あああああ!!!あの最高神消したいですよ!…実際に消し飛ばせる程度の力は持ってますが、あいつすぐに復活しやがるんですよね。
毎回呼び出しては仕事押し付けてきて、あれほんと上司としてどうなんですか?
しかも今回は、
「一年間休みにしてあげるから、あの駄女神を連れてった人と関係がある人が来たら一緒に異世界行ってきて」
とか言ってきたんですよ…その言われた時にはすでに来ていたんですがね。アクアを駄女神言ってるけども人のこと言えるようなことしてないんですけど…
はあ…アクアのパーティに入るんですか…アクアの煽りスキル高いですからね。きっと煽られた仕返しみたいな感じで連れて行ったんでしょうが。
…と、そろそろ着きますね。なんか聞こえるんですが、話の途中みたいなので入らないでおきましょうか。
「……パーティをサポートするのはかなり辛いと思うので、ある“もの”を用意した…と、この最高神様から賜ったお手紙に書いてあります…」
は?私を何だと思ってるんですか?…なんであれが最高神なんですかね?ほんとに。まあ、今思っても手遅れなのでとりあえず入りましょうか。
「それは…「どうも、ある“もの”です(棒読み)」あ、やっぱりですか…」
はあ…せめて依頼受けて帰ってきた後に会いたかったです…安全にモンスターとか討伐できないじゃないですか。
あ、でもパーティ募集するみたいですね。その間に最低限の食費とかを確保できればいいんですが…
「と、とりあえず座って話そうぜ?」
「…そうですね、色々話したいことがありますし」
「……ソラかなりエグい死に方したんだな…(俺は痛くない分楽だったのか?)ところで、隣の幼女は誰なんだ?」
「幼女じゃないですよ、私は!…私はカリナです。アクアの上司みたいなことをやっています。これから貴方のパーティに入らせてもらいます。よろしくお願いします」
「…すみません。自己紹介がまだでした。俺はカズマです。こちらこそお願いします。「あ、敬語じゃなくて良いですよ。堅苦しいのは嫌なので」……わかった、これからよろしく」
うん、やっぱり苦労者同士、仲良くしていきたいですね。多分めっちゃ大変だったと思いますし…
「…ねえ、私忘れられてない?」
「大丈夫、お前は目立つからな、嫌でも忘れられないぞ」
「それってどう言うこ「私は最低限の宿泊費と食費が欲しいので、モンスター討伐してきますね」…ちょっとー!」
アクアのことはほっといて、私は依頼を受けてくることにしました。
ソラ目線
「えーっと、じゃあパーティ募集しますか」
「ああ、そうだな。少なくとも、あと一、二人は欲しい」
「ふふん、私がさっさと書いて貼ってきたわよ!」
なんか不安しかないんですが…まあ、待ってみますか。
「あれそう言えば、ソラとカリナって職業何なんだ?」
「私は確かソードマスターですね。カリナはルーンナイト?らしいです。ちなみにカズマは何になったんですか?」
「カズマさんはねぇ、最弱職の冒険者なのよ?冒険者は一応全ての職業のスキルは覚えられるけど、スキルポイントの消費が大きくて、おまけに職業補正が無いから本職ほど強くはないのよ」
要するに器用貧乏なんですね、いかにもカズマらしいです。
この説明を聞いたからか、カズマが落ち込んでしまいました。なんかごめんなさい。
ともかく、入りたい人が来るまで待ちますか。…まあ不安しかないんですが。
「……来ないんですけど……」
ですよね。だって上位職のみって書いてましたもん。ここって駆け出し冒険者しかいないんですからそりゃあ来ないでしょう。
「なあ、さすがにハードル下げないと来ないんじゃねえか?」
「嫌よ!こんなに待ったんだから!もう少しで来るわよ!」
そんなわけないですよ、もう四時間近く経ちますよ?…あれ?
「募集を見て来たんですが、ここで合ってますか?」
ええー!来ましたよ!見たところいかにも魔法使いみたいな格好ですね。
「我が名はめぐみん!アークウィザードを生業とし、爆裂魔法を操るもの!」
「「…………冷やかしに来たのか」ですか」
「ちがわい!」
いや、その名前はないでしょう。カズマだって同じようなことを考えてると思いますよ。
「……その赤い瞳。もしかして、あなた紅魔族なの?」
「そうですよ、なんなら冒険者カード見ますか?」
一応見させてもらいますと、確かにそのカードにはアークウィザードと書いてあります。
「…あの、すみません…もう三日も何も食べてないのです…食べ物をくれませんか…?」
カズマがそっとメニュー表を渡しました。…やっぱりカズマって優しいですよね。
(なあ、紅魔族って何なんだ?)
(ええと、カズマとソラに説明すると、彼女達紅魔族は、生まれつき高い知力と強い魔力を持ち、大抵は魔法使いのエキスパートになる素質を秘めているわ。……そして、大抵変わった名前を持っているわ)
…めぐみんって本名なんですか…でもなんか言いやすいですね。
「…なあ、お前の両親の名前はなんて言うんだ?」
「母はゆいゆい、父はひょいざぶろー」
「………彼女は優秀な種族みたいだし、仲間に入れても良いか?」
「おい、私と私の両親の名前について言いたいことがあるなら聞こうじゃないか」
「良いと思うわ。爆発系の最上位魔法の爆裂魔法を覚えてるみたいだし」
「私も賛成です」
「…え!?アクアが募集してたのに来るなんて…」
あ、丁度カリナも帰ってきたみたいですね。
めぐみんが食べ終わり、皆で自己紹介をした後、依頼を受けに行きました。
カリナ目線
うーん…一撃熊を討伐してきた時に遠くから見たんですが、ジャイアントトードってかなり大きかったんですよね…まあ、初心者用クエストみたいなので大丈夫だと思いますが、なんたってあのアクアがいるので無事に終わらなそうなんですが。
とりあえず、ソラにスキル説明と取得方法、使い方などを教えたので大丈夫でしょう。
っと、着きましたね。
「爆裂魔法は最強の魔法。その代わり詠唱に時間が掛かります。私が詠唱している間、時間稼ぎをお願いします」
この世界の魔法についてはそんなに知らないので分かりませんが、凄い魔法を使うんでしょう。時間稼ぎしなくては。
「遠い方のカエルを魔法の標的にしてくれ。近い方は……。おい、行くぞアクア。今度こそリベンジだ。お前、一応は元なんたらなんだろ? たまには元なんたらの実力を見せてみろよ!…程々に」
「元じゃないわよ!今も女神よ!私の力見せてあげるわ!」
程々ってところ聞いてなかったんですか?
「神の力、思い知れ! 私の前に立ち塞がったこと、そして神に牙を剥いたこと!カエルに牙は生えてないけど! 地獄で懺悔しながら眠るがいい! ゴッドブローおおおおっ!」
「「「「……あ」」」」
案の定、柔らかそうな腹が凹むだけでなんともなかったように動き出したカエルにアクアは食われました。
「身を呈してカエルを足止めしてくれてるぞ、今のうちに魔法を撃ってくれ」
「はい、分かりました。…助けないで良いんですか?あとさっきの女神と言うのは?」
「良いんだよ、前回もやってたからな。女神っつたのは、自称している可哀想な子だからだよ。今後もたまにこういったことを口走る時があると思うけど、できるだけそっとしておいてやって欲しい」
…まあ女神としてどうなのかと思うので、それで信じると思いますね。
「詠唱終わりました!私から離れててください!…喰らうがいい、我が必殺の爆裂魔法を! 『エクスプロージョン』っ!」
「「「凄…」」」
思ってたのと全然違いますね。…ってぶっ倒れてるじゃないですか!
「ふ……。我が奥義である爆裂魔法は、その絶大な威力ゆえに、消費魔力もまた絶大。……要約すると、最大魔力容量を超えた魔力を消費したので、身動き一つ取れません。しかも後ろから地響きが聞こえるんですが。あの…誰か助け…」
……私達は動きを止めたカエル二匹を無事討伐しました。
…はい。途中にソラ目線で進んでます。すみません。めぐみんの登場シーンを書きたかったので…
次回はカリナのみにします。