全力で死亡フラグを回避しようとしたら、事態は加速していく   作:クリス&シェリー全力投球

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※コナンオリ主ハーレムものです。原作&CP&キャラ崩壊してますのでご理解くださいm(__)m
 
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11話

<宮野明美side>

 

私は今妹の志保と、先日知り合った白銀さんから貰ったサマーライトの食事券を使う為に店に来て順番を待っていた。

 

「すごい人だね、志保」

 

「当たり前よ、お姉ちゃん。このお店のスイーツって美味しいことで有名だもの。値段も高い訳では無いし学生から幅広い年代の女性、美人店長さん目当てに男性客も多いみたいよ。

女性が多いのは、店員目当てみたいってのもあるみたいね。

 オープンしてすぐに、雑誌で店長と店員の男性がインタビュー受けて特集されてるのを見たわ。

 おそらく、その影響もあるんでしょうけど。それにしてもお姉ちゃんが車で轢いちゃった人がこの店の関係者なんて不思議な縁があるものね」

 

「そうなんだね。うん、子犬が飛びだしてきた後にその人が飛び出してきて子犬を庇ったんだ」

 

「なるほどね。普通なら飛び込まないわ。余程のバカかお人好しね」

 

「体が咄嗟に動いちゃったんだって。んー、話した感じと雰囲気は凄く優しそうな人だったよ?」

 

「そして、笑顔で見つめられて頭撫でられて恥ずかしかった?」

 

「・・・・う、うん」

 

 あの時のことを思い出すと恥ずかしくて顔が熱くなってしまう。

 あんなこといきなりされたらビックリしちゃうよ。今まで男の人にあんなことされたことないし。

 

「とんだプレイボーイね。お姉ちゃんに手を出してすぐに彼女さんが来たんでしょ?」

 

「手を出すって・・・・。彼女さんではなかったよ? 仕事の秘書してもらってる人なんだって。本人が遠い目をしながら彼女いないって言ってたし、間違い無いと思う」

 

「お姉ちゃん・・・いくら何でもその人信じすぎじゃない? 彼女いないって嘘ついてる可能性もあるのよ? ちょっと優しくされたから靡くってチョロすぎないかしら? 

 お姉ちゃんの場合、恋愛経験無いから仕方ないんでしょうけど」

 

「なっ!? 恋愛経験無いのは志保も一緒でしょ? 上から目線で言われる筋合いは無いわよ!」

 

「わ、私のことは良いのよ! いずれ見つけるつもりだし、今はお姉ちゃんのことでしょ?」

 

「むー。私のことも良いのよ。そのうち相手を見つけるつもりだし」

 

「はぁ、まあいいわ。お姉ちゃんに聞きたいんだけど信頼できるの? 私達の秘密を探る為に近づいてきた可能性もあるのよ?」

 

 私たちの秘密か・・・。あの人はそれを探る為に近づいたという可能性は低いと思う。あの人のお見舞いに行った時にたくさんの人が来て彼を凄く心配していたし良い人達ばかりで家族みたいな絆を感じることができた。

 何故か、女性が多かったけど・・・・・。それに小さい時に仲が良かった降谷くんも彼の見舞いに来ていたのだ。彼と幼馴染らしくとても仲が良いそうだ。どうしてなのか白銀さんは降谷くんのことを怖がっていたが。

 何より野良犬の子犬の為に体を張れるだろうか? おそらく、あの人は身内や仲間の為には無茶をしてでも守ろうとする優しい人な気がするな・・・

 

 

「お姉ちゃん?」

 

「あ、ああごめんなさい。白銀さんはそんなこと無いと思うよ。志保は会ったことないだろうから分からないけどね、私が小さい時に仲良かった男の子がいたんだけどその子と幼馴染らしくてね。人見知りだったお母さんがその男の子のこと仲が良くて凄く信頼してたの。

 そんな男の子が信頼しているんだから大丈夫だと思うの」

 

「お母さんが・・・・。それでも信用はまだしない方が良いわ。私も会って見極めてみるから・・・白銀? お姉ちゃんが会った人ってもしかしてこの人かしら?」

 

 志保が携帯を見せてきた。そこには綺麗な女性の店長と並んで白銀さんがインタビューを受けているサマーライトの記事が書いていた。

 店長さん凄く綺麗な人だなあ。隣に並んでいる白銀さんとお似合いな気がするわ。

 

「う、うん。この人だよ」

 

「そう。確かその白銀さんが今日店にいるから来たのよね?」

 

 あれ? なんか志保の雰囲気が変わった?

 

「そ、そうだよ」

 

「そう・・・・・・・・・・お姉ちゃん!」

 

「ひゃい!」

 

 志保が怖くて声が裏返っちゃった!

 

「ありがとう! 大好き! もう最高よ! この人が店に出てる時だけ限定パフェとクッキーが食べれるのよ! なんて運が良いのかしら♪」

 

「・・・・・・・・・へ?」

 

 志保の目がすんごくキラキラしているわ。甘いものに目がないものね。

 病院での一件で連絡先を交換して、白銀さんに確認し今日は店にいるからということでこの日にしたのだ。志保にも紹介したかったのもあるけれど、私が彼の働いている姿が見たかった気持ちの方が大きかった。

 

「パフェ楽しみだわ♪」

 

「ふふふ。志保に喜んでもらえそうで良かった」

 

「二名でお待ちの宮野様! あら? 先日はどうもありがとうございました、宮野さん。先生がご迷惑をおかけしてしまって」

 

 志保と話し込んでいるうちに順番が周ってきていたようだ。名前を呼んだ女性店員は私達に話しかけてきた。その女性は、この店の店長の香坂夏美さんという女性だった。

 白銀さんのお見舞いに来た時に顔を合わせたのだ。

 

「いえいえ、こちらこそ白銀さん達にはご迷惑をおかけしてしまいすみませんでした」

 

「ふふっ、気にしなくて大丈夫ですよ。先生は病院内にいる時が一番大人しくしてますから。そちらは?」

 

「初めまして。妹の宮野志保です」

 

「初めまして。ここの店長をしている香坂夏美です。かわいい妹さんですね♪ それではお席に案内しますね、明美さん、志保さん」

 

 志保の顔がすこし紅くなってる。かわいいわね♪

 私たちは夏美さんに案内され店の中に入っていった。

 

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 テーブル席に案内されメニューを見て少しすると夏美さんがオーダーを取りにきてくれた。

 

「ご注文は何になさいますか?」

 

「限定パフェとクッキーのコーヒーセットを一つ。お姉ちゃんは?」

 

「限定パフェとクッキーの紅茶セットでお願いします。白銀さんから店に来たさいはこれを出すように言われたんですけど」

 

「食事券ですね。ご注文を確認させていただきます。限定パフェ&クッキーのコーヒーと紅茶セットがお一つずつでよろしかったでしょうか」

 

「はい。夏美さん、ホールに出ていて大丈夫なんですか?」

 

「はい、キッチンの方を見てみてください」

 

 彼女にそう言われ厨房の方を見てみると、白銀さんがこちらを見ながら手を振っていた。

 これって手を振り返した方が良いのかな? でないと失礼になるだろうし、でも周りに人がいて恥ずかしいし・・・・

 私は顔が熱くなるのを感じながら手をふり返し頭を少し下げた。

 ううっ、恥ずかしい・・・・

 あ、降谷くんと長い黒髪の女性に怒られてる。

 

「お姉ちゃん、何やってるのよ」

 

「ふふっ。明美さんて可愛いですね♪ 見てもらったように先生と降谷さんが厨房に入ってくれてるので私がホールにでてるんです。先生の料理はすごく美味しいので楽しみにまっていてくださいね。失礼します」

 

「ううっ・・・・」

 

「お姉ちゃん、自分でやってダメージ受けて何がしたいのよ」

 

「だって、手を振り返さないと失礼になるかなと思って」

 

「はあ・・・あの手を振っていた男性が白銀さんね。それにしても病院内にいるのが一番大人しいってどういうことかしら?」

 

「降谷くんから聞いた話なんだけど、よくトラブルに巻きこまれるみたい。私との事故の怪我が治って退院したその次の日には、大阪から修学旅行で来ていた女子高生が犯罪に巻き込まれそうになったのを助けだしたそうよ。

 今度は女子高生かあのバカって頭抱えてたのよ。私の事故の時も頭抱えていたけどどうしてなのかな?」

 

「お姉ちゃん・・・・」

 

 志保がすごく可哀想なものを見る目で見てくるんだけど・・・

 

「どうしたの?」

 

「何でもないわ。そういう日常的にトラブルに巻き込まれるなら、彼女の病院にいる時が一番大人しいというのも頷けるわね。あの店長もおそらくお姉ちゃんと一緒で彼の被害者でしょうし」

 

「被害者? どういうこと?」

 

「お姉ちゃんは知らなくて良いわ。言ってしまったら自覚するようになるだろうし」

 

「教えてよー。中途半端に言われたらお姉ちゃん気になっちゃうじゃない」

 

「だーめ。秘密よ」

 

「えー、どうしてよ」

 

 そんなやり取りをしていると頼んだスイーツが運ばれてきた。運んできた人は、白銀さんで驚いてしまった。

 

「横から失礼します。お待たせしました、限定パフェとクッキーのコーヒーセットのお客様」

 

「はい」

 

「限定パフェとクッキーの紅茶セットになります。どうぞ、それと来てくれてありがとうございます宮野さん」

 

「は、はい。こちらこそ食事券までいただいてありがとうございます。妹も凄く喜んでいます」

 

「始めまして、白銀偵光です。よろしくお願いします」

 

「宮野志保よ。よろしく。私のことは志保で良いわ」

 

「志保! そんな態度は失礼でしょ?」

 

「ははは、気にしなくても大丈夫ですよ」

 

「すみません、白銀さん」

 

「別に良いじゃない。本人が良いって言ってるんだから。ちょっと聞きたいんだけど良い?」

 

「何かな?」

 

「私とお姉ちゃんのやつ、クッキーの動物が違うんだけど・・・」

 

「ああ、それは俺がお客さんを見た時のイメージで動物決めてるんだよ。宮野さんは誰かに助けを求めている感じ? 人恋しい感じがしたから犬で、志保ちゃんは周り、俺を含めて常に警戒している感じがしたから猫にしました。あくまで俺が感じただけなんだけどね」

 

「へえ、よく見てるのね」

 

「人の思考ってか感情? まあ、そういうの読むのは昔から得意なんだよ。だいたい外れた試しがないしね。

 俺の仲良しな人達からはなぜか鈍感って言われるけど」

 

「ふふ、貴方って面白いわね。次の質問よ。貴方は悪人、それとも善人?」

 

「うーん、どうだろう。少なくとも今は悪人かな? ここで仕事さぼってる訳だし」

 

「なによ、それ。次で最後の質問、もし貴方の知り合いが悪いことをしていたらどうする? そうね、例えば犯罪を隠れて犯していたりしたら」

 

「そうだなぁ。まず、その人のこと怒るかなあ。怒るっても犯罪したことについてじゃないよ? どうして犯罪を犯す前に俺に相談しなかったんだってね。それで話聞いて対処するかなぁ。

 一人で難しそうなら、仲良い奴に相談して協力してもらうよ。無駄にハイスペックな知り合いが多いし。あとは、ソイツと一緒に頭下げて迷惑をかけた人達に謝るかな」

 

「・・・!? 貴方がそこまでする必要は無いんじゃないの?」

 

「普通ならそうだろうな。でも俺ってバカだからさ。自分の目に入る人達は助けて笑顔にしてやりたいなぁって思ってるんだよ。それで俺がバカやってみんなの笑い声が絶えない生活って楽しそうでしょ?」

 

「そう、もし私が悪者で困っていたらどうするの?」

 

「もちろんさっき言ったことするよ? 志保ちゃんとはもう知り合いだし」

 

「・・・ふふ、そう・・・貴方ってお人よしの大馬鹿者ね・・・・」

 

 この人はホントにすごいなあ。志保のこともあっという間に笑顔にさせて。

 そっか・・・出会った時から気になっていたのがようやく分かっちゃった。この人なら私や志保を救ってくれる人だって思ったんだ。

 みず知らずの子犬の為に体を張って守ったこの人が・・・・

 私は震える声で彼に聞いた。もし拒絶されたらどうしよう・・・

 でも志保のことは助けてくれるって言ってくれたしその点は安心よね。私に何かあっても志保のことを託すことができるわ。

 

「あ、あの・・・わ、私が悪者だとしても助けてもらえますか?」

 

「もちろん。宮野さんも既に知り合いだし助けるよ。その変わり、俺が危ない時は逆に助けて欲しいかな」

 

 彼の返答を聞いて、私の目から涙が溢れてきた。この人はホントにもう。

 志保も優しい顔で私のことを見てくれている。

 

「ひっぐ・・・なんなんですかもう・・・」

 

「おい・・・。仕事さぼって何してる? どうして明美さんが泣いてるんだ?」

 

「痛っ! あの、降谷さん? 腕を握る力が強すぎないですか? 凄く痛いんですけど。俺はただ宮野さん達とお話していただけですよ? 虐めた訳じゃないですからね!?」

 

「またなのか・・・・お前という奴は。あそこ見てみろ」

 

「うわぁ、夏美ちゃんの頬っぺたが破裂しそうなくらい膨らんでるね。もしかして機嫌悪い?」

 

「お・ま・えのせいでな! お前がホールに料理運んで、女性泣かせて夏美さんがあの状態になるってのが店の名物になっているんだ!」

 

「だからお客さん達、静かに見守っていたのね! どうりで静かだと思った! ってかこの店の名物がそんなのだって初めて知ったよ!」

 

「い・い・か・ら厨房に早く戻るぞ! ちなみに水口さんが越水さんに連絡していたし、夏美さんは秋庭さんに連絡とっていたぞ」

 

「嘘でしょ!? それって死刑宣告だよね!? 仕事終わったら何されるか分かんないじゃん! あの状態の夏美ちゃんだってめちゃくちゃ怖いんだよ!?」

 

「お・ま・えの自業自得だ! 皆さん、うるさくしてしまい申し訳ございません。明美さん達もコイツが迷惑かけてしまいました。ごゆっくりと食事を楽しんでくださいね。ほら、戻るぞ」

 

「いやだぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」

 

 白銀さんは降谷くんにひきずられていった。私は涙を止めようと思っているのだがなかなか止まってくれない。

 

「ひっぐ・・・」

 

「最後に締まらないバカな人ね・・・・。彼をひきずっていったのが降谷さん?」

 

「・・・ぐすっ、うん」

 

「なるほどね。お姉ちゃん、パフェが溶け始めているわ。せっかくあの人が作ってくれたものなのだから食べましょう。あむっ! おいしい」

 

「うん・・・・あむっ・・・・美味しいね。クッキーも、パフェも」

 

「ええ。すごく美味しいわ。この店が人気がでるのもよく分かるわ。ネコのクッキーか・・・・お姉ちゃん、良かったね。助けてくれるって」

 

「うぐっ・・・うん」

 

「彼は信用できると思うわ、とんでもないお人よしでバカそうだけど。彼の良い所や悪い所をこれから知っていかないといけないね、お姉ちゃん」

 

「・・・うん!」

 

 私は妹と一緒に彼が作ってくれた料理を食べた。その間、私の目から溢れるものが止まることはなかった。

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

<偵光side>

 

 俺は今、クマの着ぐるみを着て夜の街を歩き、人がいない倉庫にきている。どうしてクマの着ぐるみなのかって? 博士と萩原さん、松田さんと一緒に、どんなことに巻き込まれてもケガせず犯人制圧して危ない人救助できるスーツみたいなの作ろうぜ!って作ったのがこのクマちゃんスーツだ。このスーツについて知っているのは、博士、萩原さん、松田さん、俺の四人だけだ。他の人には言ってない。だってバレた瞬間、間違いなく怒られそうだしね!

 

 このスーツの性能について紹介しよう。防弾、防刃、防水、防火加工はばっちりで、目の部分にはカメラ、赤外線探知、周囲10キロ以内の生体反応チェック、望遠機能がついており夜道でもしっかり見えるようになっている。手は丸型と指型に変形して、字を書いたり銃を撃ったり、爆弾を解体できるようになるそうだ。口は付いているのだが喋ることはできない。夢を壊すからね!

 リュックもセットであるんだが、その中には血糊入りゴム弾と普通のゴム弾が入っているモデルガンセット、爆弾解体小型キット、伸縮性ロープ、ロープ射出銃、伸縮型防弾盾、煙幕ボール、ボールペン、メモ帳が入っているのだが・・・・

 どうしてこうなった!? クマの皮を被った化け物スーツだよ!? 顔めちゃくちゃ可愛いのに! ってか昼間にこんなの着て歩いていると職務質問されてお縄だよ!? 楽しくなってきて悪ノリした俺も悪いけどさ! それに音が聞き取りにくいっていうの問題じゃないですかね? 今度改善しよう、そうしよう。

 まあ、そんな訳で人目につかない場所に来て性能テストしているわけだが、ん、倉庫の中に女性と男性らしき人の生態反応と、正面から二人組が来ている? こんな夜遅くに元気だなあ。顔合わしたら挨拶しておこう。

 

「おい、貴様はこんなとこで・・・・?」

 

「アニキ! どうしやしたかい? クマ?」

 

 どうやらその二人の人物が来たようだ。おや。全身黒ずくめの銀髪とサングラス野郎どこかで見たことあるぞ? あ、思い出した。ジンとウオッカさんですね。となると倉庫の中にいる人物を消しに来たってことですか。

 いやーまさか、クマちゃんスーツ着たのがフラグだったとは、はっはっは! ちくしょー! ホントこの世界俺を殺したいみたいですね!

 俺はすぐに煙幕ボールをリュックから取り出し、地面に投げつけた。

 

「・・・・・ちっ!?」

 

「うおっ!?」

 

 その隙に二人に近づき、ジンから気絶させるつもりで思いっきり蹴飛ばした。

 

「がはっ! 何もんだ、テメエ!」

 

 蹴飛ばした瞬間、銃声とキンという音が辺りに響いた。

 ちっ、浅いか。反射的に銃撃つとか容赦ないですね!

 

「アニキ!? がはっ!」

 

 ウオッカの奴も浅いか、ちいっ!

 

 即座に距離を取り、煙幕ボールを投げて倉庫の窓ガラスを割り中に飛び込んだ。

 うおお、このスーツ咄嗟の行動にすぐ反応できるからマジ便利だわ。銃弾効かないし。

 

「何だ!?」

 

「何なの!?」

 

 倉庫の中に居た人物達が銃をこちらに向けていた。

 

「え・・・クマ?」

 

「貴様何者だ!? 瑛海! 危ないから下がっていろ!」

 

 ちょっと何言ってるか聞こえないんですけど? そちらを確認してみると・・・・ははっ、水無怜奈さんじゃないっすか、ちーす。思い出した。これあれじゃね? キールって名前もらう時の件じゃねえ?

 ヤバい時にエンカウントしたなー。どうしよう? そろそろジンとウオッカも来るだろうし。

 うーん・・・・・・この作戦でいこう。メモ書いて、拳銃とマシンガン、煙幕ボールだしてっと。

 メモを書き終わり俺は男性に向けて発砲した。

 

「カハッ! え・・・み・・・」

 

 

「なっ!? いやっ、お父さん!?」

 

 

 よし死んでるように見えるな。自分達が作ったのだがやたらリアルすぎるだろ。まあ、リアリティ出す為に本物っぽく作ったからな。

 ゴム弾も拳銃の弾そっくりだし。弾当たった瞬間気失うから注意が必要なんだよなー。

 さてと、水無さんを左腕で拘束し、右手の銃をコメカミに突き付けた。

 

「きゃっ!?、貴方は何者なの!? 組織の命令で私達を消しにきたの! そんなふざけた着ぐるみ着て! 私達がどこに所属しているのかも分かっているの!?」

 

 水無さんがこちらに向かって何かを言っているが全然聞こえないんだが・・・・やっぱり、対策必要だな。とりあえず頷いておこう。

 

(こくっ)

 

「・・・!? そんな・・・・貴方以外に私達の情報は漏れているの?」

 

 だから何言ってるのか聞こえないんだよぉぉぉぉ! 

 連続で頷くのは話聞こえてないのがバレるだろうし、ええい、こうなったら適当だ!

 

(ふるふる)

 

「そう。貴方しか情報を掴んでいないのね。なら取引しない? 私を見逃してくれたら何でもしてあげる」

 

(ふるふる)

 

「あら、こう見えて私、スタイルには自信あるのだけど?」 

 

(ふるふる)

 

「そう。色仕掛けにもなびかないってことは女性? 貴女は組織に所属しているのよね?」

 

(こくっ)

 

「何が目的なの? 外に私の仲間がいたみたいなんだけどどうしたの? 戦ってきたの?」

 

(こくっ)

 

「そう。組織に何をしようとしているの? クーデター?)

 

(こくっ、こくっ)

 

「だそうよ、ジン」

 

 水無さんはドアの方を向きながら何か言った。

 あ、ようやく出てきた。さっきから隠れててどうしたのかなと思ってたよ。

 ちなみに拳銃だそうと動きかけているのバレバレだからね?

 

「ほー、その着ぐるみの中の面を拝ませてもらいたいもんだな」

 

 カチャ。

 パーン!

 

「何!?」

 

 

 あ、水無さん驚いてポカンとしている可愛いな。

 ついでにウオッカが隠れてる位置にも撃っておこう。

 

「てめえ・・・何者だ? 目的は、あの御方か?」

 

(こくっ)

 

「組織に入り込んだネズミだな?」

 

(こくっ)

 

「テメエは俺が殺す」

 

 流石にそろそろ怪しまれるかジェスチャーするか?

 銃持ってていたしいけどなんとかうごかせるな。

 

(くいくい)

 

「そうか・・・おもしれえ」

 

 そろそろあの人も起きそうだし、水無さんはアイツらに返そう。メモをポケットに入れたし気づいたらきてくれるはずだ。

 水無さん、痛いかもしれないけどごめんね!

 俺はジンの方向に水無さんを蹴飛ばした後、左手で煙幕ボールを投げた。

 

「きゃああぁぁ!」

 

「ちっ!」

 

「あ、アニキ!?」

 

 その間に、マシンガンとマガジン準備してジン達に向けて構えた。

 

「小賢しい・・・・何!?」

 

「嘘でしょ!?」

 

「何だぁ!?」

 

 煙が晴れて此方を見た瞬間、三人とも驚愕していた。

 やっぱり驚く? でも容赦はしませんぜ! アンタ達は早くここから立ち去ってもらうぜ!

 レッツパーティィィィィィィィィィィィ!

 

 三人の身体に当たらないよう注意しながらマシンガンを撃ちまくった。

 やべぇ、ちょうたのしー! この爽快感たまらんねー!

 

「ちっ! ずらかるぞ、二人とも! テメエの顔は覚えたからな!」

 

「ええ、分かったわ!」

 

「了解ですぜ、アニキ!」

 

 三人が外へと向かい始めたので俺は銃を撃ちながら後を追った。外に出ると、黒いポルシェに三人が乗り込み去っていった。

 よし、早くここから離れよう。組織の連中間違いなく戻ってくるはずだろうし。とりあえず、このスーツは改良がまだまだ必要だな。

 俺は道具を回収し、倒れていた男性を回収しメモに書いた倉庫へ男性を運んだ後、家へと帰っていった。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 




 ようやく志保ちゃん登場です。
 おっと、主人公くん(クマ)は黒の組織に狙われることが確定したようです。
 次回は水無さん視点、黒の組織の構成員メンバー視点の話になるかなと思います。
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