今回はジャックちゃんと主人公交えつつの、日常かな多分
原作突入でさ~
少し年季が入り錆びた戸の金具をギシリと鳴らし、店内へと入る
独特な未だに嗅ぎ慣れないコーヒーの匂いに、自身はまだ子供なのだろうかと思いつつ苦笑しながら店員に声を掛ける
「一人です」
「知ってる、それで何でまた此処に帰ってきたわけ?」
怪しむように俺を睨んでくるトーカさん
これでも年上なんだけど、容赦ない
喰種ってのは皆こうなのだろうか、自分も喰種だけど
「リゼさんが死んだって聞いたから。もう大丈夫かなぁ~って。だから久しぶりに帰ってきた」
「あ~、あんたリゼに好かれてたしね、帰ってきたのはいいけど住むところあんの?」
ズバズバと切り込んで来るな、この人
「それを言われると心苦しいなぁ、前の家は引き払ったから今は家無し、ってことでバイトまた入れてくんない?」
「はぁ、言うと思った。そんなの私に言われてもどうしようもないし、後で自分で店長に聞きなよ」
「なんか、冷たい。まぁ良いや後で店長に聞いとく。とりあえず何か軽い物食べたい、サンドイッチとかでも良いよ」
「金は?」
「………ツケで?」
目をパチパチさせて、首をコテンと傾げて言う
効果は薄いようだ
「はぁ~~、何で金も持ってないのに来るんだよ。店長に何言われても知らないからな?」
「ツケは払う為の物だから、実際に前のツケは払い終わってるし~」
「ハイハイ、すぐ持ってくるからソコで待ってろ」
「あいよ~」
近くのカウンター席によじ登って座る
注文の品が来るまで本を読んで暇を潰す
突然、ふわっと匂う女性の匂い
この匂いは嗅いだことがある、そんなわけはないと警戒はしないが周りを見回す
周りには他の客が2、3人と前には見なかった男の店員のみ
気のせいだったかと頭をふり読書を続ける
それでも匂いが消えることはなく、嫌でも鼻の奥の奥まで入ってくる
時間は数分も経っていないのに頭の中が怒りと焦燥で一杯になる
こうずっとリゼの匂いを出されては堪らない
椅子から飛び降りて、店内に居る客一人一人を嗅いで回る、迷惑にならない程度で
「あの、どうかしたのかな?」
俺が歩き回っているから何か困り事でもあるのかと店員が声を掛けてきた
少し今は虫の居所が悪いので話し掛けないで欲しい
だけどそのイライラは店員が近付いてきて更に強まった
明らかに匂いが濃くなったから、試しにと店員をスンスンと嗅ぐ
「え、え?え?」
………何でコイツからリゼの匂いがする?
「お待たせ~、って待て!!」
「何?」
トーカさんに声を掛けて来なかったら、もう少しでこの店員をバラバラにしていたかも
「これは私の責任、伝えてなかったのが悪いな。ちょっと一回裏行くぞ」
「え?え?トーカちゃん?」
「うるさい、さっさと黙って付いてくる!!」
「はい!!」
二人のやり取りに毒気が抜かれてしまった
とりあえず、サンドウィッチと本を持って、二人に付いていく
裏に、というより2階へと上がると店長が居た
「久しぶりだね」
「店長、久しぶりです」
挨拶を交わしてソファに座りこむ
新しくなったのか、前の草臥れた感じはなくなっている
「来ていたなら先に話しておくべきだったね。君も気付いてると思うけど、そこの彼……金木君だけど」
「何ですかコイツ、正直一緒に居るだけでイライラします。何でコイツ、リゼの匂いがするんですか?」
トーカさんと横並びに立ってる店員をビシッと指差す
「リゼ君が死んだ理由を詳しく知ってるかい?」
「そこまで詳しくは知らないですけど、誰かに殺されたんですか?リゼを殺すとか誰が出来るか知りませんけど、それこそ隻眼の王でもなければあの生命力オバケは死なないと思うんですが」
そもそも、あそこまで生命力オバケになったの俺のせいって言うのもあるかもしれないけど
今までのことを思い出してたら少し頭が痛くなるので思い出すのを止める
あっ、ちょ、わたしたち興奮しないで
「何と言うか、言いにくいんだが鉄骨に潰されて死んでしまったんだ」
「…………ふぁ?え?マジ?」
横に立ってるトーカさんに動揺しながら確認すると
首を縦にふる、店長が言った通りなんだろう
「嘘だ!!あのゴキブリ以上の生命力オバケが鉄骨に潰されて死んだって!?クソ!!これなら帰ってくるんじゃなかった!!絶対にどっかで生きてるぞアイツ!!」
戦々恐々としながら喚き散らす
あっ、わたしたち興奮しないで、え?俺もしてるって?分かった分かった落ち着くからわたしたちも落ち着いて、後でハンバーグでも食べらせてあげるから
「一回落ち着きなさい」
「……はい」
わたしたちのお陰で落ち着いた精神を、また少し落ち着かせる
まだ少し動揺してる、落ち着いた精神を落ち着かせるってなんだ
店長は何故、リゼの匂いが店員からするのか詳しくとは言えないけれど話してくれた
何故、その男が此処で店員として働いているかのも
「喰種にされた人間か、ふぅん、中々面白いことになってますね」
しかし、臓器を移されただけで喰種になるものなのか?
もしかして移されたのは臓器じゃなくて、赫包?
まぁ確かに、喰種にとっては臓器と言える物だけど
「しかし、よりにもよってリゼの赫子か。少年よこの先辛いだろうが、上手く生きてくれ、大丈夫余程のことじゃなけりゃ死なない。流石に頭も潰されて、臓器取り除かれて焼かれてとかされない限りは生きていけるよ」
「それってほとんど死んでるんじゃ、というか僕も気になってることがあるんですが」
「どうした少年よ」
「あの、少年って言うのは。僕の方が年上だし」
「あ~、そっか。そっか、まぁそう見えるか」
「ウィルはお前よりも年上だぞ、下手したら店長と同じくらいかも。ていうか実際歳って幾つなんだ?」
カネキ君とやらが驚いた顔、これが鳩が豆鉄砲を喰らった顔と言うのか
「乙女に歳は聞いてはいけないのです、これは永久的に秘密です」
人差し指を自分の唇に当ててウィンク
これがわたしたちの姿じゃなかったら俺は耐えられなかったかも
「乙女って、今はウィルだろ?それともジャックか?」
「俺だよ、わたしたちは基本的に出ないし。あとでハンバーグ食べてくる、っととそうじゃなかった。少年よ何か聞きたいことがあったのでは?」
「あっ、はい。あのウィルさんも喰種、なんですよね?」
歳が上だと知ったからか少し敬語っぽくなっている
硬いなぁ
「まぁ確かに喰種だよ。少年が疑問に思ってることはわかるよ」
先程からハムハムと口のなかにたまに運んでいたサンドウィッチの1つを手で持って見せる
「何で喰種が普通の食べ物を食べていて平気なんだとか、あとは何でこんな姿…あぁっ!!ごめんごめん別に嫌って訳じゃないから~!!逆に俺は有り難いから、ね?機嫌直してよー」
「あの、何を?」
端から見れば、話の途中に急に大声で一人言を喋りだした幼女に見えるだろう
正直言って、頭が可笑しいんじゃないかと言われてもしかたないかもしれない
「ごめんごめん、食べ物については俺が特殊だからとしか言えないかな。まぁそれでも人を食べないと生きてけないけど
美味しいなぁとか思ったりするけど、栄養になったりするわけじゃないしね、まぁ味覚が他の喰種と違って変わってるんだよ」
「何それ、ズルい」
「あははは、それトーカさんにも言われたなぁ、色んな人に言われたよそれ
体についてはだけど、まぁ話せないかな
俺自身も、わたしたち自身もどう説明すれば良いのか分からないし、俺の扱いは二重人格の幼いときに成長が止まった男子高校生くらいに思ってた方がいいよ」
「んん~??」
「まぁ、よく分からないよな。そうそう、わたしたちが出てるときは話しかけないでね?最悪死んじゃうから」
「えっ怖っ」
「まぁ世界は理不尽なことだらけだから。今後はそんなことも沢山だよ、ねぇ?店長?トーカさん?」
「まぁ、そうだね」
「まぁね」
「ね?まぁ頑張れ~、てこと。俺はもう少し20区に留まるから、あっ!!店長店長、言うの忘れてた。またバイトさせてくれませんか?」
「ん?良いよ、住むところは大丈夫なのかい?」
「住むところは宛てがあるのでだいじょ~ぶです。それじゃあまた明日来ます、それじゃあまた今度いつか会う日まで」
手を振って、部屋から出て一目散に目的地に走る
ハンバーグ店である
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「ただいま~、って何でこの短時間でここまでゴミ屋敷に………数時間前に片付けたばっかりなのに」
「あ、ウィル~お帰り~。ごめんね~」
「ごめんねー、じゃないよ。はぁ、え?どうしたの?替わる?珍しい……いいけど」
眼に瞼を下ろすと、中でグルリと変わる感覚を感じる
そこで俺の意識は眠る………
「ふぇ!?ちょ、待ってジャックは待って!?」
「ダメ、おかあさんを困らせたらダメッ!!」
「うにゃぁぁぁぁーー!?」
ジャックのセリフ少ないの許して~
因みにジャックの主人公の呼び方は勿論おかあさん呼びです
主人公はわたしたちですが、たまに名前で呼びます
さて、最後に出てきたのはどこの作家の半分喰種なんですかね
ジャックについて
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そのうち分裂できるようにする
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主人公の体に入ったまま
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主人公に吸収される
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ジャック死亡、座に還る
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オルタ化 分裂する ヒロイン続行