何度もドラゴンワールドを救ってきた伝説の存在。
彼らがドラゴンワールドの調和を保ち続けられていた理由は、ファンダード一族を象徴する武器にある。
その話をする前にまず、各ワールドには柱と呼ばれる守護者が存在する。
エンシェントワールドの《デュエルズィーガー》、ダンジョンワールドの《マザー・ドラゴン》、レジェンドワールドの《花子さん》、スタードラゴンワールドの《バルソレイユ》、マジックワールドの《■■■■》。
ジャックも上記の内の一体であり、ジャック含め彼らには一つ、自らの存在を象徴する武器を
ファンダード一族に与えられた武器は、ブレイドターミネイト。
万物を断つ刃と銘打たれたそれは、歴代ジャック達の頭部に携えられファンダード一族を支えてきた。
ブレイドターミネイトに選ばれる、装備出来ることは、彼らにとって最大の誉れ。
そして当代、タスクのバディとなったジャックは、その力をタスクのために使うと決めた。
ブレイドターミネイトの製作者がドラゴンワールドのためだけに使うと縛った武器を、一個人、それも人間のために使う。
それは明らかな制縛違反であり、製作者は悩んだ。
そして悩んだ末に――その在り方を肯定した。
それもまた良しと、守護者はまた選べば良いと、ブレイドターミネイトが行き着く先が見たいがために、製作者は見守る事にした。
そしてその瞬間、ブレイドターミネイトは変化する。
創られた当初より変わらなかった在り方を変えられたため、それは何万年ぶりに変貌を遂げた。
タスクを守るためだけに有ろうとする、ただそれだけの武器に。
その武器の名は
◆◇◆◇
「――《超竜剣 ジャックナイフ・グローリア》」
======
《超竜剣 ジャックナイフ・グローリア》
ワールド:ドラゴンワールド
属性:[緑竜][武器]
打:1/攻:7000
装備コスト:ゲージ2を払い、ライフ1を払う。
■このカードが相手の場のモンスターを破壊した時か相手にダメージを与えた時、君のドロップゾーンのモンスター一枚を君の場のモンスターのソウルに入れる。
■君の場にジャックナイフと名の付くモンスターがいるなら、このカードと君の場のジャックナイフと名の付くモンスターの能力は無効化されず、ソウルを捨てられない!
能力:二回攻撃
『グローリア――栄光』
======
ジャックの頭部に装備されたブレイドターミネイトを模した刃が、タスクの右手に装備される。
煌めかしい装飾は無く、むしろ無骨とさえ呼べるその武器。
しかし、《グローリア》から発される圧は本物である。
それも当然。
なにせ、何万年にも渡って世界を守ってきた竜が使う武器なのだ。
ジェネシスが、そしてジェムクローンが僅かばかり恐怖を覚えるのも、無理はない。
むしろ、僅かで済んでいるのが彼らの異常性を表している。
「タスク!」
「あぁ、分かってるよジャック!《ジャックナイフ・ドラゴン》を《ジャックナイフ”グランテーゼ”》に進化!」
「オォォォォォォ!!」
======
ジャックナイフ・グランテーゼ
ワールド:ドラゴンワールド
サイズ:2
属性:[緑竜][武装騎竜]
打:2/攻:6000/防:6000
コールコスト:ゲージ1を払い、ライフ1を払う。
■このカードは、このカードのソウルにあるジャックナイフと名の付くモンスターの能力全てを得る。
ソウルガード
『運命の子にして、いずれ神となる少年。彼を守る事は、世界全てを守る事に等しい』
======
《ゲヴァルト》の装甲が外れ、新たに黄金の鎧がジャックの周囲に展開された。
それは眩いほどの閃光を発しながら、ジャックに装着されていく。
鎧により一回り大きくなったその緑竜は、赤い紋様が浮かび上がったブレイドターミネイトをジェネシスに向ける。
「ククク、あれだけ研究され尽くされたのに、まだこれほどの切り札を有していたとは……流石は龍炎寺タスクと言ったところでしょうか」
「その割には、随分と余裕そうだな。キャスト、《ドラゴニック・チャージ”プラス”》。さらにキャスト、《ドラゴニック・グリモ》」
《チャージ”プラス”》によりゲージが+5され、合計ゲージが6となる。
さらに《グリモ》を発動し、タスクの手札は0のためノーコストで3枚ドロー。
「いえいえ、これでも割と焦っていますよ」
「そうは見えないけど、ねっ!」
《グローリア》がジェネシスを切り裂き、1ダメージを与える。
たったそれだけしかダメージを与えられなかった事にジェネシスは違和感を覚え、そしてその違和感は正しい。
タスクを守る刃は、相手にダメージを与えてからが本番なのだから。
「能力発動!ドロップゾーンの《ジャックナイフ”アンゼスター”》を《グランテーゼ》のソウルへ!」
バディファイトシステムを使用したバディファイトは、相手のカード能力を見ることは出来ない(タコスコープ等の例外はあるが)
よって初見のカードに対しては考察する他なく、ジェネシスにとっては《ジャックナイフ・グローリア》も《ジャックナイフ”グランテーゼ”》も初見である。
「《グローリア》は二回攻撃を持っている!ハァァァァ!!」
「これも受けましょう」
ジェネシスのライフは8となり、《グランテーゼ》に《ジャックナイフ”イェーガー”》というモンスターが入る。
「ジャック!アタックだ!」
「応!ブレイドターミネイトォォォ!!」
「打撃力2、これも受けましょう」
「ジャックの能力発動!手札一枚を捨て、ダメージ2を与える!」
「ふむ……」
《グランテーゼ》の能力と攻撃でライフが4にまで減ったジェネシスは、それを気にも留めず手に顎を乗せる。
攻撃時にダメージ2。
確かに強力で、かつ防ぐのが難しい能力である事に違いはない。
(ですが、噛み合いません。そんなシンプルな能力ではないでしょうし、わざわざソウルに入れた意味がない。おや?)
そこで気付く。
《ジャックナイフ”イェーガー”》が《グランテーゼ》のソウルにあり、さらにその能力が『このカードが攻撃した時、手札一枚を捨てたら相手にダメージ2を与える』という事に。
「……あぁ、あぁ、そういう事ですか。ククク、ハハハッ」
「……《ジャックナイフ”グランテーゼ”》は、ソウルにある《ジャックナイフ》の能力全てを得ることが出来る。正真正銘、僕の切り札だ」
《グランテーゼ》は本来一回しか攻撃出来ないが、《アンゼスター》の能力で二回攻撃を得た。
そしてジェネシスの残りライフは4で、《イェーガー》の能力にターン1制限はない。
ジャックが攻撃すれば、それで終わり。
「いけ!ジャック!そして手札一枚を捨て、ジェネシスにダメージ2!」
タスクの命令に従い、黄金の鎧を纏った緑竜が飛ぶ。
そして黄金の刃がジェネシスに届く瞬間、
「キャスト、《機甲符:10000 D+》。防御力を+10000します」
「ぐぅっ……!」
より強固となったゼータという外殻が、その刃を弾き返した。
ジェネシスのライフは2。
普通なら仕留め損ねたと誰もが思うだろうが、
「ファイナルフェイズ!キャスト!」
「ほぅ……」
瞬間、闘技場の天蓋が黒い雲に覆われる。
そして暗雲から現れるのは、一体の巨大な黒竜の腕。
その腕はガルガンチュア・パニッシャーと非常に似通った、しかし細部が違うその剣に幾重にも巻き付いた鎖を強引に引きちぎり、剣身を露出させる。
「僕たち二人の命を一つに!」
「グォォォォ!」
そしてその剣、ドラゴニック・パニッシャーがジェネシスに向けて振り下ろされ――
「必殺!《ドラゴニック・パニッシャー!!》」
いくつもの闘技場を叩き割り、空間を引き裂いた。
ん?なーんか短くない?とか思った兄貴、洞察力高いの良いゾ〜これ。
本当はこの話に続けてソフィア対ロウガの対戦も入れるつもりだったんですけど、それやると6000字超えるからやむなく切りました。
まぁキリは良いし、許してお兄さん!
取り敢えず早く次の話に行けるように頑張りますねぇ!
イナイレの方も、まぁ、うん。頑張ります(白目)
それと、あまりにもジェネシスさんの出番が少なすぎたのでまた誰かと対戦してもらおうかな……。
フォースゼータ用に作ったオリジナル必殺モンスターの出番が欲しい(切実)
でも、誰とファイトさせよう……。