バディファイトif〜臥炎キョウヤに弟がいたら〜 作:楠木東弥
書いてて思ったのだが、ソフィアの口調むずすぎんか?
アニメとか見てたけど当時は小3とか4だったから、ソフィアの口調とかマジで覚えてなかったゾ……。
SAOのアリスを参考にしていますが、変わって点があれば……感想に書いてとか思ったけど絶対送ってくれないゾ……(未来予知)
ところで前回、大魔法 凍てつく星辰で大会を荒らすとか言ったけど、無事荒らされました(半ギレ)
ちょっとこの能力は無効化されない、的なカード多すぎんよ〜。
「よっ、と」
一瞬の浮遊感の後、景色が一瞬にして様変わりした。
先ほどまではマンションの一室にいたはずなのに、目の前に広がるのは異世界、レジェンドワールドだ。
幻想的……と一言で表すのは簡単だが、目の前に広がる景色を完全に言語化出来る存在はいるのだろうか。
上空にはいくつもの空島があり、そこから青や緑、そんな青々しい色をした滝が凄まじい勢いで下に落ちていき虹を作り出している。
さらにその雄大な空には、《ワイダーサカー》属性の【大海魔 ケートス】が文字通り泳いでいた。
100メートルを超える巨体がどうやって空を泳いでいるのか、その原理は未だ解明されていない。
鯨にいくつかの触手が生えているような見た目で、レジェンドワールドでは神獣として崇められている地域もある。
そして、今僕が立っているのは周りよりも20メートルほど高い崖なので地面だって一望することが可能だ。
何メートルも伸びる巨大な木に囲まれたエリア。
あそこの更に奥に行けば、レジェンドワールドとマジックワールドの境目に存在する樹、世界樹が見えるだろう。
さらに木に囲まれたエリアの中心に存在する、巨大すぎる湖。
ここからでも、湖が光っているように見える。
その光の正体は《妖精》と呼ばれる存在であり、基本的にあの湖を拠点としている《妖精》が多い。
これだけでも十分すぎるのだが、まだまだある。
はぁ、とため息を吐きながら後ろを振り向くと、ヴィーの創り出したゲートが青く光り、
「あっ……」
「なっ!?」
何者かが落下してきた。
ヴィーはレジェンドワールドにゲートを創った回数が少なく、位置情報を完全に掴めていないので高度1メートルほど高くゲートを創ってしまったのだ。
よって何者——ソフィアは哀れにも尻餅をついて落下した。
……僕の腹の上で。
「もっ、申し訳ございません悠斗様!如何なる罰も甘んじて——」
「いや重い重い。僕もソフィアも怪我してないんだから何の問題もないだろ?」
「…………ダー……」
立ち上がったソフィアは罪悪感に苛まれた、そんな苦々しい表情で了承した。
なんとなく、ソフィアの気持ちがわかる。
何か悪いことをしたのに、誤魔化されれば罪悪感ともいえる感情は消えない。
自分で言うのもなんだが、それが心の底から慕っている人物にされたとすれば良い気分にはならないだろう。
「いや、やっぱり問題がある」
「そ、それは」
「今度、一緒にソフィアのバディを探しに行くぞ。これが罰だ」
そう罰を下すと、ソフィアはポカンとした顔となった。
そんなレアな表情を脳内フィルムに保存していると、次の瞬間、ソフィアは嬉しそうにわずかに口角を上げ、
「ダー」
再び了承した。
うん、これで良かった……と思う。
元々無口なソフィアの気持ちを理解するのは難しく、どうすればいいのかわからない、という場合も少なくない。
と、ソフィアに気を取られていて後ろの光景を忘れていた。
僕とソフィアが立っている崖は、元々戦争の激しい場所であったらしい。
そんな場所なのでもちろん、亡きモンスター達の遺産と呼ぶべきものがこれでもかとある。
主に剣や槍、ハンマーなどの武器が地面に突き刺さっているのだ。
これは《英雄》と呼ばれる存在が使っていた武器で、日本の神話に登場するような武器もチラホラと見受けられる。
これらの武器をカード化すれば強力なものになりそうだが、その殆どが既に朽ちておりそれは出来そうにない。
まぁ、《英雄》属性のカードが主軸ではないソフィアと、そもそも武器を使えない僕ではカード化出来たところで宝の持ち腐れとなりそうだが。
『マスターよ。そろそろ行かぬのか?』
と、既にゲートを消しているヴィーに急かされその場を出発する。
ディザスターフォースを発動し、僕とソフィアの髪が伸びて闇のオーラを纏う。
よし、これで準備は良いな。
崖から垂直落下してして森に入ろうと思ったが、そこで気付く。
「……なぁソフィア、その服で大丈夫なのか?」
ソフィアの服装は昼と変わらず、水色のワンピースに青い上着、袖にフリフリが付いたものだ。
ワンピースは膝まで伸びているが、それでも落下したらどうなるかなど自明だろう。
というか、ソフィアがレジェンドワールドに来て落下した時に気付くべきだった。
「ダー。下に短パンを履いていますので」
「そうか。……うん、それなら問題ない」
よくよく見れば、ワンピースの下にわずかに黒い生地が見える。
良かった、ちゃんと対策されてたか。
……ヤバイ、なんとなく気まずい。
「じゃ、じゃあ行くか」
「ダー」
ソフィアと手を繋ぎ、崖から身を投げ出す。
側から見ると自殺にしか見えないが、ディザスターフォースを使用しているので問題なく着地できる。
ちなみにソフィアと手を繋いでいる理由だが、落下中に”何か”が起きてはぐれないようにするためだ。
ソフィアの手は予想以上に柔らかくて小さく、実に役得である。
そして問題なく着地し、全身にわずかに衝撃が走る。
そんな僕たちに怯えたのか、【森の王 ズラトロク】が数匹逃げ出した。
「っ、悠斗様!」
そして次の瞬間、ソフィアが僕たちを覆うようにディザスターフォースの膜を張ると、膜に色とりどりの光弾が数発着弾した。
だが膜にはヒビ一つ無く、ソフィアのディザスターフォースの出力、そして練度が高いことを伺わせる。
で、光弾を打ってきた犯人だが、
「あっ、悠斗ー」
「悠斗だー」
「久しいな、悠斗」
「ほんとだー、やったぁー」
「ねぇねぇお土産はー?お腹空いたー」
《妖精》属性を持つモンスターである。
ピンクの髪を2つに束ね、透き通るような一対の羽と薄いワンピースが特徴の【風の精 シルフ】や、薄黄緑の羽と金髪、さらに紫を基調とした貴族が着るような服に身を包んだ【妖精王 オベロン】、緑のローブで顔を隠した2人の小人、【妖精界の靴職人 レプラコーン】、シルフの髪が緑になり、伸びた姿の【大地の精 ノーム】。
《妖精》は警戒心が強く、滅多に人前には出ないのでここまで《妖精》が揃うのは珍しいと聞く。
「お前たち、何故悠斗様を攻撃した」
視線を横に向けると、あからさまに不機嫌な顔をしたソフィアが《妖精》たちに問い詰めている。
ここまで怒ることはないと思うが、それほど思ってくれているというのは嬉しい。
しかし、確かに疑問だな。
《妖精》は森を荒らす存在以外には基本的に温厚な性格だ。
間違っても、挨拶代わりに光弾を撃つとは思えない。
「最近ねー、変な奴らがいるのー」
と、シルフが代表して答えてくれた。
「変なやつ?なんだそれ。……ていうか、言っちゃなんだがモンスターは大概変なやつだぞ」
「えぇー!?それって私もー!?」
「いや、シルフは変じゃないな。普通の《妖精》だ」
「わーい!悠斗に褒められたー!」
別に褒めてはいない、という言葉を呑み込む。
勘違いさせておいても問題ないだろう。
『おい、我はどうなのだ?変なモンスターか?』
「むしろお前が変なモンスター筆頭だよ」
『……そんなすぐ肯定することはなかろう。スタードラゴンワールドでは我は普通な方なのだぞ』
ヤバイ、スタードラゴンワールドに対する興味がかなり下がった。
ヴィーより変なモンスターが蔓延る世界か……。
「悠斗様の質問に答えろ。変なモンスターというのはなんだ」
「うわーん、そふぃあが虐めるよぉー」
「いくら悠斗が好きだからってねー」
「「ねー」」
「う、うるさい!私は悠斗様が好きなのでは無く、尊敬しているだけだ!」
と、ソフィアは頬を染めながら、珍しく大声で断言した。
……僕のことが好きじゃないのか。
いや、別に残念じゃない。
この想いが片思いなのが残念だとか、そんなことは一切思ってない。
しかし、ソフィアでもこんなに《妖精》に翻弄させられるんだなー。
「ふむ、ここは私が話を進めよう」
「あー、ずるいよおべろん様ー!」
「お前たちでは話が長くなるだけだろう」
と、オベロンが変なモンスターについての情報を教えてくれた。
「まず、黒い角が生えている」
「角……デンジャーワールドのモンスターみたいな?」
「あぁ、その認識で間違っていない。次に、そのモンスターの角は常に放電している」
「放電……そういうモンスターの可能性は?」
「ない、と断言しよう。少なくとも私はあのような奇怪なモンスターは見たことがない」
数百年生きている【妖精王】が言うのだ。
間違ってないのだろう。
「他には?」
「理性がない。すまない、私が知る限りこのぐらいだ」
「なるほど、な……」
放電する黒い角が生えていて、理性のない複数のモンスター。
これだけじゃ、候補が絞れない。
やはり実物を見ない限りはなんとも言えないな。
「フッフッフ。お主、《百鬼》の情報を集めとるようじゃの?」
「誰だ?」
どこからか小さい少女の声が聞こえ、その声の発信源である大樹に視線を寄せる。
僕の記憶の中には、少なくともこんな声と口調のモンスターはいない。
そんな考察をしていると、大樹の枝から1人の存在がジャンプしてオベロンの横に並んだ。
識らないモンスター、黒い髪に灰色のメッシュと癖毛、白いシャツに赤いスカートとサスペンダー、さはに赤いマントに身を包んだその少女は、
「この我が教えてやっても良いぞ?レジェンドワールド1の大妖怪、トイレの華子さんがの!」
僕の識る中でもトップクラスに変わった名前を、大声で叫んだ。
なぜこんな事になったかは知らな〜い。
時系列とかは一応あるけど、俺はただ主人公とソフィアの絡みが書きたいだけだから改変するところはしていくスタイル。
ていうかトイレの華子さんだけど、バディファイトでもトップクラスに好きなキャラです(ノンケ)
でも《トイレ》っていう属性はXから追加されたやつだから、あまり種類多くないんだよなぁ(絶望)
ヒーローワールドの暦級五番艦 サツキ、折角プレミアムレア引いたから使いたいんだけどマジで種類が……。