全力で死亡フラグを回避しようとしたら、事態は加速していく 作:クリス&シェリー全力投球
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<偵光side>
俺と萩原さんは小五郎さん達と外のテーブル席で飲んで楽しんでると、夏美ちゃんと蘭ちゃんに見つかって、凄く怒られた。散々怒られた後に、俺と萩原さんは疲れたので部屋へと戻りベッドへダイブした。
まさか船の上で正座させられるとは思わなかったよ? 小五郎さんは蘭ちゃんに睨まれて真っ青になり助けてくれないし、青蘭さんは楽しそうに笑ってみて、ますます気に入りました♪とか夏美ちゃん達を余計に怒らすようなことを言うし、コナンと園子ちゃんは離れた位置で見てるだけで近寄ってこないしで味方が俺達以外誰もいない状態で大人二人が正座で説教されてるってなんなんだよ。
夏美ちゃん達を怒らせた原因が俺達にあるのが悪いんだろうけど、青蘭さんにも原因の一端はあると思うんです。何であの人、やたら俺に関わろうとするんだ? あんな色仕掛けされても、昔からされすぎて慣れてるから全然効かないよ?
うーん、俺に近づいて何かをしようとしたってところか? ダメだ、今考えても分かんないや。今はのんびり休みたい。
すると、部屋の扉をノックする音が聞こえた。
「萩原さんお客さんだよ」
「お前が応対してくれ。俺はもう動きたくないんだ」
「それは俺も同じなんだけど。どうぞー」
「失礼します・・・うわぁ、二人とも同じ体制でベッドに寝てますね。だから戻った方が良いって言ったじゃないですか。」
「瑞紀ちゃんか。忠告聞いておくべきだったよ。夏美ちゃんと蘭ちゃんのマジ怒りモードとか初めてだったよ。クリスや怜子さん並みの恐ろしさだった」
「佐藤さんや宮本さんも同じようなもんだぞ。ちくしょう、事務所で正座させられた時の記憶が蘇ったぞ。それで、瀬戸さんはどうしたんだ? もしかして飯か?」
「いえ。今は19時なので、あと30分はありますね。お食事は19時30分からだそうですよ」
「え、マジで? 俺達一時間近くも正座で説教受けてたの?」
「そりゃあ疲れるはずだ。ちくしょう。今度から白銀誘う時は絶対ばれないようにしないと」
「合コンには俺以外の誰かを連れて行って欲しいんですけどね・・・それでご飯じゃないならどうしたの、瑞紀ちゃん?」
「いえ。ちょっと気になることがありまして。寒川さんが船内での私達の行動をビデオで撮ってたじゃないですか。そのビデオを確認したら、スコーピオンに繋がる何かが分かるんじゃないかと思いまして。
白銀さん達はどう思いますか?」
「なるほどな。確かに俺達乗客の中に、キッドを撃った犯人やスコーピオンなる人物がいる可能性は高そうだよな。青蘭さんが白銀にやたら取り入ってたのも気になったし、何か分かるかもな」
「あー萩原さんでも分かった? 青蘭さんのあの行動がどうにも腑に落ちないんだよ。夏美ちゃん達をいじる為にやった感じでもなかったしな。
うーん、スコーピオンについてなら警察に資料とかありそうだから警察関係者に聞くのが一番なんだろうが、美和子にバレると絶対嫌な予感がするのでやめときたい。瑞紀ちゃんが気になったっていうならそっちを探る方が、何か見つかりそうな気はするね。
よし、食事までは時間があるし、行こうか。萩原さんも行くよ」
「お二人とも良いんですか?」
「もちろんだ。もともと俺達は香坂さんの依頼できて彼女を守るってが一番だからな。スコーピオンの正体が分かるなら早い方がこちらも攻めれるしな」
俺達はベッドから起き上がり、三人で寒川さんの部屋に行き扉をノックしたが全然反応が無かった。
「寒川さーん! うーん、返事が無いな。留守なのか?」
「いえ、そんなことはないはずですよ? お部屋に戻ってビデオをチェックするって言ってましたし」
「トイレかシャワーでも浴びてるんじゃねえのか?」
確かにそれなら気づかないってパターンもあるが、何かすげえ嫌な予感がするんだよなぁ。鍵は・・・開いてるな。シャワー入るにしても不用心すぎやしねえか? 少しドアを開けて呼んでみるかってこの匂いは!?
萩原さんも瑞紀ちゃんもこの匂いに気づいたみたいで、俺は声をかけてドアを開けた。
「すみません、失礼します、寒川さん!」
急いで部屋に入ってみると、そこには右目を撃ちぬかれ血を流しながら床に倒れている寒川さんがいた。俺と萩原さんは寒川さんにすぐにかけより、脈があるかを確認した。
「・・・・ダメだね。もう亡くなってる」
「死後硬直は、頬の硬直が始まったばかりだな。死後30分ほどしかたってないな」
「そうだね。あれ? 指輪のペンダントが無くなってるね。犯人に盗られたか?」
「それ以外にも部屋が随分と荒らされてますね。指輪のペンダントも含めて強盗の仕業でしょうか?」
「いや、強盗目的ならちょっと行き当たりばったりすぎるかな」
「おいおい、冷静すぎじゃないか、瀬戸さん?」
「私こう見えて死体を見るのは初めてじゃないので。それと、こういう時こそより冷静にって、白銀さんの研修で鍛えられましたから♪」
「マジかよ・・・。どうするよ、白銀? 少し現場調べるか?」
「うーん、調べたいとこではあるけど、先に警察や毛利さん達を呼んだ方が良いかな。電話して来るまでの間に調べよう。警察の方は、仕方ないが電話するか。
萩原さんは小五郎さんに連絡してもらえる? 瑞紀ちゃんは現場を荒らさないように調べて。何か気づいたことがあったらすぐに教えて」
「ああ、分かった!」
「了解しました!」
俺は二人に指示を出し、美和子へと電話をかけた。
「はい、もしもし? どうしたのよ? 偵光から電話なんて珍しいじゃない」
「悪い。今忙しかったか?」
「事務書類をまとめ終わって休憩してたから大丈夫よ。それでどうしたの? 夏美さんの依頼で大阪いるんじゃなかったの?」
「それなら良かったよ。それなんだけど、怪盗キッド関連の騒動でメモリーズ・エッグに傷がないかどうか調べる為に鈴木財閥の船で東京に戻ってた途中なんだよ。今船内にいるんだが、人が死んでるのを発見した。
現場の状況からして、おそらく殺人だな。被害者の名前は寒川竜っていう男性で、フリーの映像作家だ。悪いが目暮警部達に伝えて何人か刑事をよこしてもらえるか? 今の位置は、鈴木会長に聞いたらメールする」
「何ですって!? ええ、分かったわ! 目暮警部に伝えて一緒にすぐに向かうようにするわ!」
「おいおい。お前まで来るのかよ・・・」
「何か文句あるの?」
「いいえ、全然ありません。毛利さん達に伝えて死体には誰も近づけないようにしておくわ。気をつけてな」
「ええ、それじゃあまた後で!」
俺は電話をきると、萩原さんが話しかけてきた。
「毛利さん達にも伝えたぞ。すぐに来るそうだ。それで警察の方は?」
「ありがとう。美和子に連絡したら目暮警部と一緒に来るってさ。ヘリで来るだろうし、東京にも近づいてるし、30分以内に来ると思うよ。瑞紀ちゃん! 何か新たに気づいたことあった?」
「あ、はい! 寒川さんの持っていたビデオカメラが見つからないんですよ。犯人が持ち去ったんですかね?」
「ビデオカメラが見当たらない? 強盗殺人と仮定するならわざわざビデオカメラ持っていく必要ないだろう。強盗殺人以外で考えると、何か犯行に不都合とかがあったとかか?」
「萩原さんが言うとおりにその不都合があったんだと思うよ。寒川さんが何か犯人にとって不味いと思う何か撮ってたとしたら?」
「それを回収する目的と口封じの為に犯人は寒川さんを殺した可能性があるってことですね。寒川さん部屋をノックして出てきた所を撮影してましたからね、その一瞬でも、部屋の中なら何か映るでしょうし」
「なるほどな。もしそうなら、部屋の荒らされた状況に説明が付くな。枕まで切り裂かれてたから気になってたんだが、犯人が犯行目的をカモフラージュする為に、強盗殺人に見せかけたってとこだな」
「うん、俺もそう思うよ。瑞紀ちゃん、他に気づいた点はあるかな?」
「そうですね。あとはこんなものが落ちてました。西野さんのボールペンですね。寒川さんの部屋にどうしてこんなものが? 犯人が西野さんってのは考えられないんですよね」
「確かにそれは気になるな。こんだけ現場荒らしてたならボールペンを見落とすってのも考えられないしな」
「そうだね。おそらく寒川さんが西野さんに何かの罪を被せようとして、戻ったらスコーピオンに殺害されたってパターンかな? まあ、その辺は警察が来て調べれば分かるでしょ。
さて、そろそろ毛利さん達が来るだろうし、俺達は待ってよう。今後の行動方針はまた後で話しよう」
「ああ、わかった」
「はい、わかりました!」
俺達は警察が到着し現場を調べ終わるまで待機するのだった。
<偵光side out>
<佐藤美和子side>
私は偵光から連絡を受けて、目暮警部と共に殺人があった鈴木財閥の船にヘリコプターで向かい、現場を鑑識と共に調べ終わり関係者各位に事情聴取を行い、西野さんの部屋から寒川さんの指輪、寒川さんの部屋から西野さんのボールペンが見つかり、西野さんによる犯行かと思われたが、コナン君がヒントを出し毛利さんが、指輪とボールペンの件は寒川さんによる自作自演で、部屋に戻った時にスコーピオンに殺害されたと推理した。
それを聞き乗客みんなが不安になっていたが、私は救命艇が一隻無くなってたおり逃げた可能性があり緊急手配したことを伝えると、スコーピオンがいなくなったと思い安堵している人がほとんどだった。
おかしいわね? 偵光が何も口を挟まないってのは珍しいわね。コナン君が言ってたことなんてすぐに気づいただろうし、それにコナン君も小学生にしては勘が良すぎるわね。偵光が鍛えてるのか、それとも・・・・・
今はそれよりも偵光から詳しい話を聞きたいわね。何か気づいてるでしょうし。私は目暮警部にもう一度偵光達から詳しい話を聞きたいと頼み、偵光たちが集まっている箇所へと向かい話しかけた。
「偵光、ちょっと良いかしら?」
「お兄ちゃん、ちょっと良い?」
「先生、聞きたいことがあるんですが良いですか?」
「あれ、三人ともどうしたんだ? 同じタイミングだし」
「蘭さんに、夏美さん。貴方達も偵光に何か聞きたいことがあったの?」
「え、ええ。お兄ちゃんの行動がちょっと気になったんです」
「そうですね。先生の行動に疑問があったので」
「どうやら私と同じみたいね」
「え、何なの? 俺そんな怪しまれるようなことしてた?」
「白銀が何も言わないのが気になって来たってとこだろうよ」
「そうですね。さっきのコナン君の助言や毛利さんの推理にも何も口を出しませんでしたからね。白銀さんならすぐに気づいたはずなのにってことですよ」
「マジかよ・・・みんな俺のこと買い被りすぎじゃない? まあ、良いんだけど。小五郎さんの推理には間違いなかったからね。
それと、小五郎さんの推理によって、他の人達がどんな反応するのか観察してたんだよ。まあ、怪しい動きした人はいなかったけどね」
上手く誤魔化してるわね・・・気づいたことがあるけど、夏美さんや蘭さんに危険が及ばないように黙ってるってとこかしら。萩原君と瀬戸さんも同じように気づいてる感じね。
仕方ないわね。隠される方が不安になるし、私が聞くしかないわね。
「犯人について心当たりがあるんじゃないの、偵光?」
「先生、もしかして犯人が誰か予想ついてますか?」
「お兄ちゃん、もう誰が犯人か分かってるんじゃないの?」
私と夏美さん、蘭さんの聞くタイミングがちょうど重なった、二人も気づいたのね。やっぱり、それだけアイツのことを見ているってことかしらね。
「あはは。やけに追及してくるね、三人とも」
「おい、さすがにこれ以上隠すのは難しくないか? 俺と瀬戸さんにも教えて欲しいんだが」
「そうですよ、白銀さん。隠し事はよくありませんよ!」
「う、萩原さんに瑞紀ちゃんまで。はぁ、分かったよ。ホントは二人だけに教えるつもりだったんだけど、仕方ないか。犯行を行ったスコーピオンが誰かまでの証拠は掴めてないけど、動機は絞れてるよ。ロマノフ王朝の財宝を独り占めするってのが狙いかな。
それと、ラスプーチンの末裔であることをバレたくないってとこかな」
「ラスプーチンの末裔ですか?」
「うん、そうだよ、蘭ちゃん。ラスプーチンの亡くなった時の死体の状態と、今回の犯行の死体の状況が似すぎてるんだよ。ラスプーチンに憧れすぎて、状況を似せたのかと考えたけど、透に頼んでスコーピオンについて調べてもらって、その詳細をさっき電話で聞いてから確信したよ」
「ごめん、お兄ちゃん。私、ラスプーチンについてよく分かってないんだけど、どんな人なの?」
「ロマノフ王朝の滅亡の原因を作ったとされる人物だよ。そうした理由は、財宝を一人占めするためだとか言われてるけど、詳しいことは確定していないんだ」
「そうなんだ」
「なるほどな。さっきの電話は安室からだったのね。それで、詳細ってのは?」
「世界的犯罪者で、ロマノフ王朝の財宝ばかりを狙ってるそうなんだ。それで殺された人達も、右目を打ち抜かれており、財宝のもともとの持ち主ばかりだったらしいんだ。
今回の寒川さんもマリア妃の指輪を持ってたしね。ただ、寒川さんが先に西野さんの部屋に置いてたから見つけれなかったみたいだけどね」
「ラスプーチンですか。末裔だとしたら、先祖に繋がる何かを寒川さんがビデオで撮ってしまい、殺害されたってことですね」
「そうなのね。犯人については絞れてないの?」
「おそらくあの三人の中にいるだろうが、まだ絞れてないな。証拠が足りないな。まあ、横須賀の城に行けば分かるだろうけどな」
「先生、スコーピオンがいるなら、城に向かうのは私達だけにした方が良いでしょうか?」
「それは得策じゃないかな。スコーピオンがなりふり構わなくなって夏美ちゃんを狙い始めるだろうしね。みんなで城に向かって現行犯で逮捕って形がベストかな」
「白銀の意見に俺も賛成だ。俺達だけってなると、蘭ちゃんや香坂さん、瀬戸さんが狙われる可能性が高そうだ。それに犯人に動きがある方が捕まえやすくなるしな」
「私もそう思うわ。目暮警部に頼んで私も同行するようにするわ。刑事がいる方が、大きな動きもしにくくなるでしょ?」
「お前も来るつもりかよ・・・」
「何よ、何か文句あるの!?」
「いえ、何でもありません。夏美ちゃん、蘭ちゃん、瑞紀ちゃんも心配しなくて大丈夫だよ。俺達が守るからね」
「白銀さんがそう言ってくれるなら安心ですね♪ 私も微力ながら協力しますね!」
「そういうことだ。俺と白銀が絶対守るから心配しなさんな」
「先生、萩原さん、ありがとうございます」
「お兄ちゃんありがとう。萩原さんもありがとうございます」
「そうそう。笑顔でね。何にしても勝負は横須賀の城に着いてからだ」
「そうね。私は目暮警部に話をしてくるわ」
私はそう言い、目暮警部の元へ向かい横須賀の城へスコーピオンが現れる可能性が高いことを伝え、みんなの安全を守る為同行することを伝え許可をもらうのだった。