「怖い……初めて私はライスをそう感じたの」
紅茶を口にしながら、目を伏せて木瀬三月は語り出す。ライスシャワーにとって、悪夢の始まりである菊花賞後の彼女の事を。
後悔を滲ませる言葉に眉を顰めるダイワスカーレットに、三月は苦笑した。
「勘違いしないで欲しいのだけれど、それまで私はどの子達にも恐怖なんて感じた事ないの」
「あのね、私はそんな事で勘違いしないわよ。ただ、何が怖かったのか気になっただけ。情緒不安定になって暴れたとか?ま、私だったら観客席に乗り込んで一人残らず制裁するでしょうね」
肩をはずませておどける姿に、三月はどこか安心したように微笑む。
「ふふふ、ライスはそんな乱暴者じゃありません」
「あら?悪かったわね、乱暴者で」
顔を見合わせ、二人は同時に吹き出して和やかな空気が流れる。
そうしてひとしきり笑い合った後、三月は再度語り始める。
「菊花賞で勝った後ね、あの子私にこう言ったの。『ごめんなさい、今度はもっと、もっと完璧に勝つようにするね。そうすれば、今度こそ皆喜んでくれるはずだから』って……何事もなかったように、そう言ったのよ」
三月の口から当時の様子を聞いたスカーレットは、ああ、なるほどと得心した。
先程の三月の怖いという言葉の意味は、ライスシャワーの異常性によるものなのだろうと。
不条理に、理不尽に勝利を汚されたにも関わらず、彼女は当たり散らすでも、挫けるわけでもなく、ましてや悲しむでもなかった。数えきれないほどの悪意を受けてもなお、彼女は前を向くことを止めず、今の自分の非力が原因だと自分を叱咤したのだ。その精神のなんと強靭な事か……想像してスカーレットは内心震えてしまう。
「前にタイシンちゃんが走れなくて悩んでいたことがあったわね。期待に満ちたファンの視線、その期待に応えられない自分に絶望にも近い怯えを抱いていた……当たり前ね。貴方達が背負うものは軽いものじゃないから」
そうねと唇を噛み締めてスカーレットは応えた。自分達の走りに夢や希望を抱くファンの視線、期待は並大抵のものではない。その重さに負けないよう、自分を見失わないようにいつだって彼女達は戦っているのだから。
「でもね、私はこうも思ったの……甘えないでよって。言葉の暴力の中、誰にも期待もされず、誰にも望まれず、誰にも声援を貰えないあの子はどうなるの?あの子と代わってよ……あの子の苦しみを貴方が、他の子が代わってって」
他に漏れたら問題になりかねない発言だが、ここには咎める記者などいない。ライスシャワーの苦しみを、葛藤を誰が知ることが出来るだろう。少なくとも自分には軽々しくわかってるなんて言えないと、スカーレットは言ってしまいそうな言葉を喉の奥に押し込んだ。
「それから、あの子はそれまでの数倍ものトレーニングを自分から始めたわ。普通なら脚への負担が掛かり過ぎて、怪我をして走れなくなってしまうようなメニューを毎日、脇目も振らずにね」
「止めなかったの?」
トレーナーならば、そんな無茶は許してはいけない。トレーナーの仕事には、彼女達の未来を守るという使命も含まれている。
そんなことは百も承知の三月は、黙って首を横に振った。
「何度も止めたわ。でも、あの時のライスは周囲の言葉に耳を貸す余裕なんてなくて、どんどん、どんどんあの子の身体は研ぎ澄まされていったわ。鬼気迫る、というのはあの時のライスを表すのにぴったりの言葉ね。あの時のライスが何を見ていたのかはライスにしかわからないでしょう。でも、それは決して幸せな光景じゃなかったはずよ。幸せな光景を、あんな射貫くような視線で夢見るわけがないもの」
ブルボンのトレーニングは常軌を逸しているともっぱらの噂というか、事実なのだが、きっとそれ以上の過酷を自分に強いていたのだろうと想像に難くない。
「なるほどね……でも、そのトレーニングの甲斐もなく有馬記念では惨敗だったみたいね」
たはは、と頬を掻きながら三月はあれは私の所為ねぇ~と目を逸らす。
「その、ね?あれは、だって……ねえ?」
「何がねえ?よ」
「あなたのチームの方が理由は知っているんじゃないかしら?」
もちろん、スカーレットも惨敗の理由はよぉ~く知っている。なぜなら、その有馬記念では『スピカ』のメンバーであるトウカイテイオーが参戦していた。当時最強の名を欲しいままにしていたテイオーは、もちろん一番人気での出走であり、周りのライバル達も全員がテイオーを意識していた……のだが、『スピカ』の仲間内だけの秘密がある。実はこのレースの前日にテイオーはとんでもない体調管理ミスを犯していた……食中りと言う名のどうしようもないミスを。
前祝いだと奮発したトレーナーが産地直送高級人参料理をテイオーに振舞い、テイオーはもちろん、メンバー全員が尻尾を振って料理にがっついた。それはもう、野生に返った虎のように貪った……そして全員が腹を下したのだ。きっとレース中のテイオーの敵は、いつ噴火するとも限らない腹痛だったに違いない。ゴール後、レース以上の末脚でテイオーはどこかに消えた。十分後、戻ってきたテイオーの顔は、三冠を手にしたかのような輝く笑顔をしていたらしい。しかして、その責任をトレーナーにどう取らせたかは語るべくもない。さらばウマ漢。
そんな事を知らない三月は、テイオーに注意するよう指示を出し、レース中いつまでも仕掛けないテイオーに引っ張られてライスシャワーは惨敗。万全の状態で臨んだ有馬記念だったが、三月の指示ミスによりあっけなく負けてしまったのだ。
「はぁ~……よくライス先輩はあなたの元にいるわね」
「あ、謝ったわよちゃんと?帰ってきたライスに土下座しましたとも!でもほら、あの子優しいから、笑って許してくれたのよ。私の力不足だからって、もっと頑張るって」
「……ライス先輩が本格的に鬼化したのって貴方の所為なんじゃ?」
「ち~が~い~ま~すぅ~!」
疑わしい事この上ないが、これ以上突っ込んでも話が進まないかと、藪を突っつくのを止めて話しを進める。
「まあ、いいわ。それじゃあ、次は――」
「ライスさんとの春の天皇賞の話ですって?」
純白の美しい髪を梳かしながら、メジロマックイーンは頬を引き攣らせた。
トレーニング後、シャワーで汗を流して戻ると、いつの間にかトウカイテイオーがベッドに我が物顔で居座っていた。
マックイーンに一切の遠慮のない旧知の間柄のテイオーが、不躾に訪ねてくるのはいつもの事なので、気にするだけ時間の無駄と割り切っている。しかし用を尋ねると、今度のレースの為の取材の為にライスの事を聞きたいと、ニヤっと厭らしい笑みを浮かべて答えた。
「そ、マックイーンが完膚なきまでに、徹底的に負けたレースの事だよん」
「……わたくしに完膚なきまでに負けたあなたの言葉とは思えませんわね」
売り言葉に買い言葉。メジロ家家訓、挫かれる前に挫け。つまり、挑発には喜んで乗るべし……というのはマックイーンが勝手に嘯いた家訓だ。
「え~!負けてないじゃ~ん!去年のウィンタードリームトロフィー覚えてないのぉ?僕と会長のワン・ツーフィニッシュでぇ、誰かさんは何着だったっけぇ?」
「通算戦績を鑑みなさいな!わたくしの方があなたに勝ち越していますわ!」
都合の悪い事はなかった事にする前向きなのか、能天気なのかわからないテイオーに溜息する。
ウマ娘とは生来負けず嫌いなものだが、この二人が顔を合わせると負けず嫌いが二乗されるという、なんとも面倒な効果が発揮されてしまう。
「まあまあ、良いからさ。あのレースについて思うところあるんでしょ?」
真っ直ぐな視線が向けられ、思わず視線を逸らしてしまう。
思うところがある?そんなものではない。マックイーンは拳をぎゅっと握り締めた。
「……今更話すような事じゃないでしょう?あなたも知っているはずじゃありませんか」
テイオーが先程言った言葉は事実。完膚なきまでに、徹底的にマックイーンはライスに負けた。その事ついてあまり彼女は他人に話す気はない。話してしまえば、どんな言葉も言い訳になってしまう。それだけはしてはいけないのだと、彼女は口を閉ざす。
せめて自分だけは、ライスシャワーの勝利を汚しはしない。彼女の誇りがそれだけは許さない。気高き名優のウマ娘は、負けても尚気高かった。
「それに、あなただって彼女と走った事があるでしょう?」
その問い掛けに、テイオーはあっけらかんと「ないよ」と返す。
「これが残念な事にないんだよねぇ~。真剣勝負の場で、ボクは一度も走ったことがないのさ……鬼が宿ったライスとはね」
どこか憂いを帯びた声に、ああ確かにとマックイーンは頷いた。
「鬼に会えたかもしれない有馬記念で、トレーナーがやらかしましたものね」
黒歴史を思い出したのか、テイオーの口からうっと呻き声が漏れた。
「今思えば、あの有馬記念は貴方が万全の体調であったなら、是非観たかったレースですわ」
え~、ボクが圧倒的に勝っちゃうレースを!?と、負ける事など考えもしない負けず嫌いが嬉々として言う。
そんなテイオーに、不敵に笑んで液体窒素のような言葉を振りかける。
「ええ、あなたが直線で鬼に捕食される姿を是非」
マックイーンの言葉にきょとんとし、冗談かと目を見れば、彼女の眼は少しもその言葉を疑っていないようだった。
さすがに冗談ではなく本気で言っているのだと理解し、テイオーは苦笑しながらいやいやと首を振る。
「ボクが負ける?それはないよ」
「なぜ言い切れるのですか?」
「だって、ライスは長距離に特化しているウマ娘だよ?確かに3000mならわからないけれど、2500mでボクが負けるなんてありえないよ」
ライスシャワーは生粋のステイヤーだ。最後のステイヤーとまで言われるウマ娘で、長距離では無類の強さを誇る。だが、長距離以外でライスが勝つことはない。それは業界の常識と言っても差し支えない事実だ。
その事はマックイーンも知っているはず。だからこそ、冗談を言っているのではないかとテイオーは疑ったのだが……
「天皇賞について語る事はありませんが、一つ誤解を解いておきますわ」
今から話すことを信じる者がどれほどいるかしらと、心の中で毒づく。
「ライスさんが万全ならば、2000mだろうと問題ありません。いえ、むしろ日経賞以外に勝っていないのが不思議ですらあります」
「敗けるわけがない?」
春の天皇賞の事を尋ねると、三月は嘘偽りなく高慢とも取れる言葉を口にした。
「ええ、負ける姿が思い浮かばないほどに、あの日のライスは完璧な仕上がりと執念を持っていたもの」
「大言壮語もここに極まれりね」
「そうかしら?」
事も無げに首を傾げる三月に、スカーレットは寒気を覚える。
相手は絶対王者とも言われたマックイーン。スタミナ、パワーが限界を振り切っているターフの名優を相手に、不安も何もないなんて信じられる言葉ではない。
「虚言、ではなさそうね。じゃあ、どこで勝利を確信したのかしら?」
「どこで……そうね、マックイーンちゃんをライスが獲物を狩る眼で睨んだときかしらね。これまで沢山のウマ娘を見てきたけれど、ライスのようなウマ娘は初めて出会ったわ。ウマ娘なんて生温い、あの日のライスは飢えた獣の気配を纏っていたの」
そんな馬鹿なと一笑に伏せようとするも、スカーレットは当時のレースを思い出し、馬鹿にしようとした笑みが歪んだ。
嘘じゃ、ないかもしれない。マックイーンがあの事について、聞いても誰にも語らずに唇を噛み締めるだけで答えない出来事がある。
「まさか、マックイーンがゲートに入るのを躊躇ったのって?」
そう、決して臆する事のないマックイーンがあの日、ゲートに入るのを躊躇っていた。ゲート入りを嫌がるウマ娘は珍しくはないけれど、それがマックイーンともなれば話は別だ。誇り高い彼女がゲートを嫌がるだなんて、マックイーンだからこそあり得ない。
もし、もしも嫌がったのではなく、何者かに怯えて二の足を踏んだのだとしたなら……
「彼女はライスの標的となり、肉食獣さながらのオーラを感じたのでしょうね」
「……鬼、か」
ライスシャワーには鬼が宿ると誰かが言った。大袈裟な表現だと思っていたが、スカーレットはごくりと唾を飲み込んだ。
レースの序盤、確かにマックイーンはいつもの冷静さを欠いていたような走りだった。それでも中盤では持ち直して、いつもの必勝パターンの展開にレースをコントロールした。
そんないつものレースに私はマックイーンの勝利は確実だと……そう、信じていたのだけれど……
「その後の事は、あなたも知っての通りよ」
最後の直線で標的を打ち抜く漆黒の弾丸が、マックイーンの背を打ち抜いた。それどころか、菊花賞の時よりも強く、速く、鋭く、マックイーンと差を広げて圧倒的な勝利をライスシャワーは手にした。
テイオーがいなくなった部屋の中で、わたくしはあの日の屈辱を思い出す。
今も尚あるこの屈辱は、決してライスさんにつけられたものではない。わたくしが、わたくし自身に刻み込んだ自業自得の代物。
あの日、わたくしが鬼に怯え、恐怖し、挫かれた弱さの代償。
わたくしの敗因はわたくしの心の弱さ。それ以外の何物の所為でもない。
入場前の通路で、わたくしを待っていたミホノブルボンの言葉に、わたくしはなんと言葉を返したのか……
ミホノブルボンはわたくしに沈痛な面持ちでただ勝って欲しいと、ライスさんを圧倒して欲しいと願い、余計なお世話を口にした。彼女の気持ちを少しでも汲んでいればと思わない日はない。
『わたくしが敗れるなど、奇跡に等しい確率ですわ』
なんと傲慢で、不遜で、怖いもの知らずな言葉なのでしょうか。彼女の言葉の真意にも気付かずに。誰よりも優しいライスさんの宿敵は、ライスさんの罅割れた心が壊れてしまわないよう、それだけを願っていた。
瞳を閉じれば、あの日のライスさんの背中が鮮明に瞼の裏に映し出される。
必死に、歯を食い縛って、気力を振り絞って、それでもどんどん遠ざかる小さな鬼の背中。その背に手すらも届かない、圧倒的な敗北。
ゴールしたその背中にわたくしは自分自身に誓った。もう二度と、こんな無様な姿は見せないと。例え地獄の魔物が相手だろうと、今度こそ怯えずに、勇敢に立ち向かってみせる。わたくしの、メジロの名に懸けて、ライスシャワーという鬼を捻じ伏せて見せる……と。
「それが叶わなくなるだなんて、思いもしませんでしたけれど」
ライスさん、ごめんなさい。あなたを、あなたの中の鬼を殺してしまったのはわたくしでしたわね。
わたくしを叩き伏せた、あの強いレースを終えた彼女の眼に映った絶望。ブルボン、貴方が危惧していた光景がそこにはありました。
『余計なことするなッ!!』『マジで使えねぇ』『誰もお前を見に来てねぇんだよ』
ありとあらゆる罵倒がライスさんに襲い掛かった。
わたくしに完勝し、今度こそと期待を込めて顔を上げた彼女の顔には、この世で最も汚らわしい泥が降り注いでしまった。愚かなわたくしの所為で……
最悪を思い出し、爪が食い込むほどに震える拳を握る。
彼等は何一つわかっていない。その悪意がライスさんを、わたくしの誇りを粉々にした事を。
三連覇など、彼女とわたくしの勝負の副賞にしか過ぎない。その程度のもの、わたくしは気にしてなどいません。
誰よりも小さな彼女が、誰よりも強い証明をした瞬間、その強さは砂上の楼閣のように崩れ去ってしまった。
ならば、その強さを取り戻させ、鬼を退治するのはわたくしの役目なのでしょう。
一度は死んだ彼女の中の鬼を、今一度蘇らせてみせる。
捻じ伏せると誓った、わたくしのちっぽけなこの誇りに掛けて……
「もう二度と、あなたの背中をわたくしの眼に映らせませんわ」
「なるほど、それでレースが、ファンが怖くなったと」
取材と言う名目で話を伺うナリタブライアンは、あまりに理不尽で不条理な過去に目を伏せる。
会長からの指示で、ライスシャワーの取材をすることになったブライアンは、なぜ会長が自分にこの仕事を任せたのかを痛感する。
「はい。美月さんには感謝しています。けれど、こう思ってしまったんです。私が走る事で、勝ってしまう事で、喜んでくれる人なんていないと……自暴自棄のような状態でした」
目の前に座る、儚げな少女……ライスシャワーの壮絶で残酷に過ぎる悲運、過酷をこの目と耳に焼き付けさせる為、か。
終わったウマ娘だと揶揄され、嘲笑された三冠ウマ娘と、刺客だとファンに唾を吐きかけられたウマ娘。この出逢いが、再び三冠ウマ娘の魂に小さくとも、強い燈火が宿る事となり、二人の絆の始まりになるとは、当人たちもまだ知る由もなかった。
今回は春の天皇賞までのお話なので、だいぶ短めですがご容赦を。
ではここで語るのはそうですね、まずはミホノブルボンという馬はどんな馬だったか語りましょう。
ミホノブルボンは実のところ、血統的に長い距離は走れないのでは?と言われていた馬で、2400mのダービーも長いのではと危惧されていました。
ですが、鬼調教師で有名な方の壮絶な調教に耐え、サイボーグという二つ名を頂くほどの筋肉を身につけました。これは、実際のミホノブルボンをご覧頂ければ一目瞭然なのですが、他の馬とは比較にならない筋肉なのです。まさに競馬界のシュ〇ちゃん。
そんな彼は、鬼調教によりどんな距離でもやってやんよぉ!状態となりました。本当に化け物ですよ彼は。淀の鬼ことライスがいなければ、最強馬は間違いなく彼だったはずです。なかなかいないですよ、距離を調教でこれだけ伸ばせる馬なんて。ゴールドシップ、セイウンスカイと戦わせてみたい一頭です。君のこともぼかぁ、大好きじゃああああ!星飛雄馬のような泥臭い根性の馬でした。
次にメジロマックイーンですが、彼はスピードタイプではなく、スタミナとパワーが桁外れな馬でした。
そもそも、メジロ牧場の社長の「ティターンの子で天皇賞を勝て」という遺言から生れたメジロの結晶のような馬なのですが、これがまた馬体が大きくて中々絞る事も出来ずにデビューが遅れるといったこともありました。
そんな彼はやや遅咲きの四歳終盤から本格化し、武豊が凱旋門賞に連れて行きたかった馬と言わしめる程の実力馬。
そのスタミナとパワーを生かした先行策は見事という他ないレースを見せ、見ている者に安心感さえ与えるという、とんでもない馬。ターフの名優という二つ名も納得です。最強のステイヤーは?という質問に、まず間違いなく彼の名前が挙がることでしょう。テイオーも、乗りに乗ってる彼には勝てず、2500m以上では手を焼いたことでしょう。
ライスがメインの話ですので、簡単にこの二頭の紹介をしましたが、よろしければ動画サイトなどで彼らの雄姿をご覧頂ければ幸いです。ライスの相手がどれだけ化け物だったかよくわかると思いますので。
では、また次回お会いしましょう。