予約投稿忘れてたみたいです……申し訳ないです。
川内回?
「さて、と……行きますかぁ!」
「行きますかぁ! じゃねーだろ! なンだよそれ!?」
ああ゛ン!? 文句あっかぁ!?
「盾ですよ。盾」
「ンなの見たら分かるってぇ。真面目にやる気あンのか~?」
「勿論」
大まじめだ。
隠そうともせずに
これから始まる中継地点の設営には殺傷力も必要だろうから普通の艤装も持って行くとして、そのまま一度も警備府に戻らないで決戦のバトルフィールドに突撃するなら、いかなる状況にも対応できるように様々な
そう江風に熱弁しても「理解できねぇ……」って顔をするばかり。
「ンなこと言われてもな~。偵察に行った限りだと強い
「スチュワートさんは強いって佐世保の皆さんから聴いたのだけど……」
「出発の時間を調整すれば補給は出来るだろう? 何がそこまで不安なんだ?」
「二つを同時に扱えるんですか?」
「うっ……」
江風、大鳳さん、那智さんから言葉を返される。俺が強いかどうかは置いておいて、偵察で見てきた限りだと敵は大体が
それに三日月の言う通りどっちかは使えないんだよ……俺の腕は二本だけだし二つを同時に、器用にに使おうとしたら脳がオーバーヒートでおかしくなっちゃう!
「……艤装を二つも持って行くってことは、日中の分と夜戦の分ってことだよね!?」
「「「それは無い」」」
「じゃあ……こっちですね」
砲を置いていくことに決めた。このまま欲張って二つも持って行ったところで毎晩後悔することになるって直感が訴えてくるし、遅れて理性も警告してきたから。
それに、やっぱり妖精さん謹製の専用装備で活躍したいからねぇ! 男の子だもん。専用なんて単語には夢を持ってたいのよ。
最終目的地はハワイ。予定では五日目から六日目にかけて飛行場姫にアタックを仕掛けるらしい。それまでに中継地点設営班と名付けられた俺たちの艦隊がしなくてはいけないことは……
「まずは四日目までに偵察の時に寄った島まで移動、その後は輸送されてくる資材を守りつつハワイ近海にいる深海棲艦の数を減らすこと!」
OK~? といった感じで全員に顔を向ける。
若干一名は既にアイマスクまでして俺に引っ張られてるけど自他ともに認める夜のエキスパートだし、日中がポンコツでも夜の時間帯を強力にカバーしてくれるのはこういった時にメリットに感じちゃうから不思議なものだ。
今回の作戦をざっくり説明すると
二歩進んで一歩戻るのが輸送班。
一日に二回、二日間で合計四回出撃して目的の島に資材を運び、主力艦隊が全力を出せるようにするのが仕事で、今日の午前中担当の艦隊は既に出発している。恐らく島に着いた頃に入れ違いになるだろう。
次に、二歩進んで立ち止まるのが俺たち設営班。
作戦終了まで警備府には戻らず、最前線で深海棲艦を狩るのが仕事だ。
偵察の時にハワイの前に立ち寄った島がゴールで、そこまで行ったら今度は運ばれてくる資材を深海棲艦から守りながら、ハワイ周辺の深海棲艦の大群を少しでも減らすのも仕事だ。
最後に主力艦隊。
明日から出発し、移動しながら明石さんを護衛して、他の班が用意した道を進んで全力で飛行場姫を叩くメンバー。
金剛さんに榛名さんに加賀さんに……普段なら過剰戦力な面子も、飛行場姫を相手にするならそんなことは無い……。資材は考えないものとする。
それらとは別に、港湾棲姫を一緒に空母水鬼を倒しに行く瑞鶴さん率いる別動隊がある。
「……まぁ、今は午前の輸送班が通った後を通ってるからただ進むだけなんですけどね」
海の上には何も無いし、天気も眩し過ぎない程度に雲がかかってるし、眠くなる……。
「Zzz……」
でも川内さんは流石に
「
「お疲れ様です」
輸送班が通った後にしては道中の深海棲艦がキレイに掃除されてると思ったら……なるほどね。そりゃあ金剛さんが居るならイ級程度なら何匹居ようが鎧袖一触されるだろうよ。
島には資材が置かれている。駆逐艦四人と軽巡一人にしては随分多いな……これ多分、艤装を多少削って資材にリソースつぎ込んだな?
そう考えながら川内さんと、持って来ていた寝袋を地面に降ろす。
「昼頃ですし、取り敢えず休憩しましょう」
「応とも! ……ってそうは言ってられないねぇ」
何かに気付いた江風がそう言って、四人が振り返ると……
バン!
発砲音がして、遠くから発砲した深海棲艦の砲弾が、資材との直線状に立っていた那智さんに向かって飛んできた。那智さんはソレを、
「フッ、甘い!」
手で弾いた……ヴォーッ! カッケー!
ピシュンー
「痛ったあ!」
弾かれた弾は川内さんに当たったらしい。頭を押さえて飛び起きる川内さんだが……アイマスクが外れてないから全然大丈夫そうに見える。放っておこう。
こうして、俺たちの大型作戦は始まった。
「締まらねぇ……」
「やっぱり数が増えてるよ~! スチュワートも攻撃に参加してくれないとちょ~っと厳しいかも!」
四日目の明け方。
まだまだ夜だと言うのに、川内さんが珍しく弱気な発言をする。その原因である深海棲艦の数はやっぱりハワイに近い場所まで来たからだろう。昨日とは比べ物にならないくらいに増えている。
今までは川内さんが一人でも十分に余裕があったみたいだから俺は保険みたいな感じで資源を守ってたんだけど、そうも言ってられないみたいだな……。
「三日月……三日月……」
「すぅ……!? はいっ!? ……何ですか?」
「遅くに申し訳ありませんが、資材の見張りをお願い出来ませんか?」
「えぇ~っと……うん。大丈夫ですよ」
「じゃあ手早く準備をお願いしますね」
これで良し。 めっちゃ眠そうな三日月には悪いけど無茶してもらうぜ。
「ちょっ! 危ない! スチュワートまだ~?」
「今行きます!」
川内さんに再度呼ばれたから、三日月の準備が終わりそうになったのを見て飛び出すように海に出る。
「せいっ!」
気合を入れて……カチリと探照灯を点ける。
「どうだ明るくなったろう? ハハハぐぇっ!?」
横腹に衝撃を受けて蛙が潰れたような声が口から漏れる。今ので完全に飛び出た勢いが消された。いきなり撃ってくるなんて……敵キャラの面汚しよ。
『夜にコレを使うと、敵から狙われやすくなるのよ!』
警備府で探照灯を準備した時に、何故かドヤ顔でそう言ってきた暁の言う通りだ。
まさか点けた瞬間に撃たれるとは思わなかったけど。
盾を構えながら考える。
狙われやすくなるなら、盾を持ってる俺との相性は良いと思ったんだけど……敵が一方向に固まっている訳じゃない。
「多くの方向を照らすなら、回すように探照灯で360°を照らす必要が有る?」
後は艦載機は飛んでないから極端に盾は上方向に構えなくて良いし魚雷は……イ、ロ級は撃ってこなかったし、ハ級とニ級が居ないことを祈ろう。当たっても一発や二発なら耐えられるだろう。多分。
やることは決まった!
まずは俺を中心に円を描くように機雷を撒いていく。そして……
「ふぅ~……ハッ!」
超信地旋回! 実際の軍艦では絶対に実現できない動きも人型の艦娘なら出来ちゃう! 気分はコンサート会場で首を振りまくるサーチライトだぁ!
「眩しいか? 眩しいかぁ!?」
後は片手で盾を横にして構えて、もう片手に探照灯を持ってその場で回り続ける。
「ッ! 痛っ……うっ……ぐぅ……」
派手に周りを照らし過ぎたのか盾に伝わる衝撃は多く、同じくらい背中に背負ってる高角砲から受ける衝撃も多かった。ガードの甘い横腹にも何発か貰ったし、流石に被弾が多すぎる。
ヤバいと思った俺は回るのを止めて、せめて攻撃を受ける方向を絞ろうと、早くも違和感が現れた艤装に無理をさせながら移動を開始した。
日が登り、予定通り大鳳さんが艦載機を飛ばしたことによってイロハニ級が海の藻屑になって、俺たちの夜戦が終わった。
クッッッッソ疲れた。具体的には寝袋を準備するのも面倒になるくらい。三日月の気配りがマジで有難い。
「凄い凄い! みんなスチュワートに夢中だから攻撃し放題だったよ!」
どうやら俺は昨日の夜だけは深海棲艦に追いかけられるアイドルだったらしい。そういうことは妹に言ってやれよ……。俺はアイドルなんてしたくもないし、深海棲艦がファンとかギャグかよ。
「またよろしくね!」
嘘やん。
川内 が 仲間になって欲しそうに 主人公 を見ている……
たたかう
► にげる
*にげられない*
「リセットしますね^ ^」