この不幸な女神に祝福を!   作:なんさん

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二日連続投稿です、連休でかなり書けたので。

前半は本編で、後半は人物紹介となっています。


このキャベツ収穫にやる気を!

「はあ…疲れたぁ…やっぱ俺達って普通は雑魚の分類に入る敵の方が苦手なことが分かったわ」

 

「確かに、強敵の場合、ほとんど一体で活動してるのがほとんどですしね」

 

「ある程度の敵なら爆裂魔法で一掃出来るし、そっちの方が俺達には合ってる気がする。てかめぐみんの爆裂魔法ってかなり使いどころによっては使えるよな。最初はあれだったけど」

 

「おい、最初はどうだったのか話して貰おうか」

 

「じゃ報酬貰いに行こうぜー」

 

「ちょ、無視ですか!」

 

 

 

「一撃熊の討伐報酬は100万エリスです!お確かめください」

 

「「「「おお!」」」」

 

「ねえねえ、このお金でお酒飲んできても良いよね!」

 

「ああ、良いぞ!それじゃあ今日は飲むか!」

 

…カズマってお酒そんな飲んだこと無いと思うんですが、大丈夫でしょうか?

 

「私にも飲ませてくださいよ?「いや、お前はまだ早いだろ。成長止まっちゃうぞ?」……そうなんですか?」

 

「止めた方が良いですよ、本当みたいですし。その背のまま止まってしまったら、生涯ロリっ子呼ばわりされるかもしれませんから…」

 

「凄く感情がこもってますね……」

 

 

 

それから宴会が始まって一時間程経った後…

 

「ぐすっ…私だってあと10㎝は伸びたかったんです…幼女幼女ともう何十万回言われたのか分かりませんよ…今の時点でもうめぐみんにすら抜かされてますし、もう、私は伸びな…」

 

今までの鬱憤を晴らすために飲みまくってました。

 

「…大丈夫ですよ、もしかしたらまだ伸びるかもしれませんから」

 

「ありがとうございます、ソラ…こんな愚痴を聞いてくれて…」

 

「私と一緒に来ることになったあの日から、愚痴が溜まってると思ってました。皆の前ではそれほど見せていませんでしたけど…」

 

「ほんと優しいですね…そんな所も見てるなんて、普通の人じゃ気付かないと思いますよ。…愚痴を聞いてくれたお礼に今度私が鍛えた刀をあげますね。それと剣技も」

 

「いや、受け取ってくれませんか?ただし、定期的に愚痴を聞いてもらいたいんですけど…」

 

「それなら良いですよ。では今度貰いますね」

 

「うん」

 

 

このことがある一時間前、カズマはまた問題児と会っていました…

 

 

 

 

 

 

カズマ視点

 

 

やっと一人になれた…改めて疲れたなぁ…ほんとに今日は…

 

「…まだパーティ募集はしているか?」

 

ん?あ、まだパーティ募集の紙貼りっぱなしだったっけ…とか思って話しかけてきた人を見ると、金髪碧眼の美女だった。

 

「えっと、はい、まだ募集していますが……」

 

あぶねえ、声が裏返るとこだった。

 

「私の名前はダクネスだ。ナイトの上級職のクルセイダーを生業にしている。パーティ募集の張り紙を見て来たのだが、私をパーティに入れてもらえないだろうか?」

 

マジか!こんな美人な人が来るとは思わなかった。後でアクアを褒めてやろ…いや、待てよ?あのアクアが書いた張り紙になんて普通は良い人は来ないはず…

つまり、めぐみんのように何かしらの欠点があるかもしれないと言うことだ。

…ここは一旦断っておくべきだな。

 

「俺はカズマで、職業は冒険者です。…あの、俺達のパーティは止めといたほうが良いですよ?初心者でも狩れるあのカエルにすら手こずってしまうほどなんですよ。今日も仲間が食われて粘液塗れに…」

 

「あの女の子を連れていたのは貴方の仲間だったのか!羨まし…ではなく、そのような事態は見過ごせん!なので、ぜひ私を粘液塗れに…じゃない、ぜひパーティに入れてくれ!」

 

「おい、お前、食われんのが羨ましいとか、粘液塗れにとか言ってなかったか?」

 

「言ってない」

 

「いや言っただろ」

 

何で俺達は厄介事に巻き込まれなきゃいけないんだよ…ともかく、ソラとカリナに迷惑がかかるのは嫌だ。パーティに入った時絶対何かやらかすだろこいつ。

 

「…パーティに入れるのは、明日に全員で集まった時に決める。俺だけで決めたら色々めんどくさいことになるからな」

 

「ああ。分かった」

 

 

 

 

 

 

カリナ視点

 

「…私の名前はダクネスだ。ナイトの上級職のクルセイダーを生業にしている。昨日にパーティリーダー?のカズマにパーティに入れてほしいと言ったんだが、全員が集まった時に決めると言うことで改めて私をパーティに入れてもらえないだろうか?」

 

第一印象は真面目そう、ですが…中身が大変なことになってます。この人重度の変態ですね。

 

「いいわよ」

「いいですよ」

「ダメです」

「ダメだ」

「私はどっちにしたら…」

 

「絶対にダメです!彼女の中身が……んん!」

 

ダクネスに口を押さえられました。…力結構強いですね。まあ、何とかなりますが。

 

「んー!はあ、何故口を押さえられたんですか?…何か言っちゃいけないことがあると言うことなんですね?」

 

「いや、それは…何気に私の手を軽く振り払ったし、どんなステータスしてるんだ…?」

 

「それは置いといて…「別に入れて良いじゃないの。何かあるわけじゃないんだから」「私もいいと思います」いや、話を聞いてくださ…」

 

『緊急クエスト!緊急クエスト!ただちに冒険者の方はギルドに集まってください!繰り返します、ただちに冒険者の方はギルドに集まってください!』

 

緊急クエストって何ですか?皆喜んでギルドに来てますけど…

 

「はい、今回集まってもらったのは、皆さんお気づきだと思いますが、キャベツの収穫です!

今年はとても出来が良いため、一玉1万エリスで買い取らせていただきます!では、キャベツに逆襲されて怪我を負わないように頑張ってください!」

 

は?キャベツに逆襲…?どう言うことですか?

 

「よーし、じゃんじゃん取るわよー!」

 

「なあ、キャベツって食べるとシャキシャキして美味しいやつだよな?なんで冒険者の俺達が収穫しなきゃいけないんだ?」

 

私を含め、ソラも首を傾げています。

 

「あー、あなた達知らないのね。この世界のキャベツは成熟すると、人間に食べられないように空を飛ぶのよ!」

 

「「「はあ?」」」

 

「さあ、行きますよ!早くしないといなくなっちゃいますよ!」

 

「は、はい、分かりました…」

 

 

「俺夢見てんのかな?キャベツが空飛んでるように見えるんだが」

 

「残念ながら、夢じゃないみたいですよ…私にもそう見えてますから…」

 

カズマとソラがそう言いました。

 

「私、この世界嫌です」

 

「奇遇だな、俺もそう思ってる」

 

「私もです」

 

「えっと、ともかくあれは一玉1万なんですよね?現実逃避して狩りまくってきます」

 

「お、おう、分かった」

 

「頑張ってくださいねー「いや、ソラもやるんですよ…」…はい、やりますよ」

 

 

「『トルネード』ッ!『トルネード』ッ!…あーやる気失せますね…相手がキャベツですし…」

 

はあ、あれ一回使ってみようかな?被害は無さそうですし…って、なんか近くにダグネスがいます。まさかですよね?まあ撃ちますか。

 

「『トルネード』…それを刀に纏わせてっと。皆さん、離れてください!…ってダクネス離れて!離れ…離…もういいです!行きますよ!『トルネード』ッッ!!」

 

ビュゴオオオオ!

 

わーお、とんでもない威力ですねー。爆裂魔法にひけを取らないんじゃないぐらいの威力出せました。しかも魔力は普通の魔力消費で済むとか、やっぱり相棒は最高ですね。

 

「なっ、カリナ、私に喧嘩売ってきたんですか!乗ってあげます!行きますよ!『エクスプロージョン』ッッッ!」

 

わー凄い、私が落としたキャベツを見事に消し飛ばしましたねー。ふざけんじゃないですよ!

 

「…何か言うことはないですか?」

 

「ふっ、私の方が凄かったですね!「いや、私のキャベツを消し飛ばしましたよね?」…あ。

いや、違うんですよ!これは事故というやつでして…ああああああ!ちょっ、助け…ああああああ!」

 

 

ふう、やっと収まりました。三分間こちょこちょをしてやりました。めぐみん助かりましたね。

 

まだ私の魔法終わってないですね。まだまだキャベツが落ちてきてます、ってダクネス!?

 

「これは凄いぞ!フハハハハハ!新感覚だ!」

 

…あの変態、私の魔法の中に入ってますよ、吹き飛ばされずに。…さっき鎧着てたはずなのに、いつの間にかなくなってますね。と言うか、どんな魔法抵抗力持ってるんですか?あれ。

 

まあ、それは置いといて、キャベツ集めしますか。

 

 

 

「今年は大量に取れましたね!皆さん、ありがとうございました!報酬のお支払いは明後日となります」

 

「色々今日も疲れたなぁ…」

 

「ダクネスは入れない方がいいと思うんですが…」

 

「もうアクアとめぐみんが仲良くなってるからパーティにするしかないんだよ…ごめんな」

 

はあ、しょうがないですね、もういいですよ。確かに、魔法抵抗力とか防御面では凄かったですけど…内面も凄かったです。あれをドMって言うんですね、知りたくなかったです。

 

「なあ、今食べてるキャベツ炒めがめっちゃ美味いんだが、これやっぱりキャベツだよな…?」

 

「キャベツですよキャベツ。これがキャベツなんですよ」

 

「もうソラ洗脳され始めてるな…もうこういうのは突っ込まないようにしよう」

 

「ですね」

 

「とか言ったけどな、飯食ってレベルが上がるのはさすがにないんじゃないか?」

 

カズマが冒険者カードを見ながらそんなことを…あ、私もですね。

 

「…これがこの世界の常識なんですよ、あきらましょう」

 

「そうだな、うん」

 

もうほんと嫌ですね、この世界。

 

 

 

 

 

 

 

――――――――――――――――――――――《ここから人物紹介》

 

 

カリナ

 

年齢 ???歳(アクア、エリスよりは生きている)

職業 ルーンナイト  

主武器 刀

 

(一応)この物語の主人公。茶髪に黒目で、外見は完全に幼女にしか見えない。

何かやられるとやり返すが、基本的には優しく、頼まれたことは何でもやってくれる。なので最高神はその性格を利用して色んなことを押し付けている。…断れば良いことに本人は気付いていない。

 

アクアやエリスみたいな悪魔嫌いではなく比較的好意的な印象を持っているため、内緒で悪魔達と交流しに地獄を訪れる程。

 

自分で鍛えた刀を使っており、魔法を纏わせて攻撃することが可能。また、纏わせた魔法を放つ時には威力を増幅させる効果を持っている。

 

事務仕事は休みでも溜まるため、たまに天界に戻って仕事をしている。

次に天界に戻る時にはソラ用の刀を鍛えてくる予定。

 

 

出雲蒼空(ソラ)

 

年齢 16歳

職業 ソードマスター

主武器(今のところ)両手剣、片手剣

 

ハイスペックな和真(カズマ)の幼馴染。

 

転生前は剣道部に所属しており、腕前は全国大会ベスト8に入るほど。

なので戦闘シーンは書いてないが、普通に強い。

 

他人の気遣いが出来、カリナの溜まりに溜まった愚痴を聞いてくれるほど。

(こんな完璧な幼馴染いるわけないね)

 

片手剣よりも両手剣の方が得意。

 

カズマ

 

年齢 16歳

職業 冒険者

主武器 片手剣

 

蒼空(ソラ)の幼馴染。

 

ずる賢いことや、他人が嫌がることを考えるのが得意。だが、原作よりは鬼畜さは少ない。

しかし、イタズラなどを引きこもる前はやっていたため、何故か一緒にいるソラまで恐れられた。なので、ソラに友達が少なかったのはカズマのせいである。(友達がいなかったわけではない)

 

アクセルでは、「三人の問題児を抱える苦労者」と言われている。

 

 

アクア

 

年齢 ???歳

職業 アークプリースト

主武器 杖

 

問題児筆頭のカズマの特典。…特典ってなんだろう?

 

幸運値は、パーティメンバーの幸運値を合わせてもプラスにはならないほどという設定。

 

神としては中位ぐらいに位置している。なので天界では注意が出来る人が少なくて、問題が起こりまくるのを止められなかった。

 

 

めぐみん

 

年齢 13歳

職業 アークウィザード

主武器 杖

 

問題児だけどもまだましな部類に入る紅魔族の落ちこぼれ。

地味にそのことを気にしている。

 

魔法の使い勝手は悪いが、カズマの作戦がある場合はとても活躍出来る。

名前を馬鹿にされるのは嫌だが、ロリッ子呼ばわりされるのは耐えられる(カリナがいるため)。なので大分カズマの苦労が押さえられるようになった。

 

 

ダクネス

年齢 18歳

職業 クルセイダー

主武器 両手剣

 

問題児のドM騎士。腹筋が割れかけてるのをわりと気にしている。

 

勿論剣スキルを持ってないため、相手に当たらない。

カリナの魔法に当たりたくて突っ込んで行くので勝手にさせるのが一番だが、そのこともドMにとってはご褒美に入るのでウザい。

なのでカリナの一番苦手な存在。




次回は来週の日曜日~水曜日の間に投稿します。
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