バディファイトif〜臥炎キョウヤに弟がいたら〜   作:楠木東弥

5 / 31
またまたお久しぶり。
気まぐれで投稿した作品も、気付けばお気に入り23人だよ23人!
そのくらいの人が待ってくれてるんだなぁ、って。
……いやまぁ、お気に入りの数だけで言えば別作品の方が9倍以上もあるんだけどさ……。
それでも自由度が高いこっちの方が筆が進むのは、致し方ないことでは?
べ、別作品の方もちゃんと投稿するから!


第5話 恐れよ!これが学校の怪談なり!

次は僕のターン。

 

「ドロー、チャージアンドドロー。レフトに白晶竜 カリニャンをコール!効果で手札1枚をドロップゾーンに送る」

 

======

 

白晶竜 カリニャン

ワールド:スタードラゴンワールド

サイズ:0

属性:プリズムドラゴン

打:1/攻:2000/防:3000

■このカードが登場した時、君の手札2枚までを捨てて良い。

捨てたら、捨てた枚数×2だけ君のデッキの上からゲージに置く。

『吾輩はプリズムドラゴンである!名はカリニャン』

 

======

 

カリニャンはドラゴンツヴァイでは貴重なチャージカードだ。

しかし手札をゲージに送る性質上、使い勝手は悪いと言えるだろう。

だが、僕のデッキはエーヴィヒカイトさえいれば回るのでそれはあまり問題とはならない。

そして、カリニャンのおかげで僕のゲージは5枚。

 

「竜騎士 エドワードをドロップゾーンに送り、バディコール!超越竜王 エーヴィヒカイト!」

『クハハッ、今回は存分に力を奮ってやろうぞ!』

「あぁ、頼むよ。ライフ2を払い、エーヴィヒカイトの能力発動!」

 

瞬間、僕の飛翔型のダークコアデッキケースから3枚のカードが放たれた。

その中から1枚を選び、残りはデッキの一番下に戻す。

 

「レフトにサイズ0でコール!《超流星竜 (メテオウォーム) ゼニスレイター》!」

 

僕のデッキの上から2枚、《幸の竜 フォーボルカ》と《海王騎竜 グランバスⅧ世》をソウルに入れ、レフトエリアに一体のモンスターが召喚される。

スタードラゴンワールド特有の、青々しく派手なネオドラゴン。

エーヴィヒカイトよりも武装がゴツく、白を基調とした人型の本体に様々なパーツがくっ付いている、という印象だ。

ゼニスレイターを見れば、確かにヴィーの言った『スタードラゴンワールドでは我は普通の方なのだぞ』という言葉も納得できる。

 

======

 

《超流星竜 ゼニスレイター》

サイズ:3

ワールド:スタードラゴンワールド

属性:ネオドラゴン

打:2/攻:8000/防:4000

コールコスト:ゲージ2を払い、君のデッキの上から2枚をこのカードのソウルに入れる。

■君のドロップゾーンにモンスターが10枚以上あるなら、このカードは貫通を得る。

■このカードが攻撃した時、このカードのソウルにモンスターが2枚以上あるなら、そのターン中、このカードは2回攻撃を得る。

能力:ソウルガード

『これが一体のネオドラゴンの武装だと、誰が想像できるだろう』

 

======

 

能力を見ればわかるだろうが、このゼニスレイター、ドラゴン・ツヴァイとの相性が抜群だ。

ドラゴン・ツヴァイにはモンスターのカードしかないので確定でソウルはモンスターオンリーとなり、そしてヴィーの能力の関係上、ゲージを大きく消費する機会が多いので貫通も得やすい。

ここまでシナジーするか、と割と驚いた記憶がある。

まぁ、竜装機(ドラグアームズ)のあるスタードラゴンワールドの方がシナジーするのだろうが、こればっかりは仕方ない。

 

「《ヴィー》、華子さんにアタック!」

「うむ、受けよう!」

 

これで華子さんのライフは4。

《ゼニスレイター》の攻撃が全て刺されば倒せるが……あの表情を見る限り、そんな簡単には倒させてくれないだろうな。

だが、攻撃しないという手はない。

 

「《ゼニスレイター》!華子さんにアタック!」

「これは受けるわけにはいかんのぅ!キャスト、《開かずの間》!ククッ、これでトイレのソウルは0枚じゃ!」

 

======

 

《開かずの間》 

ワールド:レジェンドワールド

属性:[妖精][トイレ][防御]

■相手のターンの攻撃中に使える。

■その攻撃を無効化し、君の場の[トイレ]のソウル1枚をドロップゾーンに置く。

『謎の力で閉じられた、外からの刺激では決して開かない場所。それが、開かずの間』

 

======

 

華子さんとトイレを覆うように現れた壁に、《ゼニスレイター》の攻撃が遮られる。

しかし、ソウルをドロップゾーンに、か……。

そうまでして《トイレ》のソウルを減らしたかったのなら、やはり何かあると見て良いだろう。

 

「ソウルが2枚ともモンスターなので2回攻撃!もう一度アタックだ!」

「ククッ、クカカッ!引っ掛かりおったな童ぁ!対抗、《トイレ》の能力でドロップゾーンよりバディコールじゃ!《トイレの華子さん》!」

 

なんと、華子さんとトイレを隠していた壁が吹き飛び、華子さんが現れた。

……プレイヤーではなく、モンスターとして。

 

======

 

《トイレの華子さん》

サイズ:3

ワールド:レジェンドワールド

属性:[妖精][トイレ][妖怪]

打:2/攻:9000/防:7000

■このカードが登場した時、相手の場のモンスター全てを破壊し、破壊した枚数分、君のライフを回復する!

能力:3回攻撃

 

======

 

「我の能力発動!お主らの場のモンスター、全て破壊じゃ!」

「それは私のエリアもか」

「もちろん、ソフィアのエリアもまとめて破壊じゃ!」

「マジかよ……!」

 

僕は《ヴィー》も《ゼニスレイター》もソウルガードで耐えたが、ソフィアは《占い師》が破壊されてしまった。

クソッ、ソフィアが最も被害を被ってる……!

だが、

 

「《ゼニスレイター》の攻撃は終わってないぞ!」

 

そう、《ゼニスレイター》は今なお《華子さん》を攻撃している。

ソウルが消えたので次のターンから2回攻撃は出来なくなったが、このターン中はまだ2回攻撃が出来るのだ。

 

「登場しておいてあっさり退場は嫌じゃな!キャスト、《ベルセルク・ガルド》!我の防御力は《ゼニスレイター》を上回り、さらに反撃じゃあ!」

 

======

 

《ベルセルク・ガルド》

ワールド:レジェンドワールド

属性:[ルーン][強化][アースガルド]

■”対抗”:バトルしているモンスター1枚を選び、このバトル中、防御力+4000し、さらに反撃を与える。

『反撃の時だ。存分に怒り狂え』

 

======

 

《ゼニスレイター》が破壊されるが、ソウルガードで耐えてファイナルフェイズ。

華子さんのライフは10。

残念ながら、このターン中に華子さんを倒すのは不可能そうだ。

だが、爪痕を残すことは出来る。

 

「必殺コール!《複製黒竜 (フェイク・ブラック) アビゲール》をセンターに!」

 

《ヴィー》と《ゼニスレイター》を破壊し、センターに必殺モンスターを召喚する。

そのモンスターの名は、アビゲール。

かつて兄さんの研究室で培養されていたモンスターの遺伝子情報を盗み、独自に創り出したオリジナルモンスター。

兄さんが創っていたモンスターの模倣。

だからこそ、このモンスターは複製黒竜なのだ。

 

======

 

《複製黒竜 アビゲール》

サイズ:3

ワールド:ダークネスドラゴンワールド

属性:[黒竜]

打:1/攻:9000/防:4000

コールコスト:ゲージ1を払い、君の場のモンスター2枚を破壊する。

■このカードの攻撃で相手のモンスターを破壊した時、破壊したモンスターのサイズ+1だけ相手のデッキの上からドロップゾーンに送り、相手にダメージ!

『かの悪神竜の遺伝子は、とある2人の兄弟とは縁があるらしい』

 

======

 

「《アビゲール》!《華子さん》にアタックだ!」

 

《ベルセルク・ガルド》の効果は切れているので、今の《華子さん》の防御力は7000。

なので、《アビゲール》はなんなく《華子さん》を破壊した。

 

「能力発動!《華子さん》のサイズ+1、つまり4!デッキの上からドロップゾーンに送ってさらにダメージだ……!」

「ぐぬぅっ!いやはや、まさかこんなにあっさりと倒されるとは!お主、強いのぅ!」

「ハハ、ソフィアの場が蹂躙されてなければ、アンタも倒せていたよ!」

「抜かせ!《占い師》の助力もあるじゃろう」

 

華子さんと睨み合いながら、僕はひとまずターンエンドを宣言する。

……さて、ここからどうするか。

 

★悠斗/ライフ:18/手札:0/ゲージ:0/ライト:《複製黒竜 アビゲール》

 

「次は我のターンじゃな。ドロー、チャージアンドドロー!」

 

華子さんという、おそらく最大の障害は排除した。

後はどうやって攻めてくるかだが……。

 

「クククッ、[トイレ]が我の主軸だと、いつから錯覚しておった?」

「なっ!?まさか……!」

「そう!そのまさかじゃ!センターに《骨格標本 スカル・ダンディー》、ライトに《人体模型 ミギー・ナイスガイ》、レフトに《貧血鬼 クラット・ドラキュラ》をコールじゃ!そして、その三体をソウルに入れてセンターにコール!《大妖怪 ガシャドクロ》!」

 

瞬間、ファイティングステージに変化が起こった。

もっと言うならば、華子さんの全エリアを埋め尽くすほどの巨大な何かが、地面から生えてきた。

そのモンスターを構成するのは、骨。

ただし骨盤より下は存在せず、全長は5メートルほど。

そんな巨大なモンスターが、華子さんのセンターに現れた。

 

======

 

《大妖怪 ガシャドクロ》

サイズ:3

ワールド:レジェンドワールド

属性:[妖精][妖怪]

打:1/攻:7000/防:4000

コールコスト:君の場のモンスター3体をこのカードのソウルに入れ、ゲージ2を払う。

■このカードが破壊され、ソウルがドロップゾーンに送られた時、このカードのソウルからドロップゾーンに送られたサイズ1以下のモンスターをサイズ0として空いてるエリアにコールしても良い。

この能力は1ターンに一回だけ使える。

■このカードがセンターにいるなら、君の場のモンスター全ては2回攻撃を得る。

■”兵どもが夢の跡”【対抗】:君の場のモンスター全てをこのカードのソウルに入れて良い。入れたら、このカードの打撃力+1!

この能力は1ターンに一回だけ使える。

能力:ソウルガード

『ガシャア〜』

『あれこそが大妖怪の一体、ガシャドクロだ』

 

======

 

「これは中々……」

 

強力なモンスターだな。

まさか《華子さん》以外にもこんな切り札ならぬ鬼札を持っていたとは。

 

「さて、ソフィアにアタックと行きたいところじゃが、そうもいかん。《アビゲール》にアタックじゃ!」

 

予想通り、華子さんは《アビゲール》を狙ってきた。

顔を横に向けると、ソフィアが視線で僕に訴える。

彼女が言いたいのは、『防御カードを使うか否か』。

その問いに、僕は首を振って答えた。

何もここでソフィアが防御カードを使う必要はないし、シルフだって僕の《アビゲール》を優先的に狙うだろう。

そして《ガシャドクロ》が《アビゲール》に拳を振り下ろし、呆気なく破壊された。

 

「さらに《ガシャドクロ》自身の能力で2回攻撃を待っておる!ソフィアにアタックじゃ!」

「ライフで受ける」

 

ソフィアにも拳が振り落とされ、ソフィアのライフが5へと減少する。

まだ余裕はある。

だが、油断は出来ない。

華子さんのターンが終わり、ソフィアのターン。

 

★華子さん:ライフ:6/手札0/ゲージ0/センター:《大妖怪 ガシャドクロ》

 

「私のターン。ドロー、チャージアンドドロー……ふふ。《星脈の輝き》の能力発動、ゲージ+1、ライフ+2」

 

あ、ソフィアが僅かに口角を上げた。

それはつまり、勝つ方法を見つけたと言うこと。

僕は長年の付き合いでそれを知っている。

 

「華子、私は貴方に感謝している」

「なぬ?言葉の真意がわからぬが……」

「その感謝を行動で示そう」

 

ソフィアはそう言い放ち、一枚のカードを掲げた。

そして、彼女はそのカードの名を唱える。

 

「キャスト、《大魔法 Re.リジェネイトワールド》」

 

瞬間、またも世界に変化が起こった。

 




やっぱこんな早くデュアルファイトをやるのは間違っていたかもしれない。
だってテンポ滅茶苦茶悪いし、滅茶苦茶時間かかるし……。
個人的には後2〜3話で終わらせられるのが理想。
あ、ちなみに《大妖怪 ガシャドクロ》と《大魔法 Re.リジェネイトワールド》はオリカです。
《大魔法》の能力はまた次回〜。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。