全力で死亡フラグを回避しようとしたら、事態は加速していく 作:クリス&シェリー全力投球
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<萩原研二side>
俺達は鈴木会長と話を終えて、瀬戸さんが用事があるので夜には合流するということで別行動をして俺達三人は大阪観光をしていた。
「まさか怪盗キッドも狙ってるとはな。どうすんだ所長?」
「警察もいるし大丈夫じゃないかな? 俺達が出しゃばって捜査の邪魔をするのもあれだしね」
「とか言いながらも結局動くんですよね、先生?」
「ありゃりゃ。分かっちゃう? 予告時間が近づいたら動くよ。キッドよりもスコーピオンが釣れたらラッキーなんだけどそう上手いことはいかないかな。
動く時は、俺だけで動くよ。キッド追うだけなら危険もないしね。萩原さんは夏美ちゃんと行動して、護衛よろしくね」
「一人で大丈夫なんですか、先生?」
「心配しなくても大丈夫。俺より夏美ちゃんの方が狙われる可能性が高いんだから気をつけてよ。
それより、せっかく大阪来たんだから満喫したいよね。めったに旅行あって来れないし。夏美ちゃんと萩原さんはどこか行きたいとこある?」
「無茶しないでくださいよ、もう。そうですね、私はお菓子屋さんとかをみて周りたいですね。
あとは通天閣とかですかね。私行ったこと無いので行ってみたいんですよ」
「俺は本場のたこ焼きやお好み焼き食べに行きたいな。あと、通天閣とかだな」
「あー、通天閣は確かに行きたいね。お腹も空いたし昼ご飯はお好み焼きにしよっか。三時のおやつでお菓子屋さん巡りして、通天閣も行くって感じで良いかな、二人とも?」
「俺は構わないぜ」
「私もそれで良いですよ」
「あれ? お兄ちゃん?」
「待ってーな。蘭ちゃん」
「ちょっと、待ってよ蘭」
「ん? 蘭ちゃん達じゃないか。蘭ちゃんも大阪来てたの?」
「お父さんの仕事の関係で来てたの。お兄ちゃんは? あ! 萩原さんに夏美さんもいるんですね!」
「ちょっと仕事の関係で来たんだよ。仕事が終わったから、大阪観光してた所なんだよ」
「そういうことだ。お、そうだ! 毛利さん達も一緒にどうだ? 俺達今から昼ご飯にお好み焼き食べに行こうとしてたとこなんだよ。所長が奢ってくれるぞ?」
「ホンマか? 白銀さん太っ腹やなぁ! ウチお好み焼きの美味しい店知ってんで。蘭ちゃんや園子ちゃんも良かったら一緒にその店行かへん?」
「良いわね! 白銀さんが奢ってくれるって最高じゃない! それにこんなカッコいい人たちとご一緒できるなら私は大賛成よ!」
「ちょっと、園子! 和葉ちゃんも! お兄ちゃんに悪いでしょ!?」
「蘭ちゃんも遠慮しなくて大丈夫だよ。子供は遠慮せず大人に甘えるもんだよ♪ ね、夏美ちゃん」
「そうですよ、蘭さん。先生もこう言ってることですし遠慮しちゃ駄目ですよ」
「そうそう。白銀がこう言ってるんだから遠慮なんかすんなよ」
「でも・・・」
「ほーら! 気にしないの! さあ、行くよ。和葉ちゃん、悪いんだけど店までの案内お願い出来る?」
「ちょっと、お兄ちゃん!」
「任しとき!」
「本場のお好み焼きマジで楽しみだな♪ いっぱい食うぞ!」
「私も楽しみです♪」
「私も楽しみ!」
俺達はわいわいと話しながら、お好み焼き屋へと向かうのだった。
<萩原研二side out>
<偵光side>
萩原さん達と大阪観光をして夜になり、萩原さんと夏美ちゃんと別れ俺はバイクをレンタルし大阪湾へと向かっていた。今は七時半か。
さてと、俺の計算ならそろそろ大阪湾に快斗君いや怪盗キッドがここに向かってくるはず。予告状の謎は解いてコナンと平次君にヒントあげたし、あの二人なら上手いこと対処してくれるはずだろう。毛利さんにも伝えようかと思ったが、鈴木会長と飲みに行くということで、言うのは辞めておいた。
俺も一緒にどうかと誘われたが、快斗君回収しないといけないし、スコーピオンが彼を狙うはずだろうからどうにかして阻止したいんだが、俺の存在がばれたら俺の方が狙われそうだな。夏美ちゃんや蘭ちゃんも心配してたし、怪我だけはしないようにしないと。
おっと、見えた。怪盗キッドがハングライダーで大阪湾の方に向かってるな。ここまで予想が当たって上手くいきすぎると逆に不安になるんだけど・・・って、あれはレーザーポインタ?
あれ、俺の方に向いてるよね、これ? ってやべえ! ああ、もう快斗君じゃなくて俺をターゲットにしたわけね!
俺はスピードを上げ、バイクを傾け射線上から外れるようにして避けた。危ない。マジで危機一髪だったぞ。次はどういう風に来る? あれ? レーザーポインタがマークされないぞ? ターゲット変えやがったのか! ってことは快斗君が危ない! 俺は大声で叫んだ。
「怪盗キッド! スコーピオンに狙われてるぞ! 気をつけろ!」
俺の叫び声に反応し、彼は銃弾を避けようと動いたが体に当たったみたいで、ハングライダーが変な軌道で大阪湾の方へと降下していった。
ちくしょう! どうする? あっちには俺の姿が見えてないからイチかバチかだな。
「警察だ! そこでいったい何をしている!?」
俺が声を変えて叫ぶと、犯人が走りさっていく音が聞こえた。よし、なんとか誤魔化せたな。さて快斗君が落ちていった方向は、こっちか。ん? エッグが落ちてるな。それとこれは快斗君の鳩だな。怪我してるじゃねえか。包帯は持ってきてて正解だったな。
これでよしと。エッグと鳩の回収は後だな。今は快斗君を助けないと。バイクは、分かりにくいとこに隠して置いておこう。コナンがすぐに来るだろうしバレたら面倒だしな。
「ちょっと待ってろ。お前のご主人様助けて来るからな」
「クルッポー?」
「心配せず待ってろ」
快斗君のハングライダーはあそこに浮いてるな。ってかあそこで手降ってるな。やれやれ、俺が助けに来るの分かってたのかよ。
「おーい、白銀さーん!」
「ちょっと待ってろ! 今助ける!」
俺は持ってきておいた、発明品のボートを出して海斗君を回収するのだった。
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快斗君を回収し、警察の捜索が始まったので、バレないように姿を隠していた。
「それで快斗君、怪我は無いかい?」
「はい、大丈夫です」
「それなら良かったよ。君に何かあったら、師匠に怒られてしまうからね」
「確かに父さんならあの世でも怒りそうですね」
「だろ? 何にしても無事で良かったよ。はい、これ着替え。瑞紀ちゃん用のだけど」
「じいやから渡されたんだな。ってか俺が瀬戸瑞紀に変装してるのやっぱり気づいてたのかよ」
「そうだね。変装してるのを見破れないのは師匠ぐらいかな。それ以外の人の変装がたいてい見抜けるよ。俺の変装を見抜けるのも師匠だけだったんだけど」
「父さんと並ぶぐらい化けものじみてるよな、白銀さんって」
「化けものじみてるって言い方酷くない? それで、エッグを狙ったのは、持ち主として相応しい夏美ちゃんに渡す為? エッグの秘密を悪い者にバレないようにするためってとこかな」
「狙いも全部分かってるんじゃないですか。本来の持ち主の子孫である夏美さんに返すつもりだったんですよ。エッグの秘密はまだ解明されてませんが、スコーピオンなどに渡ったら碌なことにはならないでしょうからね。
それで、白銀さんはこれからどうするつもりですか? 俺も瀬戸瑞紀として貴方と行動するようにしますよ」
「そうだね。エッグの件は夏美ちゃんの依頼もあるし、さっきの件でスコーピオンには目をつけられただろうしここは攻めにでようか。敵の懐に飛び込もう。エッグの謎を解いて、スコーピオンを捕まえるようにしようか」
「分かりました。それは良いんですけど、エッグは落としておそらくあの探偵ボウズが回収してるはずですよ。エッグに傷が無いかどうかを調べるのに東京に戻ることになりそうですね」
「そうだね。おそらく鈴木財閥手配した方法で、戻るようになるだろうね。俺達も同行できるように鈴木会長にお願いしておくよ。夏美ちゃんも狙われる可能性が高いし、護衛も兼ねて謎を解いていくようにしよう。
俺、萩原さん、快斗君もいるし充分あらゆることに対応できると思ってるんだけどどうかな?」
「こうなることを読んでメンバー選んだんですか?」
「いいや。俺が動くなら絶対何か起こるだろうなって想像して選んだだけだよ。めちゃくちゃ悲しい理由だけどな、ちくしょう」
「その理由に説得力がありすぎて納得しました。着替え終わりましたよ。それでは戻りましょう、白銀さん♪」
「瑞紀ちゃんって切り替えホント速いよね。げっ! 夏美ちゃんからめちゃくちゃ着信かかってる」
「電話かけた方が良いんじゃないんですか?」
「そうだね。瑞紀ちゃんと合流したことも伝えないと・・・」
「先生! いったいどこにいるんですか!?」
「うわっとと、びっくりした。夏美ちゃん、どうしたの?」
「どうしたのじゃありませんよ! エッグが怪盗キッドに盗まれて、そのキッドが撃たれて大阪湾に落ちたと聞きまして。
エッグは見つかったけど大変なことになってるって言われて、もしかして先生も何か事件に巻き込まれたんじゃないかって思って、電話を何回もかけても出ないし心配で・・・ぐすっ」
「ああ、泣かないで! 心配かけてごめんね、夏美ちゃん。俺は事件に巻き込まれてないから大丈夫だよ。
迷子になってた瑞紀ちゃん見つけてホテルに戻ってるからね。9時までには戻るから萩原さんと待っといて」
「ちょっと変わりますね、白銀さん。夏美さん! すみません! 私のせいで心配かけたみたいで。白銀さんに発見してもらえなかったら大阪で路頭に迷うところでしたよ。
ホテルに向かってるんで心配しないでくださいね、夏美さん♪」
「お二人に何事もなくてよかったです。瑞希さんも一緒なら安心ですね。それではホテルで待ってますね、先生。失礼します」
「はーい! また後でね! ふう、助かったよ、瑞紀ちゃん」
「いえいえ。私のせいでご心配をおかけしたので助けるのは当然です♪ 早く戻らないと夏美さんがまた心配しだすので、帰りましょう!」
「ああ、そうだね」
俺と瑞紀ちゃんは夏美ちゃん達が待っているホテルへと、急いで戻るのだった。
<偵光side out>
<毛利蘭side>
メモリーズ・エッグの騒動から1日が経ち、エッグに傷が無いかどうかを調べる為に私達は鈴木財閥が所有する船で東京へと戻っていた。
その船内でお兄ちゃん達も一緒に乗っていることが分かり、夏美さんがメモリーズ・エッグについて、お兄ちゃん、萩原さん、瑞紀さんの3人以外のみんなを集め詳しく説明をしていた。
「私の曾祖父は喜一と言いまして、ハベルジャの工房で細工職人として働いていました。現地でロシア人の女性と結婚し革命の翌年に二人で日本へ帰り、曾祖母は女の赤ちゃんを産みました。
ところが間もなく曾祖母は亡くなり、9年後に45歳の若さで曾祖父も亡くなったと聞いてます」
「その赤ちゃんというのは?」
「私の祖母です。祖父と両親は私が5歳の時に交通事故で亡くなりまして、私は祖母に育てられたんです。その祖母も3年ほど前に亡くなり、そのすぐ後に先生と出会って弟子入りし、サマーライトを出店しそこで働かせてもらってます。
今回鈴木財閥がメモリーズ・エッグについて発表し、祖母の遺品の中にこの曾祖父が書いたと思われる図面があったのを思い出したんです。これがその図面です。真ん中が破けてしまってるのですが・・・」
「メモリーズ・・・たしかにこれはメモリーズエッグだ。しかし、これには宝石が付いている」
「もともとは宝石が付いていたのに取れちゃったんですかね?」
お父さんが鈴木会長にそう尋ねると、図面をみていたコナン君が何かに気づいたようだ。
「ねえ、もしかしたら卵は2つあったんじゃない?」
「凄いね、コナン君。先生も同じこと言ってたのよ。もともと大きな紙に2つのエッグが書いてあって真ん中部分が無くなってるんじゃないかって」
「え? お兄ちゃんもそう言ってたんですか?」
「ええ。先生はその2つのエッグがセットで一つになるような仕掛けがあるんじゃないかって言ってたわ」
「そうなんだね。そう言えば白銀さん達はどうしたの?」
「先生はこんな立派な船に乗れる機会なんて滅多にないからちょっと探検してくるって、萩原さんと瑞紀さんを連れてったのよ。先生らしいったら先生らしいんだけど。
すみません、鈴木会長。先生がご無理を言ったみたいで」
「ははは、いいよ。白銀君にはお世話になってるからね。それにあんな風に目をキラキラさせながら言われたら断れないよ」
「もう、お兄ちゃんたら」
「あのキラキラは確かに凄かったわね。他の二人も同じ感じだったし」
「偵光君はいったい何をやってるんだ」
「白銀さん何してんだよ」
「あはは。すみません。先生達は満足したらここに来るはずなので、それまで話を続けましょう」
夏美さんがそう言い、説明を続けているとコナン君がエッグを調べていたら何かが落ちる音がした。
「あ、やべっ! 取れちゃった」
「何をやっとるんだ、お前!」
「鏡が付いてたけど取れちゃった」
「なんだと!?」
「コナン君!」
「そんな慌てなくても大丈夫ですよ、小五郎さん、蘭ちゃん。この鏡外れるようになってるみたいですから。
そうでしょ、園子ちゃん? コナンちょっと見してみ」
「え? 白銀さん、いつの間に!? う、うん、分かった」
「偵光君!」
「あ、お兄ちゃん!」
「ええ、そうよ。白銀さん達は探検終わったみたいね」
「先生! 戻ってこられたんですね!」
「探検楽しかったよ♪ うーん、やっぱりこの鏡あれだな。瑞紀ちゃん、この鏡どう思う?」
「この鏡ですか? これは・・・・! 魔鏡じゃないですか?」
「やっぱりそうだよね? 萩原さん、小型ライト持ってるよね? ちょっと借りても良いかな?」
「先生何か分かったんですか!?」
「ああ、良いが。なあ、所長、瀬戸さん魔鏡ってなんなんだ?」
「魔鏡ってのは、日本と中国にあった鏡を身体化するもので鏡に特殊な細工がされてるんですよ。
すみません、鈴木会長、部屋を暗くしてもかまわないでしょうか? 魔鏡と言っても説明だけじゃピンとこないでしょうから、白銀さんがこれからやることに注目してください」
「ああ、かまわないよ」
「それでは暗くしますね」
瀬戸さんが部屋を暗くして、お兄ちゃんが鏡にライトを当てると壁にお城の絵が写し出された。
その絵を見て、夏美さんが横須賀にあるお城ということに気づいたみたいでお兄ちゃんが2つ目のエッグがこの城にあるという予想をすると、お父さんにも一緒にきて欲しいと頼むと、他のみんなも目の色を変えて一緒に行きたいと名乗り上げ、みんなで行くことになり各自自由時間となった。
お兄ちゃんが2つ目のエッグの話をしたら、私達を除いた人達の目の色が変わった気がするな。
もしかして、2つ目のエッグも狙う気なのかな? 何も起こらなければ良いけど・・・
一人で不安になってると声をかけられた。
「不安そうな顔してどうしたの蘭ちゃん?」
「お兄ちゃん?」
「そりゃあ、あんだけみんなの目の色が変わればビックリするよな」
「そうですよ。白銀さんが2つ目のエッグが横須賀の城にあるって言った時の皆さんの喰いつきが凄かったからですね。絶対何か起こりますよ」
「ははは、それは笑えないんだけど。何なの? 俺が外出たら絶対何か起こるよね」
「先生がいて何も起こらなかったことの方が少ないですもんね。それよりあれで良かったんですか? 先生の言う通りに、皆さんを招待するようにしましたけど」
「ありがとう夏美ちゃん。ごめんね、無理言っちゃって。けど、助かったよ」
「萩原さん、瀬戸さん、夏美さんもいたんですね。他のみんなはどうしたんですか?」
「蘭ちゃんが考え事してボーっとしてたから俺達が後から連れてくって言ったんだよ」
「そうなんだ。気になったんだけど、さっきのはどういうことなの? 夏美さんの城に行くのにみんなを招待するように頼んだって言ってたけど・・・」
「俺が夏美ちゃんに頼んだんだよ。仕事関係だから理由は教えれないんだけどね。ごめんね」
「もしかして何か事件が関わったりするの?」
「そうなんですか、先生?」
「こーら。二人とも、そんな不安な顔しないの。事件とか全然関係ないからね。それに何か起こったとしてもちゃんと守るから大丈夫。ね、萩原さん」
「ああ。俺達二人がいるから心配すんな」
「そうですよ、二人とも。白銀さんと萩原さんがいるんですから大丈夫ですよ。
それより自由時間になったんでどこかで皆さんお話しましょうよ♪ 皆さんの楽しいお話とか是非聞きたいので」
「そうだね。キッチンもあったし、お菓子でも作ってお茶会みたいなことしよっか。夏美ちゃん、手伝ってもらえるかい?」
「うわぁ、凄く楽しそうですよね♪ はい! 先生のお手伝いするの久しぶりなんで楽しみです♪」
「あ、私も手伝うよ、お兄ちゃん! 良かったらなんだけど、お菓子作り教えてもらっても良いかな? 前々からお菓子作りしてみたいって思ってたんだよ」
「もちろん♪ 場所は俺と萩原さんの部屋にしようか。萩原さんと瑞紀ちゃんはお茶とかを準備しておいてもらえるかな?」
「了解。白銀と香坂さんのお菓子上手いから楽しみだぜ」
「はい、わかりました!」
私達はそれぞれ準備に取り掛かり、私はお兄ちゃんと夏美さんの手伝いをしながらお菓子作りについて教えてもらい、完成したお菓子を持っていきお茶会に参加するのだった。