また、幕間に登場した人物についても少し書いてあります。
勇者(RTA=ルタ)
名前:ルタ
性別:男
身長:175cm
体重:65kg
年齢:19歳という設定だが、本来の年齢は不明。
イメージカラー:黒
職業:勇者
特技:暗殺、プロパガンダ、洗脳、対人戦、演技 、アドリブ
趣味:なし
好きなこと:タイムを縮めること
嫌いなこと:ガバ
能力値:高い方から順にA~Eで表記されている。
最高位は測定不能のEXで、最低値はE。
筋力:C
技量:EX
敏捷:C
頭脳:B
魔力:D
信仰:E(神への信仰具合を指す。神嫌いなので当然最低値)
精神力:EX
運:E
【プロフィール】
世界を救うために古の儀式によって召喚された青年。顔立ちは整っているが、まだ垢ぬけていない感じがある。黒髪黒目。年齢設定的には19歳くらい。
常に穏やかな笑みを浮かべており、柔らかな物腰と言葉遣いを崩さない。時折おっちょこちょいでひ弱な一面を見せるが、非道を許さず、有事の際には冷静かつ余裕のある態度で動く勇者の鑑。
その過去は謎に包まれており、本人にもよく分かっていない面が多数あるが、それを気にする素振りを見せずに明るく振る舞っている。
――っていう仮面を被っている怪物。
魔王を最短で殺すために息をしており、頭の中は常にどうすればタイムを縮められるかについて考えている走者の鑑。
自身の目的を果たすためであれば如何なる犠牲も許容し、鬼畜外道の所業を平然と実践してのける。
人を人として認識しているかも怪しく、全ての存在を自分に役立つかどうかで判別し、そして自分が生死を握っていると思い込んでいる。
膨大な周回回数によってこの世界のことを知り尽くして(いるつもりで)おり、主要人物のプロフィールは大体頭の中にある。
性格や過去を知っており、また幾らでも人当たりのいい人物を演じることが出来るため、好感度の操作はお手の物。
たまーにガバをやらかすが、その全てをきっちりリカバリーしている走者の鑑であり、タイムの更新に向けて熱意を絶やさない情熱の男である。
今後も彼の活躍から目が離せない。
【所持能力】
・
これまで培ってきた膨大な戦闘経験と心眼によって敵の弱点を見抜き、そこに向かって刃を振り下ろすだけの作業。
剣を振る。相手は死ぬ。だが、魔王には届かない。
・
敵の技を全て受け流す技能。培った経験と心眼がこの身体捌きを可能とする。最高ステータス時には、四方八方から迫る魔王の攻撃を三日間避け続けたという実績を持っている。
なお、それだけやっても魔王の首は仕留められなかった模様。
・
気配を消す技術。マジで足音もしないし、気配もしない。昔暗殺者も兼任していた名残。なお、魔王には普通に気付かれた模様。
アルカディアの聖騎士
名前:クリスティーナ・エヴァートン
性別:女
身長:156cm
体重:40kg
年齢:17歳
イメージカラー:青
職業:聖女→聖騎士
特技:内政、外交、全体指揮、洞察、推理、計算
趣味:なし
好きなこと:友人、人助け、高潔な人
嫌いなこと:奇跡、魔術、演技、誰かの死
能力値:通常時→覚醒した聖剣を所持している場合。
筋力:E→B
技量:E→C
敏捷:D→A
頭脳:A++
魔力:C→EX
信仰:E
精神力:C→A++(これは聖剣の有無関係なく、本人が一章の中で成長した数値)
運:C
【プロフィール】
第一章の実質的な主人公である金髪碧眼のクール美少女。
常に冷静沈着かつ合理的な性格で、一見すると冷たい人物のように思えるが、実際には思いやりに満ちた情の深い女性。
ある出来事のせいで心を強く閉ざしており、中々人に懐こうとしていなかった。だが、父の死をきっかけに閉ざしていた扉を開いていくことになる。
王国一の才女と言われた母の遺伝子を継いでおり、かなり頭が良い。安易な答えや行動を許さないストイックな性格も合わさり、「真実を見抜く人」と謳われるほどにその洞察力は鋭い。
その反面、自分の感情が混じった場合には思考が鈍ってしまうことがあり、特にルタ関連ではかなり読みを外している。(彼が思考誘導を行っていたことも起因する)
立場上は神官たちを治める長の様になっているが、実際には王族の血を引いた令嬢。
第三王女の位におり、上二人の姉が怠惰なこともあって次期女王を噂されている。
政治も上手く、祖国一強を貫く強気の外交が得意。
女王ルートの際には、アルカディア王国を一気に強国へと押し上げ、圧倒的な物量で主人公を支援してくれることになる。
味方にして損のない人物。
神官の一人であるにも関わらず信仰心が薄いため、奇跡はマジで苦手。回復魔術も使えないが、その代わりに卓越した戦術眼と度胸を持っている。
メンバーが揃ってから真価を発揮するタイプ。
――の筈だったが、聖剣の担い手として本当の意味で剣を覚醒させたことにより、彼女の価値は大きく変わることとなる。
聖剣の能力に関しては以下に書いてあるので割愛するが、単騎で戦場を蹂躙できる理不尽めいた力を手に入れており、現段階においてはその能力で勇者を遥かに凌駕している。
ただ、本人の力量がそれについていけていないため、聖剣の所持者としてはまだまだ未熟。
【所持能力】
・
虹色の光を放つ時の女神の剣。その権能は神にも等しい力であり、文字通り時間を操ることが出来る。
指定した有機物、無機物の時間巻き戻し(死者は魂の関係上、直ぐにでも蘇生しないと流石に蘇らない)。
敵の攻撃の無力化(時間を巻き戻してなかったことにする)。
使用者の動きの倍加(ちなみに5倍速まで可)。
そして、止めに刀身内で魔力を無限に循環、加速させ、収束させてから放つ斬撃。威力は溜めの時間によって変わるが、最大火力時には王城を塵と変えることも出来るほどの大火力を出せる。
なお、放出される虹の光は全体的に青色の割合が強く、彼女本来の魔力色が反映されているという設定があったにも関わらずそれを書き忘れた作者が私ですはい。
お城の元気なメイドさん
名前:アルマ
性別:女
身長:154cm
体重:39kg
年齢:16歳
イメージカラー:オレンジ
職業:侍女
特技:掃除、噂話の取集
趣味:ゴシップ集め、お茶会
好きなこと:クリスティーナ、綺麗な物、尊い人
嫌いなこと:勉強、読み書き、汚いところ
能力値:平凡な人そのもの。唯一精神力だけが突出している。
筋力:E
技量:E
敏捷:E
頭脳:E
魔力:E
信仰:E
精神力:B
運:D
【プロフィール】
貧困層が多く住まう城下第三区出身。通称、お城の元気なメイドさん。
悲惨な生い立ちからは想像も出来ないほど明るい性格で、ゴシップ好き。どこにでもいそうな少女であり、事実能力は平凡そのもの。
容姿は茶髪に茶色い瞳で、特別美人ではないが可愛らしさと愛嬌のある女の子。
自信の境遇と照らし合わせ、凛と輝くクリスティーナに憧れる日々を送っていたが、勇者ルタと知り合うことにより、その日常から抜け出して非日常の世界に足を踏み入れることになる。
性格はほぼ真逆だが、クリスティーナとは不思議と馬があった。彼女の最初の友人であり、そしてよき理解者でもあった。
偉大なる神官長オドルー
名前:オドルー
性別:男
身長:165cm
体重:53kg
年齢:72歳
イメージカラー:白
職業:神官長
特技:政治、奇跡
趣味:祈り、読書、料理
好きなこと:善良な人、信仰している神、美味しい料理
嫌いなこと:傲慢な人間、政治、争い、人の死
能力値:数値に現れない部分で優れている所も多い。
筋力:E
技量:E
敏捷:E
頭脳:C
魔力:E
信仰:A+
精神力:B
運:C
【プロフィール】
滅びかけの神殿を支える偉大な神官長。常に穏やかで、誰にでも優しい聖人めいた男性。人の善性を信じており、神への信仰を続けながら宗教を潰そうと圧力をかけて来る国の攻撃を見事にいなしていた。
本人はあまり認めたがらないが、政治が非常に上手く、立ち回りも的確。
数多くの人々に救いを与えて来た偉人ではあるが、塞ぎ込んだクリスティーナを救うことが出来なかった過去を悔やんでいる。
そのことから自分に自信を持ち始めた今のクリスティーナを全面的に支持しており、温かい目で見守っている。また、彼女に立ち直るきっかけを与えてくれた勇者に深く感謝している。
若き神官オリバー
名前:オリバー:リンダース
性別:男
身長:182cm
体重:67㎏
年齢:18歳
イメージカラー:緑
職業:神官
特技:計算、的確で隙のない仕事、合理的な選択
趣味:愛馬で遠出、釣り
好きなこと:幼馴染の少女、祖国
嫌いなこと:臆病な自分
能力値:数値自体は普通だが、普通にエリートの部類に入る。
筋力:D
技量:D
敏捷:D
頭脳:C
魔力:C
信仰:C
精神力:D
運:D
【プロフィール】
代々公爵の地位を継いできたエリート一族、リンダース家出身の青年。金髪碧眼の長身イケメンで、女子によくモテていた。
性格はやや堅物で臆病な面があるが、思いやりも持ち合わせている人間味あふれる青年。
クリスティーナとは昔、許嫁の関係にあった。親同士が決めたこととは言え、オリバー本人はクリスティーナに好意を抱いており、特に悪い気はしていなかった。というか、一番乗り気だった人物。
だが、クリスティーナが理不尽な理由で神殿に左官され婚約も破棄。彼女を諦めろと言う両親に反発し、家出に近い形で自らも神官となった。
何とかしてクリスティーナを救いたいと願っていたが、思春期特有の複雑な心境と、変わり果てた彼女の様子に怖気づいてしまい、結果的に事務的な態度を取ることしか出来なかった。
最終的には彼女と和解し、良い友人となることになる。
魔将騎序列第六位「灰狼のゾルディン」
名前:ゾルディン
性別:男
身長:185cm
体重:75㎏
年齢:250歳
イメージカラー:灰色
職業:宰相、魔将騎
特技:謀略、暴虐、殺人、隠蔽
趣味:人食い
好きなこと:絶望に泣き叫ぶ人間、強い自分、魔王様
嫌いなこと:ユリウス、強い人間、思い通りに行かないこと全て
能力値:魔将騎時のステータスのみ表記する。
筋力:A
技量:B
敏捷:B
頭脳:B
魔力:A
信仰:E
精神力:C
運:D
【プロフィール】
アルカディア王国の宰相を務めている冷静沈着な男――の皮を被った魔人。その正体は魔将騎序列第六位の実力者であり、アルカディアに潜入していたのは魔王の命令で聖剣を破壊するためだった。
狡猾で、残忍な性格。目的の為には手段を一切問わず、騙し討ちや毒殺、暗殺など当たり前のように行う。その悪質なやり口から裏では「灰狼」ではなく「ハイエナ」と呼ばれていた。
クリスティーナの両親が堕落していったのも彼が元凶であり、クリス国王には毎日のように罵声を浴びせ、アウラ王妃にはこっそりと頭がハッピーになる薬を与えていた。
実はその性格から意外にも勇者と相性が良く、タッグを組むと強い。なお、お互いに最終局面で裏切り合うので無意味な模様。
魔将騎としては三位まで上り詰めていたのだが、幻郷のユリウスに屈辱的な敗北をし、結果的に六位まで転落したという過去を持っている。そのため、自身の地位について言及されると激怒し、絶対に敵を殺すマンと化す。
救いようのない悪人だが、魔王への忠誠心は本物であり、また彼なりの哲学を持って行動している。
人間から魔将騎に変化すると、肌の色が灰色に、瞳の色が黄金に変わるという特徴を持っている。
【所持能力】
・魔剣ゾラム
使用者の危機的状況によってその強さが変化する強力な魔剣。単純に武器としての強度も高く、また自身の血を吸わせることで赤黒い斬撃を放つことが出来るという、序盤中盤終盤隙のない武器。
だが聖剣には敵わず、呆気なく粉々にされた。
・擬態魔術
人間に擬態する魔術。ゾルディンは実戦や潜入で使える魔術を積極的に学んでおり、それはそのうちの一つ。何気に魔将騎としての膨大な魔力を隠していた優秀な魔術。
・洗脳魔術
少し時間が掛かるものの、指定した人間を自由に操れるようになる魔術。宰相としての特権で呼び出し、念入りにこの魔術を掛けて勇者たちの下に送り出していた。
魔将騎序列第三位「幻郷のユリウス」
名前:ユリウス
性別:男
身長:155cm
体重:50kg
年齢:不明
イメージカラー:白
職業:魔将騎
特技:魔術、蹂躙
趣味:昼寝、読書
好きなこと:魔王様、楽しいこと
嫌いなこと:偉そうな奴、無能、昼寝の邪魔をする奴、忙しいこと
能力値:純魔法使いであり、近接戦は得意ではない。
筋力:C
技量:C
敏捷:C
頭脳:A
魔力:EX
信仰:E
精神力:B
運:B
【プロフィール】
ゾルディンを決闘で負かし、魔将騎序列第三位まで上り詰めた実力者。出自や年齢が不明のミステリアスな少年であり、常に眠たそうな瞳と白髪が特徴的。
一流の魔術師であり、戦いの場においては常に魔術を使用する。失われたはずの秘術を多用しており、異空間を創り出したり精神に作用する術を行使したりと非常に厄介な敵となっている。
聖剣の刀身をへし折ったのも魔術であり、本人には接近戦の才能は殆どない。
極めてマイペースな性格であり、滅多に人の言う通りには動かない。自分の感情に身を任せて行動するタイプであり、第一章がグダグダになった戦犯の一人でもあり、聖剣が目覚めた功労者の一人でもある。
だが、魔王に対する尊敬の念は凄まじく、生意気な口調や態度を封印して忠誠心を示している。
【所持能力】
・
相手の精神に大きく作用する魔術であり、辛い過去を強制的に脳内で繰り返させるという外道の術。禁じられたはずの秘術だが、ユリウスは事もなげに使用していた。
その他にも多数、未知の魔術を所持している。
魔王
名前:不明
性別:女
身長:172cm
体重:55㎏
年齢:不明
イメージカラー:黄金、黒
職業:魔王
特技:皆殺し、世界の破壊
趣味:なし
好きなこと:勇者、血肉沸き立つ戦い
嫌いなこと:退屈
能力値:理不尽そのもの
筋力:EX
技量:EX
敏捷:EX
頭脳:EX
魔力:EX
信仰:E
精神力:EX
運:EX
【プロフィール】
世界最強の生命体にして、魔界を仕切る絶対王者。ただ存在しているだけで生態系を破壊してしまう理不尽の権化であり、少し癇癪を起すだけで大地に罅を入れる正真正銘の怪物。本気を出した場合には惑星を破壊するほどの力を有しており、それを解放できる機会を欲している。
勇者とは腐れ縁であり、己と唯一対等に張り合える相手として尋常ならざる愛情を抱いている。
傲岸不遜にして尊大な態度を崩さない上に、部下への配慮など欠片も感じられない人物だが、謎にカリスマ性があり、異常なほどに周囲から好かれている。
【所持能力】
不明
取り敢えず、Eが一般人レベルで、Dがそこそこ凄い人。Cがエリートで、Bまで行くともう超人。Aがガチでヤバく、そこに+が加算されるごとにヤバさ×2。
EXはただの怪物。