バディファイトif〜臥炎キョウヤに弟がいたら〜   作:楠木東弥

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待ってる人がいるかどうかわからないけど、取り敢えず投稿。
やっぱバディファイトって面白いよなぁ。
アニメとか続編が作られる様子ないけどあれか?友牙編は視聴率があまり取れなかったからか?
やっぱカードゲームってアニメに沿ってカードが作られる傾向にある、というか作られるんだけど、そもそものアニメがないと新カードとか既存カードの強化版を出すしかなくなってしまう。

何かバディファイトが有名になる燃料とかないかな……あ、ちなみにメダロットSで神バディファイトコラボで色々アイテム貰えてるので、ありがてぇ。
話が逸れたけど、もう一回アニメとか放送してほしい……欲しくない?


第4話 どうしてこうなった?デュアルファイト開始!

「この我が教えてやっても良いぞ?レジェンドワールド1の大妖怪、トイレの華子さんがの!」

 

なんなんだこのモンスターは。

トイレの華子さん、そんなふざけた名前のモンスターを目の当たりにして、僕はそんな呆れた感情を漏らした。

しかしそれは仕方ないだろう。

 

「む?お主、そんな目で我を見るでない。照れるではないか」

「……あぁ」

 

どうやら残念属性も付いているらしく、またも落胆する。

マジか、いや、マジかぁ……。

取り敢えず華子さんから視線を逸らし、皆の反応を確認する。

オベロン含める《妖精》たちはどうやら華子さんの存在を知っているらしく、驚いた様子はない。

しかしヴィーは奇異な視線で、ソフィアは僅かに嫌悪を含めた目で華子さんを見ている。

 

「なぁオベロン、このモンスターは一体……」

「この方は華子さんと言う」

「ふざけてるのか?」

「いや、本当にそういう名称なのだ。名前の変更は不可能。悠斗も知っているだろう?」

「いやまぁ、知ってるけどさ……」

 

これは流石に……と思ってしまう。

 

「お主、そんなに信じられぬか?」

「理解はしてる。けど納得は出来ない。そんな感じだな」

 

そう伝えると、華子さんは顎に手を当てて俯いてしまった。

何かしてしまったか、と異様に静かな時間の中で考えていると、突然華子さんは人差し指を立てた。

 

「そうじゃ!そんなに信じられぬなら我とファイトをすれば良い!のぅオベロン、お主もそう思わんか?」

「え、あぁはい、私もそう思います」

 

どうしてこんな事に……と思うが、別にファイトする事自体に反対はない。

僕のデッキの最終目標は兄さんを倒すだが、それだけではない。

あらゆる相手に勝つ、それが全ファイターの考える理想だ。

僕もその例に漏れず、どんな相手にも……相性最悪なソフィアにだって勝ちたい。

華子さんのデッキも相性最悪かもしれないが、その時はその時だ。

 

「悠斗とやら。お主はどうじゃ?レジェンドワールドに来たのじゃから、実力もそれなりにあろう?」

「……あぁ、あるぞ。……あんたに勝てる程度にはな」

「———ほぅ」

 

次の瞬間、華子さんの気配が変わったのがわかった。

無意識のうちにディザスターフォースの出力を強め、嫌な汗が流れる。

……これは、やってしまったかもしれない。

 

「言うではないか、(わっぱ)

 

僕と華子さんの睨み合いが始まる直前、雰囲気に似合わぬ気の抜けた声が響いた。

 

「ねーねー」

 

そんな声を出したのは、シルフ。

掌に乗せれる程度の大きさで華子さんの周囲を飛び回り、提案をした。

 

「なんじゃ?」

「私も悠斗とふぁいとした〜い!」

「なぬ?じゃ、じゃが、これから我がこの童と」

「し〜た〜い〜!」

「ぬ、ぬぅ……」

 

一瞬前まで殺意に似た圧を飛ばしていた人物とは思えないほど、華子さんは困惑していた。

こんなに表情がコロコロ変わるというのは恐ろしいと思う反面、長年生きている存在はこんなものなのだろう、という納得がある。

しかし、それにしては幼すぎる気もするが……。

 

「ど、どうすればよいのじゃ?オベロンよ」

「ふむ……そうですね。ではデュアルファイトで決着をつける、というのはどうでしょう?」

 

デュアルファイト。

一対一の普通のファイトとは違い、二対二のファイトでプレイヤー同士の連携が勝つための鍵となる、割とマイナーなファイトだ。

そして華子さんとシルフがパートナーということは、

 

「僕とソフィア、ってことか」

「そのようです」

 

マズいな。

【大魔法 凍てつく星辰】は、味方である僕の場まで凍らせてしまう。

ソフィアの冬のダイヤは、ある意味最もデュアルファイトに向かないデッキと言える。

だからどうしようかと視線を送ると、

 

「問題ありません、悠斗様。もう一つデッキを持っていますので」

「おぉ、ナイスだソフィア。よし、こっちも問題ないぞ」

「わかりました。変に森を荒らされても困るので、この崖の上に移動しましょうか」

 

オベロンの提案で、ファイト場所は先ほど飛び降りた崖の上となった。

……折角下りたのに、また登るのか……。

 

◆◇◆◇

 

「では始めようかの。皆の衆、楽しい楽しい悪戯の時間じゃ!ルミナイズ、学校の怪談!」

「さぁみんな!私と一緒に遊ぼうよ〜!ルミナイズ、妖精郷!」

「来たれドラゴン、舞えよ竜!ダークルミナイズ、ドラゴンズヴァーズィン!」

「夜空よ動け、歴史よ戻れ。ダークルミナイズ、再生世界」

 

上から華子さん、シルフ、僕、ソフィアだ。

しかし、学校の怪談と再生世界か……全く想像がつかないな。

 

「「「「オープン・ザ・フラッグ!」」」」

「「「レジェンドワールド」」」

「ドラゴン・ツヴァイ」

 

順番は僕、華子さん、ソフィア、シルフという流れだ。

 

「チャージアンドドロー」

 

さて、初手から超越竜王 エーヴィヒカイトが手札にあるのは僥倖だが、まだ出さない。

ここで出したところで破壊される危険性が高いし、チャージカードがないので能力は使えないからな。

 

「センターに竜騎士 エドワードをコール!」

 

======

 

竜騎士 エドワード

属性:竜騎士

サイズ:3

打撃力:2/攻撃力:7000/防御力:5000

コールコスト:ゲージ2を払う。

■このカードが登場した時、相手の場のモンスター1枚を破壊する。

■このカードが攻撃した時、君の手札1枚をゲージに置いて良い。置いたらカード1枚を引く。

『控えよ。我は龍騎太子なるぞ』

 

======

 

僕のセンターゾーンに魔法陣が現れ、高速で回転しながら一体のモンスターを召喚する。

蒼く輝く、白銀の竜に跨った一人の竜騎士。

エドワード本人の素顔も、白い画面に隠されているため窺い知れない。

 

「そのまま華子さんにアタック!」

「受けよう!ぐっ……!」

 

効果でドローしたカードは超武装騎竜 ガルガニックフェザー・ドラゴンか……。

次のターンにチャージカードが来ないと割とキツくなるぞ。

 

★悠斗:ライフ20/手札3枚/ゲージ2枚/センター:竜騎士 エドワード

 

 

「我のターン!ドロー、チャージアンドドロー!レフトに一旦木綿 ペーパーをコール」

 

======

 

一旦木綿 ペーパー

ワールド:レジェンドワールド

サイズ:2

属性:[妖精][トイレ][妖怪]

打撃力2/攻撃力4000/防御力5000

■このカードが登場した時、君のデッキから《トイレ》一枚を手札に加え、デッキをシャッフルする。

『華子様〜、どちらにおられるのですか〜〜?』

 

======

 

「我はデッキから新生!トイレの華子さんを手札に加える」

 

おぉう……マジでそういう名称のカードがあったのか……。

ぱっと見弱そうだが、何か強力な能力があるかもしれないから油断は出来ない。

 

「さらに校舎3階-手前から3番目のトイレ-を装備!」

 

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校舎3階-手前から3番目のトイレ-

アイテム

ワールド:レジェンドワールド

属性:[妖精][トイレ][妖怪]

打撃力2/攻撃力0/防御力8000

装備コスト:ゲージ2を払い、君のデッキの上から3枚をこのカードのソウルに入れる。

■君が攻撃された時、このカードのソウル一枚をドロップゾーンに置く。

対抗:このカードのソウルが0枚なら、場のこのカードをドロップゾーンに置いて良い。置いたら、君の手札かドロップゾーンの《トイレ》のモンスター一枚までをコールコストを払ってコールする。

能力:ソウルガード

『3階の3番目のトイレには、ヤバイ妖怪が住んでるんだってさ……』

 

======

 

華子さんのファイトエリアに突然現れた洋式便所に、彼女は座った。

って、

 

「何だよそのカード!!流石にありえないだろ!?」

 

洋式便所。

そんなふざけたカードに、僕は心底抗議した。

 

「う、うるさい!我だって好きでトイレなんて使っとるわけではない!仕方ないのじゃ!」

「何が仕方なくてトイレなんて使ってんだよ!?」

「トーヤ様、落ち着いてください。これもあのモンスターの戦略です」

「ソフィア!?何を言うか!」

 

落ち着け僕、そうだ、これも華子さんの戦略だ。

 

「何やらものすごい風評被害を受けてる気がするが……まぁよい、一反木綿!ソフィアにアタックじゃ!」

「ライフで受ける」

 

これでソフィアのライフは8か……。

クソッ、僕は防御力カードを使えない上にライフが高いから、集中的にソフィアが狙われてる……!

だからデュアルファイトは好きじゃないんだよ……!

 

「ターンエンドじゃ」

 

★華子さん:ライフ8/手札5枚/チャージ1枚/ライト:一反木綿 ペーパー

 

「チャージアンドドロー。設置魔法、星脈の輝き」

 

======

 

星脈の輝き

コスト:ゲージ1を払い、君の手札の星1枚を捨てる。

■君のターン開始時、君の手札の星1枚をこのカードのソウルに入れる。

入れたらカード1枚を引き、君のデッキの上から1枚をゲージに置き、君のライフを+2する。

■星の終わり:このカードのソウルが3枚以上あるなら、このカードをドロップゾーンに送る。

能力:設置魔法

『どんなものにも終わりは来る。それは例え、星でもだ』

 

======

 

瞬間、ソフィアの背後に変化が起こった。

星が生まれたのだ。

綺麗に光り輝く、巨大な星が。

 

「さらにライトにコール、謎多き占い師 ソフィア」

 

何度も言うようだが、あの占い師はダンジョンワールドで見つけたモンスターだ。

決して、ファイターであるソフィアとの関連性はない。ないったらない。

で、占い師の能力でソフィアはデッキからなんらかの設置魔法を手札に加えた。

そして占い師が華子さんを攻撃し、ソフィアのターンが終了する。

 

★ソフィア:ライフ8/手札3/チャージ1/ライト:謎多き占い師 ソフィア/設置:星脈の輝き

 

「はいは〜い!次は私のたーん!どろー!ちゃーじあんどどろー!」

 

シルフのデッキは《妖精》主軸のデッキだ。

……華子さんのデッキも《トイレ》/《妖精》主軸だろうが、僕はあんなのを《妖精》とは認めたくない。

 

「らいとに天翔ける精霊 りんどぶるむをこーる!」

 

======

 

天翔ける精霊 リンドブルム

サイズ:1

ワールド:レジェンドワールド

属性:ワイダーサカー/妖精

打撃力1/攻撃力3000/防御力1000

■このカードが登場した時、君の手札の《妖精》1枚を捨てて良い。捨てたら、カード2枚を引き、君のライフを+1!

この能力は1ターンに一回だけ使える。

『かつて精霊は、神の遣いとも言われていた』

 

======

 

リンドブルムは金色を基調とした体で、レジェンドワールドでは生息範囲の広いモンスターだ。

 

「りんどぶるむでそふぃあにあたっく!」

「ライフで受ける」

 

これでソフィアのライフは残り7……か。

次のターンで一人は……一人?か一匹を倒すぐらいじゃないと、多分ソフィアはやられてしまう。

 

「たーんえんど!」

 

★シルフ:ライフ11/手札6/ゲージ3/ライト:天翔ける精霊 リンドブルム

 

さて、次は僕のターンだ。




今回のオリカ……ていうか既存カードを若干改造してるやつもあるけど、完全なオリカは【星脈の輝き】。
ソウルに3枚以上カードがある、つまり3ターン経過で自動破壊だけど、その前にライフ+6、手札プラマイ0、チャージ3枚出来る割と強力なカード。
しかし一気に発動するわけではないし、捨てる手札はこのカードと合わせて2枚もあるから、しっかりと状況を把握して使おう!
ソフィアのモチーフである”星”に沿った、割と良いカードを作れたと思う。
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