不死身の体でヒーローになる   作:塩谷あれる

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お久しぶりです。本来なら周老師の視点書こうと思ってたんですが、なんか納得行かなくてエタりそうだったんでこのままドイツ編行きます。そんな訳で第二章、『品内富士見、世界一の科学に死ぬ』、始まります。


第二章~品内富士見、世界一の科学に死ぬ~
Eine Seite


3月11日

 そんなわけでドイツはベルリンに到着した。中国とはまた一風違った趣があって個人的には好きだ。何て言うんだろうな、何かこう、中世っぽいって言うのか、いかにもヨーロッパって感じのが俺は好きみたいだ。

 それはそうと、早速、お世話になる生物学者さんに会ってきた。名前は『ルヴィウス・グレゴール・ザムザ』博士。なんか聞いたことあるなー、と思ったけど、まぁ気のせいじゃないかな、うん。

 なんでも個性について色々と研究しているらしく、個性の発動を弱める薬を作ったり、個性を補強するサポートアイテム作成のアドバイザーとして活動したり、ドイツで流行りの個性を使ったスポーツの企画者として動いたりと、ドイツでスゴい活躍を見せているんだそうだ。それ学者の仕事としては範疇越えてんじゃねぇかな、とは思ったが、あえて言わないでおいた。何はともあれ新生活だ。早く慣れないとな。いやしかし、一流の学者さんの家ってバカみたいにでかいな……

 

3月12日

 ザムザ博士はとっても良い人だ。俺がドイツ語慣れてないだろうから、って日本語で話してきてくれたり、勉強を教えてくれたりしてくれる。仕事が大変では?と聞いたら、どうせ一日中家にいるから良いんだ、と言ってくれた。うちの親父とはえらい違いだ。まぁ基本部屋に籠りきりってのは同じだけど。

 

3月13日

 ドイツ料理が美味い。何がって肉料理が特にだ。ソーセージの国とは聞いていたが、ソーセージ以外も普通に美味いぞこれ。母さんもなんかめちゃくちゃ興奮して、是非とも覚えたいって感動しきりだ。母さんがどんどん料理超人になっていく……

 

3月14日

 手続きも済ませいざ学校へ。中国に比べると、あまり歓迎はされなかった。うーむ、どっちが正しい反応なのだろうか。授業は日本や中国よりも若干進んでいるようで、追い付くのにひいこら言うことになりそうだ。頑張らなくては。

 

3月15日

 ザムザ博士、酔った勢いで俺にビールを勧めないでください。後ろで母さんが般若みたいになってます。

 

3月16日

 親父、取材と称して俺を拉致って色んな施設に回るのはやめてください。学校あるんです。追い付けないんです。あと母さんが般若みたいになってるんです。俺母さんの額辺りに角を幻視してるんです。

 

3月17日

 朝起きたら成人男性二人が母さんにこってり絞られてた。推定身長2m越えの二人が身長150cmいくかいかないかの母さんの前で仲良く正座させられてんのは、失礼だとは思うがなんかシュールで面白かった。親父はともかくザムザ博士は正座慣れてないだろうなー……哀れ。

 

3月18日

 ドイツでなんか物騒なこと起きてますか、とザムザ博士に聞いてみた。今のところは特にないそうだ。なんでそんなこと聞くんだい?と不思議がられたので適当にはぐらかしておいた。また中国の時みたいに不注意に首突っ込んだらたまったもんじゃないからな。情報収集はこまめにしておこう。

 

3月19日

 あんま書く必要もないかなー、と思って書いてなかったが、クラスメートからの嫌がらせが結構頻繁に起きてる。日本から来た、っていうのは意外と差別対象になるようで、俺はクラス内カーストのド底辺に叩き落とされた。つっても、歩いてるとき足かけられたりとか、靴隠されたりとかその程度のチャチい嫌がらせだし、人が死ぬわけでもなし気にするほどのもんでもないかなー、と思っている。ガキ大将っぽい奴に予習ノート破られたときは流石にぶん殴ったが。

 

3月20日

 なんか先生に呼び出された。何でも、昨日のガキ大将が親にそれを言いつけたらしく、学校側に苦情が来たそうだ。ならばこっちも言い分はいくらでもある、ということで、連中の俺に対する嫌がらせを全部暴露した。すると先生は顔真っ青にして驚いて、後日また呼び出す、と俺に言った。また呼び出されんのか、面倒……俺今言わなきゃ良かったかな。

 

3月22日

 両者の親が呼び出されたわけなんだが、親父ィ!話しややこしくなるからガキ大将君殴んなァ!




久々に小説書いた感じがしてなんかガタガタになった気がする。お前それはおかしいだろ、って思ったところは今までのところも含めて遠慮なくお願いします。
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