全力で死亡フラグを回避しようとしたら、事態は加速していく   作:クリス&シェリー全力投球

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※コナンオリ主ハーレムものです。原作&CP&キャラ崩壊してますのでご理解くださいm(__)m
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 次回で14番目の標的編は終わりです。



42話

 

<ベルモットside>

 

 私は、犯人がエンジェルを人質に取ったので、助け出すために美和子達と別れ目暮警部達と共に屋上へと向かいたどり着いた。途中でエレベーターが止まり、階段で登ってきたのでみんなしんどそうだ。目暮警部なんか傷口が開いて、血が滲んできていて凄くしんどそうだ。

 早いこと病院に連れて行かないと不味い状況になるわね。それに犯人を早くどうにかしないと、エンジェルも危ないし、建物の崩壊に巻き込まれて私達みんなも巻き込まれて死ぬわね。

 偵光は傷の痛みが酷くなりベンチで休んでたし、おそらく犯人のさっきの慌てようから、私達の近くにあった爆弾を解体したのでしょうね。あの子も、バーボン達と早く脱出してるはずだろうから私達も早いとこケリつけないと逃げ遅れるわね。

 いったいどうすれば・・・犯人の身体の一部を拳銃で撃って無力化できれば良いんだけど、私が変装してる白鳥刑事って射撃の腕が良くないのよね。私も確実に狙えるという自信がある訳ではないし、偵光や山川さん、バーボンなら間違いなく撃って無力化できるのだろうけど。目暮警部達が、犯人を説得してるけど、全く効果が無いわね。

 どうする? シルバーブレットも動けていないし、こういう時にあの子なら・・・って、あの子何してるの!? どこから登ってきたのよ!? バーボンも一緒だし、発明品を使って登ってきたのね! それにしても忍者みたいな子ね。普通音も無く、そんな所から登ってくるなんて思わないわよ! あの少年も気づいて驚いてるじゃない! あら? こっちに向かって何か合図してるわね・・・

 犯人をあの位置に誘導しろですって? 何か考えがあるのかしら? あれはライフルの構え? そうなのね! おそらく事務所の誰かが狙撃する為に待機してるから、狙える位置に誘導しろってことなのね。

 それで犯人からナイフを飛ばして、あの位置から偵光とバーボンが無力化させるってことなのね。それなら、私はあの子の指示通りに動くだけね。私は小声で坊やに話しかけた。

 

「コナン君、悪いんだけど協力してもらえるかい? 犯人を拘束するためにこれから動くから手伝って欲しいんだ」

 

「白銀さん達がこっちに向かって何か合図してたから、考えがあるってことだね。分かったよ。早く蘭姉ちゃんを助けないと、僕達もマズイことになるからね。それで、僕はどうすれば良いの?」

 

「まずは、僕が拳銃で犯人を威嚇するよ。それでおそらく犯人は蘭さんを使って脅してくるはずだ。そこで僕は拳銃を捨てるようになる。

 その後、犯人は拳銃を持って来るように君に頼むのは間違いない。そこで、君には演技をしてもらい、拳銃を渡す意思を見せながら、あのヘリポートの中心に犯人を誘導して欲しいんだ。

 そこからはおそらく、白銀君達が行動を開始する。お願いできるかい?」

 

「うん、分かったよ。白銀さんと安室さんなら絶対なんとかしてくれるよね」

 

「ああ。あの二人はとんでもないことを平然とするからね。白銀君の方は、絶対に何があっても蘭さんを助けだすはずだよ」

 

「そうだね」

 

「それじゃあ、いくよ。やめろ! その手を放せ! 離さないと撃つぞ!」

 

 私は手を震えさせながら、犯人に拳銃を向けた。この演技もなかなか大変ね・・・この後は、おそらく目暮警部達が動くはず・・・。偵光達は完全に気配を消してるわね。ホント育て方間違えたかしら

 

「白鳥君よすんだ! うおおおおお・・・ ヘリコプターで逃げても無駄だぞ! 蘭君を離すんだ!」

 

「うるさい! この子を連れて、辻と小山内を殺しにいく! ついでに白銀もだ! 散々俺の邪魔をしてくれたからな! そいつらを殺して俺も死ぬ! この子も道ずれだ! ふはははははははは!」

 

 なんですって・・・? 今なんていったのかしら? 偵光を殺すとか言いだしたのだけど気のせいかしら? そんな事をしようとしたらどうなるかあの犯人は分かってるのかしら? 偵光の作戦に乗らず、もう拘束しましょうか、ふふふ。

 あら? 遠目に見える偵光の顔が青くなってるわね? バーボンも飛び出しそうになってるのを偵光が抑えてるし、なんだか面白い光景ね。ボウヤも凄い汗が流れてるわね

 

「白鳥君・・・? 大丈夫かね・・・?」

 

「すみません、大丈夫ですよ。警部こそ大丈夫ですか?」

 

 いけない、いけない。偵光の事となるとホント冷静さを無くすわね。私は今は白鳥刑事なのよ、落ち着きなさい。今はエンジェルを助けることに集中よ!

 

「お兄ちゃん・・・助けて・・・お兄ちゃん」

 

「拳銃をよこせ! じゃないとこの子を刺すぞ!」

 

「何!?」

 

「おい、白鳥! 俺に銃をよこせ」

 

「何を言ってるんですか、毛利さん?」

 

「いいから、俺によこせって言ってるんだよ」

 

「一般人には渡せませんし、それにちょっと考えがあります。僕達から見て西側の階段の先の方を見てください」

 

「何・・・? あそこにいるのは偵光君達じゃないか。どうしてこんな所に!?」

 

「静かに。その白銀君から、犯人をヘリポートの中心に誘導してくれって言われたんです。おそらく彼に何か考えがあるのでしょう。

 蘭さんが心配なのは分かりますが、今は協力してもらえませんか?」

 

「偵光君がそういったなら信頼できるな。よし、分かった。俺も協力しよう」

 

「ありがとうございます」

 

「おい! いつまで話込んでいる! さっさと拳銃をよこせ! 今の状況が分かっているのか?」

 

「わ、分かった!」

 

 私はそう言い、犯人が指定の場所に動くように向かって拳銃を投げた。犯人は少し動き、私達を警戒しているのか止まった。

 やっぱりそうなるわよね。あとは頼んだわよ、ボウヤ。

 

「ちいっ! ボウズ! お前が持って来い! この女がここで死んでも良いのか!? 何をしている! 早くしろ!」

 

「だ、駄目だ! 子供にそんな危ない真似は! おい、コナン君!」

 

「さあ、早く持ってこい!」

 

「だ、駄目! コナン君、渡しちゃあ・・・・渡しちゃ・・・駄目!」

 

「ここから先は亀裂があって危ないから、おじさんここまで取りにきてよ」

 

「何・・・?」

 

「拳銃が欲しいんでしょ? 中心まで運んだんだから取りに来てよ! みんなと距離が離れてるから制圧される心配もないでしょ? 蘭姉ちゃん、人質に取ってるし、ここまできたら僕のことも人質にできるよ?」

 

「コナン君! 何を言ってるんだ! ぬおおおぉ」

 

「警部大丈夫ですか!?」

 

「コナン君、そんな無茶は辞めるんだ!」

 

「なるほど。そいつは、良い考えだ。良いか! 全員動くなよ!」

 

 そう言って犯人はヘリポートの中心に来た。その瞬間、彼の持っているナイフに何かが当たり、怯んでいる隙に、いつの間にか偵光とバーボンが犯人の近くに来ていた。

 

「ここまでドンピシャだとはね。この正確さは山川さんかな? ホント助かるよ」

 

「これを予測して動いのかお前は? 全く末恐ろしいな。それより・・・」

 

「ああ! 悪いが蘭ちゃんは返してもらうぞ!」

 

「うぐぅ! 何!? ぐはあ!」

 

 偵光はエンジェルを助け出し、バーボンがこちらに向かって犯人を投げてきたのですぐに制圧し手錠をかけた。

 

「沢木公平! 殺人及び傷害拉致等の現行犯で逮捕する!」

 

 まったく。偵光ったら、ホント予測できない行動をするわね。これで犯人を制圧して、エンジェルを助け出すことが出来たし、後は逃げるだけね。ヘリコプターも降りてきたし、安心ね。

 一安心していると、建物が大きく揺れ、ヘリポートの中心に亀裂が入り、偵光達と分断されるのだった・・・・。

 

<ベルモットside out>

 

 

 

 

 

<偵光side>

 

 俺と透は、山川さんの協力によって蘭ちゃんを助け出すことができたが、その後建物が大きく揺れ、ヘリポートの中心に亀裂が入り、俺、透、蘭ちゃんの三人が分断されてしまった。

 ホント欠陥ばかりだよね、この建物! うーん、向こうに飛び移るのは無理だな。こりゃあ・・・

 

「登って来たルートで降りるしかないですね。それまでこの建物がもてば良いのですが」

 

「そうだな。やっぱり海に飛び込むしか脱出ルート無いよな。救命器具機能もこのロープセットに付けてて正解だったな」

 

「お兄ちゃん・・・?」

 

「大丈夫だよ、蘭ちゃん。しっかり俺に掴まっておいてね。これからバンジージャンプして、脱出するからね。怖かったら、目瞑ってて良いからね。

 俺達三人が助かるには、その方法しかないみたいで、無理な感じで脱出するようになってごめんね。救助ヘリコプターとかでもっと安全な方法で脱出したかったんだけどね。助かったら病院に行こうね。俺も透も病院に行くことになるだろうし」

 

「お兄ちゃんがいるから大丈夫だよ。それより、お兄ちゃんと安室さんは腕大丈夫なの?」

 

「大丈夫、大丈夫。このぐらいの痛みには慣れてるからね。まあ、慣れるってのも考えものだけど」

 

「こんなことにはホント慣れたくないな・・・。おい白鳥刑事にちゃんと説明しなくていいのか? こっちに向けて話かけてますよ」

 

「説明しとかないと、後が間違いなく怖いな。おーい、白鳥刑事! こっちは、俺達で登ってきたルートで脱出するから心配しなくて大丈夫だ! そっちのみんなはヘリコプターで脱出してくれ!」

 

「大丈夫なんだね!? 絶対これ以上怪我したらダメだよ! 安室さん気をつけるんだよ! 蘭さんのこともしっかり守ってあげて! 僕達は先に脱出しているよ!」

 

 そう言って、クリス達はこちらを心配そうに見ながらも、ヘリコプターに乗ってアクアクリスタルから脱出していった。コナンの奴が、こちらに来ようとしていたが、クリスの奴がそうはさせなかった。

 コナンまでこっち来られると動きにくくなるから助かったぜ。さてと、みんな逃げたことだし、俺達も逃げるとしますかね。それまでこの建物がもてば良いんだが、五分五分ってところか。

 

「さてそれで、海にダイビングコースか?」

 

「それしか無いだろうね。建物内に逃げるのは得策じゃないしな。ロープをしっかり固定して、これで良しと。あとはこの屋上がもつかどうかだな。とっとと降りようぜ」

 

「そうだな。それじゃあ行くぞ!」

 

「ああ、蘭ちゃんしっかり掴まっておいてね。俺から手離しちゃだめだよ!」

 

「うん!」

 

 俺は、蘭ちゃんをしっかりと縛って抱えて、透に続き飛び降りた。飛び降りて下に降りている途中で、また建物が大きくゆれ崩れ始めた。

 

「偵光! 不味いぞ! 屋上がもたない! ロープが少しすると外れるぞ! このままだと、海に叩きつけられるぞ! どうする? 海に飛び込むには、高すぎるぞ!」

 

 やっぱりそうなりますよね! この高さで海に飛び込んだら、水面はすごい固さになってて、こっちの方が大けがするか、下手したら死んじまう! どうする? 周囲で何かないのか!? ん? こっちにすごい勢いで向かってきてる船が見えるな。

 こっちに向かって合図してるな。松田さんかと山川さんか? ということは、いちかばちか賭けてみるか! となると、船が巻き込まれないあのあたりまで飛ばないといけないが、壁を蹴って振り子の原理で最後ロープ外して飛ぶしかないか!

 

「透! 壁蹴って勢いつけて、あそこまで飛ぶぞ! こっちに高速で向かってくる船が一隻見えた! 山川さん達が合図送って来たから何か考えがあるはずだ!」

 

「分かった。降りるのを停止して、振り子の原理であっちまで飛ぶんだな! この高さであの距離だったら、何とかいけるな! 問題は屋上次第か! 早いことするぞ!」

 

「お兄ちゃん・・・?」

 

「蘭ちゃん、これからちょっと無茶するからしっかり掴まっておくんだよ。せーのっと!」

 

「きゃああああ!」

 

 俺と透は、降りるのを止めて、建物を蹴り、ロープを振り子のように大きくふり始めた。

 大きく振って、充分飛べる勢いもついたと同時に建物が崩壊し始めた。

 

「ちいっ! 偵光! 行くぞ! 蘭さんを絶対離すんじゃないぞ!」

 

「分かってるさ! 行くよ、蘭ちゃん! その手をはなすなよ! 怖かったら目瞑ってて大丈夫だからな!」

 

「うん! きゃあぁぁぁぁぁ!」

 

 俺達は同時にロープをはずし、勢いよく海へと飛び込むと、大きな衝撃は来ずに、柔らかい感触がして大きく弾んで、海へと着水した。

 すぐに、水上に顔をあげて、近くで待機していた人物達に話しかけた

 

「ぷはっ! 蘭ちゃん大丈夫かい? 助かったよ、山川さん、松田さん。こんなのもまさか発明してたとは思わなかったよ。

 まさか救命ボートまであるとはね。屋上でのサポートもありがとうね。犯人を制圧することができたよ」   

 

「はっ! お兄ちゃん、私達助かったの? それに、山川さんと松田さんがどうしてここに?」

 

「君達を助けに来たんだよ。ほら、蘭ちゃんを貸しな。ベットで休ませるから。岸にもどったら、偵光も蘭ちゃんも救急車が待機してるから、それに乗って病院直行だな。

 所長に隠れて発明したんだよ。こういう時に救命ボートとかあるとすごく便利だからな。まあ、まだ改良する余地はあるがな」

 

「ありがとう、蘭ちゃんを頼む。よっこいしょと! 松田さんは・・・」

 

「よ、所長! 今回は腕の怪我以外大丈夫そうだな。安室の奴も同じだな。ったく、お前らあんな風にダイビングしてきて、ホントよく怪我しないよな」

 

「お前とは鍛え方が違うからな。どうやら偵光の方も無事だったようだな。これで、今回はようやく解決か」

 

「だな。やべえ、安心したら腕の痛みが酷くなってきたんだが・・・」

 

「ははは。俺もそうだ。さっきまではアドレナリンが出て興奮状態だったんだろうな。この怪我の感じだと、俺も偵光も少し入院コースか?」

 

「入院コースか・・・仕事どうしよう?」

 

「所長は仕事の心配より、まず自分の心配した方が良いんじゃないのか?」

 

「え? どういうこと?」

 

「蘭ちゃんは安心して眠ったぞ。寝言でお兄ちゃんありがとうって呟いてたぞ。お前という奴は、ホント見境無いよな・・・。あ、そうそう。越水さん、秋庭さん、佐藤さんが凄く怒ってたぞ。

 灰原さん達や日向さん達も含めて、みんな心配してたからな。顔合わせたらめちゃくちゃ怒られるんじゃないか? 今回は意識無くなるほどの大けがはしてないが、怪我してることには変わりないしな」

 

「ははは。マジで? うわあ、クリスの奴にも絶対説教されるコースなんだけど。え? 俺、事件解決したのに死んじゃうよ? みんなから責められたら、俺のメンタルもたないよ! 透! 山川さん! 松田さん! 何とかして助けてくれない!?」

 

「「「お前(所長)の自業自得だ! 自分で何とかするんだな」

 

「そんなぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」

 

 俺の叫び声が辺りに響くのだった。

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