全力で死亡フラグを回避しようとしたら、事態は加速していく 作:クリス&シェリー全力投球
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<宮本由美side>
私は、事件の加害者を自殺させないようにする為に無茶をした偵光の手当をした後に事情聴取を受けた。それが終わって、私達は一緒に帰って私の家まで彼に送ってもらっている。辺りは夕陽に包まれもう夕方になっていた。
彼の怪我も大したこと無かったので安心したのだが、目の前で無茶されるのは堪えるわね。やっぱり好きな人には怪我をして欲しくない。此奴って昔からホント変わんないわよね。私達幼馴染連中がいつも困らされていたっけ・・・
幼馴染連中か・・・・今はもう諸伏君がいないのよね。彼は三年前に事故で亡くなった。死体は原型をとどめていなく酷いもので、人ってこんなあっさりと死ぬのかと思った。私達も当然堪えたが、偵光やクリスさん、降谷君は相当堪えたようだ。
降谷君もあの一件以降変わっていき、降谷零という名を捨て、安室透と偽名を名乗るようになった。初めは戸惑ったが、彼の意志を汲み、みんなは安室君と呼ぶようになった。クリスさんも何かを追っているような執念を感じるようになった。
偵光は、更に仕事をこなすようになり、今まで以上に無茶をするようになってきた。私から見れば死に急いでるようにしか見えない。
私や美和子は、偵光もいつの間にかいなくなってしまうのでは無いかと不安になっている。彼がいなくなってしまったら、私はどうなるのだろうか? 今日の加害者みたいに偵光の後を追って死にそうね。美和子や彼を好きな女性陣はそんな気がするわね。
美和子なんか特に酷いわね。彼が事件に巻き込まれた時はいつも泣いている。おそらく、三年前の爆弾事件がトラウマになってるんでしょうけど・・・・いや、私も言えた義理では無いわね。今日のアイツを見て泣きそうになったし似た者同士ね。
偵光はちゃんと分かってるのかしら? どれだけたくさんの人に大事にされてるのかを・・・アンタがいなくなったらみんなどうなるのか分からないのよ?
もし、偵光がこの世からいなくなったら・・・・
想像しただけで涙出てきたわ・・・・・ぐすっ。
「おーいって急に泣いてどうしたんだ!? どこか痛いのか!?」
「うるさいわねぇ! 女心察しなさいよ!」
「いくらなんでも無茶ぶりすぎませんかね!? もしかして・・・あの日か・・・?」
「うるさい、バカ! アンタそれセクハラよ! デリカシーっての覚えなさいよ!」
「すみません・・・・ってかもうすぐ由美の家に着くぞ」
本当にコイツは、女心が分からない奴ね・・・・・。普通女性に対してダイレクトに聞くかしら?
偵光に私の気持ち察しろって言っても不可能よね。だいたい女心が分かるなら、とっくに誰かとくっついてるだろうし。はあ、どうしてこんな奴好きになったんだろう?
いや、こんな奴だからこそ好きになっちゃったのよね。初めて会った時は、美和子が好きなの分かってたから応援するつもりだったのに。
私が誘拐されて、隣でのほほんとしてるバカが、一人で私のことを助けてくれたのよね。あの時は怖くて死ぬんだ!って思ってた所に、助けにくるんだもんなぁ。王子様にしか見えなかったわよ。その一件からはもうダメね。目で追うようになったし、
彼が女の子から告白されたり、美和子と仲良くしていると凄くムカついた。それで私は偵光に恋してるって自覚したんだ。その気持ちを自覚して、十五年以上たつんだけど、気持ちが冷めることはない。むしろ、逆に彼を思う気持ちが年々強くなっていっている。
こんな気持ちにさせたことに対して責任取りなさいよね!
「おーい? 悪かったからそんな怒るなって。聞いてるのか、由美?」
ん? って顔が近いわね!? こういう無自覚な所が勘違いさせるって分かってるのかしら? 分かってないわね、絶対・・・・。
ああ、もう! そんな急に顔を近づけてくるなんて反則よぉ。あ、まつげ長いなあ。顔も整っててかっこいいなぁ・・・・キスしても良いかな? キスして、既成事実作って責任取ってもらって結婚してもらおう、そうしよう!
子供は二人で、男の子、女の子一人ずつで偵光とはずっとラブラブでって・・・・・・
「いったい何考えてるのよ、わたしはぁぁぁぁ!?」
「うおっ! 急に頭抱えてしゃがみこんでどうしたんだ!?」
何がキスして既成事実作って結婚してもらおうよ! 今までそんな経験無いし、経験無い人ばかりで相談できる人なんていないわよ! それにアイツとはずっとラブラブで子供は二人欲しいですって!?
いや、まあ、偵光と結婚した時の生活は今までに考えたことあるけど・・・たくさんあるけど、これは無いでしょう!? 完全にキモい奴じゃないのわたしぃぃぃぃぃぃぃ!
「おーい! ホントに大丈夫か? 体調悪いなら言えよ」
「大丈夫だから! 気にしなくて全然大丈夫だから! ちょっとハイテンションになっただけだから!」
「お、おう・・・・・」
って偵光にひかれてるじゃないの! 私完全に変な人だわ! 急に妄想しだして、頭抱えてしゃがみこんだら変な人だわ! うん、好きな人にこんな姿見られるとか終わったわ・・・・
あ・・・頭撫でてくれてる。
「落ち着いたか?」
頭なでなでとか反則でしょうが。アンタのなでなでは女性をダメにするんだからね!? 気持ちよすぎなのよ! いったいどこでそんな技鍛えたのよ、ばかぁ。もう、無理・・・・
「う、うん・・・・」
「よし、なら大丈夫だなってこの手はなんだ?」
「ダメ。まだ撫でて」
「・・・はいはい」
私はそう我儘を言って、10分以上頭を撫でさせた。最高の時間だったわ!
「満足したか?」
「・・・むふぅ」
「満足していただけだようで何よりで」
「・・・・ありがと。私の為にここまで送ってくれたんでしょ?」
「まあな。トロピカルランド出た時から元気なかったのは分かってたからな。俺が無茶したのが原因なんだろう?」
「そうよ・・・アンタが無茶する度に、いつかころっといなくなっちゃうんじゃないのかって不安なのよ。美和子とかもね」
「いなくなるつもりとかねえよ。死ぬつもりもないしな」
「それでもこっちは不安なのよ・・・・」
「お前らが側にいる限りはいなくならねえよ、絶対にな。由美も含めてそうだが、他の人とも約束してるからな。約束破るつもりなんてねえよ。俺が堪えるのは、お前らにいなくなられるほうが困る。景光の時はきつかったな・・・・。
アイツに笑われない為に精一杯頑張って、俺が護れるものは護ろうって改めて決意したな」
「辛かったら逃げてもいいんじゃないの?」
「そうだな。でも逃げないな。身近で辛くて逃げだしたくても逃げれないって奴がいるからな。そいつを救うまでは絶対に逃げるつもりはねえよ」
「・・・・そっか。それってクリスさんのこと?」
「クリスや透のアホどもかな。あっ、それともう二人いたな。由美たちはおそらく会ったことない人達だ」
「ふーん。それって女の人?」
「どうしてそう思うんですかね!?」
「女ね。アンタが女ったらしホイホイだからよ」
「酷いあだ名じゃないですかね!?」
「自覚無しとか、たちが悪いわね」
「なんかすみません・・・」
「まあ、良いわ。その人たちを助けるまでの間は死なないってことでしょ? なら少しは安心できるわ。偵光?」
「ああ、どうし・・・!?」
私はいじけていた偵光の横顔に顔を近づけた。あらあら顔が真っ赤じゃない。私も真っ赤だろうけど。
女性として意識されるってことが分かっただけでも収穫ね。
「ふふっ、隙だらけだったからしちゃった♪ 今日と今度デートしてくれるお礼よ。また、トロピカルランドに戻るつもりなんでしょ? 携帯さっきからずっと鳴ってるわよ? 約束しなさい、偵光。アンタが私の知らない所で、何をしているかは分かんないけど死なずに戻るって。
怪我もなるべくして欲しくはないんだけど・・・・難しそうだしね。私のお願いはそれだけよ。もうここまでで大丈夫。家はすぐ近くだから。私との約束破ったら、許さないから! 今日は事件とか色々あったけど凄く楽しかったわ。それじゃあ、またね!」
「あっ、おい! ・・・・ったく」
私は頬にキスしたことが恥ずかしくなり、偵光に言いたいことだけ言い、急いで家に帰った。次回のデートの約束を楽しみにするのと、偵光の無事を願いながら・・・・・・
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<山川光side>
黒の組織が拳銃の密輸取引を行うという情報を掴み、偵光に連絡した後に合流してトロピカルランド内の取引現場を探し周っていた。辺りは夜になりすでに暗くなっている。偵光は事件に乱入し目立ったため変装している。
「どうして、電話に出なかったんだ?」
「色々とありまして・・・・」
「また何かに巻き込まれたのか?」
「由美と遊んでいたトロピカルランド内で、事件に介入したあと手当受けて由美に説教されて、事情聴取受けて警察にも叱られました。その後、由美を家の近くまで送っていました」
「随分と濃い1日だったんだな・・・・お前にしては珍しくない方だが・・・それで宮本さんに心配されたんじゃないのか?」
「泣かせました・・・・」
「・・・・・・」
「やめて! そんな冷たい目で見ないで! 俺が悪いの分かってるから!」
「ちゃんと謝ったのか?」
「家の近くまで送る時にしっかり謝りましたよ」
「なるほどな。その途中でなんかあっただろ?」
「・・・・別に何もねえよ」
「そうか・・・・大事にしてやれよ。宮本さんも佐藤さんも良い子達だぞ?」
「そんなことは分かってるよ。アイツらは眩しすぎるほど良い人達だよ。俺達つるまない方が良いとは思うんだがそうはいかないよなぁ。ってか由美の奴、俺が裏で何かしてること薄々感づいてやがる。おそらく美和子もそうだな」
「俺からすれば、お前も悪に深入りするのは辞めて欲しいんだが。透もクリスさんもお前を巻き込まないように徹底しているしな。諸伏景光が死んでから特にな・・・・」
「由美や美和子もそうだぞ? 景光が亡くなってからは、俺の側から離れなくなってきてやがる。自分たちが見ていないと、俺もころっといなくなりそうなんだとよ」
「ふっ。お前の場合、いなくなるってのは考えられないな。クリスさんやあの子達がいる限り大丈夫だろう?」
「さっすが、山川さん! 俺のことよく分かってますね!」
「所長のことは昔から知ってるからな」
「そうですね。ん? この匂いは・・・・? ちっ!、こっちの方か!」
「あっ、おい!」
匂い? これは・・・・!? 組織や公安にいる時によく嗅ぎなれた匂いだ! 誰かが血を流してるのか!?
俺は急いで偵光の後を追っていった。
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偵光に追いつくと、警官に話を聞いていた。
「すみません! ここで何かあったんですか!?」
「君たちは?」
「良いから! 早く教えてください!」
「あ、ああ。頭から血を流していた6、7歳の少年がいたんだよ。服装もあきらかにサイズの合っていない黄色のシャツ、緑のジャンパーにジーンズ履いてたからね」
「・・・!? その子は大丈夫だったんですか!?」
「い、医務室に連れて行ったよ!」
「ありがとうございます! 捜査の邪魔してすみませんでした!」
偵光は慌てて医務室の方に向かっていたので警官に頭を下げてから、彼を追いかけた。すぐに追いつき、どうして焦っているのかを問いかけた
「おい、いったいどうしたんだ?」
「取引を目撃して、ジンかウォッカにおそらく襲われたんだろう。ったく、あの少年、忠告しておいたのに首つっこみやがって。服装が完全に一致してるじゃねえか」
「組織だと!? それなら消されてもおかしくないはずだ! なぜ生きている?」
「詳細を少年から聞いてみないかぎり分からないが、予想はつく。APTX・・・・」
「あの毒薬か!? まさか完成したのか?」
「いや完成はしてないはずだ。成分解析にも参加したことがあるから分かるが、毒物として使用するのは、本来の使用用途からかけ離れてるからな。野山さん達もそう言ってたから間違いないだろう。組織が毒薬として使用してるってとこだろう。本来の効果は別にある」
「本来の用途ってのは何なんだ?」
「あくまで予想になるが良いか? 犯罪者のボスが永久に君臨するためにはどうすれば良いと思う?」
「ずっと、ボスをやり続けるためには・・・・・まさか!?」
そんなことがあり得るのか!? もし、それを目的としてるなら大変なことになる! 薬が完成した瞬間、黒の組織は絶対的なものになってしまう! そんなおとぎ話みたいなことがあるのか!?
「だいたい想像が付いたみたいだな。薬で若返りまたは不老不死になれば、ずっとボスに君臨して犯罪を行うことができる訳だ。あくまで予想だけどな。それと、毒薬つくらせるなら、ぶっちゃけ野山さん達に頼む必要性が感じないんだよ」
「言われてみると確かにそうだな。もし、お前の予想通りで、少年に飲ませて生きているとしたら、若返ってる可能性があるのか!?」
「さすが山川さん。その通り。ちなみにさっき聞いた子供の服装は、俺が事件に介入した時に見た高校生探偵君と同じ服装だった。となると、若返った可能性が高い訳だ。それを確かめるのと、ジン達に発見される前に早くこちらで保護したいってのが一番だ。だから急ごう!」
「ああ!」
俺達は急いで医務室へと向かった。
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<偵光side>
俺と山川さんは医務室にきていた。そこには、ダボダボの服装をした小学生ぐらいの子供がいた。マジで縮んでるじゃないかよ・・・・。とうとう原作始まった訳ですね、はは。まあ、トロピカルランドのジェットコースター殺人事件でだいたい予想ついてたけどね!
原作主人公とのエンカウントは避けてたんじゃないのかって? とっくに諦めたよ、そんなことは! さて、どうするかね? 極力本編よりかけ離したくないから、阿笠博士に相談して毛利探偵事務所に預けるのが一番か? ウチで引き取るのも手だが、事件に遭遇する確率が上がってアイツらを危険な目に合わすのは極力さけたいしな。まあ、俺がいる時点で難しいんだろうけど・・・・
さてと、どうするかね? 知り合いの所に連れていくって形で進めるか。
「だから黒い服を着た奴らが取引をしているのを見たんだって! 信じてくれよ!」
「ぼうやいったい何を言ってるんだい? 夢でも見てたんだろう」
「だからホントのことだって言っているだろう!?」
「すみません、その子を引き取りたいのですが」
「「貴方たちはいったい?」」
「私達こういう者でして」
「白銀探偵事務所所員 天ケ瀬 和樹? 白銀探偵事務所ってあの有名な!?」
「!?」
「ええ、所長宛にその子の両親から、息子が夜遅くになっても帰っていないので探して欲しいと依頼がありまして。聞いた特徴も一致しています」
「そこで私達が探して情報を得たのがここだったもので、天ケ瀬と私がここに来たというわけです。身分証明が必要なら運転免許証持っているので提出いたしますが」
「いえ、大丈夫です。白銀さんの所でしたら信頼できるでしょう。ってことで大丈夫かな、僕?」
「・・・・う、うん」
そりゃあ警戒しますまわな。いきなり身体が縮んですぐに俺達が来るんだもんなー。うん、怪しすぎるね。俺なら絶対ついて行かないわ。
ってか俺のアドリブに合わせてくれて助かったわ、山川さん。俺の考えすぐに分かってくれるから、幼馴染って最高だよね!
「それじゃあ、行こうか。山川さんも行きましょう」
「ああ」
そう言い、3人でトロピカルランドを出ていくのだった。
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目的地に向かっている途中、ずっと黙っていた少年が話かけてきた。
「お兄さん達はどうして、俺を連れ出したんですか? 両親から頼まれたのって嘘ですよね?」
「へー。おもしろいことを言うね。どうしてそう思うんだい?」
「俺の両親は今日本にいないからだ! 所長が嘘までついて、アンタらをよこした目的は何なんだ!?」
「なるほどな。それでウチの所長が嘘を言ったと。おもしろい考え方をする子供だな。どう思うよ、天ケ瀬?」
「いや、俺に聞かれても・・・・それで坊やに聞きたいんだがどうしてそう思ったんだい?」
「話が出来すぎてるからだ。まさか、てめえらもあの黒づくめの奴らの仲間か!?」
そう考えちゃったかー。アイツらの仲間ね・・・・うん、絶対いやだわ。それにあんな奴らと仲間にされるのが腹立つ。クリス、明美ちゃん、志保ちゃんにあんな悲しい顔をさせて、零と景光まで巻き込みやがって。絶対許さないリストに入っている。
そんな奴らの仲間にされて腹立つな。だいたい忠告しておいたのに、のこのこ首突っ込んで、俺達が事件に巻き込まれる確率も上がって散々じゃねーか。ちょっと驚かしてやろう。水鉄砲はあったあった。よし、これで・・・・・・
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「へえ。だとしたらどうする? お前をちゃんと死んだかどうか他の仲間が確認しにきた可能性も考えなかったのか?」
カチッと音を鳴らして、少年の後頭部に水鉄砲をつきつけた。うわぁ、端から見れば変な奴にしか見えねえよ。山川さんも笑いかけてやがるし。少年は真っ青だろうけど。
「!? ここで俺を殺したら証拠が残るぞ?」
「証拠などいくらでももみ消せる。お前は踏み込んではいけない所に踏み込んだんだ。お前の周辺の人物達も後を追うように消されていくだろう」
「何だと!? 殺すのなら俺だけにしろ! 他の人には手を出すな!」
「いいや、もうダメだ。あの世で後悔するんだな・・・・バーン」
「冷たっ!? 何だ?」
「あっはははははははは! 見事に引っ掛かったな!」
「遊びすぎだ、バカ。うちの所長がすまないな、少年」
「いったい何なんだ!? 水鉄砲? え、所長?」
やばっ、めっちゃつぼった! 笑いすぎてお腹痛いわ!
「ったく、引き際を間違えると痛い目に合うとあれだけ忠告しておいただろう? なあ、高校生探偵工藤新一君?」
「貴方は!?」
俺は変装を辞めて素顔を出し、不敵に笑って少年の名前を呼んだ。
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ようやく由美さんと主人公の絡みが書けました。他のヒロイン達もどんどん絡ませていけるといいなぁ(;'∀')
次回はコナン視点も盛り込む予定です。
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