変更内容
星六死種【アビスの暴剣エンドロッカス】→星五死種【アビスの暴剣エンドロッカス】
星六死種【アビスの暴剣エンドロッカス】の弱体化が決定しました。これ以降の文章では運営の記憶上エンドロッカスのレアリティを星五で想定し記述していた為のミスです。星五だとどこかで明記したようなしなかったような記憶があるので、随時修正パッチを当てていきます。ちなみに元々彼の強さは星六想定でしたが、弱体化されております。
なお、現在発覚している【】と『』の表記揺れも随時修正をしていきます。この度はプレイヤーの皆様へのご迷惑をおかけしまして、大変申し訳ありませんでした。
これによる詫び石の配布はありません。
2020/2/12(水)
一部相応しくないであろうタグの編集を行いました。(該当:ダークファンタジー)
2020/11/12(木)
一部不足している文章の追記を行いました。今後の内容には多少影響があります。
2021/10/14(木)
タグ編集、またエンディング及び設定変更に伴い、内容を大幅に変更しました。一部読者様から指摘された、似ている作品の描写を変更しました。大筋は変わってはおりません。既読の方は無視しても問題ないです。
2022/9/8(木)
1話 終末の洞窟
子供の頃に見た綺麗な光景を今でも覚えている。
胸を打つ轟音。燃え上がる炎。肌に迫る圧倒的なエネルギーが内側から幾つも溢れかえっていく。生まれては消えていく早送りのような力の流れ。
形こそ違えど、その身にかつての光景と同じものを秘めた存在と、俺は手を組むことにした。
それが、例えそれ以外の全てを失うことになったとしても。
気付けば、俺は地面の上で眠っていた。
起き上がるとそこには、石造りの台座と魔法陣があった。
幻のように、周囲は光の幕が揺らめいている。
地球にいた人間としては、日常的に見ることがない場所とものである。しかし、ソレが何であるのかを、俺は知っていた。
全て俺がかつて愛してやまなかったソシャゲの世界そのものであるのだから。
プレイヤーがゲーム最初に訪れる空間。【終末の洞窟】だ。
チュートリアルで、主人公が最初にいる場所が、ここなのだ。声に導かれて、操作を学ぶチュートリアル空間である。
夢かと思い頬を抓る。しかし、痛みは帰って来なかった。思い出したが、この空間はゲームでいう夢の中だ。
かつて愛したゲームの世界に迷い込んだかもしれなくて、つい設定を忘れてしまっていた。
「ん、あれ……?」
「ここは……」
ふと、背後から声がした。振り返ると、二人の学生服に身を包んだ子供がいる。
男子高校生の方は、髪を金色に染めた不良っぽい感じのイケメン君だ。
女子高生の方は、ショートボブの美少女である。
この二人を見つけた途端に、俺の血圧がやおら上がっていくのを感じた。
夢では無い。俺は二人を見てそう悟ったのだ。
ぶっちゃけソシャゲの中で日本のガキンチョなんざ見たくもないからだ。
興奮を隠し、二人に近付く。子供でも同郷の者。もしかしたら同じ元プレイヤーなのかもしれない。友好的にいこう。
「ヒッ……誰ですか……」
野郎に話しかけたくなかったので女子高生に近付いたら怯えられた。庇うようにイケメン君が前に出る。
「あ、あんたがこんな所に連れてきた奴か?」
どうにも二人は現状を理解出来ていないらしい。判断が遅い。
子供を相手にするのは嫌だと嫌悪感を押さえつけて、怖がらせないように笑顔を作る。
「安心してくれ。俺は君たちがここに何故いるのかを理解していないが、ここは何処なのかを理解している」
すると、二人の表情が非常に胡散臭いものを見るものに変わった。言い回しが駄目だったかな。
警戒レベルが上がった様子の二人を見て、信頼を得る事を諦める。相手にするのも面倒なので、二人のなにか言いたげな視線を無視して自己紹介する。本名を明かそうかと口を開きかけた所で、思い直す。
「俺は……そうだな。スリープとでも呼んでくれ」
「スリープ……?」
自分のプレイヤー名を出して反応を見る。どうやら動画やまとめサイトすら見ていない素人のようだ。
自慢じゃないが、俺はこのゲームで一番有名なプレイヤーであった。配信業もしていたので、自主的に調べられるプレイヤーなら知っているだろう。
とはいえ、ソシャゲ自体が既にオワコンの時代であり、サービスも終了していたのだから、知られていないのも無理はない。
むしろ、ソシャゲのデータを使ったARシミュレーター製作者としてのほうが、今では知られているかもしれない。
とりあえず危害を加えて来ないのを理解したのか、少女がイケメン君の背中から出てくる。
「あの……ここは何処ですか?」
「【終末の洞窟】の夢の中。わかりやすく言えばゲームの中だよ」
最大の特徴が洞窟の癖に揺らいで遠くに見える壁と、青い光を放つ足元。安全地帯である事を示すように区切られた光の幕である。どう見ても地球ではなかった。
「ゲーム……?」
「まあ、ソシャゲっていう奴だよ。見れば分かる」
現実で着ていた服のポケットを探る。三つあった硬質な感触の物体を取り出した。
虹色の八面体水晶。【召喚石】である。正式名称は『星三以上確定召喚石』だ。この後二度と出てこないので覚える必要はなかったり。
召喚石と名はついているが、ゲームではこれで召喚以外のこともする。課金石無課金石問わずに、レベルアップアイテムとの交換とかコンティニューとか様々だ。
ちなみに、なぜ星三以上確定なのかというと、このゲーム、当初のレアリティは星五が上限だったのだ。アプデに次ぐアプデで最終的に星十六までに上がっていたが、とりあえず第一部完結までは星五が上限だった。
その名残りを残す、後発に優しくない石を使ってリセマラするのがソシャゲの楽しみだ。
どんなゲームでも、最初はワクワクするものだ。右も左も分からないが、オープニングムービーに期待で胸が溢れ、最初の街で感動のままうろついたりする。ギャルゲーとかほのぼの系統のゲームではそんなことないかもしれないが、ファンタジーならそうだと思う。
そんな心持ちで手のひらに納めた召喚石を頭上に投げる。俺は初心者。なんの知識もない無自覚ラッキーマンだ。
いやー、本当はもっと弱いっていうか、ゲームとして歯ごたえのある仲間が最初だと楽しいんだけどなー(ブンッ)*1
「『召喚』!」
ぶっちゃけ味気無いセリフだが、こういう所は手抜きなのだ。恨むなら制作会社を恨め。無いけど。
投げた三つの石が砕け、周囲が光の奔流で満ちる。薄暗い洞窟が白に埋め尽くされていく。
光が収まると、俺の目の前に一人の幼女が立っていた。
「子供?」
「おぉー!」
感動しているのはイケメン君である。
それに対して、俺の心は鎮まっていた。
初手の召喚としては悪くない結果だ。だけど欲しいキャラじゃなかった。期待値よりは高い。けど理想値よりは低い。みたいな。
憚らずに言うなら使わないゴミである。
「大地の化身たる私を呼ぶか……」
幼女が喋る。服のような緑色のなにかから繋がっている尻尾がビタンと地面に叩き付けられる。
「【地龍ウィード】大地の力、貴様如きに使いこなせると思うなよ……」
星十【地龍ウィード】である。
リセマラできないかなぁ……。最初から龍種は使いにくい。リセマラガチャで出せる最高レアリティなのは良い。確率的にも能力的にもこのランクが出ればストップして良いレベルだから。
ゲーマーに分かりやすく言うなら、最強クラスに強いけど、デメリットがある存在だ。ポケモンで言うならレジギガス*2とかケッキング*3。
まあいいや。と気を取り直して振り返る。この光景を目にした子供達の反応は顕著だった。
「すげぇ! かっけぇ!」
「ゲームの世界、ですか。信じられないです……」
興奮状態のイケメン君に対し、少女は青白い顔をしている。目の前の出来事に対して、受け入れられないようだ。
「まあ、これが一夜の夢だと思うんでもなんでもいいよ」
俺はゲームの世界に入れたのだと想定して行動するのみだ。例え同郷だとしても、足を引っ張る奴相手に優しくするつもりも介護をする気もない。
そんな様子が見て取れたのだろう。少女は僅かに俯き、すぐに決心した様子で顔をあげた。
「大丈夫です……。信じて動けます」
決断が早いのはいいと思う。
「おそらく君達もこれが出来るはずだよ。虹色の八面体の結晶を探してね」
ポケットを漁るとすぐに発見できたようだ。ちなみに、お互い手荷物等を一切持っていない事を確認している。
これから俺は二人が爆死するのを祈ることになる。毒にも薬にもならない従魔を引いてくれ。最高レア一発引きとかしたらストレスで死ぬ。
まあ、ゲーム上での設定が生きているのであれば、今この場で星十以上を引き当てる事は不可能なのだが。
なお、召喚で呼び寄せた存在を従魔と呼ぶ。何を呼んでも従魔だ。人型の知的生物でもドラゴンでも従魔と呼ぶ。
「『召喚』! 良いのこい!」
先にイケメン君が召喚石を投げ上げた。
見なくても確信出来た。これはレアなのは来ないと。
トーシローがっ! 欲望丸出しとかセンサーに引っかかるだろ! そう叫びたくなるのを堪えて様子を眺める。光の奔流にイケメン君が飲み込まれた。
外から見るとあんな感じなんだな。
やがて光が消えると、そこには小さな妖精が飛んでいた。
可愛らしいドレスには花が咲いており、小人のお姫様といったよう。
星三、野種【花畑のピクシー】である。
「アナタがワタシのマスターね! 私ピクシー!」
「お、可愛いな! 女の子と仲良くするの中学以来だわ」
イケメン君はお気に召した模様。
ウィード。つまり雑草という名前の俺の従魔はというと。
「フン。初咲の花妖精じゃないか」
腕を組んで見下している。まあ星十と星三ならね。育成前からどうしようもないステータスの差があるのは事実だ。ましてや龍と妖精なのだし。
ちなみにウィードが言った意味は妖精の発生する設定の事だ。通常のピクシーは花が咲き花弁が初めて開くとそこから産まれてくるという設定がある。
イケメン君が初召喚での友好を終えたところで、少女もやる気になったようだ。グッと胸の前で手を握り、緊張した様子でいる。
「『召喚』……」
小さく呟くように言われて放られた召喚石は一個だった。当然反応せずにコツンと彼女の頭に降ってくる。
妙な所でケチ臭いというか、初手でシステムの穴を狙ってくるとは。
これで上手く行ったら、俺はふてくされた後に、デバック作業に入ることになっていた。
「言う必要無いと思ってたけど、召喚には一回につき石を三個消費するよ。それ以下の個数では召喚出来ない」
「そ、それを早く言ってくださいよぉ……」
ゲーム慣れしていないのだろう。恥ずかしそうに顔を真っ赤にしながら少女が石を拾い直した。
今度こそ三つ召喚石を投げる。
「し、『召喚』!」
召喚演出が収まった先。俺はそこにいる存在に目を疑った。
紅い幅広の剣を携えた小さな勇者。金の捻れた角が顔を覆い隠した悪魔らしき風貌。
星五 死種【アビスの暴剣エンドロッカス】である。
「ヒッ……!」
奥底から溢れる圧力に怯える少女。すると、エンドロッカスは剣をかかげて彼女へ忠誠を誓うように跪いた。
「あ、え……あり、がとう。ございます。えっと、エンドロッカス……?」
拍子抜けしたような顔で彼女は立ち直った。
召喚した従魔のステータスが刻みこまれたのだろうか? 教えるまでもなく彼女はエンドロッカスの名前を呼んだ。
予想以上にゲームの時の設定に忠実だ。しかし、そうでもない部分も、あるのだろうか?
そもそも、チュートリアルでは、謎の声に従って行動していく必要があるのだが、現状俺の脳裏にも耳にも、そんな声は聞こえてこない。
もしかして、この少女が主人公なのか?
「ねえ、なんか女の人の声がきこえたりとかしない?」
「……いえ、私は聞こえないです」
「俺も聞こえないんですけど……お、脅かさないでくださいよ」
二人とも聞こえないらしい。
閑話休題。これ以上は考えても仕方のないことだ。
新たに考えることとしては、第一部完結時点で俺はこのゲームを最初からやり直した事は無かった。だからこそ知らないのだが、今このタイミングでエンドロッカスが召喚できるということについてだ。
というのも、エンドロッカスは第一部のラスボスなのである。そういった役割を持つキャラなので、レアリティの割にはかなり強い部類に入る従魔だ。
もちろん、ラスボスとあるだけあって、ガチャのラインナップに並ぶのは第一部完結後になる。これの条件が、公式で第一部の終了後は未クリアでも引けるのか、それともプレイヤーがストーリーを第一部までクリアするという手順を踏む必要があるのかはわからない。しかし、現状ストーリーが始まってもいないであろう状況で引けたのだから、恐らくは前者なのだろう。
後者のようなものは、リセマラ直後の課金無双対策として、一定の条件を満たさないと召喚できない従魔がいるというこのゲームの基本的な設定なのだ。
ここら辺は、ガチャ規制法に関係することであり、ゲームバランスとかゲーム設定の崩壊を防ぐために今のソシャゲでは大体設けられている。まあ、見ての通りあってないようなものであるが。
むしろ、この規制によって限定ガチャが違法になりうる可能性が出たことによる全ガチャ闇鍋化の方がソシャゲをオワコンにさせた原因である。
ひとまず召喚は終わったようなので、これもオンラインゲームの醍醐味だと気にしないことにする。後発のガチャキャラでストーリーが矛盾したりあべこべになるのは仕方の無いことだ。
「従魔の召喚は終わったね。それじゃあとりあえずここを出ようか」
まずはチュートリアルを終えなければならない。台座と魔法陣のあるここは安全地帯だが、そこから一歩でも出ると、すぐに危険な場所になる。
「準備はいいかい?」
「ちょ、ちょっと待ってくれ!」
イケメン君が止めに入った。もうここでやることなんてないと思うけど。
「これがどんなゲームの世界なのか、教えてくれないか?」
「それは歩きながらでも出来る話だね。とりあえず行くよ」
今度は静止をさせないつもりでさっさと魔法陣の外に出る。すると、空気が冷え、肌が粟立ちおぞましさを感じるようになる。
安全地帯と戦闘場所の区別だろうか?
「ちょちょちょーい!」
「待ってください……」
勢いよく二人も飛び出してきたので、先へ進むことにした。
戦闘チュートリアルとは言っても、マップ等の移動方法や、様々な情報が詰め込まれるだけだ。だけなのだが、どうにもウィンドウは表示されない。脳裏にマップも存在しない。もちろんシステム画面なんて開けない。
今更歩き方を教えられる必要も無いだろうと気にしないことにする。仮想スティックを動かすとか言われても困るだけだし。
「ここはさっきも言った通り夢の中だよ。とりあえず痛みとかも無いし死ぬことも無い」
ついでに召喚した従魔の最終スペックも把握出来る。
「力が……湧いてくる!」
「すごーい! シーちゃん最強!」
「…………」
ウィード達が次々騒ぎ出す。
ここでは、従魔に愛着を持たせる為に無双出来るようになっているのだ。具体的に言うと、ステータスが最大レベル最終強化済み状態になる。
グラフィックに変化は無い。そこはお楽しみというやつだ。
最終強化段階まで進んでいることで、ここの攻略が簡単になるという仕組みだ。
まあ、同じスペックまで育ったとしても、現実のここの攻略はかなり難しいのだが。敵にも弱体化が入っているので。
ちなみに、わざと負けるとその場で自動復活する。
「きゃぁぁぁ!!」
「うぇ!? キモッ!」
四つ腕のトロールというモンスターが出てくる。召喚不可能な奴だが、割と印象に残るザコ敵だ。
というのも、この後弱体化していないこいつに挑んで痛い目を見るまでがセットだからな。
「ウィード。やれ」
「フン……こんな奴相手などそこの二匹で十分だ」
一番強いウィードをけしかけようとするも、ウィードは腕を組んで動かない。
これが龍種の弱点である。【龍種覚醒】という戦闘開始時に一定時間経過か最大体力の一割以上のダメージを受けないと動かないアビリティである。
これさえ無ければ龍種というのは最強のステータスを持つ強キャラになれるのだが……。
「戦闘は基本オートバトルだよ。こっちが適宜スキル使用命令を出したりするくらいで、他は放っておくだけ」
とりあえずやってみて。と二人へ振り返る。
トロールはこの間ものそのそとした動きで近付いてくる。
「このシーちゃんに敵うわけが無いよ!」
ピクシーが突進する。後に続くようにエンドロッカスも前に出た。
エンドロッカスは前衛だがピクシーは魔法タイプのステータスである。まあ、今はスキルが使えないので物理主体で攻めるしかないが。
ピクシーがトロールの胴体を貫く。ゲームでは描写されなかったが肉片と血が飛んでいく。
ダメージに怯んだトロールへ迫ったエンドロッカスが袈裟がけに剣を振るう。
真っ二つになったトロールが倒れた。
従魔の強さを理解した二人はすぐに怯えなくなった。イケメン君はファンタジー的な展開にずっと興奮して腕を振っている。グロ映像を見た少女は顔色が悪くなっていた。
「これから俺の物語が始まる感じ? それで悪い奴らを更生させんの!」
「アハハ……」
彼らの会話は無視して突き進む。ウィードはあれから一切戦闘をせずに俺の隣を歩いている。
俺たちの前をピクシーのシーちゃんとエンドロッカスのエー君が歩き、敵を蹴散らしていく。
シーちゃんとかエー君はそれぞれの主が付けたニックネームである。俺もウィードをビーちゃんと呼ぶべきだろうか。ABCにちなんでな。
洞窟の先。一等広い空間に出る。洞窟はここで終点である。
「ん? あれ、出口は?」
「ここは夢の中だって言っただろ。少し待ってなよ」
首を傾げる二人と待っていると、上空から風を切る音が響いてきた。
「なっ! ななななな………」
「あ……」
空を覆うかのような巨大な龍。青い半透明の体に幾つかの突出した水晶体。
クリスタルドラゴンである。一部の無課金プレイヤーを引退に追い込む課金への登竜門的存在だ。
チュートリアル以降でここを切り抜けたプレイヤーは、自ずと課金戦士になっていく。
俺は既に課金していたのであっさりと攻略したが。
恐怖のあまり放心している二人を庇うように従魔が立ちはだかる。その様子には先程まであった余裕が無い。
エー君なら余裕で倒せるのだが……。
「ここは今までサボっていた分を返さなきゃだね。ウィード」
「わかっている!」
声をかければ、今度こそ戦う気になってくれたようで。拳を構えた。
「洞窟に引きこもるトカゲ如きが……。私の上を飛ぶな!」
苛立ちを含んだ声でウィードが吼える。クリスタルドラゴンはウィードを敵と認めた上で地上に降りてきた。
まあ、クリスタルドラゴンはウィードの眷属にあたる存在だしね。
幼女が飛ぶようにしてクリスタルドラゴンへ向かっていく。
戦闘は、予想通り一瞬で終わったのだった。