ある方の感想を見て閃いた為、シナリオの大筋の6、7章を追加しました。
私は、
他の方はどうか分かりませんが……。これが私のやり方……。
海、海、海。見渡す限り海……当たり前なんだけどね。
それにしても遠征の基本が全くと言っていいほど面白味に欠ける。
そんな遠征の目的は長距離移動からの深海棲艦の有無、数の把握といった情報収集が主で、資材収集はオマケみたいなものだって提督が言ってた。それから考えると、出来るだけ移動距離は稼がないといけないだろうから、逃げ切れるならそれに越したことはないってことは分かってるつもりなんだけど、つまらないものはつまらない。
だからと言って深海棲艦とドンパチするのも躊躇われる。全力で逃げなきゃヤバいような強敵と出くわすのもちょっと……。でもちょっとスピード上げたら撒けるような駆逐級ばかりだと面白くないのも事実……。これが勝手に行動しちゃダメな集団行動のデメリットの一つだよなぁ……。
溜息と、拍子に一緒に出た欠伸を手で隠す。
「それにしても、長門さんの言う通りに少しでも休んでいれば良かったです……」
「せやなぁ。旗風ちゃんは大分辛そうやし、そろそろ休まへん? ウチも限界近いわぁ」
「そうしたいけど、近くに休めそうな場所は無いの……もうちょっと頑張って!」
「うへぇ、マジぃ……?」
確かにこれは辛い。何よりも普段なら夜間の哨戒とか
寝てから翌朝出発します~とかしようものなら何されるか分からないような雰囲気があったから、俺たちを含めてほぼ全駆逐艦たちが出撃しているだろう。
望月が比較的近場に島があるところに向かった人たち羨ましいなんて言っていたように、俺たちは東シナ海のど真ん中を目指している。島があれば
「ってゆーか、あんな人でも司令官に成れるんやねぇ……」
いや、ホントそれ。
「アレは適性検査があるなら本当に通ったのか疑問に思うレベルですよ」
「性格以外は優秀なタイプかもしれないね」
「前の司令官のが良かったぁ~。いきなり
「……他の班は大丈夫でしょうか……」
「いや、まずはウチらの心配せなアカンで?
「そうね。……ちょっと目的地へのルートから外れるけど、島があるみたいだから休みましょ。もうひと踏ん張りよ!」
そう言った長良に続いてVの字ターン。ぶっちゃけ俺もクソ眠いからありがたい。
「おっ。お前たちもここに来たのか」
ルートを外れて向かった島に俺たちが上陸したとき、声を掛けてきたのは天龍だった。
焚火の僅かな灯りに照らされた後ろには、暁型の四人と浦風が居た。みんな寝ているようだ。
「はい。やっぱり各自疲れが溜まっているみたいで……勿論私も相当キツいですね……」
「だよなぁ……あの野郎、なんで明日からじゃなくて今すぐになんて言ったんだか。
おい、俺の方を見ながら変な拾い物って言うな。事実だろうけどちょっと傷付くぞ。
「それと、悪ぃがしばらく見張りは頼むぜ。俺は寝るから4時間半後、マルロクマルマルに起こしてくれ」
そうなると……俺たちは天龍の班よりも睡眠時間が確保できないってことになるな? ……天龍め、なかなかやるな。
まぁ徹夜するよりはよっぽどいい。
え? 俺は4番目の見張り? 初月の後で望月の前?
…………。
いやいやいや、待て待て。それってつまりアレか? 寝てるところを初月に起こされて、見張りが終わったら寝てる望月を起こすってことだよな!?
人によっては完全にご褒美じゃねーか!
いや、でも……艦娘同士だったら特に意味は無いよな。うん。
なんて考えていたら寝袋を渡された。ゴツゴツした岩や砂利の上、濡れてる草の上で雑魚寝するよりは大分マシだけどなんか虚しい……。
でも俺は初月から起こされることを楽しみに待ってよう。そして脳内に永久保存するんだ!
「おい、おい、起きろ!」
ん? 誰かに起こされてる……?
……あ。
「ファッ!?」
起こされるってことは寝過ごした!? ヤバいヤバい、と思ったら目の前には驚いた初月の顔がある。まぁ起こしてるヤツがいきなり飛び起きたら誰だって驚くわな。
「お、おはようございます。驚かせてしまいました。ごめんなさい」
「いや、大丈夫だ。それじゃあ、何かあったら起こしてくれ。それと、初めてだろうから言っておくけど、正面ばかり見ていてもダメだ。後方にも注意しておくといい」
「分かりました。警戒お疲れ様です」
モソモソと寝袋に入り、直ぐに寝息を立て始める初月。……切り替えが速過ぎる。休むときにしっかり休めるのは優れた兵士だってどっかで聴いたことあるんだけど……まさかのび〇くんは最強の兵士だった?
あ。寝てるところを起こしてくれる美少女を脳裏に焼き付けるの忘れたわ。
「
「ええ歌じゃのぉ。そりゃ置いといて、うちらも見張りせにゃあ公平じゃないと思うけぇの」
よいしょっと。と腰かける浦風。……すまねぇ、何弁だか知らんがサッパリなんだ。大阪のほう? 何を言ってるかは大体解るんだよ? 天龍の班はみんな寝てたのに俺たちの班に見張りさせるのはフェアじゃないってことでしょ?
「いや~、距離的に考えてここに着いた時間はそこまで大きく違わないでしょ? だったら1人で見張りしてた方が全体から考えた時の消耗は少ないんじゃないかなぁと。1人でも足りてたんだし、浦風は寝ててもええよ?」
「いや、そりゃうちが納得できん」
……う~ん困ったなぁ。1人で足りてるんだから2人も必要ないと思うんだけどなぁ……あっそうだ。
「じゃあ次は望月だったんだけど、起こさないでおくかから後は浦風に任せるよ?」
「それでええ。任しとき。……望月の次は誰じゃ?」
「旗風だったんだけど、その前に夜が明けると思う」
空が段々明るくなってきたから恐らく、そろそろ夜が明けると思う。
「そうじゃねぇ……じゃあ後はうちがやっとくけぇ、寝とってええよ」
「ありがとうございます」
「お互い様じゃ」
あ~優しい……。凄く話し易かった。浦風と話してたらコミュ障が治るかもれない。思わずタメ語で話しちゃったけど大丈夫みたいだったし、もしかして他の人もタメ語でも気にしてなかったり? もしそうならどんどんタメ語で話していきたい。戦艦とかの見た目が女性ならほぼ無意識的にちょっと丁寧な言葉遣いになるんだろうけど、そんな言葉遣いは俺に合ってないんだよなぁ、疲れるし。
そう考えながら初月と同じようにゆっくり寝袋に入って目を閉じる。
寝袋とかテント特有のビニール? みたいな独特の臭いを感じながら意識は落ちていった。
目が覚めた。まぁ2時間くらいなら昼夜逆転してるけどほとんど昼寝みたいなもんだよね。
東の水平線には太陽が見える。完全に出切ってるから6時は過ぎてるだろう。
「おはようございます、スチュワートさん」
「あ、おはようございます」
先に起きてた長良に挨拶されるから返す。周りの人達は……起きてるけど静かにしてる人が半分とまだ寝てる人が半分か。……寝坊して待たせてたとかじゃなくて良かった……。
あ~……いつだったか、日本目指してサバイバルしてた時を思い出すなぁ。あの時は日の出とともに起きてアランさんから貰った釣り竿で食料を確保したり、港によって泥棒したり……泣けてきちゃう。秋霜の口癖移ったかな……。
そうこうしてる内にみんなが起きたようで天龍の班も揃って朝食になった。
「はい、今日の朝の分だよ。大分質素だけど我慢してね」
朝ご飯はしっかり食べようって小学生の保健体育の教科書にも書いてあるだろ! 何でこんなパンの缶詰+αなんだよ! 俺はまだ我慢できるけど、普通なら不満爆発だろ!
それでも、渡された缶詰を
広島弁って難しいね? (翻訳サイト見ながら)
浦風……これが方言女子の魅力……?
大勢で食卓を囲む。これは実に素晴らしいものだ。
主人公が歌ってる歌は適当です。なんかのパクリとかじゃないよね……?