バディファイトif〜臥炎キョウヤに弟がいたら〜   作:楠木東弥

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毎日投稿とか言ったけど、予想以上に早く完成したから投稿するゾ〜。
毎日更新とかやったことなかったけど、意外となんとかなるもんなんすねぇ。

ところでお気に入り順とか総合評価順で見ればわかることだけど、バディファイト上位って他作品クロスばっかりだぁ。
ラブライブもISも知らない身としては、イマイチ作品に入り込めないのが難点ゾ。
やっぱバディファイト一筋でやってる小説って少ないのか。
いやまぁ、そんな小説がないから自分で書き始めたんだけど。


第8話 対決!世界を喰らう獣!

「チャージアンドドロー。センターに《超武装騎竜 ガルガニックフェザー・ドラゴン》をコール、そのままアタックだ!」

 

センターに赤い翼を生やし、黒を基調とした鎧に身を包むモンスターが現れた。

そしてイーターに攻撃をすると、空中に浮かぶライフが10から8に減少する。

やっぱり、ちゃんとファイト出来るのか。

 

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《超武装騎竜 ガルガニックフェザー・ドラゴン》

ワールド:ドラゴンワールド

サイズ:3

属性:[武装騎竜][赤竜]

打:2/攻:6000/防:6000

コールコスト:ゲージ1を払う。

■このカードが攻撃した時、君のデッキの上から1枚をゲージに置く。

『我は試練を与える者なり』

 

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そして、イーターのターン。

分身であるおたまじゃくしが腹部に手をかざすと、カードが1枚手札に加わる。

そして、チャージアンドドロー。

さっきはファイトと声を発していたが、基本的には喋らないって事か?

それとも喋れない?

そんな考察をしている間に、イーターはモンスターをセンターにコールした。

 

「……ソフィア、あのモンスターは?」

「こちらです、悠斗様」

 

あらゆるカードの情報がわかる《火星人UFO タコ助》をデッキに入れたソフィアに訊くと、iPadにモンスターの情報が記載された。

 

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《ギロチンアックス・ドラゴン》

ワールド:ドラゴンワールド

サイズ:1

属性:[武装騎竜][緑竜][百鬼]

打:2/攻:2000/防:2000

■”爆雷”:相手の場に[竜]か[ドラゴン]を含むモンスターが登場した時か、相手が[竜]か[ドラゴン]を含む魔法を使った時、相手にダメージ1!

この能力は1ターンに一回だけ使える。

『寄越せ……腕、脚、首、全部寄越せ……!』

 

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ギロチンアックスと名の付く通り、二本のアックスを逆手に持っているその緑竜。

打撃力や攻撃力などは平均より低いが、着目すべきはそこではない。

爆雷という、僕ですら知りえない能力。

まして、[竜]か[ドラゴン]を含むモンスターしかいない僕のデッキにおいて、圧倒的なメタを持ったそのカード。

これは予想以上にマズいかもしれない。

そして、ライトに人型の緑竜、レフトに華子さんが吹き飛ばしていた灰竜がコールされる。

 

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《圧殺竜 ザデルガンガー》

ワールド:デンジャーワールド

サイズ:1

属性:[デュアルドラゴン][百鬼]

打:1/攻:7000/防:4000

『心配するな。いい具合にほぐしてやるよ』

 

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《アッシュドラゴン デフォルス》

ワールド:エンシェントワールド

サイズ:1

属性:[ネイキッドドラゴン][百鬼]

打:3/攻:3000/防:2000

能力:ライフランク1

 

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これが百鬼夜行というフラッグ。

属性に[百鬼]があればどんなモンスター、魔法、武器でも使えるフラッグで、ドラゴンツヴァイと似ている。

まぁ、初期ライフ20というようなぶっ壊れなところはないが。

そして、《ザデルガンガー》が両腕の圧殺具で《ガルガニックフェザー・ドラゴン》を捻り潰した。

さらに《アッシュドラゴン》と《ギロチンアックス》の攻撃でライフが15に減少する。

 

「よし、僕のターンだ。ドロー、チャージアンドドロー。ライトにバディコール!《超越竜王 エーヴィヒカイト》!」

『我ら相手にファイトを挑むなど、愚の骨頂!』

 

よくわからない決め台詞を言い放ち、ヴィーが僕の背後からライトエリアに移動する。

バディギフトでライフが1回復するが、爆雷で1減少のプラマイ0。

さして痛くはないが、蓄積するのはマズいな。

 

「ヴィーの能力発動!ライフ2を払い、デッキの上から3枚オープン!」

 

その中から1枚を選択し、残りはデッキの下に戻す。

選んだ1枚、《神火の騎竜 ローメディウス》がサイズ0でレフトエリアに現れる。

赤い体に白を基調とした鎧を纏い、巨大な両手剣を持ったカッコいいモンスターだ。

 

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《神火の騎竜 ローメディウス》

ワールド:ドラゴンワールド

サイズ:3

属性:[太陽竜][武装騎竜]

打:2/攻:7000/防:5000

コールコスト:ゲージ1を払う。

■”ヒノカグツチ”このカードが攻撃した時、ゲージ1を払って良い。

払ったら、君のドロップゾーンのモンスター1枚を手札に加える。

この能力は1ターンに一回だけ使える。

能力:2回攻撃

『人の世に火を授けた者がいたように、ドラゴンワールドにも火を司る竜が存在する』

 

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「《ローメディウス》でセンターの《ギロチンアックス》にアタック!」

 

ドロップゾーンに必要なモンスターはいないし、何よりゲージがないのでヒノカグツチは発動しない。

そして《ギロチンアックス》が破壊され、センターはガラ空き。

 

「《ローメディウス》、2回攻撃だ!そしてヴィーも続け!」

 

《ローメディウス》の攻撃は通るが、ヴィーの攻撃は《百鬼魔導 闇違え》で防がれ、ライフ+1されてしまった。

 

「ターンエンドだ」

 

★悠斗 ライフ:13/手札:3/ゲージ:0/ライト:《超越竜王 エーヴィヒカイト》/レフト:《神火の騎竜 ローメディウス》

 

大丈夫、僕のライフは13。

このターンで倒されることはないし、イーターのデッキは恐らく爆雷主軸。

爆雷にリソースを割いているから、なおダメージ効率は低いはず。

……ハ、恐らくとかはずとか、我ながらスッゲー曖昧な推測だな。

 

『ギ……アァ……セ……ンター……』

 

おたまじゃくしがそんな言葉を発すると同時に、センターにモンスターが召喚される。

黒竜の顔に、蛇のような胴体、それが下半身あたりからいくつも分裂している。

これはまた、歪なモンスターだな。

 

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《片翼を憎む竜 レフトスラッシャー》

ワールド:ダークネスドラゴンワールド

サイズ:1

属性:[黒竜][百鬼]

打:1/攻:5000/防:1000

コールコスト:ゲージ1を払う。

■”霊撃”:このカードの攻撃で相手のモンスターを破壊した時、相手にダメージ1。

■”爆雷”相手のレフトにモンスターが登場した時、相手にダメージ1!

この能力は1ターンに一回だけ発動する。

『ニクイ……我の片翼がニクイ……』

 

======

 

爆雷と霊撃のハイブリッドモンスターか。

しかし、霊撃とはダビデを思い出す能力だ。

 

『ァ……アタック……』

 

《レフトスラッシャー》が《ローメディウス》の首に噛み付き、破壊する。

そして《レフトスラッシャー》がセンターに戻ると、僕のレフトエリアには水色の球体が浮かんでいた。

その球体はひとりでに動き出し、僕にぶつかってダメージ1を与える。

これこそが、この能力こそが霊撃。

食らうのは随分と久しぶりだ。

 

そして、《ザデルガンガー》と《アッシュドラゴン》の攻撃でライフが8に減少。

ふむ、やはりダメージ効率が悪いな。

いやまぁ、ツヴァイでなければ死んでいたのだが。

 

★イーター ライフ:7/手札:3/ゲージ:3/センター:《片翼を憎む竜 レフトスラッシャー》/ライト:《圧殺竜 ザデルガンガー》/《アッシュドラゴン デフォルス》

 

『マスターよ、随分とマズい状況ではないか』

「確かにマズい。次のターンか、さらに次のターンで決めないと多分負けるな」

 

問題は、ヴィーの能力で強いモンスターを引けるかどうかにかかっている。

スタートフェイズを終え、メインフェイズに移行。

 

「《幸いの竜 フォーボルカ》の能力発動!ゲージ+2。さらに《ヴィー》の能力発動!」

 

再びライフ2を払い、デッキから3枚オープンする。

よし、当たりだ。

 

「センターに《合成屍竜 ガロウズ・カーン》をコール!」

 

四足の帝王の下半身、それに赤いマントのようなものをなびかせた死神の上半身を合わせた、イーターのモンスターに負けず劣らず歪な存在。

ぱっと見、ケンタウロスを連想する人も多いだろう。

まぁ、その実態はケンタウロスとは比べ物にならない気味の悪さだが。

 

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《合成屍竜 ガロウズ・カーン》

ワールド:デンジャーワールド/ダークネスドラゴンワールド

サイズ:3

属性:[死][深淵][デュエルドラゴン]

打:3/攻:5000/防:9000

コールコスト:ゲージ3を払う。

■”潜影”:このカードは相手のセンターにモンスターがいても、相手を攻撃できる。

■このカードで相手にダメージを与えた時、相手の場のモンスター全てを破壊する!

『死神と帝王の合成——混ざり合う呪いと力が、恐るべき化学反応を起こす』

 

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「これはシドーの……悠斗様、このモンスターをどこで」

「以前、と言っても四年前にガロウズとガエル・カーンの遺伝子を拝借していてな。最近完成したモンスター合成技術で造った」

「……存じませんでしたが」

「もしもの事があったら危ないだろう? 次からは手伝ってもらうよ」

 

そういう事じゃない、と言いたげなソフィアから視線を移し、アタックフェイズに移行する。

 

「《ガロウズ》!ファイターにアタックだ!」

 

瞬間、《ガロウズ》が自らの影に沈んだ。

そしておたまじゃくしの背後に現れ、その鋭い爪でダメージを与える。

直後《ガロウズ》の能力が発動し、おたまじゃくしの場のモンスターが全て破壊された。

そして《アッシュドラゴン》はライフランクを持っているので、さらにダメージ1。

 

「《ヴィー》も続け!」

『おう!』

 

そしてイーターのモンスターは0、ライフは1にまで減少する。

仕留めきれなかったのは口惜しいが仕方ない、カードゲームとはそういうものだ。

 

「ターンエンドだ」

 

★悠斗 ライフ:8/手札:3/ゲージ:0/センター:《合成屍竜 ガロウズ・カーン》/ライト:《超越竜王 エーヴィヒカイト》

 

『GY……GYAAAAAAA!!』

「ぐ……! なんだ!?」

「うるっさいのぅ」

 

おたまじゃくしのメインフェイズ開始時、突然本体のイーターが吠えた。

知性を感じさせない、そんな声で。

そして、おたまじゃくしは何事もなかったかのようにセンターに《ザデルガンガー》をコールする。

 

『バ……コール……』

 

おそらく、おたまじゃくしはバディコールと発音したのだろう。

バディコールという事はつまり……。

次の瞬間、イーターが《ザデルガンガー》を喰らいセンターに召喚された。

ふむ、やはりデカイな、ビル何階分だ?

 

「ソフィア、《イーター》の情報をくれ」

「ダー」

 

ソフィアからiPadを受け取る。

その直前。

センターにいたはずの《ガロウズ》が、その姿を消していた。

《ガロウズ》を探すために視線を動かして、気付く。

 

「マジかよ……!」

 

《イーター》の口の端から、帝王の足がのぞいている事に。

なるほど、《イーター》は《ガロウズ》を文字通り喰らったってことか。

視線を横にずらし《イーター》の情報を見て、納得した。

 

「あぁ、確かにこれなら……《ガロウズ》なんてただの餌だよな」

 

そして、アタックフェイズが開始する。

 

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《外道竜鬼 イーター》

ワールド:なし

サイズ:3

属性:[百鬼][ドラゴン]

打:0(+1)/攻:4000(+2000)/防:3000(+2000)

コールコスト:ゲージ3を払い、君の場のモンスター1枚を破壊する。

■君のアタックフェイズ開始時、場のカード1枚を破壊して良い。

破壊したら、君のデッキの上から1枚をこのカードのソウルに入れる。

■”外道喰魂(がこん)”:このカードのソウルの枚数分、打撃力+1、攻撃力+2000、防御力+2000!

■このカードで相手の場のモンスターを破壊した時、君のデッキの上から1枚をこのカードのソウルに入れる。

■君のターン終了時、このカードを破壊する。

能力:二回攻撃/ソウルガード

『数多の世界を喰い滅ぼした、醜悪なる大邪神の半身』

 

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さて、ヤミゲドウとイーターだけど、共通点がないわけではない。
というか共通点しかない。
遥か昔、数多の世界を滅ぼした大邪神を封じようと、角王は奮闘した。
しかし、大邪神の力はあまりにも大きすぎる。
そのため、角王達は大邪神をヤミゲドウとイーターに分け、それぞれを封じた。
ヤミゲドウは地球の岩に、イーターはレジェンドワールドの遺跡に。

しかし、イーターの封印は(悠斗によって)解かれた。
そのため、地球の岩に封印したヤミゲドウも復活したのではないかとドーンがバディポリスを派遣したところ、岩は砕け、ヤミゲドウの姿はなかった。
ヤミゲドウが復活したという情報を掴んだバディポリス上層部、各角王は密かに行動を開始し始める——。

みたいな感じです。
でも実際、こういう感じでも違和感ない……なくない?
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