全力で死亡フラグを回避しようとしたら、事態は加速していく   作:クリス&シェリー全力投球

5 / 81
※コナンオリ主ハーレムもの?です。原作崩壊しまくっていますので苦手な方は見ないことをお勧めします。
 この話は主人公の地の文がほとんどになっております。


2話

<偵光 Side>

 

 俺は今、公園のベンチに座り、今までのことを振り返っていた。

 

 港の倉庫みたいな場所で女性を助け出してから数か月がたち波乱万丈すぎる生活を送っている。 

 彼女を助け出したことによりすべてを諦めた。

 

 俺は7歳ぐらいの姿になっており、毎朝鏡を見て絶望しているとベルモットが心配してすぐに俺を抱きしめてくる。嫌がったら、泣きだして面倒くさいことになるので途中から諦めた。

 

 ジンと良い仲だった記憶があったので男と出かけて朝帰りになっても気にしないと言ったことがあるのだが正座させられて

 

「私には家族である偵光がいれば男なんていらないから大丈夫なの。それに私が愛している男の人はちゃんと身近にいるから大丈夫なの。

 またこんなことを言ったときは分かるわよね?」

 

 ベルモットから知人などを紹介されてありとあらゆる技術を叩きこまれました。

 拳銃の扱い、護身術、薬学・医療知識、変声・変装術、マジック、乗り物の操作、爆弾解体の知識等様々な事を習わさられた。

 組織に入れる為に鍛えていたのかと思ったがそうではないらしい。

 基本的な知識に関しては小学校へと通い学んでいる。また小学生からやり直すのはしんどかったが、これも死亡フラグを回避するためだ。

 

 学校では主に4人の人物とつるんでいる。一人目だが佐藤美和子という学年は一つ上の女の子だ。

 彼女と知り合った経緯は、彼女の父がトラックに轢かれた現場に運悪く遭遇した。俺は即座に動き救急車を呼び応急処置をして病院に彼女を運んだ。あれ? デジャブだなーと思っていたが気にしなかった。

 顔見知りになった警察さんにも事情を説明して何事もなく終わる予定だったのだが、佐藤一家から感謝され娘さんには俺の対処の手際の良さを見られておりめちゃくちゃ懐かれることになった。そうして交流していくうちに父親の方はますます俺のことを気にいったみたいだ。

 

 次に美和子の親友で彼女の同級生である、宮本由美についてだ。美和子との縁のおかげで、彼女ともつるむようになった。つるみ始めてから由美(こちらも同様の理由)は変なおじさんに誘拐されて俺が助け出したら凄く懐かれた。

 犯人には容赦ないお仕置きをしてお馴染みの警察さんにつきだした。

 その一件から由美の俺に対するスキンシップが多くなった気がする。誘拐された恐怖が残っているのだろう。それが消えるまでは気にせずにいようとしていたら、‌反対に美和子の機嫌が凄く悪く俺が怒られた。

 それに対し由美が怒り喧嘩が最近ではよく勃発する。頼むから仲良くしてくれ。

 まあ、美和子と由美とつるむようになった理由はそんな感じだ。

 次に三人目と四人目についてだが、学年は二つ上で名前は降谷零という金髪で褐色の元気いっぱいの少年だ。

 彼の幼馴染である諸伏景光と共に俺に決闘を申しこんできた。美和子と由美の件で学校で話題?になっているということが気に食わないらしい。

 美和子と由美に「俺そこまで目立つようなことしたか?」って聞くとため息つかれ呆れられた。

 その決闘で容赦なくたたきのめしたら美和子と由美にはキラキラした目で見つめられ、勝負を挑んできた子達からは睨まれて去っていった。

 次の日から、何故かつるむようになり今では二人とは、零、景、光と呼び合い親友になっている。

 紹介したこの四人が今の俺の友人たちだ。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 俺は現在、何か対策を考える為に外にでかけていた。ベルモットも帰りが遅くなるらしいし晩御飯は作り置きしているから大丈夫なはずだ。

 落ち着いて考える為に近くに研究所?らしき建物がある近くの公園でベンチに座り星空を見ながら考えていると、バーンとあたりに物凄い音が響いた。

 ビックリして音がした方を見てみると研究所らしき場所が燃えていた。

 

 

「マジかよ・・・。コナン世界はホント爆発や事件が日常茶飯事だよなー! 逃げるのが正解なんだろうが、生きている場合見捨てることになっちまう。それにあそこに突っ込むと死ぬ確率が高そうなんだが、どうするか? 大人を救助できる道具は、公園にあった台車を使えば行けるな。ロープもあるし大丈夫だな。ベルモット・ザ・ブートキャンプのおかげで大人ぐらいは普通に運べるしな」

 

 

そうと決まればバケツに水を入れて頭からかぶり建物へと突入するのだった。

 

 

 俺は建物に突入し、二人の人物を助けることができた。目立った外傷も無く彼らはすぐに目を覚まして話を聞いた。名前は宮野厚司さん、エレーナさんと言い夫婦で研究をしていたらしい。奥さんマジで美人だな、外人だし。ベルモットもそういえば美人で外人だったわ。研究内容については知ってる。アポトキシンね。さて、どうしましょう? 警察ルートに傾いていたのが一気に黒の組織ルートに近づいたな。

 とりあえず、この二人は保護しないと間違いなく殺されるだろうから、死を偽装して保護するか。変装術叩きこんでばれないようにして会社立ち上げてもらうようにしようか。死亡フラグを全力で回避する為に協力者となってもらおう。

 俺は二人を保護して子供ながら命を狙われていると嘘の理由を説明し、引き込むことに成功した。俺のスキルを見たときに二人は驚いていたが、事情を説明すると納得した。こうして俺は優秀な人材二人を引き込み、組織の目を欺くことに成功するのだった。

 全てを終えて家に戻ると、笑顔のベルモットが仁王立ちで待ち構えており、連絡することを忘れたことを激しく後悔するのだった。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

<ベルモット Side>

 

 

 

「連絡してなくてすみませんでした、クリス」

 

 

「私がどれだけ心配したと思っているのかしら? 仕事で疲れて帰ってきてようやく偵光の顔が見れると思ったのに、書置きと一緒にご飯を置いてあるだけで出迎えも無いうえに連絡しても電話に出ないとはどういうことかしら」

 

 

「返す言葉もございません」

 

 私は今、一緒に暮らしている家族を説教している。それにしても綺麗な土下座ね。いつ見ても思うわ。誰かから習ったのかしら? 彼に詳しい話を聞いてみると、研究所らしき場所の爆発に巻き込まれたらしいわ。それを聞いた瞬間、爆発を実行した組織の人間を叩きのめそうと決めた。ヘル・エンジェル達を消す為とはいえ私のヒーローに手を出したんですもの。怪我をしていないとはいえそれ相応の覚悟はしてもらわないとね。彼に危険が及ばないように護るためなら私は手を汚し続けるわ。返り血以外で身体は汚さないけどね。

 彼と心に決めたのだから他の男性とかっていうつもりはない。それなのにこの子ったら男性とデートしてきたらどうだとか言うもんだからオハナシしてあげたわ。デートの約束と一緒にね♪ まあ、本人は何で怒られているのか分かってなかったでしょうけど。

 

 私と一緒にお風呂に入る時とかは顔を紅くしたり、寝ているときの顔なんかは歳相応ですごく可愛らしく写真を撮る機会が増えたわ。そういう彼に惹かれる私は世間からみればおかしいのかもしれないが、気にしないわ。

 

 ただ、この子は鈍感、天然でとんでも無いことをよくやらかし、学校では女の子にやたらと人気がある。この前、彼の授業参観に姉として参加したのだがすごく人気だというのがよく分かった。休憩時間になった瞬間、他学年の女の子二人と男の子二人が彼の所へ来たのだ。女の子二人は、佐藤美和子、宮本由美、男の子の方は降谷零、諸伏景光という名前で彼の友人のようね。まあ、偵光から話を聞いた時に既に調べておりみんな光側の人間なので安心することができたわ。女としては美和子、由美に対して安心は出来なかったので牽制の意味もこめて、彼を抱きしめながら友人達にあいさつしたわ。

 ボーイズ達は照れて顔を紅くしながら挨拶してくれたけど、ガールズ達は一瞬私を睨み不機嫌なオーラを出しながら笑顔で挨拶をしてきたわ。やっぱり当たりだったわね。調べて分かっていたことだけど、私以外のヒーローにもなるなんてどういうことかしらね? 怒りがわき彼の身体をつねったわ。その一件から子供達とも友好な関係が築けているわ。ガールズ達とは偵光を巡るライバル関係だけど楽しくやれているわ。

 

 あと、自分から事件に巻き込まれに行くのだけは辞めて欲しいわね。今回の件や、美和子や由美の件についてなんかでもそうだけど・・・・。

 しっかり対策も考えておかないといけないわね。

 彼の将来をある意味楽しみにしながらも私は説教を続けるのだった。

 

 

 

 




今回は話の展開上、地の文が長くなっております。すみませんがご了承ください。
なるべく早く原作の主人公を出せるように頑張ります

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。