全力で死亡フラグを回避しようとしたら、事態は加速していく   作:クリス&シェリー全力投球

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※コナンオリ主ハーレムものです。原作&CP&キャラ崩壊してますのでご理解くださいm(__)m
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世紀末の魔術師編
52話


<宮本由美side>

 

 私は、爆弾事件の調書をまとめ終わった美和子と食事をしにサマーライトに来ていた。

 

「さーて、詳しく話を聞かせてもらうわよ、美和子! 偵光に告白したらしいじゃない?」

 

「ぶっ! どうしてそれを!?」

 

「それに、アンタ偵光に泣きながら抱き着いて、頭撫でられてたらしいじゃない。高木君がゲロって、刑事一課では噂になってるわよ。交通課にも流れてきたからね」

 

「う、それは・・・。偵光が生きてるって分かって安心したのよ。てっきり死んだものとばかり思ってたから。告白したのは、アイツが爆弾を解体できないみたいなニュアンスで言ったから、もう会えなくなるって思ってたのよ。

 あとから確認してみれば、盗聴してた犯人を騙す為だったみたいよ。おかげで私が大恥かいたじゃない」

 

「どうせアイツのことだから、本当の理由は美和子を守るってのがあったんでしょ? 分かってるくせに素直じゃないわね」

 

「由美には言われたくないわよ!」

 

「なにおう! 美和子よりは素直ですよーだ! それで返事は貰ったの?」

 

「いいえ。返事はしなくて良いって言ったわ。偵光には私の気持ちをしっておいてもらえただけでも十分満足してるから。

 それに偵光を好きな人は他にもたくさんいるし、その人達も遠慮せずに気持ちを伝えて欲しいって思ったのよ。由美だって偵光のこと好きでしょう?」

 

「ええ、好きよ。あんだけアピールしてるのに全然気づかないんだから。いや気づかないフリをしてるって感じかしらね」

 

「そうね。おそらく偵光には何か目的があって、その目的が達成されるまでは誰かと幸せになるって考えは無いんでしょうね」

 

「はあ。お互い大変な奴を好きになったわね。でも、アイツがあんなだから好きになったのよね。おそらく他のみんなも」

 

「ええ。偵光があんなだから惹かれたのよ。気長に待つようにするわ。アイツ以外に相手は考えられないしね」

 

「そうね。偵光を落とすなら、美和子の場合は女らしさを身につけた方が良いかもしれないわね。色気とかほとんど無いし」

 

「何よ! 由美だって女らしさなんてほとんど無いじゃない! ズボラだし、料理もあまりしないじゃない」

 

「それはアンタだって一緒でしょうが! 料理は偵光がしてくれるから十分よ!」

 

「私はまだマシよ! 偵光に頼りきりすぎるわよ! 偵光の料理の腕、自信を無くすぐらい凄いのは認めるけど」

 

「そうなのよねえ。女の心を叩き折るぐらい家事スキル半端ないのよねえ、アイツ。山川さんと安室君もそうなんだけど」

 

「どうしてあれだけ家事スキル高いのかしら? 偵光に料理とか今度習おうかしら」

 

「それは良い考えね。あれ? そう言えば、今日は偵光見かけないわね。大抵店にいる曜日のはずなんだけど」

 

「おや、僕がどうかしましたか? お待たせしました。カルボナーラのパスタセットに和風パスタセットになります。随分と盛り上がってますね、佐藤さん、宮本さん」

 

「安室君! ありがとう、おいしそうね。安室君達は落ち着いたの?」

 

「偵光や安室君が料理上手くて家事スキルが高いって話してたのよ」

 

「そういうことですか。ええ、なんとか。爆弾事件を解決して、事務所に戻ったら、クリスさん達にこってり絞られましたからね。事件のことを僕達以外には黙ってましたから。

 それと、佐藤さんとのやりとりの情報が事務所にも入ってきて、女性陣が凄いやる気を出してましたよ。お二人とも大変になりますね」 

 

「またこってり絞られたのね。ごめんなさい、私のせいで迷惑かけてるみたいね。大変なのは昔から慣れてるわ。他の女性陣にも刺激になったなら良かったわ」

 

「今更よね。他の人達がやる気になったなら望むところよって感じ。そういや、その話題の中心の偵光はどうしたのよ? 

 爆弾事件解決して落ち着いたからゆっくりできるって言ってたからてっきり店で働いてるもんかと思ったんだけど見当たらないわね。山川さん達が店で働いてるって珍しいわね」

 

「お二人とも凄いですね。偵光なら萩原達と香坂さんの依頼で大阪に泊りがけで行ってますね。香坂さんの依頼が解決するまで僕達が代理で店を回してるって訳です」

 

「なるほどね。それでいつもとは違うスタッフだったのね」

 

「大阪って大変ね。また変なことに巻き込まれなければ良いけど」

 

「うーん、そればかりは分かりませんね。偵光のことですから絶対何か起こる可能性は高そうです。

 すみませんが、お客さんが増えてきたので戻りますね。ごゆっくりと」

 

「ありがとう、安室君。由美、パスタ冷めちゃうから食べましょう」

 

「そうね。きっと、偵光のことだから元気に帰ってくるわよ」

 

「そんなの分かってるわよ。それじゃあ、いただきます」

 

「いただきます」

 

 私は美和子との食事を楽しみ満喫するのだった。 

 

 

<宮本由美side out>

 

 

 

<香坂夏美side>

 

メモリーズ・エッグと呼ばれる『インペリアル・イースター・エッグ』が見つかり、鈴木財閥が大阪で展示会をするということが分かり、そのメモリーズ・エッグの写真が曾祖父の図面に書いてあったものと違っており、私はそれを調べたいことを先生にお願いすると快く返事をしてくれて、先生、萩原さん、瑞紀さん、私の4人で大阪へと来ていた。

 

「先生、ホントに良かったんですか? 私の都合で無理させてないですか?」

 

「大丈夫だよ。珍しく夏美ちゃんが頼み事してくれたしね。それに、東京にいると更に事件に巻き込まれるから、たまには違う地域に行ってこいって透達に怒られたんだよ」

 

「確かにな。米花町にいるとなぜか事件遭遇率高いからな。他の所での方が巻き込まれにくいって判断したんだろうよ。まあ、あまり変わらない気もするが」

 

「そうだよね。事件なんか起こらず平和に過ごしたいんだけどな。無理なのかな?」

 

「白銀の場合難しいだろうよ。あ、そうだ! 姉貴がお前と会いたがってるんだよ。都合の良い時あるか? お前に会わせろってうるさいんだよ」

 

「萩原さんのお姉さん? どうしてまた?」

 

「普段俺がお世話になってるからお礼言いたいんだとよ。あと、爆弾事件で俺の命も助けてもらったお礼も言いたいんじゃねえのか? 爆弾事件解決したの警察内でもすげえ話題になってたしな。

 その話を聞いてすぐにでも挨拶いかないとって感じじゃねえのか?」

 

「警察内で噂になってるんだ。ってことは、お姉さんって刑事?」

 

「いや、違うぜ。神奈川県警で交通機動隊してたんだけど、今度警視庁の捜査一課に移動になったらしいんだよ。それもあるから余計に会えるチャンスって思ったんじゃねえの?」

 

「交通機動隊って言うと白バイ警官か。交通機動隊から捜査一課って、すごい人事異動だね。あ、そういや由美の奴が凄い人が来るのよ!って言ってたな。

 それって萩原さんのお姉さんだったんだ。萩原さんの命助けたってそんな大層なことした覚えないんだけどなぁ、ねえ、夏美ちゃん?」

 

「先生は充分凄いことしてると思いますよ。それに先生が爆弾事件解決してなかったら大勢の人が巻き込まれてた可能性がありますよ?」

 

「姉貴自由すぎるからな。好き放題やりすぎたから、捜査一課で大人しくさせようって魂胆じゃないのか? 松田もそうだったし。まあ、姉貴のことは置いといて。

 香坂さんの言う通りだ。お前と初めて会った時は、お前が解体してくれてなかったら俺が巻き込まれてただろうし、ショッピングモールの観覧車では松田が巻き込まれてたかもしれないしな。俺も松田もお前にはすげえ感謝してるんだぜ。姉貴も同じように思ってるんだろうよ」

 

「あの時は、ただ怜子さんやクリスを助けるのに必死なだけだっただけなんだけどな。なんか恐縮しちゃうよ」

 

「ははは! そういうとこだよ。お前がそういう奴だから、気に入ってんだよ。姉貴もお前と会って話せれば喜ぶと思うから俺からも頼むよ」

 

「分かったよ。とりあえず、夏美ちゃんの件が終わったら大丈夫だからお姉さんに連絡しておいてもらえる?」

 

「ありがとな、白銀。姉貴には伝えておくよ。あ、そうそう。香坂さん達にも会いたがってたから、会ってやってくれよな」

 

「はい♪ 私も楽しみにしてますね」

 

「あのー、私も付いてきて良かったんでしょうか? 白銀さんから頼まれましたけど、場違いのような気がしてならないです」

 

「大丈夫ですよ、瑞紀さん。先生が頼んだんですから自信持ってください♪」

 

「そうそう。瑞紀ちゃんに来てもらいたいって思ったから頼んだんだよ」

 

「気にしなくても大丈夫だぜ、瀬戸さん。それに野郎ばかりだと香坂さんが心細くなっちまうからな」

 

「ありがとうございます♪ 皆さんにそう言っていただけて嬉しいです♪ それにしても、夏美さんってすごいお嬢様だったんですね。

 あの世紀末の魔術師と呼ばれた香坂喜一のひ孫だったなんて驚きです。白銀さん達は知ってたんですか?」

 

「すごいお嬢様ってだけは知ってたけどね。まさか世紀末の魔術師と呼ばれた人のひ孫だとは思わなかったけど」

 

「そうだな。まあ、育ちが良いって思ってたから今更そんな驚きは無いけどな」

 

「そんな、私なんて大したことないですよ。曾祖父が有名なだけですから。それに私は先生の方が凄い人だと思ってますから」

 

「いやいや俺の方が大したこと無いでしょうが」

 

「その気持ちは分かるかもな。確かに白銀と比べたら他の人もかすんだりするよな」

 

「そうですね。白銀さんって人間なのかって疑いたくなりますもん。そういえば気になったんですけど、夏美さんはどうして白銀さんのことを先生って呼ぶんですか?」

 

「それは私のお菓子作りの先生ですからね。パティシエの技術や他にもいろいろな事を先生から学んでますから♪ 私がたまたま先生がお菓子売っている場所に遭遇して、弟子入りをお願いしたんですよ」

 

「へえ、そうだったんですか! 夏美さんも相当な腕なのに白銀さんってそれ以上だったんですね! 

 あ、もしかしてサマーライトを出店したのも白銀さんがサポートしてくださったんですか?」

 

「はい、そうなんですよ。先生には私の夢を叶えてもらいましたし、たくさんの御恩があるので感謝しきれないんですよ」

 

「俺もアイツには感謝しきれないほどの恩があるから、こうして仕事を手伝ってるって訳だ。白銀といると退屈しないよ」

 

「そうですね。白銀さんのとこで働いてると色々なことが起こるから退屈はしないですよね」

 

「色々なことを引き起こしているつもりは無いんだけどね。話戻すんだけど、メモリーズ・エッグってロマノフ王朝の遺産だったよね? ニコライ二世の財宝の一つだよね。

 日本にあったのは、未だに謎になってるけど。まあ、それも今回調べていけば分かるかな」

 

「そうですね。先生よくお調べになりましたね。図面があったことから曾祖父が作ったと考えられてます。

 それが今回鈴木財閥の蔵から発見されたんですけど、そのメモリーズ・エッグが図面と違っていたんですよ」

 

「そうなんですね。図面と違うのは確かに気になりますね。そう言えば、怪盗キッドもそのメモリーズ・エッグを狙ってるんですよね?」

 

「そうだな。あの平成のアルセーヌ・ルパンもメモリーズ・エッグを狙ってる訳だ。そっちの件はどうするんだ、白銀? 香坂さんの目的の物を取られるのは不味いだろう?」

 

「そうだねー。ただ、キッドの狙いにどうにも裏があるような気がするんだよね。財宝取るのを阻止するのを優先させるべきなんだろうけど、そこは警察もいるだろうし、鈴木会長がおそらく他の人に依頼してるはずだよ。

 俺達が入り込んでひっかき回すってのもな、キッドより、正直スコーピオンの方が気になるんだよ」

 

「スコーピオンってサソリのことですか?」

 

「違うよ、夏美ちゃん。ICPOから指名手配を受けている凶悪な強盗殺人犯だよ。ロマノフ王朝に関する財宝を専門に盗みに入り、邪魔をする人物は右目を打ち抜いて殺害してるんだよ」

 

「スコーピオンですか。私も聞いたことあります。ロマノフ王朝の財宝を狙ってるってことなら、今回も関わってくる可能性が高いってことですか白銀さん?」

 

「そうだね。おそらく怪盗キッドと同様に狙ってくるだろうね。それに俺の予想では、スコーピオンにとってキッドが邪魔になるはずだから襲ってくる可能性が高いはずだよ」

 

「なるほどな。白銀がそう予想したってことは、実際に起こりえる可能性が高いってことだな。それにしてもスコーピオンはどうして右目ばかり狙うんだ? なんか理由があるのか?」

 

「それは私も気になります。先生は理由分かってるんですか?」

 

「あくまで予想になるんだけどね。ラスプーチンって知ってる?」

 

「ラスプーチンですか? ロマノフ王朝の滅亡の原因を作ったとされる人物ですよね」

 

「確か天下の大悪党だっけか?」

 

「世間では確かにそう言われてますけど、ロマノフ王朝の滅亡の原因を作ったとされますが本当に悪党だったいう詳しい記録は確か発見されてないはずですよ。

 滅亡の原因を作ったとされるので、それに近い人物だったのは間違いなさそうですね」

 

「瑞紀ちゃん詳しいね。そのラスプーチンなんだけど、川から発見された彼の遺体が、頭蓋骨が陥没して右目が潰れてたそうなんだ」

 

「右目ですか。もしかして、それと関係があるって思ってるんですか、先生?」

 

「まあね。スコーピオンは、ラスプーチン愛好家か、血の繋がりのある子孫かなって予想してるんだよ。こじつけすぎるんだけどね。これは忘れてくれて良いよ」

 

「分かりました。でも怖いですね。スコーピオンが狙うってなると夏美さんも危ないんじゃないんですか?」

 

「そうですね。スコーピオンからしたら私も邪魔ものになるでしょうし狙われる可能性は充分ありますね」

 

 私はスコーピオンに狙われる可能性があると思うと、体が震えてきた。恐怖で不安になってると、手を握られてその暖かさに安心した。

 

「大丈夫だよ、夏美ちゃん。瑞紀ちゃんもね。君達は絶対俺と萩原さんが守るから心配しなくて良いよ。ね、萩原さん」

 

「そうだな。その為に俺達がいるんだから心配するなよ、二人とも」

 

「ありがとうございます、白銀さん、萩原さん」

 

「先生・・・すごく安心しました。萩原さんもありがとうございます」

 

「そうそう。二人とも不安な顔は似合わないからね。長話しててもなんだし、早く鈴木会長に話しにいこうか」

 

「そうですね。夏美さんの目的が一番ですからね。急ぎましょう!」

 

「そうだな。鈴木会長に話しついたら大阪観光楽しもうぜ!」

 

「はい! 行きましょう、先生♪」

 

「うわっとと! 夏美ちゃん、慌てるとこけちゃうよ! もう、仕方ないな」

 

 私は先生への気持ちを改めて自覚し、手をつよく握り返し目的の場所へとみんなと向かうのだった。

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