全力で死亡フラグを回避しようとしたら、事態は加速していく 作:クリス&シェリー全力投球
更新がだいぶ遅れてしまい申し訳ありませんm(__)m
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<ベルモットside>
私は、偵光から話を聞いた後、目暮警部と美和子にその内容を伝え犯人が変な行動を起こさないようにマークしている。美和子は爆弾と聞いて顔色が少し悪いわね・・・・ 爆弾事件に巻き込まれて欲しくない人が、同じ場所にいるし無理もないわね。
私と偵光が巻き込まれたショッピングモールの一件と、彼が重傷をおった米花シティービルの事件が尾を引いているんでしょうね。世話が焼けるわね・・・・
私は美和子が一人になったタイミングを見計らい、声をかけた。
「佐藤刑事、爆弾の話をしてから顔色が悪いですけど大丈夫でしょうか?」
「白鳥刑事・・・・・。そんなに顔色悪く見えますか?」
「ええ。もし体調悪いのでしたら休んでください。目暮警部には私の方から伝えておきますので」
「いえ、大丈夫です。ちょっと、嫌なことを思いだしただけですからすぐに治ります」
「そうですか。それってもしかして、白銀君が関係していますか?」
「っ!? どうしてそう思うんですか?」
「先ほど話をしてから、彼の事をやたら気にしている感じがしまして。現に今も彼の方をチラチラ確認していますよね?」
「・・・・そうですか。白鳥刑事が言うなら、間違いないんでしょうね。偵光とは幼馴染で、アイツは昔から事件に巻き込まれて怪我をすることが多かったんです。
ショッピングモールの爆弾事件や米花シティービルの爆破事件の時は特に怪我がひどくて死にかけて、そのまま死ぬんじゃないのかと思ったんです。私の傍からアイツがいなくなるってことを考えたら、とても不安になって涙が出そうになるんです。
私が刑事になったのも、アイツの影響が大きいんです。父に憧れてた部分もあってなったってのもあるんですけどね」
「そうなんですか。それほど彼を大事に思っている証拠ですよ。人間は誰だって大事な人がいなくなるってことを考えると不安になると思います。
彼と少し話してみての感想ですが、身近な人を勝手に置いていくような人物ではないかと思います。彼ならどれだけ大けがしようが、死ぬってことは無いと思いますよ。あくまで私が抱いたイメージですが・・・・」
「そうですかね・・・・」
思ったよりまいっているみたいね、美和子は。どうにかして励ましたいんだけど、あまり犯人から目を離せないし・・・・って、ふふふ。ホント周りをよく見てるわね。いや、私達を気にしていたってことかしら。
美和子の背後から、彼がこちらに向かって来てるのが見え、美和子の頭を軽く小突き話かけてきた。
「なーに、辛気臭い顔してるんですか、佐藤刑事」
「痛っ! って、偵光!? 怜子さん達の所へいなくて良いの?」
「透に任せてきたんだよ。お前が辛気臭い顔してるのが見えたしな。あと、俺の方を見すぎで気になるんだが・・・。
どうせ、また無茶かアホなことをしないか心配してるって所か? 事件が起こって身の周りに危険が起こらなければ無茶なんかしねえよ。ホント昔からそういうとこ変わんないよな、美和子は。
そんなんだと白鳥刑事や目暮警部に迷惑かけるぞ?」
「そうよ! アンタのことが心配なのよ、悪い!? アンタはいつも事件に巻き込まれて大けがしてるじゃない!
こっちはアンタがいなくなっちゃうんじゃないかって心配なのよ! お願いだからこれ以上心配かけさせないで・・・」
あらら・・・美和子泣いちゃってるじゃない。心配する身を考えて欲しいってのは同感ね。
まあ、私が言えた義理じゃないわね。ここは助け船を出そうかしら。って心配はなさそうね。
「ああ、泣くなって。お前に泣かれると困るんだよ。ほら涙ふけって。ところで頼みがあるんだけど良いか?」
「・・・・ありがとう。頼みって何なの?」
「調べて欲しい箇所でもあるのかい、白銀君?」
「そうなんですよ。二人には鍵がかかってた部屋とワインセラーを調べてもらいたいんですよね。俺と透は怜子さんや蘭ちゃん達の近くにいて犯人の動きを制限するようにしていきたいと思っているので。
俺の予想では、鍵がかかってある部屋に旭さんの殺害の痕跡があるはずです。ワインセラーの方は、犯人が一番行きやすい場所なので何か細工してある可能性が高いですね。
なのでお二人に捜査お願いしたいんですけどよろしいでしょうか?」
「僕は構わないよ。佐藤刑事も良いですね? 目暮警部にも話を通して調べてくることにするよ。ただ、何かあったらすぐに僕か、佐藤刑事、目暮警部の誰かを呼ぶこと!
あと絶対に無茶で危険な行動をしないこと! それを約束して守ってもらえるかい? それなら佐藤刑事も安心ですよね?」
「ええ。それなら問題ありません。怜子さんや蘭ちゃんが近くにいるなら偵光もそこまで無茶はしないでしょうから。
白鳥刑事にはお見苦しい所を見せてしまいすみません。目暮警部に許可取ってきますね」
美和子はそう言い、目暮警部に許可をもらう為に去っていった。美和子がいなくなったことを確認し、私はいつもの口調で彼に話かけた。
「あまり美和子に心配かけさせないようにしなさいよ。あと、私にもね」
「おいおい。誰かに聞かれたら不味いんじゃないのか?」
「貴方と透しか近くにいない状態なら、変装する意味もないでしょ」
「さいですか。コナンとかに聞かれるヘマもしそうにないもんな」
「当然じゃない。angel達がいるから、こっちには来れないでしょうし、来ないように透に頼んでいるんでしょう?」
「そこまで分かってんのかよ。長い付き合いがある人らには隠しごとなんかできねえな。それで、犯人の方に動きはどんな感じなんだ?」
「特に目立った行動はしてないわね。マークされてる事を感づかれてはいないと思うのだけど、なかなか尻尾を出さないわね。
偵光の事を警戒しているのかしら?」
「うーん、それは無いと思いたいが・・・。いちかばちか危険な賭けにはなるが、犯人に行動できる機会を作ってみるか? 全員でこの場所を捜索するってことにすればいけるはずだ。
ただ、これ以上殺人を行わさせないように対処できるようにしとかないといけないがな」
「なるほどね。捜索側は、私、美和子、目暮警部で男性陣の護衛で何か行動を起こしたら対処するってことで良いのね?
偵光と透は、女性陣の護衛ってとこかしら? その形で動くのが一番理想的ね。そのように行動しましょう」
「ありがとな。それで間違いなく犯人は動くはずだ。あとコナンにも上手いこと協力頼むと良いかもしれないぞ。
アイツ小学生にしては、大人でも気づかないようなことを気づいたりするからな」
「あのボウヤね。確かに頭は凄く良いわね。困った時は協力してもらいましょう。
そういえば、他の事務所のメンバーは外で動いてるの?」
「ああ。俺達を救助できるように対策打って動いてもらってるよ。
それに俺と連絡つかなくなったら、山川さんに独自の判断で動いてもらうようにしているから心配はねえよ」
「相変らず、先の先まで考えて手を打っているのね。これで貴方が、事件に巻き込まれなかったら最高なんだけど、そうはいかないみたいね。
怪我はしないように気をつけなさいよ。私も貴方のことを凄く心配しているんから・・・・。米花シティービルの時みたいに大きな怪我したら分かってるわね?」
「言われなくても分かってるよ。お仕置きは勘弁だからな。悪いが頼む。白鳥刑事も気をつけて。美和子のことも頼みます。
それと何かあったらすぐに呼んでください」
偵光が口調を変えたので、私も口調を白鳥刑事に戻し
「ああ、分かったよ。白銀君も気をつけて」
私はそう言い、偵光と別れ美和子の元へと向かい行動を開始するのだった・・・・・・・
<ベルモットside out>
<偵光side>
俺はベルモットが変装した白鳥刑事と話をして、その通りに各自行動を始め、探索にでた男性陣を、俺、透、怜子さん、蘭ちゃん、小山内さん、コナンの六人で見送りラウンジに残って、雑談をしている四人を少し離れた位置で透と共に見守っていた。
今の所は、犯人に動きが無いみたいだな。クリスや美和子から連絡無いし、大丈夫ではあると思うが・・・。
それにしても、ここまで犯人が動いてないのが気になるんだよな・・・
「犯人に動きが無いのが気になりますか?」
「まあな。今の所はなんとかなっているが、ここまで何も起こらないと逆に不安になってくるんだよな。
まあ、何も起こらないに越したことはないんだが、そうはいかないだろうな。次に狙われる可能性が高いのは小山内さん、怜子さん、蘭ちゃんの誰かだ」
「どうしてですか? 小山内さんは奈々という名前をもじって数字に当てはめることができますが、蘭さんや怜子さんは当てはまらないのでは?
いえ、犯人が行動を制限されているので、なりふり構ってられなく状況になりつつあるということですか」
「そういうことだ。まあ、蘭ちゃんと怜子さんの場合は、確率低いけどな。
一番の狙いは、小山内さんだから、彼女を優先的に狙ってくるはずだって、山川さんから電話? どうしたの、山川さん?」
「おお、繋がったってことはまだ大丈夫みたいだな。報告が一つある。先ほどアクアクリスタル周辺の海で、死体が見つかった。
その死体は旭さんだ。警察からの情報だから間違いない」
「マジかよ・・・。犯人が処分したと思っていたけど、まさか外に出していたとはな。アクアクリスタル内で、みんなに発見させる予想をしてたんだが・・・・。それだけ余裕が無いってことだな。
ってことはそろそろ犯人が行動し始めるな。山川さん、俺達を救助できるように準備しておいてもらえる?
それと、そろそろ連絡とる事ができなくなるだろうから、山川さんの判断で動くようにしておいて。すみませんが、よろしくお願いします」
「分かった。気をつけろよ、偵光。無茶するなって言っても無駄だろうが、生きて帰ってこい」
「当然でしょ。それに透もいるから大丈夫だよ。それじゃあね」
俺は通話を切って、何があった?と目で訴えてきている透に、山川さんから聞いた情報を話した。
「外で死体が見つかったんですか。流石に外に捨ててあるとは予想していませんでしたね。どうりで死体がこのアクアクリスタル内で見つからない訳ですね。
外に捨てるより、中のあの水槽内に捨てて、誰かに死体を目撃させると踏んでいたのですが宛がはずれましたね。偵光もそう予想していたのではないですか?」
「まあな。犯人の性格や行動パターンからしてそれが一番ありえそうだったんだが、外に捨てるしかない状況になっちまったんだろうな。
外に捨てたってことは、発見されることを前提に動いてるはずだから、そろそろ・・・!」
二人で話していると、アクアクリスタル内に爆発音らしき大きな音が聞こえ、ラウンジ内が揺れて辺りが暗くなった。メイン電源がやられたのか!? とりあえず、小山内さん達の安全を確保しないとまずいな・・・
って、小山内さんのマニキュア光ってる? 蛍光塗料か!? 場所が丸わかりじゃないか! 今は大丈夫だが、犯人が間違いなく襲いにくるはずだ!
「透! 小山内さんの安全を確保しろ! 蘭ちゃんと怜子さんは俺に任せろ!」
透にそう指示を出し行動を開始した。
「きゃあぁぁぁ! ちょっと何なのよ!? 蘭ちゃん達大丈夫!? 暗いから何も見えないじゃない! 明かりは・・・」
「だ、大丈夫です! 地震ですかね? 怜子さんも大丈夫ですか? コナン君は大丈夫?」
「う、うん! 大丈夫だよ!」
「何? どうしたの!? なんで電気が!? それに凄く揺れたけど何なの!?」
「ちょっと落ち着きなさいよ。これで見えるわね。蘭ちゃん達が無事なのは分かったから、大丈夫ね。
偵光、安室さん! アンタ達は大丈夫なの?」
携帯のライトで明るくしながら、怜子さんが俺達に話しかけてきた。
ちょっと怜子さん!? 何やってんの!? それだと犯人に場所バレるじゃねえか!
俺は大声で怜子さんに注意した
「怜子さん! 早く、明かりをすぐ消して!」
「きゃっ! ちょっと、急に大声出さないでよ! ビックリするじゃない!」
ああもう! そうじゃないんだって! ん? 怜子さんの横の方向に見える銀色のものは・・・あの形状はナイフか!?
マズイ! もう犯人の奴戻ってきていやがんのか!? こっちもなりふり構ってられないな! この距離なら俺の方が速い!
「危ない、怜子さん!」
「えっ? きゃあぁぁぁぁぁ!」
俺は怜子さんの身を護る為に庇うようにして飛び込むのだった・・・・