4章がはじまります。
3章を飛ばしても大丈夫なように心がけていく所存であります。
今回は特に短いです。
回想の終わり
「――とまぁ、こんな感じで
いや~長い思い出話でしたね……。
いや、事件の事だけでいいじゃん! 事情聴取って言うくらいなんだし! 俺が向こうでどんな生活をしていて何が楽しかっただの、休日はどう過ごしていたのかとか細かくてどうでもいいと思うことなんて絶対に提督殺傷事件に関係ないと思うんだよね。
それなのに重箱の隅を突くように事細かに聞いて来やがって……。俺のプライベートとか知って何を得するんだよこの人たちは……。そこまでするならいっそのこと俺の一日みたいにタイトル付けて隠し撮りでもしてやがれってんだ。ケッ。
大本営に着いてからというと、不知火から数人の憲兵へ引き渡されて、ドラマとかに出てきそうな刑務所みたいなところに連れて行かれて、一週間くらいそこで謹慎していた。
すげぇよな。
どっかのクソ野郎なんて椅子に縛ってあとは放置なんだもんなぁ……真っ黒になったバナナとか綿が浮いたお茶すら出てこなかった。……極限状態まで追い詰められないと流石に口にしないと思うけど。
「……そうか。佐世保鎮守府の現状は視察に行った荻野から聴いている。何があったのかも、荻野、不知火、佐世保の艦娘からの報告と一致している。君の言うことは嘘ではないと信じよう」
「あっ、ありがとうございます」
「私たちも、黒川提督を提督として認めるに当たってもっと慎重になる必要があったな……済まない」
「ぃいえそんな……」
そ う だ よ ! なんて言える訳がない。
こちとら中身は権力を恐れるチキンだぞ!?
大本営の如何にも偉そうな人なんて逆らわない方が良いに決まってる。へへっ、靴でも舐めましょうかぁ……? あっホコリ付いてるじゃん。汚い。
「これから君の、佐世保鎮守府について会議がある。黒川提督にも大きな問題があった。だから君がそこまで強く自分を責める必要は無い。先程も言ったが、私たちにも責任はあるのだから」
「はぁ」
取り敢えず無視は良くないと思って要領の得ないただの相槌ともとれる返事をする。しかしこのお偉いさんが黙ると、俺からペラペラ話すことは出来ないから本当に気まずくなる。
しばらく沈黙が続き、後ろに居た艦娘……大和が俺の視線に気付くと声を掛けて来た。
「もう退出していただいて構いませんよ?」
「あっ……ハイ。失礼しました」
特に話した内容以外に悪い事はしてないけど、早く一人になりたかったから逃げるように部屋を後にして、一週間籠っている
硬いベッドにダイブしてようやく人心地ついた俺は、体とは違って頭の中は混乱していた。
「……助かるかもしれない」
あの偉そうな人は結構艦娘に対して寛容なのかもしれない。
そう思うと、“ まだ ”や“ 次 ”があるような気がして、心が少し軽くなった。
はい、4章が始まりました。
……とは言ったものの、予定では4章は短く、5章への繋ぎのような役割になるかと……。
非日常と言う名の日常が再びやってくる! 頑張れ主人公!