全力で死亡フラグを回避しようとしたら、事態は加速していく   作:クリス&シェリー全力投球

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※コナンオリ主ハーレムものです。原作&CP&キャラ崩壊してますのでご理解くださいm(__)m


9話

<香坂夏美side>

 

 私は今、先生、萩原さん、降谷さんの三人と四国まで来て電車に乗り愛媛に向かっています。先生が疲れたから京都と四国に旅行したいと言いだしやってきました。

 私と萩原さんは怜子さん達に、先生について行くように頼まれて、降谷さんは何かあった時の為の護衛が必要だろうということで一緒に来ました。

 美和子さん達から私が行くと少しは落ち着くだろうからよろしくと言われたんですけど一体どういうことなのでしょうか? 

 美和子さん達からお願いしても先生は無茶しないと思うのですが、どうやらそうじゃないみたいです。

 怜子さん達に頼まれたことと先生のお手伝いを頑張ろうと思っていたんですけど、京都では全然ダメでした。先生のかるたのお師匠様を探す時も全然役にたちませんでした。

 三人ともすぐに様々な情報を集め出していました。先生の伝手で警察のお偉いさん?を通して刑事さんから話聞いていると時も私は黙ってるだけでしたし、皐月さんを元気づけるのも先生がマジックショーをして皐月さんを笑わせていました。

折り紙を折って元気づけようとしたけどダメでした。先生のマジックは本当に感動しました。

 ハトソンくんという相棒がいるのもその時初めて知りましたけど、すぐに仲良くなることができました。彼が何を言いたいのかニュアンスで分かることができました。

 お菓子作りやマジックで人を笑顔にして、困っている人を助け出すヒーローでみんなから愛されるというのが先生のイメージです。どうしてそんなイメージが定着したのかには理由があります。

 私はお金持ちの家庭に生まれました。その影響で小さい時から過保護に育てられました。祖母の影響でお菓子作りが好きでパティシエになりたいというのが小さい時からの夢でした。

 高校を卒業し、パリに行くための準備をしていた時にあるビルの前でお菓子の販売スペースがあり、そこの試食コーナーには人がすごく集まっていました。

 私は執事に無理を言って向かったんです。そこには大人も子供もいたんですけど、みんな美味しいと言いながら笑顔でした。私も食べてみたいなと思っていると

 

「君も食べてみるかい?」

 

「これはコアラ?」

 

「俺が君を一目見たイメージがコアラだったから。気を悪くしたらごめんなさい」

 

「ふふふ。イメージがコアラみたいって初めて言われました。いただきます・・・・!」

 

 そんなやり取りを店の人としてコアラのクッキーを頂いて食べた時は今でも忘れられない。そのお菓子はとても暖かく私は感動して涙を流してしまった。

 私の作りたかったお菓子はこれだと思い、その店の人に弟子入りを頼みこみました。それが先生との出会いでした。

 パリに行くのも辞めて、先生の所で腕を磨き、今では会社のお菓子を作って出しているんですけど先生の足元にも及びません。先生に弟子入りして先生の凄い所をたくさん見てきて、先生がそんな人なんだと思うようになりました。

 先生と出会った日以来、コアラ関係のグッズを買うようになったの秘密です♪

 なぜそんな話をしたかというと、私の家の関係で、京都から帰る途中に誘拐されそうになりました。殺されるんだと思い凄く怖かったですけど、先生がすぐに助けだしてくれて安心させてくれました。

 その時に心が凄く暖かくなったんですけど何なのでしょうか?

 先生は私を助け出す時に怪我をしてしまい、すぐに病院に連れて行きました。軽い掠り傷で済んだから良かったです。

 この間の爆弾事件みたいなことにはもうなって欲しくありません。先生がこの世からいなくなるのではないかと凄く心配しました。

 怜子さん達も堪えたみたいでより過保護になっています。今回の旅行もみんな付いてくる勢いでした。

 あんな無茶は二度として欲しくないと思っていたのに私のせいで無茶をさせてしまいました。

 今までの間に、これ以上迷惑をかける訳にはいかないと思い、先生達に私の血筋と家について説明しました。

 そのせいで誘拐されかけたと。このままここに居続けると、私を狙って同じことが起こると。

 

「へー! 夏美ちゃんってすごいお嬢様だったんだな。そのせいで俺達に迷惑がかかると?」

 

「はい・・・・。私のせいでこれ以上先生達に迷惑かける訳にはいかないです」

 

「夏美ちゃんの気持ちはどうなんだ? 家柄とか関係無しで」

 

「私は・・・・先生のもとで・・・・働いていきたいです。色んなことをもっと教えて欲しいです!」

 

「ならそれで良いんじゃない? 夏美ちゃん抱え込みすぎるからなー。俺とか、俺に言いにくかったら、司さんやリサさん、萩原さんや怜子さんにでも遠慮なく我儘言って良いんだよ? 

 あとはクリスか幼馴染連中か? みんな無下にしないし、そんなことで誰が離れてやるか!ってばかりの人ばかりだしさ」

 

「私の無理を聞いてくれた先生にも迷惑かけても良いんですか・・・・?」

 

「弟子になりたいって言われたこと? あれは流石に驚いたけどね。あの時から我儘言わないからずっと心配だったんだよね。

 いやぁ、先生としては弟子の我儘って聞きたくなるもんなんだよ。だから心配しなくても大丈夫。夏美ちゃんに危険が及びそうなら、絶対に守る。だから、約束だ」

 

 先生はそう言い小指を出してきた。私は涙を溢れさせながら先生の小指に小指を絡めた

 

「「嘘ついたら針千本のーます、指きった!」」

 

「よし、夏美ちゃんが我儘をまた言ってくれた記念でプレゼントだ。手貸して。じゃーん!お寺コアラくんキーホルダーです! 

 京都で見つけて夏美ちゃんにピッタリだって思って買ったんだよ」

 

 私の手の中にコアラのグッズがいつの間にかありました。それを見た瞬間、心の中の暖かい気持ちが一杯になり再び涙が溢れてきた。

 そう、彼は覚えていてくれたのだ。私と彼が出会うキッカケになったことについて覚えてくれていたのだ。

 こんなことされたら離れられなくなっちゃうじゃないですかぁ。

 

「ちょ!? ごめん、そんなに嫌だった!? 嫌だったなら捨ててくれても構わないから!」

 

「ち、違います! すごく嬉しかったんです! 先生があの時のことを覚えていてくれて」

 

「よ、良かったー。嫌で泣かれたと思って凄く焦ったな。夏美ちゃんが弟子になった日は忘れるわけがないな」

 

「そうですか。私も一生忘れません♪」

 

「さーだーみーつぅぅぅぅぅ! お前は歩くホストか!? どうしてそう爆弾を作っていくんだ!? お前のせいで萩原が外見ながら黄昏てるじゃないか! どうにかしろ、このバカ!」

 

「ははは。この四国旅行が俺の最後か・・・・・」

 

「うおっ! 急に掴みかかってくるなよ。ビックリするだろ!? 萩原さんどうしたんだ?」

 

「どうしたじゃねぇぇぇぇぇよぉぉぉぉ! お前のせいで俺の命が危ないんだよぉぉぉぉぉ!」

 

「うわぁぁぁぁぁ! 二人ともどうしてそんなに怒ってるんでしょうか!?」

 

「ふふふ」

 

 先生はたくさんの人に好かれてますね。私が見てる範囲で無茶しそうなら絶対に止めよう。この人がいなくならないようみんなも頑張っているし、私も先生を助けれるような人になりたいですね。

 

 私はそう決心し、三人のやり取りを笑いながら見守り愛媛へと向かった。

 

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「先生!? 大丈夫ですか!?」

 

「うおぉ、寒い! 流石にこの時期に濡れると寒いな。毛布、暖房マジ暖かい」

 

「暖かいじゃないですよ!? どうしてあんな無茶するんですか!? 一歩間違えれば死んでたんですよ!」

 

「いやあ、あのぐらいじゃあ流石に死なないよ。だって、俺だぜ? 爆弾とか無いし、伸縮性ロープ持ってたから余裕余裕」

 

「そういうことじゃないです! 先生があの子を追って崖から飛び込んだ時は顔真っ青になったんですよ? 助け呼ぼうにも降谷さんと萩原さんは、旅館に荷物運びに行っていて離れた所にいましたし。ひっぐ」

 

「ああ、ごめんて! だから泣くのだけは勘弁してください」

 

「知りません! ぐすっ。降谷さんや萩原さんも凄く怒っててすぐにこちらに向かうって言ってました」

 

「マジかよ・・・・」

 

 私達がいるの病院で私は今泣きながら怒っている。この人は私の言うことを聞かず無茶をした。

 降谷さん達が旅館に荷物を届けている間に、私と先生は散歩していたのだが、偶然崖から飛び降りる女の子を発見し先生がその子を助ける為に崖から海へ飛び込んだのだ。私は生きた心地がしなかった。

 さいわい、先生はその女の子をすぐ救出し、近くの病院へと運んだのだ。そして病院の先生から怒られた後、私からも怒られているという訳だ。

 助け出した子は怪我もなく、気を失っているだけなので良かったが先生が無茶して良いという訳にはならない。

 

「ひっぐ、ホントに心配したんですからぁ」

 

「すみませんでした」

 

 そんなやり取りを続けていると彼女が目を覚ました。

 

「ううっ、ここは?」

 

「夏美ちゃん、悪いんだけど先生呼んでもらえる?」

 

「ひっぐ、は、はい!」

 

 私はすぐに病院の先生を呼びに行き彼女の状態を確かめてもらった。

 安定しているし、一日ゆっくりすれば大丈夫とのことで、私達は先生にお礼をいい彼女に話を聞こうとしていたら降谷さん達が到着した。

 

「すみません、お嬢さん。このバカへの説教が終わったらお話を聞かせてくださいね。おい・・・・」

 

「は、はい」

 

「あのー、零さん? 頭掴まれると痛い痛い痛い! 割れる割れる割れる! アイアンクローはやめてぇぇぇぇ!」

 

「大丈夫だったか、香坂さん?」

 

「ひっぐ、ぐすっ。先生が飛び込んで死ぬかと思いましたぁ」

 

 私は先ほどのことを再び思い出し涙が出た。

 

「あー、よしよし。香坂さんの目の前では無茶するの初めてだもんなー。ホントあのバカは・・・・」

 

「す、すみません。私が飛び込んだせいでご迷惑をおかけして」

 

「いや、お嬢ちゃんが謝ることじゃないよ。おっと、自己紹介がまだだったな。萩原研二だ」

 

「ありがとうございます、萩原さん。だいぶ落ち着きました。私は香坂夏美です」

 

「水口香奈です。私は確か海に飛び込んだはずだったんですけど・・・」

 

「それは先生が貴女を追って飛び込んで助けだしたんです」

 

「先生・・・?」

 

「ああ、あそこでアイアンクローくらってるバカだな。お? どうやら終わったみたいだな」

 

「・・・大丈夫なんですか?」

 

「ええ、あれぐらいでも聞かないほどのバカですから大丈夫ですよ。すみません、紹介が遅れました。降谷零と言います」

 

「水口香奈です。よろしくお願いします」

 

 先生の様子を確認してみるとすぐに起き上がった。あれだけやられてすぐに起きられるんですかね?

 

「だあっ! 痛いな、もう! 幼馴染に対して優しくしてくれても良いんじゃないですかね!? 水口香奈ちゃんね。俺は白銀偵光だ! よろしくな」

 

 先生が私の隣に来て自己紹介して水口さんの話を聞き始めた。

 

「は、はい」

 

「俺が言うのもなんだけど、香奈ちゃんはどうしてあんなことしたんだい?」

 

「それは・・・・死のうと思ったからです」

 

「・・・・そっか。どうして死のうと思ったか聞いてもだいじょうぶかい?」

 

「・・・・・・・聞いてもらっても信じてもらえないので」

 

「そっかぁ。俺もその気持ちよく分かるよ、香奈ちゃん。聞いてくれるかい? 俺ってよくトラブルに巻き込まれるんだけどさ、自分から首突っ込んでるって思われてるんだよ、周りの人らに。俺の方にトラブルが這いよってくるんだ!って言っても全然信じてもらえないんだよ。酷いと思わない?」

 

「どの口が言うんですか!? この間の爆弾事件や、今回の旅行中に起こったことも先生は自分で突っ込んでいってました!」

 

「香坂さんの言う通りだ。だいたいお前は昔から・・・・」

 

「香坂さんの言う通りだな。白銀はいっつもトラブルに首突っ込んでいってるな」

 

「ほらな? こうやって話しても誰にも信じてもらえないんだよ。香奈ちゃんと一緒だな」

 

「なんですか、それ・・・」

 

「じゃあ、次だな。俺のカバンは・・・あったあった。この帽子の中見てもらえる?」

 

「・・・・?」

 

「手も入れてみて」

 

「・・・何もないです」

 

「そう、何もないね。これを俺の頭にかぶせて、スリー、ツー、ワン! ほら」

 

「クル、クル、クルッポー!」

 

「うわぁ! 鳩ですか? ど、どうやったんですか?」

 

「秘密だ。此奴は俺の相棒のハトソンくんです」

 

「クルッポ! クルー、クルー、クルッ!」

 

「僕はハトソンだよ。人間に話せないんなら僕が聞くよ!って言ってます」

 

「ふふ、暖かいね。ハトソンくん。言葉が分かるんですか・・・?」

 

「付き合い長いからねー。ちなみにここにいる夏美ちゃんもハトソンくんの言葉が分かるみたいで仲良いんだよ」

 

「はい、ハトソンくんとは友達です♪」

 

「凄いですね・・・・」

 

「お次はこれだ! じゃーん!」

 

「・・・これは、うさぎのクッキー・・・?」

 

「そう! 俺が作ったんだ。良かったら食べてみて。うさぎなのは俺が見た香奈ちゃんのイメージがそうだったからなんだけど、嫌だったら他の動物もあるから変えるよ?」

 

「うさぎ・・・・。いえ、大丈夫です。仲間がいなくて寂しくて死んじゃう・・・今の私のイメージにピッタリです。あむっ・・・ひっぐ・・・えぐっ・・・凄く・・・暖かくて・・・美味しいです」

 

「そっか」

 

「ぐすっ、ひっぐ、すみません・・・私の話を聞いて・・・ひっぐ・・・もらえますか・・・?」

 

「もちろん♪ ゆっくり話してごらん」

-

 彼女が死のうとした経緯を話してくれた。水口さんが勤めている屋敷のお嬢様が発見した地点で死んでいたそうで、中学生の探偵が警察に助言して他殺の線で捜査し、証拠が無いのにお嬢さんと一緒にいた水口さんが犯人として疑われ警察からキツイ尋問を受けて誰にも信じてもらえず精神的にきつくなり死のうとしたそうだ。

 そんなのひどすぎます・・・・・・

 先生、降谷さん、萩原さんは彼女の話を聞いていくうちに表情が険しくなっていった。

 

「・・・すみません・・・白銀さんには・・・死のうとした私のせいで・・・迷惑をかけて・・・しまって・・・。遠くに・・・いる・・・友達・・・にもこんな・・・こと相談・・・できなくて、えっぐ」

 

 先生は凄く優しい顔を水口さんに向けて泣いている彼女を抱きしめ綺麗な黒髪の上から頭を撫でていた。

 

「もう大丈夫。一人で辛かったな・・・よくがんばった」

 

「・・・ひっぐ! う、うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁん!」

 

 

 先生は彼女が泣き止むまでずっとそうしていました。

 やっぱり、すごいなぁ、先生は。死のうとした人でも救ってしまうんですね。

 

「落ち着いた?」

 

「は、はい」

 

 水口さんは恥ずかしいのか顔を紅くして先生から離れました。そしてお互いの顔を見ながら笑い合っていました。

 何故かムカッとしたので、先生をつねってしまいました。

 

「痛っ! 夏美ちゃん、どうしたの!? 機嫌悪くない?」

 

「ふん、知りません! 先生はもっと女心を勉強するべきです!」

 

「え、何でそんな怒ってるの?」

 

「なぁ、降谷。夏美ちゃんのあれって・・・」

 

「それ以上言うな。お前の首を絞めるだけだぞ」

 

「忘れてた・・・。帰りたくねえ」

 

 先生が困った顔をしながら聞いてきますが、私だってよく分かっていません。何故かは分からないけど、先生が水口さんと仲良くしているのに腹がたったんです。

 どうしてなんでしょう? 帰ったら暖かくなる気持ちとこの感情について怜子さん達に相談してみましょう

 

「ふふっ。皆さん仲が良いんですね」

 

「ようやく笑ったな。さてと、香奈ちゃん。君はこれからどうしたい?」

 

「私は・・・頼れる所がないので・・・」

 

「さっきお嬢様の世話していたって言っていたよね? どんなことをしていたか教えてもらえるかい?」

 

「は、はい。食事の世話、掃除、スケジュール管理とか、パーティーのセッティングやお嬢様に変わりお客様との交渉などもしてました。料理はたいていの物を作れます」

 

「お菓子作りとかは?」

 

「小さい時からしてましたので問題なく作れると思います」

 

「うんうん、いいね。香奈ちゃんさえ良かったらなんだけどウチの会社で働いてみる? 仕事内容は俺の秘書と出そうと思っている夏美ちゃんの店のサポート。給料もちゃんと出すし、住むところに関しては会社の寮もあるから大丈夫だよ。

 セキュリティとかもしっかりさせてるから女性の一人暮らしでも安心して暮らせるようにしてるし。ただ、四国から東京の米花町に来てもらうようになるけど」

 

 今私の店の手伝いって聞こえたような気がしたんですけど・・・・え?

 

「せ、先生、今なんて!?」

 

「だから俺の秘書と・・・」

 

「違います! その後です!」

 

「出そうと思っている夏美ちゃんの店のサポートのこと?」

 

「そうです! 私の店ってどういうことですか!?」

 

「前々から決めてたんだけど、もう一人お菓子作りできる人材が増えたら夏美ちゃんに店だしてもらおうかと考えてたんだよ。

 会社のビルの前のスペースでの販売だと味気無いし、夏美ちゃんの夢だっただろ? まあ、まだまだ人材増やしていかないといけないんだけど、それまでの間は空いてる時間に俺と零が手伝うつもりだし」

 

 私のことをそこまで考えてくれていたことに感極まって先生に抱き着いた。

 

「先生! ありがとうございます! 私、凄く嬉しいです! 降谷さんもありがとうございます」

 

「いえいえ。俺も料理の腕をさらに磨けるし時間が空いてる時だけで申し訳ないけど手伝うよ」

 

「うわっぷ。そ、それでどうかな香奈ちゃん?」

 

「その良いんでしょうか? 私としては働かせていただきたいのですが・・・お嬢様の事件のことが・・・」

 

「そこは心配しなくて大丈夫。お嬢様の事件については俺らがよく調べて解決してくるから。まだ昼過ぎだし、今日中には解決してくるから。零は愛媛県警に話しに行ってもらえるか?

 萩原さんは俺と一緒に現場に行って捜査しよう、夏美ちゃんは香奈ちゃんと一緒にいてもらえるか?」

 

 先生から離れ元気よく返事した。

 

「はい、もちろんです! 先生達が動いてくれるから心配しなくても大丈夫よ、香奈ちゃん!」

 

「へいへい。警察の冤罪で困る人を放っておけないしな。とっとと調べて解決しようぜ、社長」

 

「俺も愛媛県警との話が終わり次第合流する。警察の失態で困っている人を助ける為に急いで終わらせるぞ」

 

「当然! それじゃあ、俺達三人は行ってくるわ」

 

「・・・ありがとうございます・・・ぐすっ」

 

「はい! お気をつけて!」

 

 私達は先生を見送り、色々なことを話して仲を深めながら先生達の帰りを待った。

 

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 お嬢様育ちの夏美ちゃんはまだ恋してると気づいておりません。香奈ちゃんはみんなの妹ポジションの予定です。
 次回で四国編は終わりです。

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