とある転生者の番外図書(アウターズブック) 作:変色柘榴石
「良くも悪くも平等な彼女。よほどの悪人か聖人でない限り、彼女の平等は動きはしない――少しばかり身内に比重があるけどね」
1.霊峰鈴
霊峰 鈴(たまみね すず)
海鳴市の比較的大きめな神社である『
跡取りである双子の兄『
性格は良くも悪くも平等的で、特定の場合以外はどのような相手でも平等的に接する。
その沈着大胆かつ
特定の誰かに執着しないものの、好意には好意を、悪意には悪意をと律儀な面があり、同級生の天野まりが親友と言ってくることにも満更でもないと思っている。
戦闘能力はそこそこの実力で、万能に勝ち、特化に負けるといった腕を持つ。
流派『吉野御流合戦礼法』を僅かながら習い、各々の技を不完全ながらアレンジで補修している。
物事の貸し借りには厳しい面もあり、金銭以外で色々要求されること――50m測定で乙女走り、翠屋での衆人観衆カラオケなどなど――に恐怖する同級生も少なくない。
一根と二枝の仕手。
装甲の構えは『足を肩幅に開いた合掌』
イメージBGM:装甲悪鬼村正『剣理殺人刀』
一根(かずね)
鉄錆色の団子虫。男性。本来の銘を『
本来の『刀の蛍丸』は国宝指定を受け、『劔冑の蛍丸』は政府の管理下に置かれる……はずだったが、太平洋戦争時にて『刀の蛍丸』は行方不明。『劔冑の蛍丸』はある民家の蔵に隠された。
今や天皇であっても一部しか知らない『劔冑』の存在は表に出るはずもなく、今は霊峰神社にて姿を隠して働いているとか。
性格は温厚で礼儀正しい好青年。人化したらきっと笑みの絶えない糸目の細見。
・性能
攻撃3 防御4 速度2 運動性4(5段階評価)
武装は大太刀と脇差。どういう理由か
しかし
ちなみに、蛍丸の由来である逸話が劔冑に適用されたのは、大太刀の
誓約の口上は『
二枝(ふえ)
朱鉄色の天道虫。女性。本来の名は『
本来は『刀の雷切』と共に奉られていたが、道雪の子孫であり鈴の祖先である男が劔冑の『雷切』と、ある事件を切っ掛けに暫定的な
豪快にして義理堅い性格で姉御肌とも。人化すれば某山賊首領並のおっぱ……快活美人になるかもしれない。
・性能
攻撃3 防御2 速度4 運動性3(5段階評価)
武装は太刀一本。二代前の仕手の時の相手に回復不能の陰義を食らい、装甲の一部と脇差を失う。
その分、速度が上がり、運動性や火力の不足分を補う陰義『光量操作』により、多彩な戦い方が可能。
尚、この陰義は応用の幅が広く、一根曰く『光源ある所に死角なし』と自ら自負するほど。
誓約の口上は『雷光一閃。空を断ち、雲を裂き、
蛍雷(けいらい)
朱鉄色と鉄錆色なのだが鉄錆色が光を反射して白く見え、紅白の陰陽図にも見える。
制限時間付きだが、一根の陰義『金属操作』による産物――『
・性能
攻撃5 防御3 速度4 運動性2(5段階評価)
活動時間とは裏腹な攻撃力と速度は目を見張るものがあり、『光量操作』によるレーザー、『金属操作』による硬度強化など武者そのものの性能による物も多いが、それを巧みに操れるのは鈴だからとしか言いようがない。
・二刀燐光(にとうりんこう)
状況において必要な技や、過去に習った剣術や体術などを陰義と合わせ扱う技術。陰義の完全使用によって刀身が蛍火を帯びる。
『火蛍・飛狂魔』(かけい・ひぐるま)
蛍丸の太刀を金属操作で堅く、さらに重くしたところで縦一閃に『叩き斬る』
そして光量操作でヒートブレードと化した千鳥の太刀で横一閃に『焼き斬る』
陰義完全使用で千鳥の太刀の攻撃に高熱の鎌鼬が生じる。
番外観察
「兄の方にも秘密あり、かな? 装甲悪鬼要素は初期段階にはなかったんだよね、ギアナイトと一緒で。人化はしないんじゃないかなぁ?」
「追記だけど、本編で古城聖刃の言った『クラスの同じ名前』……というのは二体の意識を式神に乗せたやつだね。だから正確には人型にはしていないことになるんだ」
「……一根、男なのにね。両方とも女型とはなー……南無」