私の名前は「      」   作:捻くれ餅

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104話です。

タイトルが思い点かない……

やりたいことは纏まってきたのに、文章化するのが難しいッ!
脳の思考が適切に文章化されるSFチックな機械出ないかなぁ……


曲線、時々破線

 今回の作戦の目標(ターゲット)

 

 大本営の優秀な偵察班が苦労して手に入れてくれたらしいその情報を忘れないように頭の中で復唱しながら、金剛さんと一緒に物資と妖精さんを運搬していた。

 

 目的地は例の島。金剛さんには戦艦のパワーで大量の荷物を持ってもらっている。俺も多少は持ってるけど、役割としては金剛さんの護衛に近い。

 

「うー……資材の消費が激しいから気軽に出撃出来ないってことは理解出来るケド、だからってこんな扱い(荷物持ち)はあんまりデース!」

 

 金剛さんは意識してるんだろう、俺が明るくなるように暗くない話題を出してくれている。

 今の俺は完全に鬱な感じだからとてもありがたい。流石は頼れる戦艦四姉妹の長女なだけある。

 

「……まぁ、頼られてるってことで良いじゃないですか。それに確か今日が大鳳さんで、明日は伊勢さん、金剛さんは明後日じゃありませんでしたっけ?」

 

「That's right! 佐世保の提督は粋な計らいをするデース!」

 

 金剛さんが言う粋な計らいとは佐世保から()連日のように申し込まれ(んで)る演習のことで、ソレの何処が粋な計らいかと言うと、消費した資材は全て佐世保が負担してくれるってこと。

 そしてもう一つは、演習終わると荷物にヒッソリと資材を混ぜて(プレゼントを)くれること。

 

「こうなったら心行くまで全弾発射(Firing all bullets)するネー!」

 

 おいやめろ って言いたくなるけど、これがまさか田代前提督の指示だとは思わなかった。

 目の前で意気揚々と宣言する金剛さんを始め、資材の消費が激しくてなかなか出撃させられない空母や戦艦、重巡に心置きなく撃たせることによるストレス解消、先輩の(先に建造された)同じ艦種による的確な指導、そして渡されるプレゼント(資材)……至れり尽くせりとはまさにこのこと。

 

 提督達の間で何があったかは分からないけど、ウチとしては大助かりだ。

 これから本格的に準備やら何やらが始まるであろう作戦では資材をケチっては居られない。戦艦や空母の人達がヒィヒィ言って動けなくなるくらい酷使しないといけない。

 そんなときに資材が無いでは話にならないし、戦艦たちが「戦えません」でも同じことが言える。

 

「ついでにまだ見ぬ同型艦(いもうと)達も見ておきたいネ!」

 

 ……こうした交流も大事だしね。

 

 

 

 

 

「来タカ……」

 

「おはようございます」

 

 例の島に到着すると港湾棲姫がポツンと座っていた。デカい艤装は伊勢さん(警備府)持ち帰(差し押さえ)られ、錯覚に過ぎないんだろうけど凄く寒そうで小さく……弱弱しく見える。

 

「今日はいくつか用事があって来ました。まずは昨日の約束で……この島の改造、それをやってくれる妖精さんを連れてきました」

 

 金剛さんの艤装の小さなハッチ? を開けて妖精さんが出てくる。

 寝ている北方棲姫の周りのたこ焼きが妖精さんに向かって吠え始めた。……大型犬みたいだな。

 

「そしてソレ(改造)に使う資材と……朝食です」

 

「!!」

 

 朝食を荷物から取り出した瞬間、北方棲姫が飛び起きて寄って来た。

 

「イイニオイダ! 速ク寄越セ!」

 

 さっきまで寝てたのに偉そうな……まぁ、手が掛かって面倒でクソ生意気で、それでも可愛いのが子供ってヤツで……まぁ、近所のおじちゃんみたいな感じで朝食を渡せばいいだろう。

 

「はいはい。ほら、飴ちゃんもつけてあげよう……港湾棲姫さんもどうぞ」

 

「済マナイ……アリガトウ」

 

 二人の朝食は普通の弁当箱に入った普通の弁当だ。問題は北方棲姫はドラ〇もんハンドでどうやって箸を持つかだな。個人的にも興味がある。

 

 って持ち方ァ! 握るのか……らしいと言えばらしいけどさぁ……。

 

「……」

 

 港湾棲姫も固まってるし……って北方棲姫の方じゃなくて配られた弁当を凝視して……あっそうか。港湾棲姫は爪がデカくて箸が持てないのか。

 スポッ

 

「「!?」」

 

 その爪着脱可能だったの!?

 

……美味イナ」

 

 普通に食べ始めたし……。

 

「……食べながらで良いので、質問に答えてくれませんか?」

 

「ム……知ッテル範囲ナラ」

 

 十分だ。

 

「空母水鬼と飛行場姫について知ってることを教えてください」

 

「アア、良イダロウ……」

 

 時間が過ぎていく。

 

 

 

 

 

 

 

 やることはやった筈だから、金剛さんと共に警備府に戻っている。

 

「金剛さん」

 

「What? 何かありましたカ?」

 

「どうして、あんな話されたのに接し方が変わらないんですか?」

 

 北方棲姫と港湾棲姫に敵意、そして艤装が無いって言っても多少なりとも警戒はするだろう。

 なのに俺は普通に接していた。過去の話をされたんなら、「やっぱり繋がってるんじゃないか?」って多少は疑うところだと思うんだけど。

 

「ではquestion! スチュワートは私たちや私たちの提督に危害を加えますカー?」

 

 そんなの決まってる。

 

「二度と御免です」

 

「なら問題nothingネー!」

 

 得意顔をこっちに向けてくる金剛さんが眩しい。問題ないって言い切る理由がさっぱり分からないけど、否定されなかった。それだけで心が軽くなる。

 

「それに……温泉旅行の事を覚えてますカ?」

 

「ええ」

 

「私と祥鳳は、酔った提督から「貴女(スチュワート)は大変だろうから、信じてあげて欲しい」ってお願いされたんデース」

 

「そんなことが……」

 

 つまり、提督に宜しくされたから信じてやるって感じなのね。オーケーオーケー。

 

「別に提督からお願いされたからってだけじゃないヨー」

 

 そんな考えが顔に出てたんだろうか、金剛さんにそう言われてしまった。

 

「万が一提督に危害を加える様なら私たちが駆逐艦一隻程度、簡単に止めて見せる!

 

 似非外国人みたいな語尾も無く、真剣な表情で拳を握って宣言する金剛さん。

 

 本当に……艦娘って強いなぁ。金剛さんカッコイイなぁ……。

 

「じゃあ、その……万が一の時はお願いします」

 

「デース!」

 

 台無しだよ! そこは「任せて!」 って言って欲しかったなぁ……。

 

 

 

「それはそうと、あの二人の事を知ってたみたいなのにどうして今回のoperation target(作戦目標)のことはあの二人に訊いたんデスカー?」

 

 金剛さんから質問が飛んでくる。

 まぁ、不思議に思うよな? 港湾棲姫と北方棲姫を知ってて空母水鬼と飛行場姫を知らないなんてちょっと不自然だよね。

 

「空母水鬼と飛行場姫……ええ、知っていますよ。名前だけは

 

 『艦これ』に出てくるキャラクターとして名前は知ってるし、見た目も……多分一致する。

 駆逐棲姫を始めにちょっと詳しく知ってたのは気になって調べた奴で……。

 

「成る程ネ。つまりどんなのは知ってるケド、何をしてくるかは分からない、でOK?」

 

「OK.」

 

 鬼級、そして姫級を同時に相手をするのは弱小の警備府(ウチ)ではとてもじゃないけど勤まらないと思う。実際、大淀さんから伝えられた時に提督も、直感的に敵の強さを感じたのか頭を抱えていた。

 

「でも、あの話は信じていいと思いますか?」

 

 金剛さんに質問する。 先程の話の中で港湾棲姫から一つの申し出があったからだ。

 

『私達ノ艤装ヲ返シテ貰エタラ、空母水鬼ハ私達ガ抑エヨウ』

 

 この提案は非常に魅力的だ。何せ本当に抑えてくれるならボスが半分になるようなもの。

 

 どうしてそんな事をするのかと聴くと、二人は深海棲艦から追われていたらしい。

 そして、追いかけていた一味を率いていたのが空母水鬼だったらしい。深海棲艦って言っても、レ級みたいに無差別なヤツも居れば二人みたいに穏健派も居る……意外と一枚岩じゃないってことか?

 

 まぁ、この話が仮に嘘だった場合、強敵が半分になるどころか倍になるんだけど……どう思う?

 

「サァ? 信じるだけならいくらでも出来マスから。それに……困った時は、頼れる提督にお任せヨ!

 

 やだ……意外と適当……。

 

 




……

反応がない。後書きになんて書いたらいいか分からないみたいだ。
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