全力で死亡フラグを回避しようとしたら、事態は加速していく 作:クリス&シェリー全力投球
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<瀬戸瑞紀side>
帝丹高校の学園祭が始まり、昼時をすぎてようやくサマーライトの客足も落ち着いてきて、二人で回せるから、少しゆっくりしておいでと白銀さんから言われ、私、イレイナさん、ユキさんの3人は少し休憩しています。
それにしてもさっきまでの忙しさは目が回るようでした。私達は少しぐったりしているのですが、白銀さんと夏美さんはケロッとして、今もてきぱきと仕事をこなしてます。あの人達は疲れないのでしょうか?
「ふえー、白銀さんと夏美さんすごいですね。あれだけ忙しかったのに、今も平然と仕事こなしてますよ! 疲れてないんですかね?」
「さあ? 慣れてるんじゃないの? 店の忙しさはあれ以上だって言っていたしね。私も芸能関係の仕事で体力にだけは自信あったんだけど流石に疲れたわ。それにしても・・・」
「あの二人のコンビネーション凄いわね。お互いに声かけとかせずに、動いてるわ。あれは私でも無理ね。
私も身体鍛えたりしてたから体力には自信あったんだけど、接客がこんなに大変だとは思わなかったわ」
「イレイナさんって接客初めてだったんですよね? それにしては凄い慣れてましたよね?」
「ああ、あれは白銀に教わったのよ。これだけ覚えてくれれば大丈夫だからってね。彼教え方も上手で、覚えやすかったわ。
探偵事務所の所長が、ああやって店でデザート作ったりしているってのには驚きを隠せなかったけど」
「白銀さんって、ホント万能よね。私もこの会社で働くようになってから彼の凄さには驚かされてばかりよ。なんでもこなしすぎなのよね。ほとんどのことを自分でするから、働きすぎってみんなに止められているのが日常茶飯事だったらしいわよ。
最近は人員が増えたから分担できるようになったって、泣いて喜んでたらしいわよ。イレイナさんや瀬戸さん達が入った時はとくに喜んでたわね」
「そうなんですか! そういってもらえて凄く嬉しいです。正直ここで働き始めて、役にたてるかもの凄く不安だったんですよね。
入ってみたら、白銀さん含め良い人達ばかりで、皆さん優しいですし、すごく働き甲斐があって、頑張ろう!って気持ちになります。
ただ、女性陣に白銀さんには気をつけろって言われたのはいったいどういう意味なんでしょう?」
「瑞紀も言われたのね。私も言われたのよ。あれっていったいどういう意味なのかしら? ユキは知ってるの?」
「あらら。そんなこと言われてたのね。心配しなくても大丈夫よ。危険人物じゃないのは、彼を見てると分かるでしょう? 凄く良い人なんだけど、一つだけ欠点があるのよ」
「欠点ですか? 白銀さんには、全然そんな部分無さそうに見えるんですけど」
「なるほどね。欠点って、女性にやたら人気なことが関係してるのかしら? ウチの事務所と会社って、白銀のことが異性として好きって人が多いわよね? 彼の周辺を観察していたら、よく分かったわ」
「へえ、凄いわね。よく分かったわね。イレイナさんの言うとおりに白銀さんのことを好きな人多いのよね。ヨーコや輝美なんかもそうだし。
他にもたくさんいるしね。公式のファンクラブなんかもあるみたいよ?」
「ほえー、ファンクラブもあるなんて凄いですね!」
あの人、ファンクラブまであるのかよ。ホント昔から凄い人気だな。父さんの弟子してた時から知り合いだが、ホントに人間なのか?って心配になるんだよな。
俺の変装も即座に見破ったしな。父さんの弟子で、自分に並ぶ逸材だって豪語してたらしいからな。母さんとも知り合いみたいだし。その伝手で、白銀さんの事務所に入ることになった訳だが、あの人以外もハイスペックすぎませんかね!? 研修受けさせられたけど、一般人が受ける研修じゃなかったぞ! 護身術に爆弾の解体方法に、船や飛行機の操縦技術等、習わせられるとかありえないだろ!
白銀さん達が受けたのは、もっとハードだったらしいのだが、どんな研修受けてきたんだ、あの人ら? 俺と同時期に入った、イレイナさんも女性なのになぜか同じ研修受けてたし、俺達に将来何かの操縦とかさせるつもりなのか? その可能性は高そうだよな。
今回の出店もまさかメンバーに選ばれるとは思って無かったんだが。何考えてんだ、あの人? って考えすぎると、イレイナさんに怪しまれるな。
この人も、安室さんやクリスさんと同じで絶対訳ありな感じがするんだよなぁ・・・
「あら、瀬戸さん何か考えごと? それとも、白銀さんの破天荒ぶりに驚いてるってとこかしら?」
「いえ、ファンクラブもあるぐらいなので、あの人気もうなずけるなと思っていたところです。ユキさんは白銀さんのことどう思ってるんですか?」
「そうね。命の恩人って思ってるわね。ヨーコ達みたいに恋愛感情は無いわよ」
「あら、そうなの? 薫がユキのタイプにまんま当てはまるから、今回の学園祭で進展があるはずだから、何かあったら教えてって頼まれたのだけど」
「えー、そうなんですか!? それは私も気になりますね! 白銀さんとユキさんの動向に注目しておかないと!」
「ちょっと、何言ってるの!? 薫ったらそんなこと言ったりしてたの? 帰ったら色々お話しないといけないわね。
確かに薫の言う通りにタイプには当てはまりそうだけど、好きになってるとかそういうのは無いわよ。今はね・・・」
「凄く気になる言い方しますね、ユキさん! 今はってことは、もしかして好きになる可能性があるってことですか?」
「さあね。そればかりは分からないわね。イレイナさん、どうしたの?」
「いえ、さっきユキが命の恩人って言ってたじゃない? あれってどういうことなのか聞いても良いかしら?」
「ある事件でね。自殺しようとしてたのを白銀さんに助けられたのよ。私の命があるのは彼のおかげね。
今は死のうとか全然考えてないから安心してちょうだい」
おいおい、ユキさんも訳ありな感じじゃねえかよ、おい・・・。あの所長、命の恩人っていったい何したんだ!?
「そうだったのね。彼に助けられたって人が多いのね。夏美や美樹、由美とかクリスもそう言ってたから、たくさんの人を救ってるのね、白銀は」
「そうなんですよ。先生ったら、助けるのは良いんですけど、いつも無茶して大けがしちゃうんですよ」
「夏美さん!? こっち来て大丈夫なんですか?」
「先生に休憩入って、学園祭を見ておいでって言われたんですよ。ユキさんはお店に戻ってもらえますか? 先に私とイレイナさん、瑞紀さんが休憩に入って、一時間半後に交代しますので。人手が足りない時は、私に連絡するように先生に言ってるので、心配しなくても大丈夫ですよ。
なので、一緒に出店とか見て周りましょう! 私こういうの初めてで凄く楽しみにしてたんですよ♪」
「ええ、分かったわ。それじゃあ、私は店に戻るわね・・・って何よ。三人ともそんな見てきてどうしたの?」
「いえ、ユキさん凄く機嫌が良くなったなと思いまして」
「たしかにうれしそうね」
「そうですね♪ 先生と一緒で嬉しいんですか?」
「ああ、もう、うるさいわね! 余計な詮索は辞めてよね! 貴方達は、しっかり楽しんできなさいよ! それじゃあね!」
「ユキさん顔紅かったですね。あれで好きじゃないってホントなんですかね?」
「さあね。まあ、気になってはいるって所かしら、夏美? 貴女仕組んだでしょう?」
「あ、分かりました? 実は薫さんから頼まれてたんですよ。ユキさんに素直になって欲しいから協力してくださいって」
「夏美は良いの?」
「私は大丈夫ですよ。先生を好きな人が増えて嬉しいですし、先生が人気なのにはもう慣れましたからね。
先生が鈍感で、こちらの気持ちには気づいてもらえないってのが難点ですが」
「うーん、そうですかね? 白銀さんは気づいてそうな気がするんですよね。あの人の洞察力なら、絶対気づいてもおかしくないはずなのに」
「私達がどう予想したって意味が無いわよ。
それより、早く動きましょう。学園祭周るんでしょう? 休憩時間すぐに無くなるわよ」
「そうですね、急ぎましょう! お金も先生から預かってるので、予算も気にしなくて大丈夫ですから、二人とも気になったものとかあれば遠慮なく言ってくださいね!」
「ホントですか!? 白銀さん太っ腹ですね! 早く見て周りましょう、夏美さん、イレイナさん!」
二人にそう言い、休憩に入り学園祭を見て周るのだった。
<瀬戸瑞紀side out>
<香坂夏美side>
私は今、イレイナさん、瑞紀さんの二人と一緒に学園祭を見て周ってる。二人は呆れたような感じで私の方を見ていた。
「二人ともどうしたんですか?」
「いえ、夏美さん凄くいっぱい買ったなって思いまして」
「夏美買いすぎよ。ほら、落としそうになってるわよ。ああ、少し持ってあげるから、そのぬいぐるみとか貸しなさい」
「わわっ、ありがとうございます、イレイナさん」
「私も少し持ちますよ、夏美さん」
「すみません、瑞紀さんも助かります。初めてだからついつい色々買っちゃいました。それにしても凄い人ですね! あれ? 何か注目されてないですか、私達?」
「イレイナさんはお綺麗ですし、夏美さんも綺麗でそんなに大きなぬいぐるみとか食べ物とか抱えてたら注目されちゃいますよ」
「あら、瑞紀だって充分可愛いわよ。一番注目されている要因は夏美でしょうけど。お祭りに来てはしゃいでいる子供にしか見えないわよ?」
「え!? 私ですか? もしかしてどこかおかしいですか!? 先生もお祭りの時はこんな感じだって聞いてたから、てっきりこれが普通なのかと思ったんですけど」
「あはは。白銀さんもお祭り行くとそんなイメージがありますね」
「白銀を参考にしない方が良いわよ。普通の大人はそこまではしゃがないわよ」
「ええーそんなぁー」
私はこれが普通でないことを知り恥ずかしがりながら喋っていると
「あれ? 夏美さん?」
「ちょっと、蘭? どうしたのよ?」
「あら、蘭さん! こんな所で会うなんて奇遇ですね!」
「それはこっちのセリフですよ! ウチの学園祭見に来てくれたんですね!」
「休憩の合間に見てまわってたんですよ」
「あ! そういえば、サマーライトの出張店舗やってるんでしたよね! 私達今から、向かおうとしてた所なんですよ」
「ちょっと、蘭! 紹介してよ!」
「ごめん、園子! こちら、サマーライトの店長で、香坂夏美さん。お兄ちゃんの会社で働いてる従業員さんなんだよ! そちらの二人は初めてお会いしますよね? 初めまして、毛利蘭です。よろしくお願いします」
「初めまして! 蘭の親友の鈴木園子です!」
「初めまして、園子さん。香坂夏美と申します。
こちらは、最近入社されたイレイナさんに瀬戸瑞紀さんです。今日はこの二人もお店の手伝いをしてるのよ」
「初めまして。イレイナよ。よろしくね、二人とも」
「初めまして、瀬戸瑞紀です! よろしくお願いします!」
「蘭も大変ねえ。気になってるお兄ちゃんの周りに美人が多くて。にしし」
「ちょっと、園子! 何言ってるのよ! 別にお兄ちゃんはそんなんじゃないってば!」
「とんでもないダークホースが現れるとは流石に私も予想してなかったわ。さてと、蘭の気になる人も見てみたいし、早く行きましょう!
良かったら三人も一緒にどうですか? サマーライトのオススメメニューとか教えてもらいたいです」
「そうですね。学園祭も楽しめたし私達も休憩時間終わるまで店でのんびりしてましょうか。イレイナさん、瑞紀さんもそれで良いでしょうか?」
「私は大丈夫ですよー。ちょっと疲れたのでのんびりしたいなと思ってたんですよ」
「私も同意見ね。ゆっくり休みたいわ」
「それじゃあ、店に行ってのんびりしましょうか」
「やったー! 早く行きましょう!」
「もう、園子! なんか無理に付き合わせたみたいですみません」
「いえいえ、気にしないで大丈夫ですよ。それじゃあ、行きましょうか」
私はそう言い、白銀さん達の所へと戻るのだった。