全力で死亡フラグを回避しようとしたら、事態は加速していく   作:クリス&シェリー全力投球

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※皆さんお久しぶりです。長い間更新を止めてしまい申し訳ありませんでしたm(__)m
 本日から更新を再開していきます!


37話

<毛利蘭side>

 

 私はお父さんとコナン君と一緒にアクアクリスタルへと来ていた。お父さんの友人の沢木公平さんがこの場所のオーナーの旭さんという人物に招待されたそうで、私達もついてきた。お父さんの関係者が狙われているのに黙って待ってるだけなんてできなかったので、無理を言ってついてきた。

 今ここには、お父さん、私、コナン君、目暮警部、白鳥刑事、佐藤刑事が来ている。どうやら佐藤刑事も目暮警部達と一緒に行動するみたい。流石にお兄ちゃんはいないか・・・来る訳無いよね。昨日,私が小さい頃にお父さんがお母さんを拳銃で撃ったことについて相談して助けてもらったお礼言いたかったのに・・・・

 

『うーん、あくまで俺の予想だが、小五郎さんは英理さんと蘭ちゃんのことを一番に考えてるはずだよ。

 小五郎さんが蘭ちゃん達を守る最善の方法が英理さんを撃つことだったんじゃないのかな? 人質を解放させる為には、犯人にとって人質が邪魔になるってことになれば、解放せざるを得ないでしょ? 小五郎さんはそれを分かってて最善の手を選んだんだと思うよ、きっと。

 もし俺も同じ状況になって、他に打つ手が無い状況だったらそうすると思うよ』

 

 お兄ちゃんにそう言われ、お母さんに確認してみると同じことを言われ、お父さんへの不信感を無くすことができた。お兄ちゃんに相談して良かったと思うし、感謝するばかりだ。

 そんなことがあったからこそ、直接お兄ちゃんに会いたくなったのかな・・・・・

 考え事をしていると他の招待客も続々と集まってきていた。モデルの小山内奈々さん、エッセイストの仁科稔さん、カメラマンの宍戸永明さん、ニュースキャスターのピーター・フォードさんという凄い顔ぶれだった。みんなで自己紹介を終えてアクアクリスタルに向かおうとしていたら宍戸さんが待ったをかけた。

 

「おい、ちょっと待ってくれないか? もう一組はどうした?」

 

「宍戸先生どうしたの?」

 

「今日ここに来る予定の招待客は、もう一組いると情報を掴んでたんだがどうしたんだ?」

 

「誰が来る予定なのよ?」

 

「ソプラノ界の姫、秋庭怜子だよ。会う機会もないから写真に収めたいと思ってな・・・・どうやらご到着したみたいだ」

 

 宍戸さんが話していると、一台の車が駐車場に来て停まった。その中から、二人の男性と一人の女性が降りてきた。私の良く知る人達で、その中の一人は私が会いたいと思っていた人物だった。

 会うことができてうれしくなり、その人物に駈け寄り、あいさつをした。

 

「お兄ちゃんも来たんだね! 怜子さんも安室さんもこんにちは!」

 

「蘭ちゃん? 君も来てたのか。こんにちは」

 

「あら? 蘭ちゃんじゃない。こんにちは」

 

「どうも、蘭さん」

 

「うわあ、怜子さんがめっちゃ優しい笑顔してるよ・・・」

 

「何か言ったかしら、偵光?」

 

「ごめんなさい・・・・ってこんなことしてる場合じゃないだろ。みんな待たせてるみたいだし・・・・!?」

 

「遅いわよ、偵光。何かあったの?」

 

「美和子ももう来てたんだな。ここに来るまでに事故してて渋滞に巻き込まれたんだよ。おかげでギリギリになっちまった」

 

「遅刻するかと思い諦めてましたよ」

 

「本当ね。それで旭さんに連絡したけど繋がらないし・・・・あのおっさん連絡した時ぐらい出なさいよ」

 

「それって、まさか!?」

 

「どうなってるかは行ってみてからだな。蘭ちゃんも出迎えありがとね。あの人達に自己紹介してとっととアクアクリスタルに向かうとしようぜ」

 

「そうですね」

 

「偵光の言うとおりね」

 

「・・・ええ、分かったわ」

 

「ちょっと待ってよ、お兄ちゃん!」

 

 私はお兄ちゃんについて行き、彼らが自己紹介するのを傍でみていた。

 あれ? お兄ちゃん・・・白鳥刑事のことを見て一瞬止まったよね?

 それに目暮警部とアイコンタクトしたような・・・・・うーん、気のせいだよね。

 

「それでは皆さん、これからモノレールに乗ってアクアクリスタルへと向かいましょう」

 

 目暮警部がそう言い、私は今日中にお兄ちゃんにいお礼を言おうと決め、アクアクリスタルへと向かうのだった。

 

 

ーーーーーーーー

 

 私たちは専用のモノレールに乗りアクアクリスタルへと向かった。その間、お兄ちゃん達は真剣に周囲を探っていたようだが、何か理由があるのかと思い聞いてみた。

 しかし、何でもないと言われ、他愛もない話をしている間に目的地に着いた。アクアクリスタル内に入ると、お父さんと警部さん達は建物内を調べ始めた。

 お父さんからは、お兄ちゃんの傍にいれば安全だから一緒にいろと言われ、お兄ちゃん達と共に行動している。

 

「蘭ちゃん、今日はやけにそのバカにベッタリね。何かあったのかしら?」

 

「そうですね。僕も気になります。何かしたんですか、偵光?」

 

「いや、何かした覚えは無いんだが・・・いったいどうしたの、蘭ちゃん?」

 

「ううん、何にもないよ♪ 気にしないで」

 

「蘭ちゃんがそういうなら良いけど・・・・・」

 

「ふーん・・・まあ、良いわ。それより、このワインセラーだけ鍵が閉まってるわね? 何か理由があるのかしら? 

 偵光! アンタなら開けれるんじゃないの?」

 

「このタイプのカギならすぐに開けれるよ。簡単なものだし。ただ、警察の許可取らないと不味いかなー」

 

「お兄ちゃんって鍵開けることもできるの!?」

 

「できるよ。ピッキング技術もガキの頃から習ったからね。透ほどじゃないけど、たいていのカギなら開けれるよ」

 

「凄いね、お兄ちゃん! 安室さんも!」

 

「俺を引き合いに出すな。お前のピッキング技術も相当なものだろうが。旭さんに連絡が付かず、緊急時だから開けて調べたという説明をすれば佐藤さん達も納得してくれるだろうと思うが」

 

「白銀さんと安室さんって色んなことできて凄いよね・・・・探偵で使わないような技術も修得してるし」

 

「私が聞いてなんだけど、偵光ってホント何でもできるのよね・・・・」

 

「そんな呆れた目で見ないでもらえると助かるんですけど、怜子さんにコナン。蘭ちゃんみたいに目をキラキラさせながら見られるのも恥ずかしいんだけど・・・・」

 

「もしかして、ダメだった・・・・?」

 

「いや、ダメって訳ではないけど。あれ、山川さんから電話? ごめん、ちょっと電話してきます。

 あとついでに美和子にこの部屋調べても良いか許可取ってくるわ」

 

 お兄ちゃんはそう言うと、私達の元から離れていった。。

 

「あ、お兄ちゃん!? 行っちゃった・・・・」

 

「山川さんから電話がかかってきたってことはおそらく急用でしょうね。事件のことで何か掴んだ可能性が高そうです」

 

「お兄ちゃんって事件が絡むとすごい行動力になりますよね・・・・・事件の方が大事なのかな?」

 

「それは違うわよ、蘭ちゃん。アイツが率先して動いてるのは私達に危害が及ばないようにする為よ、おそらくね。

 そうなんでしょう?」

 

「そうですね。アイツとは長い付き合いでよく知っています。事件より身近な者の安全を何よりも大事にして、自分の事を後回しにするバカな奴ですよ。

 何度注意してもあの性格だけは治りませんでしたね」

 

「そうなんですね。そう言えば安室さんとお兄ちゃんって幼馴染なんですよね?」

 

「ええ、そうですよ。小学生の時からの付き合いになります」

 

「ふーん。子供の頃のアイツってどんな感じだったの?」

 

「私も気になります!」

 

「一言で表すなら破天荒な子供でしたね。トラブルや話題の中心にはいつもあいつがいましたよ。母校では伝説になっていますね。

 今のアイツをそのまま子供にした感じですね。トラブルメーカーな所は、昔から全く変わってないです」

 

「凄く分かりやすい例えね。少しは大人しくなったらどうなのよ・・・・。蘭ちゃんはあんな大人になったら駄目よ」

 

「同感ですね。僕も蘭さんにあのバカを見本にして欲しくはないですね。毛利さん達の心臓がもたなくなりそうです」

 

「二人とも酷い言いようですね。お兄ちゃんが聞いちゃったら泣いちゃうんじゃないですか?」

 

「偵光には良い薬になるわよ。甘やかしたら碌なことにならないんだから。そうでしょ、安室さん?」

 

「秋庭さんの言うとおりですね・・・っと、ここで立ち話して待つのもなんですし、ラウンジに戻り偵光が戻ってくるのを待ちましょう」

 

「そうね。立ってばかりだから座ってゆっくりしたいわ。行きましょう蘭ちゃん、コナン君」

 

「はーい!」

 

「そうですね。ラウンジでも話の続き聞かせてくださいね、安室さん」

 

「ええ、もちろん」

 

 

 私達はラウンジに戻り、お兄ちゃんが戻って来るのを話ながら待つのだった・・・・。

 

 

 <毛利蘭side out>

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 <白銀偵光side>

 

 

 俺は蘭ちゃん達と別れ、周囲に誰もいないことを確認し山川さんに電話をかけなおした。

 

「もしもし、山川さん? さっきは電話でれなくてごめんね。それで何か調査で進展でもあった?」

 

「ああ。まず一つ目なんだが、旭さんの足取りが昨夜から分からないそうだ。昨日の夕方までは知り合いと会食していたらしくそれ以降の行方が分からないそうだ。

 それで、お前達の所に来ているか確認したかったんだが・・・」

 

「そっか。残念ながら来てないよ。電話しても繋がらないし、最悪なパターンだな。すでに殺されてる可能性が高いな」

 

「そうだな。俺達もそう睨んでる。おそらくアクアクリスタル内に死体があるだろうな。怪しい箇所は無かったか?」

 

「一か所だけカギがかかってる箇所があったから、そこを調べようとしたら山川さんから連絡があったって訳だ。後で調べてみるよ。間違いなく旭さんの死体があるだろうけど。

 犯人の方は、クリスと美和子がマークしてるからそうそう次の犯行は起こせないはずだ」

 

「その人選が今の所ベストだろうな。お前に関しては犯人にマークされてるだろうし、安室と一緒に秋庭さんや蘭ちゃん達を護る方に専念するんだろ?」

 

「もちろん。それで、他にも要件あるんでしょ? 教えてもらえる?」

 

「ああ。沢木さんについてだが、裏のルートからどうやらプラスチック爆弾を数個ほど入手しているみたいだ。萩原達が裏取ったから間違いない情報だ」

 

「ははは、そいつはホントに笑えねえな。また爆弾かよ。俺って爆弾に好かれすぎじゃないか? しかもこの場所で爆発したら、建物の設計上、すぐに沈むようになるだろうなー。手抜き設計すぎるだろ、アクアクリスタル。

 山川さん、悪いんだけど最悪を想定して、アクアクリスタルが沈んでも巻き込まれない位置まで、ボート借りて来てもらえる?」

 

 

「そういうだろうと思って、作った救命具とかも準備して既に動いている。越水さん達が、助けに行くって大慌てしてたけどな。

 お前がまた爆弾に巻き込まれるかもしれないと心配なんだろう。暴走しないようにしっかり手綱握ってるから心配はしなくて大丈夫だ」

 

「ごめんね、山川さん。それとありがとう。萩原さん達にもよろしく言っておいて。透達にもこのこと話して、こっちはこっちで動くようにするから」

 

「ああ。俺が言えた義理じゃないが、絶対に死ぬなよ、偵光」

 

「分かってるよ、死ぬつもりなんかさらさらないよ。それじゃあ、そっちはよろしくね」

 

 俺はそう言い、電話を切った。やれやれ、とんでもないことになったな・・・・ってか、誰もいない場所を選んだはずなんだが、俺を心配して探しに来たってところか?

 

「人の電話を盗み聞きするのは、お勧めしませんよ? 透に白鳥刑事」

 

「人目を避けるようにこんな所に来て、白銀君が電話していたから気になったんだよ。安室さんはどうしてここに?」

 

「僕は、偵光が目を離した隙に何かしでかさないかと思いまして、心配になったので探し周って、見つけだしたという訳です」

 

 怖いわー、この二人。笑顔だけど、目が全然笑ってないもん。

 良いから、早く電話の内容吐けやって顔が言ってるよ! 早いこと喋らないと、俺の命が危ない!

 

「二人とも怖すぎるんですが・・・・ったく、どのみち二人にも話すつもりだったので手間がはぶけましたよ。旭さんが昨夜から行方不明だそうです。

 それと、犯人が数個ほどプラスチック爆弾を入手しているそうです。おそらくここを爆破して、恨みのある人物も含めまとめて葬るつもりでしょう。最悪を想定して山川さん達には動いてもらうように指示を出したので、内部にいる俺達も最善を尽くすように行動しましょう」

 

 

「それは本当なのかい、白銀君!? みんなのいる場所で爆発したら大変なことになる!」

 

 

「ちっ・・・・また爆弾か。つくづく爆弾とは縁があるな。行動のプランは考えてるのか、偵光?」

 

 

「白鳥刑事、落ち着いてください。慌てても良いこと無いですよ? まあ、俺や美和子達がこのアクアクリスタルにいるから難しいでしょうけど、冷静になって対処していくようにしましょう。

 これ以上犠牲者を出さない為にも。プランについては、小山内さん達を護りつつ、脱出経路の確保ってとこかな? 

 ただ、外にでる手段は犯人によって既に潰されてるだろうから、

新しく考える必要がありますね。外にさえ出れれば、山川さん達が救助してくれるはずなんで」

 

 

「ああ、分かったよ。このことは、目暮警部や佐藤さんにも伝えてくれば良いんだね?

 

 

「ええ、お願いします。白鳥刑事は、目暮警部や美和子と一緒に動いてください。俺は透とマンツーマンで動くようにするので。

 なんとしてでも、犯人にこれ以上殺人を犯させないようにしましょう。透も悪いが協力してもらえるか?」

 

 

「当たり前だ、バカ。その為に僕はここにいるんだからな」

 

 

「僕も白銀君には全面的に協力するよ。何かあったらすぐに伝えてね」

 

 

「ありがとうございます。それではそろそろラウンジに戻りましょう。怜子さんがしびれを切らしてるでしょうし」

 

 

 俺はそう言い、透達とラウンジに戻り、怜子さん達に戻るのが遅いと怒られるのだった。




 今後の更新ペースは、一週間に一話投稿できるように頑張るつもりです。
 遅くなっても二週間に一話は投稿できるようにはしますので、今後もこの作品をよろしくお願いしますm(__)m
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